2017年01月08日

ちょっと心が疲れた時はイマココに集中!【「世界のエリートがやっている 最高の休息法」】

 

「世界のエリートがやっている 最高の休息法」
 
久賀谷 亮:著
ダイヤモンド社
 
一時期、Appleの創業者、スティーブ・ジョブズも瞑想をしていた!
とかいって、ライフハック系のWEBサイトなどで瞑想に関しての記事を
よく目にしました。
 
私もそんな流行にのっかって2012年頃から瞑想というものを
やるようになりました。
でも、もともと何の目的もなく、ただ流行にのっかっただけですから
あまり効果も感じられず、ただ何となく続けているだけの状態でした。
 
続けている、といっても1か月に10回とか15回とか、そんな感じ。
 
でも!
 
昨年(2016年)、この本を読んでから効果も感じられるように
なってきたし、何より日々、途切れることなく瞑想を続けられる
ようになってきました!
 
Amazonの内容紹介
「疲れがとれない…」こんなに休んだのになぜ?
――アイドリング状態でも勝手に疲労を溜めていく脳には
「科学的に正しい休ませ方」があった!
 集中力や行動力を高める究極の休息メソッドを、
イェール大で学び、米国で18年診療してきた精神科医が明かす。
 
■習慣化のキモは同じ時間、同じ場所
1日5分でも10分でもいいので、毎日続けることが大切
・同じ時間、同じ場所でやる(脳は「習慣」が大好き)
 
「三日坊主」という言葉がありますが、「やるぞ!」と意気込んでみても
なかなか続かない、続けられない・・・そんな経験をした方も多いのでは?
 
私も瞑想を始めてはみたものの、とても毎日続けられず
3日やっては、2日さぼって・・・みたいな感じでした。
 
以前は、朝起きたときとか、お昼ご飯を食べた後とか、夕方とか、
とにかく「出来る時にやる」という感じでした。
 
だけど、これだと面倒くさいから、とか、
後でやろう的なことを考えてしまって
結局やらずに一日が終わるということが多かったのです。
 
だけど!
 
「同じ時間、同じ場所でやる(脳は「習慣」が大好き)」
という一文を読み、
 
・夜、寝る直前に
・ベッドの上で
・10分間の瞑想をする
 
と、決めてからは、どーしたことか、1日も途切れることなく
50日以上も継続できています!!
 
時間と場所を決めることで、「いつやるか?」「今でしょ!」的な判断を
いちいちする必要がなくなり、継続しやすくなる効果があるのかなぁ、と
思うのです。
 
そして
 
たぶん、時間と場所を決めるということは、
瞑想に限らず新しい習慣を続けていくのに
有効な方法なのではないでしょうか?
 
■大切なのは、イマココ!
脳のすべての疲れやストレスは、過去や未来から生まれる。
すでに終わったことを気に病んでいたり、これから起きることを
不安に思っていたり、とにかく心がいまここにない。この状態が
慢性化することで心が疲弊していくんじゃ。
これはすごい納得!
例えば、電車に乗って車窓の風景を眺めている時、
あるいは料理を作っている時、
ふと気付くと、目の前のこととは関係の無いことを考えている。
 
それは、過去に失敗してしまったときのことや
未来に対する漠然とした不安だとかに心が囚われていたりするんですよね。
 
思うに・・・
 
過去や未来というのは時の流れがつくりだす蜃気楼のようなもの。
いくら追いかけても(考えても)、決して手に触れることはできない。
そんな蜃気楼を追いかけても、疲れるだけだったりするのではないか、と。  
脳のアイドリング中に浮かんでくる雑念こそが、脳疲労の最大要因の
1つであり、 その雑念を抑えることで脳を休ませるというのが、
マインドフルネス瞑想の基本メカニズムらしい。
脳のアイドリングというのは、つまり電車に揺られたりして
意識的な活動をしていない時のこと。
そんな時についつい考えてしまうムカつく上司のひと言(笑)
 
そんなことをしていたら、確かに脳が(心が)疲れちゃいますよね。
 
脳をムダに疲れさせないために大切なのは、
そうした脳のアイドリング中にも過去や未来のことに気を病むのではなく
目の前の「イマココ」に集中することなのです。
 
■呼吸は自分をいまここへと呼び戻してくれる錨
「呼吸は自分をいまここへと呼び戻してくれる錨じゃ」
過去の失敗や将来への不安に向かっていた意識が、
私の呼吸に集まっていく。
それに伴って、身体の緊張がじわじわとゆるんでいくのがわかった。
瞑想とか座禅の経験がある方はお分かりだと思いますが、
目をつむって、何も考えず、呼吸に集中して・・・
と言われたって、次ぎから次ぎへと雑念がわいてきます。
 
10分、いや5分だって何かを考えずにはいられない。。
 
それに、
 
瞑想する時には目をつむって呼吸に意識を集中しましょう、
とかってよく目にしますが、
正直、わたしはその意味がよく分かっていませんでした。
 
だけど、この本を読んで、実践してみて、
何となく分かってきたことがあります。
 
雑念は自然と涌いてくるもの。
大切なのは、
「あつ、今、関係の無いことを考えてるな」と
雑念に気が付いて、元の状態、つまり呼吸に集中している状態に
「意識を戻す」ことだと思うのです。
 
その「意識を戻す」とき、呼吸に集中していることが必要なのです。
 
この本の中で「ラベリング」というやり方が紹介されています。
呼吸に合わせて1から10まで数えて、10までいったらまた1に戻るという
とても単純なもの。
 
だけど
 
呼吸に集中していないと、つまり何か別のことを考えていたりすると
いつのまにか、17、18、19、・・・・となってしまいます。
そこで雑念に気付いて、また意識を呼吸に戻すのです。
 
まさに、「呼吸は自分をいまここへと呼び戻してくれる錨」であることを
実感します。
 
そして、
 
瞑想中にこれができるようになると、日常生活の中でも少しずつ
イマ、ココ、に意識を集中することが出来るようになるような気がします。
 
【まとめ】
 
この本では、なぜ脳が疲れてしまうのか、
脳を休めるためにはどうすればいいのか、
マインフルネス瞑想の実践方法などに加えて、
人間関係で悩んでいる時にはどうすればいいか、
怒りを感じたときの対処方法なども書かれています。
 
ただ全体の2/3以上が小説形式なので、
それが苦手という方にはちょっとツラいかも・・・
 
個人的には、それまで漠然とやっていた瞑想というものについて
もっと深く知ることができたし、
何よりもちゃんと継続することができるようになったことと、
それによって集中力が(少し)高まったり、
未来や過去のネガティブな感情にとらわれることなく、
イマココに集中できるようになったことが、
この本で得られた一番の収穫でした。
 
最後に・・・
成長していくためには努力や頑張りだけではダメなんじゃ。
薪木を燃やし続けるためには、薪木のあいだの『空間』が欠かせん。
それこそが休息なんじゃとわしは考えとる。
休むのが下手な人っていますよね。
マジメな人ほど一生懸命に頑張ってしまう。
 
もちろん、一生懸命にやることは大切なんだけど、
それと同じくらい休むことも大切・・・なんだと思う。
 
ゴロゴロしながら休日を過ごし、
夕方、サザエさんを見ながら「明日、会社行きたくねぇ〜!」では
きっと、あまり休んだことにはならない・・・のだと思う。
 
この本に書いてあるコトが誰にとってもベスト!
というわけではないかもしれないが、
身体だけじゃなく、きちんと心も休ませてあげないといけない、
そんなことを気付かせてくれる1冊だと感じました。 
信号待ちは儲けものじゃよ……空を見るにはうってつけの時間じゃからな
ちょっと心が疲れてきたなぁ、と思ったら
空を見上げてみるのも私のオススメです!
 
(おしまい)
 ▼単行本
 
▼Kindle

 
タグ: 瞑想
posted by penguin-oyaji at 21:30 | Comment(0) | 読書(心理学・脳) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月07日

【「脳には妙なクセがある」池谷裕二:著】ネガティブ気分になったら笑ってみよう!


「脳には妙なクセがある」
池谷裕二:著
扶桑社BOOKS

一時期、「脳科学」関連本にハマって
このブログでも、その手の本のエントリーを
連発していた時期があります。

脳科学は実験、検証の結果からあくまでも科学的に
人の心や行動について解明、説明をしてくれるので、
心理学や哲学的な観点からのアプローチとは
またちょっと違った知見があったりして、
読んでいて面白いんですよね〜♪

著者の池谷裕二さん、この本の他にもたくさんの脳科学の
著書を出版されていますが、本職は大学教授!(しかも、東大!)

そんなバリバリの大学教授にして科学者が書いた本ですが、
軽い読み口で脳の仕組や人の行動について
ちょっとエッセイ風に書かれているので、
とても読みやすかったです。

・・・とはいっても、数々の実験結果を紹介しながら
あくまでも科学的アプローチで話しが進むので、
「納得性」も高いかと。

ちなみに、この本は出口治明さんの
「ビジネスに効く最強の「読書」」という本の中でも
紹介されてます。
超スーパー読書家の出口さんのお墨付きですよ♪
面白くないわけがない!

Amazonの内容紹介

不可思議さに思わず驚嘆!あまりにも人間的な脳の本性!
恋に必須の「シュードネグレクト効果」。
「オーラ」「ムード」「カリスマ」…見えざる力に弱い理由。
「他人の不幸」はなぜ蜜の味?
「損する」でも「宝くじ」を買う理由。
就寝前が「記憶」のゴールデンアワー。
最新の知見をたっぷり解説!

■ネガティブな気分になったら笑おう!

ミュンテ博士らは、笑顔に似た表情をつくると、ドーパミン系の
神経活動が変化することを見いだしています。「ドーパミン」は
脳の報酬系、つまり「快楽」に関係した神経伝達物質であることを
考えると、楽しいから笑顔を作るというより、笑顔を作ると
楽しくなるという逆因果が、私たちの脳にはあることがわかります。


楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる
時々、見かけるフレーズですけど、
脳科学の立場からもちゃんとそれが立証されているんですね。

で・・・

先日、ちょっと私、気分的にイラッというか、グシャッというか
そういう気分になったんですよ。

その時にこの本のことを思い出して、試しに笑顔を作ってみたんですね。
完全に作り笑いでしたけど・・・
そしたら・・・あら不思議。
ムカッとしていた気分が、スッと落ち着いたんですよ!

まぁ、ムカムカしている時にそんなに簡単に笑えないとは思うのですが、
是非、一度お試しあれ!

ついでに書くと、

朝、鏡に向かって笑顔をつくるのもオススメ!
気分よく一日を始められますよ♪

■自分という「他人」

自由意志とは本人の錯覚にすぎず、実際の行動の大部分は
環境や刺激によって、あるいは普段の習慣によって決まって
いるということです。

 

私たちは自分の心がどう作動しているかを直接的に知ることは
できません。ヒトは自分自身に対して他人なのです。


自分の行動や判断って、自分の意思で決めている。。。
そんなふうに(何となく)思ってますよね。

でも、脳科学の見地からはそーじゃないらしいです。
いわゆる「無意識」とか「潜在意識」の話しになるのですが、
私たちの行動や思考は外部の環境や刺激に対して
単に反射(反応)しているだけのものらしいですよ。

自分がどう行動したり、判断するかは当の本人が自覚するよりも前に
潜在意識の中で既に決まっていると・・・

私ごとですが・・・

私、よく瞑想なるものをやっているんですね。
で、瞑想って基本的には何も考えない、もしくは一つのこと
例えば呼吸とか、に集中するものなんです。

だけど、やったことある人は分かると思うのですが、
次から次へと自分の意思とは関係なく雑念が湧いてくるんですね。
そう!自分の意思とは関係なく・・・・なのです。

ヒトは自分自身に対して他人なのです。

よく他人の心や行動はコントロールすることが出来ない
って言いますけれど、実は自分自身の心も100%自分自身で
コントロールすることは出来ないんですね。

そういう意味では、自分自身も他人なのかも知れません。。

■寝るが勝ち!

睡眠の役割の少なくとも一つは「記憶の整序と固定化」にあると
言ってよいでしょう。
実際、記憶が睡眠によって強固になることを示す実験データは
数多くあります。「レミニセンス現象」と呼ばれているものです。

 

睡眠の効果を最大限に利用するためには、起床後の朝ではなく、
睡眠直前の夜に習得したほうがよい


睡眠って、単に身体の疲れを癒すだけではなくて眠っている間に
脳が昼間の記憶を色々と整理したり記憶してくれる作業をしている
というのは、割とよく知られている事実ではないかと。

朝、目が覚めた時に頭がスッキリしているのって
眠っている間に脳が忘れるべき記憶は消去し、
必要な記憶はちゃんとインプットして、
頭のなかを綺麗に掃除してくれているからなんですよね(たぶん)

で、上の引用でも引いたように、そういう脳の機能を活かすためには
寝る直前に学習したり覚えたことがより強く記憶に残るということ。

寝る前に何を考えてますか?

その日あった嫌なことを牛のように反芻していたりすると、
それがバッチリ脳の中にインプットされちゃうってことですよね。
こわい、こわい!

よく自己啓発系の本の中に、寝る前は楽しいことを思い浮かべたり
自分の将来の夢を思い描くようにしましょう!
なんて書いてあるものもありますが、
あれにもちゃんとした脳科学的な根拠があるってことじゃないですかぁ!

実は・・・・わたし・・・その手の話しは・・・あまり・・・
信用していなかった・・・というよりも・・・正直・・・・
ちょっと・・・バ○にしていました・・・スミマセン。。

◇最後に・・・

珈琲豆の焙煎したあのいい匂いをかぐとヒトは優しい気持ちになるとか、
人は年を重ねるごとに悪しき感情が減り、より幸せを感じるようになるとか、
面白くも興味深い話しがいっぱい書いてあります!

上の方でも書きましたが、心理学や哲学、あるいは自己啓発系の本に
当たり前のように書いてあるコトが、脳科学の見地からは
こういうふうに解釈されるのかっていうこともたくさん書いてあります。

例えば

本を読んだらそれで終わりにしないで、一つでも二つでも
自分で実際に行動すべし!というのもよく見聞きするフレーズですよね。

これも脳科学の見地からは・・・

私たちの脳は、情報を何度も入れ込む(学習する)よりも、
その情報を何度も使ってみる(想起する)ことで、長期間安定して
情報を保存することができるのです。

という解釈になるんですね。

こんなふうに、単に知的好奇心を満足させるだけじゃなくて、
自分の脳の性質を理解して、それをうまく利用して生きていけるように
なりたいものです。

▼新書

▼Kindle版
 

posted by penguin-oyaji at 22:04 | Comment(0) | 読書(心理学・脳) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月10日

女性脳&男性脳のトリセツ「キレる女 懲りない男」

キレる女 懲りない男: 男と女の脳科学 (ちくま新書)

「キレる女 懲りない男」

男と女の脳科学

黒川伊保子:著

ちくま新書

 

女性から相談を持ちかけられたら、

問題解決をするのではなく、

先ずはじっくりと女性の話しを聞いてあげなさい・・・

 

『モテ』に関してよく言われるこのセオリー、

実は私が知ったのは、つい最近のことだったりします。。

それまでは良かれと思って、ひたすら問題解決のための

アドバイスなどをしておりました。

(逆効果だったんですね・・・orz )

 

「男」と「女」

「女」と「男」

同じ人間なのに、色々と思考、行動は違うんですよね・・・

 

この本は性別による思考や行動の違いを

脳科学の見地から説いた1冊です。

 

Amazonの内容紹介から

些細なひと言に突然キレる。昔のことを蒸し返す。

とりとめなく関係ない話をする。思い込みが激しい。

根拠なしに「絶対これがいい」と断言する。

まったく女は厄介だ。確かに女性脳は厄介だが、

それゆえに潜在能を秘め、扱い方を間違わなければ、

強い味方になって奇跡をも起こす(間違えれば敵になる!)。

本書では、男女脳の違いをつぶさに解きながら、

わかりあうための処方箋を示す。

 

【女性脳のトリセツ−1】

●職場の涙は、見て見ぬふりをする

女性が、職場でいきなり涙を流したとき。これは、悲しい言うより、

脳をパニックから守る生理現象だ。汗と一緒である。流した本人も

びっくりしてしまうことがあるくらいだ。

周りの男性は、動揺せず、見て見ぬふりをしてほしい。(P121)

 私がまだ30代半ばくらいの時のこと。

職場でたまたま一部屋に女性の部下と二人で仕事をしていたのだけど、

色々と話しをしているうちに、その女性がさめざめと涙を流し、

泣きはじめた。

 

正直、それまで目の前で女性に泣かれた経験がなかった私は

ビックリした!動揺した!あたふたしてしまった!

 

どうしたら良いのか分からず、彼女が泣きやむまで

ずっと黙って側についていることしか出来なかったのだ。

 

でも!

 

この本を読んでいたら、涙は汗と一緒だと書かれているではないか!

「涙は心の汗だ♪」は青春の歌だけじゃなかったのか?!

 

【女性脳のトリセツ−2】

●女性がキレたら、理由を追及せず、ただ真摯にあやまる

女性脳は、いきなりキレる(ように見える)。男性からしたら、

とても些細なことに、ときに、とんでもなく感情的になるように

見えるのだ。

理由は簡単である。今の一回しか見えない男性にとっては

「一円玉ほどの些細なこと」なのだろうが、私たち女性脳にとっては、

「溢れそうになっているコップに落ちた”最後の”一円玉」だ。水は溢れ、

取り返しのつかない何かが起こる。

(中略)

したがって、女性がキレて溢れたら、真摯にあやまる。これしかない。

(P84)

 昨今、いきなりキレるのは女性に限らなくなってきていると思うのだが・・・

 

やはり昔のこと。

当時、つきあっていた彼女が突然キレた!それも人前でだ!

そして最後に泣かれた。。

 

やっぱり私は、驚いた!動揺した!狼狽した!

 

もっとも気の弱い私のことである。

キレている相手にそれ以上、挑発するようなことをする筈もなく、

もう何だか分からないけど(苦笑)、とにかく謝りたおしたのだった。

 

まぁ、もっとも・・・ひどい時には何も言わずに立ち去られたコトもあるので、

(どんだけ悪人なんだ、私!)キレてくれれば、

少なからずこちらも何か悪いことをしたのか、と察することが出来るのだが。

 

まぁ、理由は何にせよ、女性を相手に男性がケンカをしたところで
勝てる訳ないので、とにかく真摯に謝るのが正解でしょう^^;; 

 

【女性脳のトリセツ−3】

●女性脳に大切にされると、長生きする

あるお寺の住職が、「妻に先立たれた男性は、三回忌を待たずに

逝くことが多い。逆は長生きしますのにね」とおっしゃった。

女性脳に大切に思ってもらうことは、やっぱり統計上も意味があるらしい。

これは、家族だけじゃない。仕事だって同じことだ。

女性スタッフに愛される店は衰退しない。女性部下に大切にされる上司は

出世する。(P66)

 職場において女性を絶対に敵にまわさない

これは私が20数年間の仕事生活で、常に意識し続けている黄金律です。

 

就職して最初に配属された職場(お店だった)に、

掃除のおばちゃんが二人いた。

 

右も左も分からなかった当時の私はとにかく、職場の人には

誰彼かまわず、にこにこ接しようという戦略(笑)でいたのだ。

だから、当然その掃除のおばちゃんたちにも

毎朝、元気に笑顔で挨拶などしていたし、困っている様子を見掛けたら、

すかさず手伝いに行ったりもしていた。

 

そんなコトを繰り返していたある日、ふと気付いたんです。

その二人のおばちゃんが、最優先で私の担当していた売場の掃除を

してくれていることに!

 

その時、二十代の私は悟りました。

何があっても職場で女性を敵にまわしてはいけない!、ということに。

 

【女性の脳のトリセツー4】

●女性脳は、共感してくれる相手に愛着がわく

共感をキーファクターにして知恵を深める女性脳にとって、

会話とは、互いに自分の気持ちや体験を喋り散らし、

「わかる、わかる」と共感し合うことを言う。

共感で落とすのが何より大事で、蘊蓄でまとめたりする必要はない。

(P91)

 最近でこそ、「会話では共感が何よりも大切!」と和田裕美さんから

教え込まれているので、このへんは自分でも「できてる!大丈夫だ!」と

思っていたのですが、次の文章を読んで愕然とした。

男性脳は、共感のためなんかじゃなく、問題解決のために会話をする。

たとえば、「最近、腰が痛くて」と妻が言えば、「医者に行ったのか」

「早く医者に行けよ」と一刀両断にしたりする。

それが一番の問題解決なので、親切のつもりで言うのである。

しかしながら、体の不調を訴えたとき、女性がして欲しいのは、

まず共感だ。「そうか、腰が痛いのか。どんな時、痛む?」→「今年の夏は

暑かったから、疲れが出ているのかもしれないなぁ。僕も、先週ちょっと

膝が痛かった」→「温かくしなきゃ。ほら、腹巻きして。それで痛みが

引かないようなら病院に行ってほしい。心配だからね」

みたいな流れが理想的である。

 近ごろ、実家の母親から電話が掛かってくると、

たいてい「腰が痛い」「膝が痛い」という話しを聞かされることになるので、

私もついつい面倒くさくなり「お医者さんに行けば!」と

むげもなく言ったりしていた!(まさに一刀両断!)

 

母親相手にこの本に書かれているような丁寧な会話ができるか、

あまり自信はありませんが(苦笑)、せめて一刀両断にしないように

これからは気を付けようと思った次第。

 

【男性脳のトリセツ−1】

●思いやりで愛を測らない

察して、フォローしてくれること。優しい共感の言葉をかけてくれること。

私たち女性は、これを「思いやり」と呼ぶ。

しかしながら、残念なことに、男性脳には、この機能はついていない。

標準装備ではなく、経験で培うオプション機能なのである。だから、

思いやりなんかで、男性脳の愛を測らないことだ。(P126)

 

男性脳相手に「なんで、わかってくれないの?」とため息をつくのは、

はっきり言って無駄である。オーブントースターに、「なんで、ご飯が

炊けないの?」と言っているのと同じだ。

男性脳には察する機能がない以上、女性脳が思うように

わかってもらえるはずがないのだから。(P131)

 例えば・・・デートの時に男性が車道側を歩く、というセオリーが

ありますが、あれだって「モテ本」やら先輩からの話しから

学ぶのであって、決して「察して」やっている訳ではない、

というのが多くの男性諸氏ではないかと思う。

 

著者は言う。

「男性脳は、「察して動いてよ」と言っても無理だが、「それが任務。

ルールはこれだけ」と納得してしまえば抜かりがないのである。」

 

そう。女性がやって欲しいことを、「こうして欲しい。それがルールだから」

と言って教え込めば、男はたいていバ●正直にルールを守ろうとする

のではないかと思う(苦笑)

 

もっとも、女性脳のトリセツに「言ってくれればやったのに、は禁句」と

あるので、ゆめゆめ男性は言葉に気をつけなければいけない。。


それにしても・・・
 

オーブントースターに、「なんで、ご飯が炊けないの?」と
言っているのと同じだ。

この表現は秀逸と言うか、笑った! 

 

【まとめ】

この本に書かれている女性脳、男性脳のトリセツには

まだまだ面白いものもあるのですが・・・

 

こちらのブログにも詳しく引用があるので、良かったら

見てみてくださいまし。

【モテ】スゴすぐる「女性脳のトリセツ」7選:マインドマップ的読書感想文


【モテ】知っておきたい「男性脳のトリセツ」4選:マインドマップ的読書感想文


 そして、この本の読みどころは、男女脳のトリセツだけじゃないんですよ!

 

最終章には孔子の有名な言葉。

吾 十有五にして学に志し、三十にして立ち、四十にして惑わず、

五十にして天命を知る」をなぞりながら、年齢脳のトリセツが書かれていて、

これがまた面白いし、最後はちょっとホロリとさせられるのです。

 

「男」と「女」、「女」と「男」

ちょっとした違い、でもとても大きな脳の違いを知っておくことが、

異性に対する「思いやり」につながるんでしょうね。

 

それにしても・・・

 

新年、最初の本として、この本を持ってくるとは!

今年も「モテ」るよう、がんばろう(笑)

 

おしまい。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

今日も「いいね!」をポチしてくれると嬉しいですよっと^^


posted by penguin-oyaji at 17:50 | Comment(0) | 読書(心理学・脳) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月07日

ピンポイントで脳を鍛える・・・「脳番地を鍛える」「脳はこの1冊で鍛えなさい」


Book-No.139
「脳番地を鍛える」
潜在能力を引き出すトレーニング

加藤 俊徳 著
角川SSC新書


Book-No,140
「脳はこの1冊で鍛えなさい」

加藤 俊徳 著
致知出版社


著者の加藤俊徳さんは、医学博士で
今までに1万人以上の脳画像を分析されてきた実績を
お持ちの方で、現在は脳の個性を鑑定する「脳の学校」の代表を
務めていっしゃるそうです。

以前、和田裕美さんのラジオ(Wada Cafe)にもゲストで
出演されていましたね(聴きました?)

■脳番地とは・・・?

脳番地とは脳がもついろいろな機能を整理し、
その機能が脳のどの部分を使って行われているかを調べ、
その場所に番地をつけたものです。現在、約120の番地に
分けています

他の脳に関する本では前頭葉、側頭葉、扁桃体、海馬など
大雑把に括られていた脳の部位について
受け持つ機能によって更に細かく分類されているのが
脳番地の特徴かと思います。

具体的には

・思考系脳番地・・・考える行為に関係する脳番地
・感情系脳番地・・・好き嫌いや人間の感情、感性に関係する脳番地
・伝達系脳番地・・・言語、非言語を問わず、伝達することに関係する脳番地
・理解系脳番地・・・言語を通して物事を理解するときに関係する脳番地
・運動系脳番地・・・手を動かす、足を動かすなど動きに関係する脳番地
・聴覚系脳番地・・・耳を代表とする音の認識に関係する脳番地
・視覚系脳番地・・・目を代表とする視覚情報の認識に関係する脳番地
・記憶系脳番地・・・人間が物事を記憶することに関係する脳番地

以上、8つの機能別カテゴリーがさらに120の脳番地に
細分化されているイメージということになります。

この脳番地という概念(分類)を知ったおかげで、
ちょっとだけ、自分なりに理解が進んだことがあるのですが、

例えば・・・・

前回のエントリーで藤井さんが「落ち込んだ時に日記を書くとよい」という
はなしを、この脳番地を使って考えてみると

落ち込むというのは、感情系脳番地が働いているという事ですね。
それをそのまま口に出して愚痴を言ったりするとき、
脳の働きで言うと、感情系脳番地⇒伝達系脳番地という
単純なネットワークで結ばれているだけだと思うのです。(多分・・・)

しかし、日記を書く=文字を書くという行為のためには
思考系脳番地を使わなければならないし、
文字を書くのに手を動かすわけですから運動系脳番地も一緒に
使うことになりますよね。

脳内ネットワークで見ると、
感情系脳番地⇒思考系脳番地⇒運動系脳番地⇒伝達系脳番地
とより多く脳の機能を使っていることになると思うのです。
だから、そのぶん感情のコントロールが出来るようになるのでは
ないかと思うのです。多分・・・・

■弱点克服

私たちに得意なことや不得意なことがあるのは、優れた人間と
ダメな人間がいるからではなく、ただ単に成熟している脳番地と
未熟な脳番地があるため、だからです

MRIという機械で脳の画像を見ると、同じ脳は二つと無い、
人それぞれに違う脳の形をしているそうです。

つまり、それが「個性」ということですね。

私の場合で言うと、子供の頃から運動音痴でしたから
恐らく運動系脳番地が発達していないのでしょうね。

まったく、どーでもいい話ですが、

中学、高校の頃、女の子が好きなタイプの男の子の条件で
スポーツマンが好き」とか、よく言いますよね。
(少なくとも私の時代はそうでした。。)

運動音痴で、バレー部のキャプテンだったのに
万年補欠だった私はその頃から「モテ」の対象から
外れて肩身の狭い思いをしておりました。。(いじけ)

話しを元に戻しますが・・・

脳はいくつになっても成長します。しかも年をとっても、
使い続けている脳番地は衰えません

この本によると、100歳になっても人間の脳は変化し、
成長を続けるそうです。

なんか、40を過ぎて、オヤジ化が進行してくると
俺も年をとったなぁ〜」などと弱気なことを
思ってしまうのですが、
それが、そもそも間違いで

心はいつも青春!!

先ずは、この気概が大切かと・・・(笑)

ただ・・・

脳を鍛えるといっても、「脳トレ」のようなゲームで
漠然と脳を鍛えていてもダメで
私のように運動系脳番地を鍛えたいと思うなら、
それに合った方法で訓練をしないと
期待通りの効果は得られないようです。

■新しい経験が脳を育てる

脳は、経験という刺激によって成長します。
好奇心こそ、脳の栄養源なのです

自分が知らないこと、初めて経験することに対し、
脳はフル回転で対応しようとします。
初めての場所や初めての経験をするとき、不安な気持ちを
もったり、逆にワクワクするような感情をもったことが
あると思います。これは脳が過剰に反応している証拠です

新しい体験が脳を活性化するというのは、
他の本にも共通して書かれていることです。

が・・・

朝起きて、満員電車に揺られて会社に行って、
仕事をして疲れて帰ってくる・・・

日々が同じ事の繰り返しになっていて、
気付いてみたら、いつのまにか性格まで
超・保守的になっていたりして・・・

うぉ〜、なんてネガティブワードのオンパレード!!

でも、いつもとは違う道を歩いてみるとか
入ったことの無い店でご飯を食べてみるとか
そんな些細なことでも、脳は刺激を受けるそうですから
先ずは「1週間に1回は新しい事をやってみる」のが
良さそうです。

個人的なことですが・・・
毎年、夏になると大学時代の仲間とキャンプに行くのですが
これが見事に、何も考えず、同じことの繰り返し!

行き先は毎年同じキャンプ場、
日程は7月最後の週末。
メンバーもここ数年はほぼ固定で、
従って事前の打ち合わせはほぼゼロ!

それでも数年ごとに誰かが新しいキャンプ道具を持参したり
または、新メニューが登場すると
それだけで盛り上がれたりするのです(笑)

同じことの繰り返しでも、その中に一つか二つ
何か新しい事を付け足すのが、ミソなのかもしれませんね。

■最後に・・・

ココ最近、ずっと「脳」に関する本の記事を
連続してアップしてきましたが、
一応、今回で「脳」はひとまず打ち止めにします。

色々な人が、色々な切り口で「脳」について書いているのを読んで、
本当に勉強になりました。
それと同時に、人の脳というのは本当によく出来ているなぁ〜と
感心させられたりもしました。

自分の能力を向上させようと思うときに
やはり「脳」については意識すると思うんですね。

だから、その「脳」の性質や特徴、それに鍛え方などを
知っていると、日常生活の中でも色々と役立つように思います。

そして、脳の本にも時々書かれている「潜在意識」について
今、とっても気になっています^^

この潜在意識についての本も読み進めていますので、
また、記事にしてアップしますね。

では、今日もありがとうございました。
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2009年06月26日

変わり者ではなく天才!・・・「天才脳は「発達障害」から生まれる」


Book-No.138
「天才脳は「発達生涯」から生まれる」

正高 信男 著
PHP新書


相変わらず「脳」が続きますがぁ・・・
この本は(またも!)和田さんのブログで知りました。

コチラ
和田裕美公式ブログ:障害があるおかげで・・

著者の正高信男氏は、京都大学霊長類研究所の教授で
認知神経科学を専攻されているとのこと。

内容はというと・・・

・キレやすかった、織田信長
・段取り、片づけができなかった葛飾北斎
・異常なまでにモノを書きまくった、南方熊楠
・お金にだらしなかった、野口英世
・際限ない欲望に駆られた、中内功

この5人は日常生活にそれぞれの困難を
抱えていたにもかかわらず、(脳に機能障害か、
それに近いものがあったのではないか書かれています)
その障害があったからこそ、「天才」になれたのだと
筆者は説いています。

■例えば、織田信長は・・・

鳴かぬなら殺してしまえホトトギス
と後の世の人に言われるほど信長が短気であったのは
有名な話だと思います。

信長に見られる思考の攻撃衝動は、脳の内側の奥深くに
存在する扁桃体と命名されている細胞群の、機能不全に
由来するものと推定される
(中略)
この部位は、人間の感情・情緒のコントロールや理解に
深く関与していることが、判明してきている
」(P56)

他方で信長は楽市楽座を始めて「市場開放」をしてみたり、
農民兵が当たり前の時代に、お金で兵力を集めて
常備軍を持つという、兵力の「構造改革」をやってのけるなど
合理的な面も併せ持っていたのです。

攻撃性」と「合理性」という信長の二面性について
著者の正高教授は以下のように分析しています。

どうやら脳の全体としての働きというのは、
さまざまな部位のバランスの上に成り立っているよう
なのである。だから一方が崩れると、もう一方が
それをカバーしようとする。
(中略)
一方の作用が欠落するぶん、他方の部位の作用が
通常より顕著となる
」(P58)

つまり感情をコントロールする扁桃体に障害があったぶん、
合理性を司る大脳皮質の頭頂部が発達して、扁桃体の
障害をカバーするような働いた・・・
ということでしょうか。

今、こういう話を読むと、どーしても思い出してしまうのが・・・
一躍、時の人となった盲目のピアニスト、辻井伸行さんですよね。

 
 

視覚に障害がある人は、他の人と比べて聴覚が発達している
傾向があると、何かの本で読んだ記憶があるのですが、
辻井さんの場合も(もちろん本人の努力や才能も
あると思いますが)全盲というハンディを背負っていたからこそ
ピアニストとしての才能が開花したのかも知れませんね。

ただ・・・

それにしても思うのは、
人の身体って本当にうまく出来ていますよね。
パソコンでハードディスクにうまく記憶が出来なくなったから
メモリーがその分を補うために容量が増えるなんて
絶対に有り得ませんからね。。(笑)

■普通の人なんていない!

天才といわれた人間でも、突出した才能の側面がある代わり、
どこか大きく欠けた面があるからだ。
突出した面で、欠けたところの埋め合わせをしているような
ものである
」(P234)

才能があるということにも、学習困難をもつということにも
光の部分と影の部分が必ず存在する。けれども日本人は
ややもすると、一人ひとりを見るにあたって、影の部分に
より比重を置いてこなかっただろうか
」(P225)

この本に登場する5人は優れた功績を残した一方で
「変わり者」と呼ばれても仕方が無い一面を持ち合わせて
いたと思います。

だって、信長みたいに神をも恐れず寺を襲撃して
焼き払うような過激な行動をする人が自分の近くにいたら
やっぱり「ちょっと危ないヤツ」って思いますよね。

著者の正高教授が書かれているように
人と違う性格を持っている人を、なるべく遠ざけようとしたり、
いじめなどの形で攻撃したりすることって
私たちの身近でよくあることではないでしょうか?

でも

そもそも「普通の人」なんていないんですよね。
何故なら人にはそれぞれ個性があって
唯一無二の存在なわけですから。

なるべく他の仲間からはみ出さないようにしようとする
心理を「ピアプレッシャー」というらしいですが、
日本人は特にそれが強いのかもしれません。

でも、本当はもっと自分と他人との違いを受け入れ、
許容する社会でないと、みんなで寄ってたかって、
才能の芽を摘んでしまうことになるのかも知れません。。
(社会全体にとって、それはマイナスですよね)


クレイジーな人たちがいる。
反逆者、厄介者と呼ばれる人たち。
彼らをクレイジーという人もいるが、私たちは天才だと思う。
自分が世界を変えられると、本気で信じる人たちこそが、
本当に世界を変えているのだから。


これは数年前にMacやiPodでお馴染みのアップル社が
「Think different」と銘打ったキャンペーンを行った際の
CMで流れていたナレーションです。
コチラのサイトで当時のCMが見られます)


このCMの内容って、多分、この本の内容に通じるものが
あるんですよね。

(難しいかもしれないけど・・・)
単純に「変わり者」と切って捨てるのではなく
その人が持っている(かも知れない)優れた才能にも
目を向けられるようにしないといけませんね。

それと同時に、障害という明確な形でないにしても
人より劣っている・・・と劣等感を抱くのではなく、
自分が持っている他の人には無い才能を
大切にしなければ!
と、
この本を読みながら思いました。

そういえば・・・
「天才」、あるいは「変わり者」でもあった
マイケル・ジャクソンが今日、亡くなってしまいましたね。。
ご冥福をお祈りします。。

それでは、このへんで。
最後まで、ありがとうございました。

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2009年06月24日

最近どーも集中力が続かないんだよねぇ〜・・・「最強の集中術」

 

Book-No.137
「最強の集中術」
FIND YOUR FOCUS ZONE

ルーシー・ジョー・パラディーノ 著
森田由美 訳
エクスナレッジ

集中術とタイトルにありますが、
中を読むと、シナプス、アドレナリン、前頭葉などなど
脳に関する単語が何度も登場します。

だから・・・
今回もやはり「脳」関連の本という事でお願いします。
何も、そんなに脳に固執しなくても・・・

まったくの個人的なことですが、
自分が思うに、昨年から今年にかけて
集中力が本当に弱くなったなぁ
と感じています。

もともと、落ち着きの無いタイプではあったのですが、
最近はこうやってブログの記事を書いていても
直ぐに別のことが気になり、
ネットを検索してみたり、メールチェックしてみたり
本当に集中力が途切れがちになっています。

だから、ブログ書くのに2時間もかかるんですね、きっと・・・

さて、先ずは簡単に本書の内容について
ポイントを拾ってみたいと思います。

★集中ゾーン
横軸に「刺激」、縦軸に「集中力」をとって、グラフを書くと
逆U字型の曲線グラフが書ける。
(詳しくは本書、P29の図表にて確認ください)

つまり、刺激が弱いと意欲が低下しままになり、
逆に刺激が多すぎると、オーバーヒートした状態に
なってしまう。

刺激が弱すぎず、強すぎない最適な状態では
適度な緊張状態が生まれ、もっとも集中力が高まる。
この集中した状態を本書では「集中ゾーン」と呼んでいます。

ちなみに・・・

刺激によって脳が興奮するとアドレナリンが分泌される、
というのは、脳化学の本を読むと必ず出てくるフレーズですが、
集中力も、このアドレナリンの分泌量と
深い関係があるということになります。

★8つのカギ
集中力を高めるため(集中ゾーンに入るため)に、
本書の中では以下の通り、8つのポイントが示されています。

『感情スキルを高める鍵』
・まずは自分を知る
・気分転換のスゴ技
・先延ばし撃退法
・不安を打ち負かす
・緊張をコントロール

『思考スキルを高める鍵』
・やる気を奮い起こす頭の使い方
・段取りを整える

『行動スキルを高める鍵』
・生活習慣から意識する

え〜、これだけでは「何のこっちゃ?」だと思いますが、
ネタバレ自重ということで、興味のある方は是非とも本書を
手にとって確認していただければ、と思います(汗)

■感情のコントロール

人はたいてい、自分の感情を調節しようとしない。
そんなことは不可能に思えるからだ。
この主張はおおむね正しいが、それでも間接的な形であれば、
私たちは感情を調節することができる。感じ方は変えられないが、
考え方なら変えられる。そして思考の変化を通じて、
感情も変化するのだ
」(P63)

本書を読んでいて、私なりに集中力を高めるためのコツ
整理すると、その一つとして「自分の感情をコントロールする」ことが
あげられると思います。

例えば・・・

今、このブログを書いている私の部屋の上の階から
小さな子供さんのドタバタと走り回る足音がずっと響いています!
(おまけに、時おり泣き声も混じって・・・)

非常に気が散る状態ですし、イライラ感もあります。。(笑)

本書によれば、この状態はつまり、ノルアドレナリンが分泌されて
攻撃・逃避反応が引き起こされている、という事になると思うんですね。
だから、逆U字型グラフで言うと、刺激が過剰でオーバーヒート状態に
陥っていると・・・



さて、どーやって集中力を取り戻すか?



先ず、「うるさいなぁ〜」というイライラする感情に
対処しなければなるまい!

ここは仏さまのように穏やかな心で(笑)
「子供は元気が一番!」とか、
「自分も小さい頃は、同じように人様に迷惑を掛けていたのかも
知れないなぁ」と、考え直して気分を落ち着けよう。

そして深呼吸をして「気にしない、気にしない・・・」と
自分に言い聞かせます。

そうすると、あら不思議!

気持ちも落ち着いてきて、「とにかくブログを書き上げよう!」と
心がチェンジします。

感じ方は変えられないが、考え方なら変えられる
これって、和田裕美さんが言うところの「陽転思考」に
通じるところがありますよね。

人間の感情って、本能的にネガティブな方向に引っ張られる
傾向があるそうなので、ポジティブな思考パターンを
訓練することが、集中力を高めるためにも役立つようです。

■3項目の「やることリスト」は超・いいかも〜

私はジョシュに、これからやるべきことを3つだけ選び、
それを付箋にメモするようにすすめた
」(P181)

手帳術の本などを読むと、必ずと言ってよいほど
登場する「やることリスト(Todoリスト)」ってありますよね。
実践してらっしゃる方も多いかと思います。

私も仕事をしているときは、手帳にその日にやるべき事を
わさわさとたくさんメモして、終わるたびに赤ペンで消して
モチベーションをキープしていました。

ただ、それが10項目を越えてしまうと、
結局は注意力が散漫になって、集中力も落ちていたかも・・・
思ってしまいます。

で、

この本に書かれているように今までどおりの「やることリスト」と
併用するかたちで、3項目だけの「やることリスト」
使えば、目の前のやるべきことがより明確になりますから
自然と集中力も高まりそうな感じがします。

これは、是非とも取り入れて活用するべきテクニックかも・・・

もっとも、今は会社にも行っていないので、
そんなにやることがないんですけどね。。。
これがオチかい?!)←1人突っ込み

■「ありがとう」でストレス知らず!

感謝の気持ちを感じると脳内でセロトニンが放出され、
このセロトニンがストレス物質の連鎖反応を抑制することが
判明したのだ。つまり、感謝の気持ちは、「攻撃・逃避反応」を
引き起こす化学物質ノルアドレナリンの分泌を抑制し、
私たちを適度な緊張状態に戻してくれるのだ
」(P228)

このブログを読んで下さっている方ならご存知だと思いますが、
この1年くらい、私は和田裕美さんに相当影響を受けました・・・です。

その和田さんがよく言ったり書かれていることの一つに
ありがとうで返事をしよう」という言葉があります。

晴れた日に感謝して、雨の日に感謝して、風が吹いても、
凍えそうに寒くても、どんなときでも感謝できたら、
どんな人より幸せになれるはずです

(「息を吸って吐くように目標達成できる本」P184より抜粋)

《参考図書》

そんなわけで、私も日頃から「ありがとう」の返事を心がけていて
最近少しは板についてきたかなぁ、と思っています(*^ ^ *)

「ありがとう」って口にするとき、なんとなく気持ちがいいなぁと
感じていたのですが、これって頭の中でセロトニンとかっていうものが
出ていたんですねぇ〜

脳科学的にも「ありがとう」と言うことが、とても大切なことだと
裏付けされたようで、この本を読んでいて思わず
なるほど!」と思いました。

そして、これからもやっぱり「ありがとう」の気持ちを
大切にしたいと思います。

■最後に・・・

この本の中には集中力を高め、維持するために
どうすればよいかということが、かなり具体的に数多く書かれています。

最近どーも集中力が続かないんだよねぇ〜」と
私と同じような症状の方には、ぜったいにオススメ本だと思います!

それでは、相変わらずの長文に最後までお付き合いくださり
ありがとうございました。

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2009年06月20日

男には分からない?化粧の心理・・・「化粧する脳」

 

Book-No.136
「化粧する脳」

茂木健一郎 著
恩蔵絢子 (論文寄稿)
集英社新書


当然といえば、当然ですが、
私は生まれてこの方、化粧はしたことが無い。。。

いや、ウソです!

子供の頃に母親の口紅を付けて遊んで
その後、こっぴどく怒られたことがあります。
(あれを化粧というのか・・・?)

そんな訳で、化粧と脳の関係について書かれたこの本を
読んでいても、イマイチ実感が湧かなかったのですが、
それでも「へ〜、へ〜」と一人トリビア状態になってしまう
ところが何箇所かありました。

■化粧した顔は他人の顔

化粧した顔を認識しているときの脳の活動は、
自分の顔を認識しているときとあきらかに異なった。
むしろ他者の顔を認識しているときの活動に近かった

(P55)

要するに素顔の自分と化粧した自分とでは別人として
脳は見ている
、ということなのです。

さらに興味深かったのは・・・

他人の顔については、化粧顔を素顔であると判断したり、
素顔を化粧顔であると判断したり、間違えることが多かった。
(中略)
自分の顔ほどには他人の顔に対して敏感でないという
結果となった
」(P154)

自分の顔では化粧しているかどうかは判断できるのに、
他人の顔となると化粧の有無が判断できない・・・

お化粧というのは人にどう見られたいか、という意識のもとで
されていると思っていたのですが
この本に書かれている実験結果からすると、
矛盾が生じますよね。

自分が化粧した顔を見せる他人から見たら
化粧しているかどうか判別がつかないわけですから。

そうすると、いったい化粧は何のためにするのか?

化粧するということは、人にこうみられたい、社会的に自分は
こうでありたいという姿を支え、精神的にも前向きに人と接しよう
とする気持ちを促してくれる
」(P59)

つまり、化粧をすることで社会的に、あるいは他人から見て、
好ましく思われるような顔に自分の顔を作り上げていく。
その事によって、自分自身の内面にも他者と接触するための
変化がもたらされる・・・というところでしょうか。

表面的な顔だけにとどまらず、自分自身の心も変化していく・・・
そう思うと、化粧のことを「メイク(make)」というのも
何となく、頷けます。

それに比べ・・・

私なんて、日々の生活の中で鏡を覗き込む時間なんて
ホンのわずか!
どう見られたいか?なんて考えたこともありません。
ということは、人や社会と接する準備も
化粧している女性の方々の足元にも及ばないちゅうことですな(恥)

■女性能と男性脳

脳には男女差がある。何が違いかというと、女性のほうが
共感能力に関しては高い傾向がある
」(P81)

一般的には、女性のほうが人間関係やコミュニケーションに
依拠した行動をとることが多く、したがって共感能力や
周囲に対する同調能力が高いと考えられている
」(P82)

この本を読んでいて、「あー、そういうことか」と
納得できた事があります。

映画やドラマを観ていて、感動的なシーンに涙するのは
(多分)圧倒的に女性の方が多いじゃないですか。
(もちろん、個人差はあるにしても・・・)

他者の行動を、自分の事であるかのように感じるのは
脳の中のミラーニューロンという神経伝達物質が
関係していると、色々な本に書かれていますが、
男女で脳に違いがあるとするなら、女性の方が
このミラーニューロンが発達しているのでしょう。

まったくどーでもいい話ですが、
私も多分、男の割には映画とかドラマで
泣くタイプの方だと思います。

数年前ですが・・・
高倉健さん主演の「鉄道屋(ぽっぽや)」を
当時の彼女と一緒に映画館に観に行ったのですが、

泣いた、泣いた、号泣でしたね。
(もちろん、私が・・・)

映画館を出て、車の運転をしながら30分以上も
グスグスと泣いていました。

もちろん、助手席で彼女は「引いて」いましたが・・・

■見た目の問題

わたしたちの知覚は、過度に「視覚」に偏っているのだ。
したがって、外界の情報が視覚中心に処理されていても
無理はない。人間がお互いの顔を見て相手を判別して
しまうのは、道理でもあるのだ
」(P94)

ボロは着てても心の錦(by 水前寺清子)
人間は外見じゃなくて中身だ!
などと、人は中身、心だ!というフレーズは数々ありますが、
でも、人の第一印象は間違いなく「外見」で判断されますよね。

それに、どーでもいい話ですが
私、自分の外見は棚に上げて「めんくい」です・・・

何が言いたいかと言うと、
内面(心)が大事というのは大前提で、
そのうえ、やっぱり見た目も大事ですよね
、ということ。

それに私たちの「脳」自体が視覚優位だというのですから、
こりゃ、見た目もそれなりに気にしなければダメです。

し・か・し・・・

年をとって段々と分かってきたのですが、
見た目は、「顔のつくり」そのものよりも、
「顔の表情」によって、大きく印象が左右されるということに。

そして、顔の表情というものは
結局その人の心や考えた方によって作られていくと思うので、
「見た目」と「心のありよう」というのはイコールに近いのでは
ないかと思うようになってきたのです。

この本の最後のほうに
見た目の美しさは、心の美しさといつか一致する
という一文が書かれているのですが、
まさに、その通りなのではないかと思うのです。

■最後に・・・

上の方で書いたように化粧をしたことが無い私にとって
お化粧が見た目の美しさを飾るもの以上に
社会とのかかわりや、他者とのコミュニケーション、
それに所属する集団への帰属性など
人の心理に深く根ざしたものである点が
読んでいて、とても興味深く感じられた一冊でした。

それでは、今日はこの辺で。

皆さんも良い週末をお過ごしください。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

posted by penguin-oyaji at 07:57 | Comment(6) | TrackBack(0) | 読書(心理学・脳) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月17日

憧れの朝型脳!・・・・「脳がどんどん若返る生活習慣」


Book-No.135
「脳がどんどん若返る生活習慣」

米山 公啓 著
ソフトバンク新書


ちょっと、更新サボってしまいました。。ゴメンなさい

久しぶりの更新は、やっぱり「脳」です!
脳の卍固めです!(意味不明・・・)

著者の米山公啓(よねやまきみひろ)さんは、
医師であり作家でもあるというお方です。

内容はというと・・・
本書で一貫して私が主張しているのは、
脳活性を日常の習慣に落とし込んでいくこと、
脳を活性化させようと意識しながら
日々の生活を送ることの重要性です
」(P74)
と、本文中にもあるように、
日常生活の中で、新しい行動習慣を取り入れることで
脳を活性化させる

そのために、具体的に何をすれば良いのかが
数多くの事例を挙げて、説明されています。

ちなみに、amazonの商品紹介欄には
次のようなことが書かれていました。


毎日、同じような生活を送っていませんか?
同じことの繰り返しでは、
「人の名前がすぐ出てこない」
「ついさっき考えていたことが思い出せない」などと
脳が鈍ってしまいます


そーなんですよねぇ〜

40過ぎてから、物忘れが激しいんです!
もう、片っ端から忘れていっている感じ・・・

立ち上がった瞬間に、
あれ、なんで俺は立ち上がったんだ?
なんていうマヌケな事もしばしば・・・(汗)

そんな私に、ある意味ピッタリの本でもあるような気がします。

■あこがれの朝型生活!\( ̄▽ ̄;)/

上で書いたように、この本では
朝から夜、寝るまでの時系列に沿って
日常生活に取り入れられるような
脳を活性化させる生活行動が紹介されています。

その中から、朝に関するものをいくつかご紹介しますね。


目覚めのトレーニングで私が推奨するのは、
布団やベッドの中で身体を動かすことです。
目が覚めてからいきなり起き上がるのではなく、
寝転がったまま手足を伸ばしたり腰をひねったりして、
身体そのものをしっかり目覚めさせます
」(P36)

次にカーテンを開けます。夜行性以外の動物は、
朝の光を浴びると、身体が「夜のお休みモード」から
昼の「活動モード」に切り替わります
」(P37)

着替えや食事の支度をしている間は、
すぐにテレビをつけるよりは音楽で聴覚を
刺激する方が脳は活性化します
」(P37)

自宅から最寄り駅までの経路を日によって
変えてみるというのはどうでしょうか。
いつも歩いているのは、おそらく最短ルートか
一番歩きやすい道のはずです。そこから外れて
違う道を歩いてみると、「新しい体験」ができます
」(P48)



・・・まぁ、こんな感じです。(他にも朝の生活習慣の提案が
いっぱい書かれています)


唐突ですが、私は昔から夜型人間で朝がとにかく弱いのです!

先ず、余裕を持って起きるなんてムリ!
いかに遅刻しないようにするかが最重要課題でしたから(汗)
余計な事に気を遣っているヒマは一切ありません!!
とにかく、バタバタ、バタバタしているのです、私の朝は。

最近、雑誌やWEBなどで
できるビジネスパーソンは朝の時間を有効活用している!!
みたない記事をよく見かけませんか?

例えば、ココとか。(Yahoo!特集ページ)

それに、昔から「早起きは三文の徳」と言ったりもしますので、
私としては、何とか『朝型生活』を身に付けたいと
思っているのです!!

夜更かししながらネットサーフィンやってないで、
単純に、早く寝ればいいですけどね、きっと・・・



■睡眠時間 o(__*)Zzz

人間の睡眠は90分間が1つのサイクルです。
まず浅い眠りがあって、だんだん深い眠りへと入っていき、
再び浅い眠りというサイクルを90分間ごとに繰り返します
」(P97)

これを読んでから、自分の睡眠時間を意識してみると
確かに、1.5時間(90分)の倍数時間で目が覚めることが
多いことに気付きました。


ノンレム睡眠の最中に起きてしまうからで、目覚めが悪く
スッキリしません。脳が眠りを欲し続けているため、
変な時間にまた眠くなることもあります
」(P98)

レム睡眠とノンレム睡眠は学校で習いましよね。
ノンレム睡眠は脳も活動を休んでいる深い眠りの状態のことです。


ということは、単純に考えれば朝、スッキリと目覚めるためには
1.5の倍数時間の睡眠時間を取れば良いということですかね?
常識的に考えれば、6時間か7.5時間でしょう。

私の目標としては朝6時には起きたいので、逆算すると
夜の12時には眠りについてないとダメですね。
それに、寝つきが悪い方なので、30分くらいの余裕をみて
23時半にはベッドへGO!というのが、理想なのかしらん?

今は、おかげさまで(?)朝何時に起きようが
何の問題も起こらない生活を送っていますが、
できれば、これを機に朝型生活の定着を図りたいものです。

目指せ!あこがれの朝型人間だぁ!

■最後に・・・

何だか眠りに関することばかり書いてしまいましたが、
この本には他にも・・・

脳を最も効率的に活性化させる運動は歩くことです」(P76)

昼食で新しい体験をする最も手っ取り早い方法は、
入ったことのない店で食べることです。
たとえば「週に1回は必ず新しい店で」と
自分にノルマを課してみて下さい
」(P87)

音楽を聴く場合は、好きなジャンルのものだけでなく、
幅広く、できればふだんはあまり聴かないジャンルの曲を
聴く方が脳には刺激をもたらします
」(P149)

などなど、日常生活で実践できることが書かれています。
(決して、眠りの本ではありませぬ・笑)

ポイントは、いかにして「新しいこと」を生活の中に
取り入れて脳を活性化させるか、という点だと思います。

確かに、年取ると行動が保守化するんですよねぇ〜

小さなところから自分の生活に変化を付けていけるよう
チャレンジ、チャレンジ!・・・ですね。

今日もありがとうございました。
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2009年06月11日

悩む時は、ちゃんと悩もう!・・・「「脳にいいこと」だけをやりなさい!」


Book-No.134
「「脳にいいこと」だけをやりなさい!」
頭のいい人は「脳の使い方」がうまい!

マーシー・シャイモフ 著
茂木健一郎 訳
三笠書房


しつこく!しつこく!何処までもしつこく!・・・(笑)
またもや「脳」です!

以前、コメント欄で39さんから「いいですよぉ〜」と
教えて頂いた、この本は帯に茂木さんの顔写真がありますが、
書かれたのはアメリカで数々の自己啓発セミナーを
行っているというマーシー・シャイモフさんという女性です。
(茂木さんは翻訳者ですね)

タイトルにある脳にいいことというのは、
この本によれば、次の七つ。

・ネガティブ思考の「大そうじ」をする
・プラス思考で、脳にポジティブな回路をつくる
・何事にも「愛情表現」を忘れない
・全身の細胞から健康になる
・瞑想などで脳を「人知を超えた大いなる力」につなげる
・目標をもち、脳に眠る才能を開拓する
・つき合う人を選んで、脳にいい刺激を与える

そして更に、「引き寄せの法則」、「拡大の法則」、
そして「支援の法則」というものが掛け合わされています。

こうなると、何処からどう見ても立派な自己啓発本です(笑)

ただ、全てではないにしろ、脳の働きや特性から
なぜ、さまざまなメソッドが有用であるのかが
説明されているのを読むと、
なるほど!」と納得してしまうのです。
(単純・・・・?)

■輪ゴムdeパッチン!

この本全体が『ポジティブ・シンキング』がベースになって
いるので、当然のことながら「ネガティブな感情や行動は
排除せよ!
」という論調になっています。

ただ・・・そうは言っても、元々、人間の脳は
ポジティブな事よりもネガティブな事の方が強く記憶に残る、
つまり人の脳は放っておくとネガ、ネガになってしまうという
特性があるそうなので、そう簡単にネガティブ感情を
排除する事なんて出来ません!!

最近の調査によると、平均的な人が一日に漏らす不平の数は
小さいことまで含めて70回もあるといいます
」(P69)

一日に70回という事は、6時間の睡眠時間があるとすると
起きているのが18時間だから・・・
70回÷18時間=3.88回/時間
1時間に約4回という事は、概ね均すと
15分に1回は不平をもらしているという計算になりますね。

こんなにもネガティブな思考のクセを治すために
アメリカの牧師さんが次のような事を行ったそうです。

彼は礼拝に集まった人々に紫色のリストバンドを渡し、
不平を一つ言うたびに、リストバンドをつける腕を換えることを
提案したのです。目標は三週間リストバンドをつけ換えないこと

(P69)

で、この部分を読みながら、ふと思い出した事があったんです。

以前、小宮一慶さんのセミナーに出席した時に、先生が
ぼくは手首に輪ゴムをはめていて、良くない事を
考えてしまった時には、その輪ゴムをパチンとするんです

というような事を話されていたんです。

おぉ、忘れとった!」という事で
数日前から私も左手首に常時、輪ゴムをはめて、
ネガティブなことが頭をよぎるたびに
パチン!としています。

実際にやってみると、本当に自分でも呆れるくらいに
ネガなことを考えたり、思い浮かべていたりすることを
思い知らされました(汗)

どこまで自分の思考のクセを治せるか分かりませんが、
ここ数日の感触としては、日に日にネガな事は
考えないようにしよう!という意識だけは根付いてきているような
気がします。。(まだ、あくまでも気がするだけですが・・・)

■思い悩むこと

古いことわざに「思い悩むのは揺りいすと同じ」と
いうものがあります。
「悩むことは、多くのエネルギーをつかうけれど、
結局どこへも行きつくことがない」という意味です
」(P63)

私、思うのですが・・・
思い悩むことは、決して悪い事ではないと思うんです。

「悩み」の原因はそれぞれ、色々あると思いますが、
自分が「こうしたい」とか「こうありたい」と思い描く姿と
そうならない現実とのギャップを感じるからこそ
悩むのだと思うんですね。

裏を返すと、悩まないということは、理想像とか
あるべき姿を持っていない証拠ではないかと・・・
(ちょっと、言い過ぎですか?)

だから、悩む時には、きちんと悩んだ方が良いと思うんです。

ちなみに私の場合は、(悩みの種類にもよりますが)
気持ち的にはどん底まで、落ちるところまで落ちます!
その間は、人と話をするのさえ煩わしいくらい。。

そうして、落ちるとこまで落ちて、やっと気付くのです。
結局、どこへも行きつくことがない」ということに。

気付いてやっと、「どーするか?」と解決策を考え出すんですね。

確かに、思い悩むことは揺りイスと同じかも知れないけれど
だからと言って、「悩む」プロセスを(無理やり)すっ飛ばさなくても
良いのではないのではないかなぁ〜

悩む時には、ちゃんと悩む!
それも一つのポジティブな選択ではないかと思うのですが、
どーでしょうか?


大切なのは、悩んだ末に「あいつが悪い」とか
あの時、こうしていれば・・・」と、人のせいにしたり、
悔やんでも仕方ない過去に縛られて
マイナスのスパイラルに落ち込まないこと。

そして出来るだけ早く、立ち直ること。

よく言われることですが、
「他人」と「過去」は変えられない訳で、
変えられるのは「自分」と「未来」だけ。

その事に気付けば、自ずと解決策を考えられるように
なるのではないかと・・・

この本の中には次のような言葉もありました。

勝者は解決策に目を向け、
敗者は不平に終始するのです
」(P63)

■最後に・・・

上の方で書いたように、「脳」に関する本というよりは
ポジティブシンキングをベースにした自己啓発に類する内容が
多く書かれています。
ですから、人によっては既知の内容も多いかと思います。

でも、私はとても面白く、そして興味深く読みました^^

最後になりましたが、改めてこの本の事を教えてくださった
39さん、ありがとうございました。

それでは、このへんで。
今日も、ありがとうございました。
posted by penguin-oyaji at 23:47 | Comment(6) | TrackBack(0) | 読書(心理学・脳) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月08日

人は変わることが出来る!・・・・「脳を活かす仕事術」


Book-No.133
「脳を活かす仕事術」
「わかる」を「できる」に変える

茂木 健一郎 著
PHP研究所


またですかぁ〜、と
お思いの方もいるかも知れませんが、(笑)
飽きずにまた「脳」です。

以前、「脳を活かす勉強法」について
書かせてもらいましたが、
今回は同じく茂木さんが書かれた
「脳を活かす仕事術」を読みました。

■「勉強法」と「仕事術」

茂木さんの書かれた「勉強法」と「仕事術」のそれぞれの本に
書かれている内容を比べてみると・・・

◎「勉強法」
・試行錯誤と成功体験の組合せによる「強化学習」
・自分の作業に制限時間を設ける「タイムプレッシャー」
・他人の目を気にしないくらい、目の前のものに集中する「集中力」
・五感をフル活用する「記憶術」
・文章能力と国語力を鍛えるための「読書のススメ」
などなど・・・

◎「仕事術」
・脳の出力と入力のサイクルを回す(脳の感覚系と運動系)
・経験、意欲、ひらめきに基づく「創造性」
・偶然の幸運に出会う能力「セレンディピティ」
・脳をポジティブにする「楽観主義」
・専門性と総合的な人間力の両面からダイナミックレンジを広げる

などなど・・・

あくまでも私の所感ですが、
勉強」というと、個人でするもの、決まった正解があるもの
というようなイメージがあります。
対して「仕事」というと、他の人との関係の中で行うもの、
決まった正解が無いもの、という感じで捉えています。

もちろん仕事によっては、一人でするものもあるし、
決まった手順に従ってやらなければならないものもありますけど。

そんな視点でこの「仕事術」の本を読むと、
「勉強法」の内容をベースにしながら、それに加えて
決まった正解がない中で、どうやって仕事の成果を
あげていくか
について茂木さんの考え方や仕事観が
多く書かれているように感じました。

例えば・・・

まずはアイデアや考えを言葉にしてみる。
よし悪しを判断したあと、今度はそれを実行してみる。
仕事は自分の中に抱え込まずに「早めに作品にして
リリース(出荷)すること」が大切です
」(P32)

「アウトプットが大切」、というのは、
既にお馴染みのフレーズだと思いますが(笑)
実際の仕事の現場などでは、
プランがまだうまくまとまっていない、
成功する自信がない、
などの理由をつけて、実行を先延ばしにしたり
周囲の人たちに相談もせずに自分で抱え込んでしまっている
ケースが案外、多いのではないでしょうか?
ちなみに私は、心当たりがいっぱいあります・・・

ビジネスのスピードが加速している、というのも
これまたよく言われることですが、
そういう時代だからこそ、例え完璧でなくとも
自分のアイデアや考えは企画書や言葉にして
アウトプットする方が、最終的には良い結果を生むことが
多いような気がします。

もっとも・・・
最初のうちは、周囲から「ダメだし」されるリスクは取らなければ
いけないと思いますが・・・・

■「なりたい自分」になるために

人間としてのより高い状態を目指すこと。
そのために学習し続け、行動し続ける。
それこそが「なりたい自分」になる唯一の方法なのです。
そして、「なりたい自分」になった時、
「感覚系学習」で思い描いていた憧れ、夢が、「運動系学習」
によるアウトプットを通して、生命力が輝く理想の仕事として
結実するのです
」(P208)

これは、一番最後の章に書かれている言葉ですが、
きっと茂木さんの仕事観を端的に表している言葉じゃないかな、って
おもいました。

自分の思い描く未来に向けて「学習し続け、行動し続ける」ことは、
まぁ、当たり前といえば、当たり前ですが
(これがなかなか、そう簡単に出来なかったりするのですが)
それと、もう一つ。

僕は、よく学生たちに「自分の正体を簡単に決め付けるな」と
言っています。「自分は○○をする人間だ」と定義することは
「変わり続ける」ことを否定しています。しかし、人間の
脳の可能性はそんなに簡単に定義できるものではありません。
脳は変わり続ける器官です
」(P212)

ここに書かれているように、自分の可能性を限定しない
というポジティブな考え方も大切な事ですよね。

昨年の「24時間テレビ」のマラソンランナー、エドはるみさんが
スタートの間際に

人は命がある限り
いくつであっても
いつからであっても
変わることが出来る

という言葉を残されましたが、自分の能力や年齢を
「できない」「やらない」ための言い訳にするのではなく、
6年間、コツコツと走り続けて夢を実現させた
エドさんの姿を改めて思い出してしまいました。

※お笑いタレントのエドはるみさんは、有名になるずっと以前から
「いつか24時間テレビ」のマラソンランナーとして走りたい!と
6年間ずっとジョギングを続けていたそうです。。

あの〜、正直に白状しますけど
私も40歳を過ぎた頃から
自分も、もう40過ぎだから、今さら・・・」と思うことが
しばしばありました。

昔、ある人から「人が年を取るのは、自分の可能性を
限定していくことと同じだ
」というような事を
言われたことがあるんです。

で、単純細胞な私はその言葉を信じ込んで、
ずっと覚えていたんですね。

確かに今さら「アイドル歌手になる!」という可能性は
なくなったと思うので、可能性が限定されるというのは
一面では真理かも知れません。

でも、反面では40数年の経験を積んだからこそ、
出来る可能性が拡がった!
こともある訳ですよね。

だから、『年を取る=可能性が限定される』、という公式は
すべてに当てはまるとは言えないと、考えられるように
なってきたんです。。

今さら○○はできない!」と、自分の可能性の芽を摘んでしまう
ようなことは避けようと思います!

■最後に・・・

しかし、ある時「脳科学者という肩書きなのだから、
脳について答えるのは当たり前だ」と気づきました。
それが「自分の見え方」なのです。
それ以来、他に言いたいことがあっても、必ず脳の働きに
ついても触れながら答えることにしました
」(P137)

この文章を読んだ時に、「あぁ、そういうことか」と
妙に納得できたことがあります。

「勉強法」とか「仕事術」というように
タイトルに法や術という言葉が使われているので、
読み手としては「ノウハウ本」と期待して
読んでしまいがちですが、
この本はノウハウが書かれたものではないと思うのです。

「脳のはたらき」を例題として説明しながらも
書かれているのは、茂木健一郎さんという個人の
価値観や仕事観などと、それにまつわる個人的な体験談。

だから「ノウハウ」を求めて読むと、少しがっかりして
しまうかも知れませんが、茂木さん個人の意見に
耳を傾けて勉強させて貰おう、
と思って読むのが
一番しっくりくる読み方かなって思います。

それでは、このへんで。
今日もお付き合いくださって、ありがとうございました。
posted by penguin-oyaji at 22:25 | Comment(4) | TrackBack(0) | 読書(心理学・脳) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月01日

Oh!脳!・・・・「単純な脳、複雑な「私」」


Book-No.132
「単純な脳、複雑な「私」」

池谷 裕二 著
朝日出版社


今回もやっぱり「脳」ですじゃ。
(どこまで続くのでしょう?・笑)

この本は、コメント欄でkaizokuouさん
教えてもらい、手に取ってみた次第・・・

感想・・・?

とにかく「面白い!」の一言でした!
読んでいて、「へ〜、へ〜」と
トリビア状態に陥り(ちょっと古い!)
目からウロコがボロボロとこぼれ落ちました。

脳研究者の著者が母校で高校生を相手にした
講義録をまとめた形となっていて、
400ページくらいある厚い本ですが、
面白さにつられて、すんなりと読み終えてしまいました。


■「モテ」の脳(恋愛は快楽だ!)

脳はウソをつきません。つまり、脳を覗けば、
恋愛している脳の状態がわかります
」(P61)

40過ぎのオヤジにとっては、縁遠くもあり、
でも興味がない訳ではない恋愛の話しです(笑)

恋愛まっただ中の人の脳の状態を調べると
「テグメンタ」と呼ばれる部位の活動が
活発化しているそうです。

で、

この「テグメンタ」は恋愛以外のときにも
活動することが知られているそう。
どんな時かというと?
薬物とかアルコールを服用している時で、
テグメンタは快楽中枢というわけです。

脳の快感はテグメンタから生まれる。「恋愛」しているときに
テグメンタが活動しているということは、恋愛は快楽だと
いうことになります
」(P63)

恋愛は快楽だ』というのは、自分の経験に照らし合わせて
考えてみても、なんとなく理解できるのですが、
まさか!その気持ちよさが麻薬などの薬物と同質のものだと
いうのは、ちょっとビックリ!

つーことは、なんですかね。

薬物はまぁ横に置いといて、
アルコールも飲みすぎると身を滅ぼすのと同じように
「恋」も、サジ加減を誤ると、自己の破綻につながると
いう事ですかね?

そういえば、「年をとってから、色、恋に狂うと恐い!
なんて言われたりしますから、気をつけなければ・・・

と言うよりも・・・


早く嫁さんを貰え!
って事のほうが大切か(汗)

(いつも通りのオチで、スンマセン)


■「がんばれ」実験の結果から・・・

目の前に置かれたモニターに「握れ」と表示されたら、
手元のクリップを軽く握ってもらう
」(P138)

上のような実験をやったときに、「握れ」と表示される直前に
サブリミナル映像で、「がんばれ!」と見せると、
見せなかったときと比べて握力が2倍になり、
握る力を出すまでの時間も早くなってしまう、という
実験結果が得られたそうです。

あっ、ちなみに「サブリミナル」というは・・・
画面に一瞬だけなんらかのメッセージを見せると、
当人には見えた気がしないんだけど、無意識の世界に
届くらしいというやつですね
」(P68)

普通、自分の行動は自分の意識下で行っていると
思うじゃないですか。
自分が意識してやっていると・・・

でも、考えてみると息を吸って吐くのは無意識の行動ですよね。
その他にも日常の中で無意識の行動って、無数にあります。

ただ・・・

グリップを握る、という自分が意識してやっている行動にも
無意識が影響しているのかと思うと、
自分の主体性とか、意識ってなんだろう?って
思ってしまいます。

だって、自分が意識しているものとは違うところで、
自分の身体が反応してしまっている訳ですから・・・

うーむ

■2:6:2の原則について思うこと
突然ですが・・・「2:6:2」の原則ってご存知ですか?
例えば会社組織の例で言うと

組織の目標に向かって積極的に行動する人が全体の2割
組織の足を引っ張るようなネガティブな感情を持つ人が
2割
そのどちらでもない中間的な人が全体の6割

組織の人員はそんなふうに構成されているという見解です。

面白いのは、ネガティブな2割を排除しても、
また自然と中間層の一部がネガティブな方に回り込んで
全体は2:6:2に戻る、というところです。

今まで自分は当然のように、組織の足を引っ張る人たちのことは
ネガティブに捉えていたのですが、
この本を読んで、少し見方というか、捉え方が変わりました。


アリの行列について書かれているくだりがあるのですが、
要約すると、以下のような感じ。

エサを見つけて巣へ持ち帰る時に、殆ど大多数のアリは
行列にしたがって、行動するけど、一部のアリは行列に従わず
ふらふらと別のルートを取ってしまう。

全員が頑張る働きアリであった方が成果が上がるはずなのに、
でも、アリの社会は、言うことを聞かないヤツを必ず残しておく。
進化の過程で排除しなかった。それはなぜだと思う?

−そのアリがもっと短いルートを見つけるかもしれないから・・・。
まったくその通り!」(P313)

つまり、組織の構成員全員が同じ価値観で行動していることが
必ずしも良いことではない、ということですね。

それに、大きな変革の立役者というのは
他の人とはちっと違う異端児である事がよくありますからね。

そもそも「言うことを聞かないヤツ」というのは、
その時の組織の方向性やリーダーから見て、という相対的な
見方であって、絶対的ではない。

なぜなら、組織は最も良いであろう、という仮説に基づいて
行動することが多いから、時には間違った方向に
進んでいることだってあるわけだし、
現在の施策が必ずしもベストでないことだってあるから。

であれば、他の人とは違う「変わった人」も受け入れる
懐の深さみたいなものがあっても良いかも。

ある日、なんどき、その「変わった人」がブレークスルーして
何かとんでもない大活躍をするかも知れないのですから。

それに、排除したところで結局また2:6:2に
戻ってしまうのだから・・・・そういうものと割り切ることも
必要かと・・・・


■最後に・・・
「脳」の話しって、ほんとうに興味深いですね。

当たり前と思っていたことが、実は違っていたり、
逆に何気なく行動していたことが「脳」から見ると、
実に合理的な判断のもとで説明がついたりと・・・

この本では難しい話も高校生相手の講義という事で
噛み砕いて、順を追って説明されているので、
すごく分かりやすかったです。

最後になってしまいましたが、
教えてくださったkaiokuouさん、ありがとうございました。
そして、ココまで読んでくださった皆さんにも、
ありがとうございました。

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2009年05月29日

脳を活かせてなかった!私の受験勉強・・・「脳を活かす勉強法」


Book-No.131
「脳を活かす勉強法」
奇跡の「強化学習」

茂木健一郎:著
PHP研究所


まだまだ「脳」は続くのです。。
(しつこい?)

著者はもはや説明不要かと思われますが、
テレビ等でもすっかりお馴染みの、茂木健一郎さんです。

内容的にはタイトルに「勉強法」とあるくらいですから、
脳の特性を利用した勉強法について書かれていると
思われるでしょうが・・・それは全体の半分くらい。

残りの半分は脳の特性を絡めた散文的なもので
構成されています。

ガチガチの勉強法を期待して読むと、
ちょっと裏切られた気分になるかも・・・

■ポイントは3点
本書の中に書かれている「勉強法」のポイントは3点
・「ドーパミン」による「強化学習」によって、脳を強化する
・「タイムプレッシャー」によって、脳の持続力を鍛える
・「集中力」を徹底的に身につける
と・・・・

これだけでは、読んでいない方にとっては
???」だと思いますが、
詳しくは本書を手にとって確認してみてくださいまし。

すんません。他に書きたいことがあるので、
思いっきり端折ります。。(汗)


■勉強の「やり方」

最初は取り立てて秀才とはいえなかった僕が、
なぜそれぞれの学校で学年一位になることができたのか。
その過程において、いったい僕に何が起こったのかと
いうことです。
それは、「勉強のしかたが分かった」からに尽きます。
そして、僕の勉強法は周りの人たちのそれとは、
まったく違うものだったのです
」(P7)

この本の冒頭に、茂木さんの学生時代の成績についての
エピソードが書かれています。
そこでのキーワードは「勉強のしかたが分かった」・・・ですね。

先日(5月17日)、「エチカの鏡」というTV番組を見ていたら、
高校中退、ひきこもりで偏差値30から半年の勉強で、
早稲田大学政治経済学部に合格した人を取り上げていました。

その彼はネットを駆使して早稲田合格に必要な勉強法、
体調管理法などの情報をかき集めて、その中から
良いと思ったものを実践していった、と
インタビューに答えていました。

テレビを見ている限りでは、
受験で大切なものは、しっかり暗記すること。
どうせ忘れるのだから、一回目は適当に時間を抑え、
その分を「復習する」時間にまわす

というような事を話していました。

で・・・
思ったのは、
「やり方」の優劣が、結果を決める

という事です。
(当たり前のことで、スンマセン。。)


■受験勉強の思い出(要領が悪かった!)

私も20年以上前に大学受験を経験しました。
それも、2年続けて!!(一浪です)

今から思えば、当時の私の勉強法は
本当に非効率的というか、要領が悪かったぁぁぁ〜

私の場合、英語が特に苦手だったのです。
高校3年になっても、be動詞と一般動詞の区別が
つかない・・・というひどいアリサマでした!
(汗)

で、何をしたかというと・・・
取りあえず参考書を買ってきて読むのですが、
元々レベルが中学1年生くらいで止まっているので、
大学受験の参考書を読んでも、理解できないことの方が
多いんですね。

だから、参考書で分からないところで引っ掛かると
それを補足するために、また別の参考書を買ってきて・・・
また分からなければ、別のを買って、と。
本当に机の周りには参考書の山が築かれていましたよ(笑)


お金も時間も随分と無駄にしました・・・はぁ〜


その頃から思っていたのですが、
勉強ができる奴というのは、勉強の「やり方」までを含めて
考えられる人なんだなぁ〜と。

自分で言うのもなんですが・・・
勉強時間は私もそれなりに費やしました。
(1日、12時間くらいは机に向かっていました)
でも、「時間」という『量』が大事なのではなく、
効率的、効果的な『やり方』でやっているかどうかの方が
ずっと大切だったと思うのです。


■まとめ
何だか、本とは関係ないことばかり書いてしまいましたが・・・

冒頭でも書いたように、この本はガチガチの勉強法が
書かれているわけではありません。
また、読む人によっては、既知の情報が多いかも知れません。
それに学生と社会人では勉強の目的も方法も違うと思うので、
本書に書かれている内容が、そっくりそのまま使えるわけでも
ないと思います。

ただ、上で書いたように、勉強もガムシャラにやればいい、と
いう訳でもなく、効率的・効果的な「やり方」が
必要になってくると思うのです。

そのためにも

・自分の作業に、制限時間を設ける
・人の目を気にせず、なりふりかまわずやる「鶴の恩返し勉強法」
・細切れ時間勉強法
・暗記する時は、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚の五感を総動員する
・睡眠は、記憶の整理だけでなく記憶を定着させる効果もある
・朝はもっとも脳がパワーを発揮しやすい時間帯

などなど・・・脳の特性を活かした勉強法のヒントをこの本から
つかんでおくことも必要ではないかと感じました。

それでは、このへんで・・・
今日も最後まで、ありがとうございました。

posted by penguin-oyaji at 20:54 | Comment(6) | TrackBack(0) | 読書(心理学・脳) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月27日

脳がつくる自分の気持ち・・・「脳と気持ちの整理術」


Book-No.130
「脳と気持ちの整理術」
意欲・実行・解決力を高める

築山 節 著
NHK出版 生活人白書


一度はまると、しつこい!という自分の性格丸出しですが(笑)
またもや、「脳」の本です!
しかも前回のエントリーに続き、築山先生の本です。

前著となる「脳が冴える15の習慣」が、
脳にとって良い「習慣」をメインにして書かれていたのに対し、
本書では、思考力を高めたり、感情(気持ち)を
整理したり、コントロールすることに焦点をあてた内容に
なっています。

■自由から逃げ出せ・・・?

人間の脳は、選択肢が無限にあるような状態に耐えられず、
自主性の放棄に向かっていくものだと思います。
すべての時間と労力を自分のために使っていいと考えると、
かえって何をどこまでやればいいのかが分からなくなり、
次第に何もしたくなくなっていくはずです
」(P54)

会社で仕事をしたいた頃は、
もっと自分の自由な時間が欲しい!」と、
よく思っていました。

時間さえあれば、もっとやりたい事ができるのになぁ〜、と。
で・・・・

今は朝は何時に起きるかも自由、
その日一日、何をするのかも自由、
おまけに一人暮らしですから、
家族に何か言われたりすることもありません。
たまに、飲み会の声を掛けられたりすると、
いそいそと出掛けたりしますが・・・ ^^


とにかく、自由!


パラダイスじゃぁ〜!


と、最初は思っていましたよ。


でも・・・


この本に書かれているように、
自由という制約のない状態は、
裏を返せば「すべてを自分で決める」ことでもあり、
終日、ボーっとしていても誰からも怒られない
という事でもあるのですよね。

さらに・・・

会社で仕事をしている時と比べると、
人とのかかわり具合が、ものすごく少なくなります。。

人とかかわる事によるストレスも殆ど感じないので、
まぁ、快適といえば快適なのですが、
逆に人から感謝されたり、喜んでもらう場面も少ないので、
退屈といえば、退屈です。。

そんな生活をしているので、
自主性の放棄に向かっていく」という言葉が何だかものすごく
実感できたし、妙に恐くもありました・・・

何もかもが「自由であること」というのは、
ある意味では、とてつもなく恐いことでもあるのですね。


■出来事と感情のつながり

感情は基本的に、自分が聞いたり読んだりした言葉や
体験した出来事に直接結びついているものではありません。
その記憶と、それに対する自分の解釈に付随して
発生しているものです。
そのため、同じ言葉や体験でも、それに対する自分の解釈を
変えることによって、快の刺激にも不快の刺激にも
することができます
」(P180)

この文章などは、まさに「陽転思考」そのものですね^^

事実が感情を呼び起こすように思っていますが・・・
例えば、親や上司に怒られた時には、
申し訳ない気持ちになったり、逆にムカついたりしますが、
怒られたという事実を、自分がどう受け止めたかで
湧き上がる感情も違ってくる、ということですよね。
だから、目の前の事実に対して自分がどう感じて、
何を考えるかが、大切なんですよね。

>出来事そのものと自分の感情は
>まっすぐつながっているようで
>そうじゃない

この事を最初に気付かされたのは、
昨年の春頃に、以下のブログの記事を読んだ時でした。
(私が書くより、分かりやすいと思いますので、
よかったら読んでみて下さい)

◎「和田裕美のとこのスタッフです。ようこそ裏WADAブログへ」
水濡れ注意2 (2008.4.20)


感情を理性的にコントロールする方法として有効なのは、
感情そのものでなく、感情を発生させる刺激を
コントロールしようとすることです
」(P172)

ツライ、悲しい、寂しい、そんな何とかしたい自分の感情を
コントロールするためには、
「悲しい、なんて言ってちゃダメ」と、
感情そのものを打ち消すのではなく、
その原因となった出来事に対する自分の受け止め方(考え方)を
変えるようにすると、うまくいくように思います。


■天の時

自分の欲しい果実を手に入れるために、目標に向かって努力し、
いろいろなアプローチをすることはもちろん大切ですが、
時機が来なければ手に入らない成功もあるものです。
自分の経験が足りていないために手に入らなかったり、
経験は足りているものの、状況が整わないために
手に入らなかったりする
」(P200)

脳は「少しずつ」「一歩ずつ」がもっとも合理的であるように
できています。待たなければいけない時間が長い人生の中で、
少しずつ情報を脳に入力し、有効な知識を着実に増やしていく。
思考と気持ちを整理し、目の前の問題を冷静に解決しながら、
目標に向かって一歩ずつ進んでいく。自分を成長させていく。
結局はその方が早いはずです
」(P202)

上の文章は、「待つ」ということの大切さ、と題されたあとがきに
書かれているものです。
何と言うか・・・ものすごく示唆に富んだ文章だと感じました。

ビジネスの世界ではスピードが求められ、優先されるように
なってきました。
だから・・・という訳でもないかも知れませんが、
個人でも、早く結果が欲しい、出さなければならない!という
気持ちを持つ場面が増えてきたように感じます。

でも・・・

天の時、地の利、人の和」という言葉があるように、
成功するためには、「天の時」、つまり運命の時があると
思うのです。
だから、その時がやって来るまではひたすら待つ。
でも、ボーっと待っているのではなく
チャンスの時を逃がさないよう、日頃から一歩ずつでも
コツコツと自分の実力を蓄えて準備を整えておかなければ
ならないわけですよね。

一発逆転ホームランもアリ、だとは思うのですが、
長い目で見れば、それはやっぱり一瞬の成功でしかない場合が
殆どだと思うのです。

コツコツと一歩ずつ実力をつけていった人が
「本物」になっていくのだと思います。

スピード感が求められる時代だからこそ、
大局的な視点も忘れないようにしたいと思いました。


それでは、このへんで・・・
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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posted by penguin-oyaji at 21:36 | Comment(2) | TrackBack(0) | 読書(心理学・脳) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月24日

がんばれ!ぼくの前頭葉!・・・「脳が冴える15の習慣」


Book-No.129
「脳が冴える15の習慣」
記憶・集中・思考力を高める

築山 節 著
NHK出版 生活人新書


ちょっと、「脳」というものに興味を持ち、
前回に引き続き、「脳」に関する本です。

ベストセラーにもなった本ですので、
既に読まれた方も多いかもしれませんね。

著者の築山氏は医学博士で、脳神経外科の
専門医でもある方です。
そして本書の中では「脳にとって良い習慣」として
集中力を高める、脳の持続力を高める、
問題解決能力を高める、ための15の習慣に
ついて提案されています。

全体的に平易に書かれていて、
とても読みやすいのですが、

実は・・・

この本は読んでいて、何箇所か
思わず身震いするような事が書いてあり、
個人的には、ちっと青くなりました・・・です。

■恐るべし!前頭葉!

実際、前頭葉機能が著しく低下している人は、
片づけができなくなります。
何をどこに仕舞えばいいのかを考える力が弱いので、
必要なものまで捨ててしまったり、
ごちゃごちゃに仕舞ってしまったりする
(結果的に、物をよくなくすようになります)
」(P67)



( ̄▽ ̄;)!!ガーン


何度か、このブログでカミングアウトしていますが、
とにかく、私は片づけが苦手で部屋の中には
物が散乱しております(汗)

これは自分の性格的なものかと思っていたのですが、
どーやら、脳の中の前頭葉の機能が低下しているからだと
いうのです。。。

ちょっと、順を追って説明させてもらいますね。
先ず前頭葉って何かというと・・・

前頭葉は、(目や耳から入力された)その情報を処理する。
入力された情報を、記憶として蓄えられている情報と組合せ、
思考や行動の組み立てをつくり、運動野を介して
体に命令を出す。脳の中の司令塔のような役割を
果たしています
」(P60)

つまり、前頭葉は脳の中の司令塔ってことですね。
で・・・
この司令塔の機能が弱くなると何が起こるか・・・

前頭葉が指令を出し続けられなくなったとき、
次に人間を動かすのは感情系の要求です。
つまり、面倒なことはしたくない、楽をしたい、
人任せにしたいという、脳のより原始的な欲求に
従って動いてしまいます
」(P61)

感情の赴くまま、本能のままに行動するようになる・・・
ということでしょうか?
何と言うか・・・ルーズというか、
おバカな人になってしまうような感じです!!

そーいう、おバカな人にならないようにするためには
どーすればいいのか?

小さな雑用を毎日積極的に片づけていると、
その程度のことなら面倒くさいとは感じなくなってきます。
同時に、イライラも抑えやすくなる。これは脳の中で、
感情系に対して思考系の支配力が強くなってきたことを
意味しています。そうしたら、もう少し困難な問題に
取り組んでいけばいいわけです。
そうやって脳の体力を高めることから始めていくと、
無理なく、問題解決能力の高い人になっていくことが
できます
」(P66)

日々、コツコツと手足を動かしながら
雑用などをやると良いようです。
そうすると、結果的には問題解決能力も高まるようで。

そんなわけで、今日は普段あまりやらない掃除と片づけを
2時間ほど、みっちりとやってみました。

これで大丈夫か、私の脳は?

がんばれ、ぼくの前頭葉!!

■誰かのために本を読む

情報を意識的に脳に入れるためには、基本的に、
その情報を出力する、いつか人に伝えるという前提が
必要です
」(P114)

情報を後で誰かに伝えようと思っていれば、
要点を意識的に捉えて、脳に入れようとするでしょう。
そうすると、その要点を断片として、文章や話の全体も
思い出しやすくなる。
話が上手い人、話題の引き出しが多い人は
話術に長けているだけでなく、
そういう意識を常に持って、文章を読んだり、
人の話に接したりしている人だと思います
」(P115)

私の場合で言えば、
昨年から本を読む量は以前と比較して飛躍的に増えました。

ただ、悲しいことに次から次へと本を読んでも
片っ端から忘れてしまうんです、何が書いてあったかを
(汗)
はっ!これも前頭葉の機能低下のせいか?!)

ひどい時には、その本を読んだ事実すら忘れてしまいます。。

そんな瞬間健忘症の私にとって、役に立ちそうな
Tipsが「誰かに伝えようと意識しながら読む」という事ですね。

そういえば・・・

例えば、本を読むときの読み方が誰かに伝えるためにという
視点で読んでいるんです。自分のために本は読まないですね

(「小山龍介責任編集 勉強術」P05より抜粋)

HACKSでお馴染みの小山龍介さんと和田裕美さんの対談の中で
和田さんが上記のようなことを話されてたのを思い出しました。

和田さんの本の読み方も脳の使い方としては合理的なんですねぇ。
それに、ふだんから、そうやってインプットしていることが、
あのような素晴らしい講演のお話しに結びついていたのかぁ〜って
この本を読みながら、深く頷いてしまいました^^
 

《参考図書》

職場での会議やミーティングの中で自分が読んだ本の話を
しよと意識してみたり、あるいはブログでアウトプットすることを
意識するだけでも記憶の定着力が違ってくるようです。

そんなわけで、最近は私も本を読むときには
付箋をペタペタと貼りながら、
これブログのネタにしよう!むふふ」と意識するように
してみました。さて、効果のほどは・・・・?

■最後に・・・
他にも

・朝、ある程度一定の時間に起きて、太陽の光を浴びる
・歩くというのは、足を中心とする全身運動ですから、
脳全体に血液が巡りやすくなる。
・「睡眠も思考の一部」と考えて、早く寝るようにしましょう。
・脳の健全な働きを保つには、目を動かして積極的に
情報を取ることが必要

などなど、日常の中で手軽に始められる脳に良い習慣が
数多く書かれています。

とりあえず私は、日常の雑用を積極的に行って、
前頭葉を鍛えようかと思っています。
明日も、掃除、片付け、がんばるぞぉ〜!!

では、今日も最後までありがとうございました。
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posted by penguin-oyaji at 20:34 | Comment(2) | TrackBack(0) | 読書(心理学・脳) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月22日

スモールステップでいこう!・・・「脳が教える!1つの習慣」


Book-No.128
「脳が教える!1つの習慣」

ロバート・マウラー 著
本田 直之 監訳
中西 真雄美 翻訳
講談社


最近、妙に本田さんづいているような・・・

既に読まれた方も多いかと思いますが、
レバレッジシリーズでお馴染みの本田直之さんが
監訳された本です。

内容は、ザックリ言ってしまえば
「スモールステップの法則」について、脳科学の見地から
解説したものと、言えると思います。

そもそも原題が
「ONE SMALL STEP CAN CHANGE YOUR LIFE」
ですからね・・・

■大きなものは刻め!

一歩一歩は小さくても、確実に行動し、習慣にすれば、
やがて大きな目標に到達することができる
」(P42)

大きな目標、簡単に出来そうもない目標に向かう時には
今すぐ出来そうな行動にまで、刻んで小さくするのが良い・・・
まぁ、色々な本に書かれているような内容ですが、
これも脳科学的にはちゃんとした根拠があるそうで。

変化を起こしたいのに行き詰まっているというとき、
たいていは大脳辺縁系がそれを台無しにしている
」(P48)

脳は、新たな挑戦、チャンス、欲望によって、
ある程度の恐怖心が起こるようにできている。
その挑戦が転職であろうと、初対面の人に会うことであろうと、
偏桃体は身体の一部に対し、「動きにそなえろ!」と警報を出す
そして、脳の思考部分である大脳新皮質へのアクセスを制限し、
ときには停止させてしまう
」(P49)

つまり、脳は大きな変化に対しては、恐怖心を持つように
プログラムされていて、何か革新的な大きな変化を好まない
、と
いうことなんですね。

そういえば・・・

予備校に通っている頃、英文解釈の講義で
人間は変化を嫌う、保守的な生き物である」という事が
書かれた論説文を何度か読んだことを思い出しました。

変わりたいと思っているのに、なかなか変われないというのも
このへんに問題が潜んでいるんですね。

何だか、脳の性質と絡めて説明されると妙に納得した気分に
なったのでした・・・
(単純な私!)


■小さな質問

あなたの脳をプログラムするもっとも強力な手段の一つが、
「小さな質問をする」というテクニックだ
」(P62)

脳は質問が大好き・・・・(恐怖心を引き起こすような
大きな質問でなければ)と、書かれているのを読んで、
なるほどねぇ〜、と思いましたよ。

例えば、セミナーや講演会に出席している時に
突然、「みなさんは、どう思われますか?」みたいなことを
言われると、その瞬間から「聴くモード」だった自分の脳が
考えるモード」にシフトチェンジする事ってないですか?

それに、自分で自分に質問をしたとき、
・・・・・
明日の昼飯は何にしようかな?
(例えが、稚拙ですみません!)
・・・・
まさか!自分の質問に自分でシカトしないですよね。
一応は考えるモードになるじゃないですか。

そしてキモは・・・・

同じ質問を何度も繰り返してほしい。そうすれば、
脳が質問を記憶し、じっくり考えて、やがて興味深く
有意義な答えを返してくれる
」(P70)

小さな質問を繰り返すっていう事ですね。
つまり、継続するということ。


■小さな質問の婚活

一ヶ月以内に間違いなく王子様が現れるとしたら、
今日はこれまでと違うどんなことをやってみようか?
」(P81)

本書の中で、小さな質問を繰り返すことで、
やがて理想の人と出会い結婚して幸せな生活を
手に入れた人のエピソードが出てきます。

もしも、一ヶ月以内に運命の出逢いがあるとしたら・・・?

うーん、私の場合は可及的速やかにダイエットですかね?(汗)
それから、着るものももう少し小奇麗にするとか・・・

つーぅぅぅか、

婚活する前に就活しろ!


って感じですね、私の場合・・・あはは!


■最後に・・・・

最近、茂木健一郎さんの活躍もあってなのか、
あるいは「脳トレ」の影響なのか・・・
書店さんに行っても、「脳」に関する本をよく見かけますし、
実際に売れている本も多いようで・・・

典型的な文系人間ですので、科学的な話は
あまりよく分からないのですが、
それでも、この本のように普段、自分が感じていた事や
本で読んだ行動理論を脳科学の見地から
説明してもらえると、納得感も深まりますよね。

私の場合、将来的に脳科学者になる事はあり得ないと
思われますので(笑)、脳の仕組みについて
詳しく知ると言うよりは、自分にとって有用と思われる
生活習慣や行動習慣を一つでも、二つでも
見つけ出して、それを愚直に実行してみることが
大切なんだと思います。

そういった意味で、この本では
「小さな」行動とか、「小さな」質問とか、「小さな」瞬間と
全体を通して「小さな」がキーワードになっているので、
自分で実践するにしてもハードルが低く
すぐに日常の中ですぐにでも出来そうなことが
多く書かれていてとても参考になりました。


それでは、良い週末をお迎え下さい。
今日もありがとうございました。

タグ: 本田直之
posted by penguin-oyaji at 23:10 | Comment(6) | TrackBack(0) | 読書(心理学・脳) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする