2014年02月23日

ボクは何で本を読むのだろう?(感動の最終回?)

さて、ムダに長い超大作も今回で完結です!

 

最後は今まで書いたきたコトを総括してまとまるのと、

私が読書について最近思っていることを駄文的に

まとめてみたいと思います。

 

じゃぁ、いってみようか!

スタンド・アリーナ、盛り上がってるか〜い!(←勘違い!)

 

読書について知っておきたい10のこと

 

1)読書では何冊読んだかではなく、何をどれだけ学んだかが大切

 

2)書いてあることを表面的に理解するだけではなく、自分自身のものに

 なるくらいまで、きっちりと理解する。

   自分の言葉で説明できる

   本に書いてあることを用いて、他の事例についても説明できる

   自分の仕事や生き方に活かせる

 

3)情報を得るだけでなく、筆者のロジックを追って読めるようになる

 

4)読書によって基礎知識を身につける。そのためにも良い入門書を読む

   知識や考え方の偏りを防ぐために入門書などは3冊(複数)読む

 

5)難解な文章も諦めずに、線を引いたり関連書を参照しながら丁寧に読む

 

6)速読が出来るのは、自分に基礎知識があるから

 (基礎知識がなければ速読も出来ない)

 

7)意識を高めるための本は何度も同じ本を読み、自分の心に染み込ませる

   意識を高めるのに向いた本:人生の深みを知っている人が書いた本

    あるいは、「論語」のように長く読み継がれてきた本。そこには

    時代に流されない人としての普遍的なことが書かれている

 

8)小説を読むことで感性を高めたり、表現力を養ったりできる

 

9)読書ノートで記憶を定着させたり、理解を深めることが出来る

   自分の気づきや意見などをメモするようにする

 

10)良いアウトプットのためには、良質のインプットを出来るだけ多量に行う

   普段どのような情報に触れているかによってアウトプットの質が決まる

 

自分のレベルをあげるためのチャレンジ

本が売れない。特にむずかしい本でよい本がなかなか売れない

というのは、日本の国にとっては、非常に残念なことだと

思っています。

 

「「読書力」養成講座」

 最近、よく思うのですが・・・

08年頃からビジネス書を中心に本を読むようになってからの6年間。

読みやすい本、分かりやすい本ばかり読んできたなぁ、と。

 

先日、ネットで「ビジネス書も食傷気味なんですよね〜」と

書き込まれているのを見掛けたのですが、

私もまったく同じ気持ちなんですよね。

 

これは、私自身の感性が鈍ってきたのか?

それとも、最近のビジネス書が面白くないのか?

まぁ、どちらでも良いんですけど・・・

 

でも!

 

一つだけ思うのは、分かりやすい本、読み慣れているジャンルの本ばかり

読んでいても自分のレベルとか上がらないんじゃないか?と。 

ドイツ観念論の主要著作というのは、一般の人がひもといた場合、

「一行も理解できない」ということがあり得るのです。

 

1日で学び直す哲学」(甲田純生:著)

 「一行も理解できない」!!そんな本がこの世に存在する意味があるのか?

とも思ったりもするのですが(笑)、そこまで難解ではないにしろ

読んでいてイマイチ理解できないコトが書かれている本にぶつかることって

ありますよね。

 

分からないから敬遠するのではなく、

「分からねば 分かってみせよう ホトトギス」の精神で

チャレンジすることも必要かなぁっと。

 

それから・・・

 

ご無沙汰気味だった小説も、これからはもっと読みたいなぁと思う。

歴史物とか、この年になるまで殆ど手つかずの海外文学とか。 

失敗にはいろいろなパターンがありますが、成功はワンパターンです。

トルストイの『アンナ・カレーニナ』の冒頭の「幸福な家庭は

みな同じように似ているが、不幸な家庭は不幸なさまもそれぞれに

違うものだ」(原卓也訳)という有名な一節と同じです。

 

「「読書力」養成講座」

 こんなふうに小説も感性を磨くだけじゃなくて、人生について

学ぶべきことがあると思うんですよね〜

 

それに、友達とTwitterのリプでやり取りをしていて

教えられのですが、

仕事に直接は役に立たなくても、

「教養」って身に着けておいた方が良いんですよね〜

 

きっと本当は正しい読書法なんてない・・・

さて・・・

 

最後の最後に身も蓋もないないコトを書いて終わりたいと思います。

 

冴えないオッサンが、

たかだか本を数冊読んだだけで

あーでもない、こーでもない、と、

エラソーに読書論みたいなものを

ここまで語ってきたわけですが・・・

 

でも!

 

きっと本当は正しい読書法なんて無い

と、そう思っています。

 

例えば、ビジネス書を読んでも仕事が出来るようになるワケじゃない、

ということが一時、ネットでも話題になっていましたが、

その時に私はブログでこんなコトを書きました。 

例え、著者や編集者がどのような意図をもっていようが、

その本をどう読むかは、読者の自由なんだと思う。

 

正しい読み方なんて無い!

 

ビジネス書・自己啓発書を読んで、

それを実践して、成長するもよし。

気分を味わうだけであっても、それもまたよし。

 ビジネス書の著書が「是非、この本を読んであなたも成功して欲しい!」

と思って書いた本であっても、それをどう読むかは読者の自由!

 

時々、人が書いた小説の書評に対して

「それは、筆者の意図を理解してない!読み違えている」

などと反論をしている人がいますが、

それも私に言わせれば、余計なお世話。

 

どんなにスジが違っていても、

小説を読んで、どう感じたかは個々の読者の自由でしょ。

読み違えもなにもない。

 

それと・・・

 

最初に自分で書いたことと矛盾しますが、

読んだ本の内容って、覚えていないようで

案外、覚えていると思うんですよ。

 

でも、ふだんはいわゆる無意識層に眠っているから、

「忘れた」と思っているだけ。

何かの拍子に「そう言えば、あの本にこんなコトが書いてあった」と

思い出すことってあるでしょ。

 

脳科学のことは詳しくないので、よく分からないけど、

きっと、本を読んで得た知識がどんどん無意識層に蓄積されていって

ある臨界点を超えると、急に色々なことが繋がりだして

「あぁ、そう言えば、あの本で・・・」

というコトになるんじゃないでしょうか?

 

だから、本を読んで得たものが今すぐに活かされなくても

インプットを続けていると、ある日突然に「あぁ、そうか!」となり、

仕事や自分の人生に変化を及ぼすことがあるかも知れない。 

「自分で自分の方法論を早く発見しなさい」ということである。

本書を含めて、人の方法論に惑わされてはならない。

 

「「知」のソフトウェア」 

あーだ、こーだと書いてきて、こういうコトを最後に述べるのは

実に気が退けるのだが、

 

きっと本当は正しい読書法なんて無い

 

読書法とか、どんな本を読むかとか、

色々と試行錯誤するのもまた、読書の楽しみだと思うのです。

 

以上、ムダに長い超大作はこれで完結なのだ!これでいいのだ!

 

長々とお付き合い下さった方、本当にありがとうございました!


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2014年02月22日

ボクは何で本を読むのだろう?(下の下篇)

ムダに長い超大作も今回で4回目のエントリーです。

前編、中編、下篇ときたのですから

3回で終わる予定だったんですけどね〜 (^^;;

 

今回は「読書ノート」と「本を読んだ後のアウトプット」の話しです。

さて、無事に書き終えることが出来るのか・・・?!

 

読書ノートは「記憶の定着」と「理解の深化」 

線を引きながら、ゆっくりと、ときには気づいたことなどを

本に書き込んだりしながら読みます。

 

「「読書力」養成講座」

線で囲んだ部分をノートに書き写し、その下に簡単なコメントを

走り書きするのだ。これだけで記憶の定着がまったく変わってくる。

 

読者自身の評価をノートに記すことが記憶を定着させ、理解を

深めるコツである。

 

「読書の技法」

 「前編」でも書いた通り、私も本を読みっ放しにしないためにも

読書ノートを作ろうと思ったのですが、


・アナログかデジタルかで迷い、結局は試行錯誤の繰り返しばかりしていて、

 一本化も出来ていないし、継続も出来ていない

・ノートをつくるコトが目的化してしまい、読み返したりすることが

 殆ど無い=本で読んだことが身に付かない


・・・というような有り様でした。。

 

さて、これからどーっすか?と考えてみたわけですが、

アナログかデジタルか、については手書きにすることに決めました。

たぶんですが、私の場合はキーボードを叩くよりも

手で書いた方が記憶に残りやすい気がするんですよね。

 

それから、今までは本を読んでいて気になるところには

ポストイットを貼るだけだったのですが、

これだけだと、後で見返した時に、何に興味を持ったのか、

どんな気づきがあったのかが分からなくなることも多かったんですよ。

 

「ときには気づいたことなどを本に書き込んだりしながら読みます」

「ノートに書き写し、その下に簡単なコメントを走り書きするのだ」

 

気付いたコトや自分の評価などを本やノートに書き込め!と・・・

今まで私は読書ノートを作る時には本に書いてある文章を、

ただそのまま書き写していただけでした。

 

今回、気付いたコトなのですが、本当に大切なのは本に書いてあることを

覚えることよりも、その時に自分がどんなコトを感じたり考えたか、

なんですよね。

 

本の文章を書き写すのは単なるコピーでしかないけど、

自分の気づきや感想は自分のオリジナルのものだから。

 

では、コメントとしてどんなことを書けばよいのか?

「読書の技法」の中で佐藤優さんがそのことについて触れているので、

ちょっと長いですけど、引用しておきますね。

「コメントに書くことが思い浮かばない」という相談も受けるが、

最初は、「筆者の意見に賛成、反対」「この考えには違和感がある」

「理解できる、理解できない」など自分の「判断」を示すもので

十分である。

「わからない」「そのとおり」「おかしい」の一言でもいい。

何らかの「判断」を下すことが重要だ。

 

次のステップとしては、自分の「判断」に加えて、「意見」を

書き込むようにする。

「私はこう思わない」「この部分はあの本のパクリだ」「同じデータに

関して、あの専門家は別の評価をしている」など自分の「意見」も

書き込めるようになれば、十分理解して自分で運用できる水準に

なっている

 

「読書の技法」

 あまり格好いいコトを書こう!などと思わず、一言でもいいから

自分なりの「判断」や「意見」を書き残していけばいい、ということですね。

 

本を読んでいる時って、色々な感想や気づきがあると思うのですが、

読み進めているうちに忘れてしまうことも多い。

だから、本に書き込むなりメモをとるなりして、自分オリジナルの

気づきを逃さないようにするべきなんだろうと思うのです。

 

で、私が始めた読書ノートの書き方はこんな感じです。
(ちょっと分かりにくいかもですが・・・ごめんなさい) 

読書ノート 

 

岡田斗司夫さんが推奨されている「スマートノート」の書き方を

パクりました。

右ページに本からの抜き書き。

左ページには自分の気づきや意見、あるいは他書からの抜き書きを書いてます。


岡田斗司夫さん流に言えば、本文に対してのツッコミを

左ページに書いている感じです。

 

取りあえずは先ずノート1冊をこの形で書いてみて、

また何かあれば改善していこうかと。

 

アウトプットしろ!とは言うけれど・・・ 

当初は本稿も、知的情報の「インプットとアウトプットの間」

というタイトルにして、もっぱら、「の間」について語ろうかとも

構想してみた。しかし、実はこの「の間」について語ることは

大変むずかしい。「の間」においては、頭の中で無意識のうちに

すすめられる作業が主たる役割を果たしているが、その作業過程を

意識化して記述し、分析することは、ほとんど不可能に近いからである。

 

頭の中の発酵過程、頭の中で考えがまとまっていく過程そのものに

ついては何も方法論がない。

 

「「知」のソフトウェア」

 本を読んでインプットしたら、アウトプットせよ!というのは、

よく聞く話しですが、どうやったら良質なアウトプットができるのか?

そのことがずっと気になってました。

 

でも、上記の通り立花隆さんが書かれているように、

こうすれば!というような絶対的な方法なんてないんですよね、きっと。

 

「インプット」「アウトプット」

この矢印にあたる「の間」については、きっと人それぞれだと思うし、

言い換えれば「の間」こそが、その人自身だと思うんですよ。

 

そういう意味でも「「知」のソフトウェア」の巻末の一文が

とても示唆的だと思うんですよね。 

本書の内容を一言で要約すれば、「自分で自分の方法論を

早く発見しなさい」ということである。本書を含めて、

人の方法論に惑わされてはならない。

 

「「知」のソフトウェア」

 しかし、まったく方法がないワケでない。

 

では、いかにすれば、無意識の能力を高めることができるのか。

できるだけ良質のインプットをできるだけ多量に行うことである。

それ以外に手段は何もない。

 

「「知」のソフトウェア」

 システム用語で

Garbage InGarbage Out」(ゴミを入れても、ゴミが出てくるだけ)

という言葉があります。

 

この言葉について勝間和代さんが著書の中でこんなことを書いています。 

どのように大量の情報を入手しても、ゴミの情報を入れれば、

ゴミしか出てきません。

 

「新・知的生産術」(勝間和代:著)

 これって、つまり普段どのような情報に触れているかによって

アウトプットの質が決まる、ということですよね。

 

前回のエントリーで「読む価値のある本を吟味して読むべし」という

ことを書きました。

 

インプットの質が、アウトプットの質を決めるのであれば、

やはり、「良書」を選んで読むことが本当に大切なんですね。

 

◇◆◇◆◇◆◇◆

 

いや〜、ムダに長い超大作もやっと全部書き終わりました。。

最後までお付き合いくださって、ありがとうございましたm(_ _)m

 

が・・・!

 

これで終わらないのがペンギンオヤジ!

次回は最終回として総集編・・・じゃなくて、「まとめ」を

書きたいと思います。

(あっ、まだ引っ張るか?!・・・って思ったでしょ)


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2014年02月21日

ボクは何で本を読むのだろう?(下篇)

「前編」「中編」と書き続けてきて今回が「下篇」です。

例によってムダに長い超大作になっていますが・・・(^^;;

今回もよろしければ、お付き合い下さい。

 

意識を高める読書 

同じ本を繰り返し読む読書法が重読です。

重読の目的は、自分の考えを高めることです。

つまり、自分の哲学を持つことです。

哲学とは是非善悪の判断基準です。

 

重読は「意味」を得るだけの読書ではなく、

「意識」を高めるための読書です。

そういう読書をしていない人は、人間が薄っぺらいのです。

 

重読に向いた本は、論理的な本というより、

ほんとうに人生を知った人が書いた本です。

たとえば、『論語』のような古典や松下幸之助さんのような

一流の経営者の教えです。

 

「「読書力」養成講座」

 

本を読むことでモチベーションが上がることってありますよね。

特に自己啓発系の本にそういう効果があるように思います。

 

が・・・!

 

あっちこっちで色々な方が指摘されているように

自己啓発本を読んで瞬間的にモチベーションがあがっても、

それが長続きせず、また違う本を読み漁る。そういうコトを

繰り返してしまう人が多い。

もちろん!私もその一人ですがぁ・・・(恥)

 

なぜ、モチベーションや行動が継続できないのか?!

 

やっぱり一度読んだくらいでは本に書かれているコトが

身体に染み込んでないからでしょうね〜

いわゆる「血肉化」できてないからだと思うんですよ。

 

だから、良いと思った本は何度も何度も繰り返し読んで

自分の身体に染み込ませる。そして実行していく。

こういう「繰り返し」が大切なのではないかと・・・

 

ちなみに小宮一慶さんは、「菜根譚」や

「道をひらく」(松下幸之助:著)を

今までに100回以上も繰り返し読まれたそうです。 

『自助論』『7つの習慣』『「原因」と「結果」の法則』の3冊を

読めば、もうお腹いっぱいじゃないですか。自己啓発書に

書かれていることはだいたい共通していて、この3冊に

書かれていないことなんて、そんなにありません。

 

10年後 あなたの本棚に残るビジネス書100

神田昌典、勝間和代:著

 勝間さんによれば自己啓発書は上記の3冊で充分だとか。。

 

要はあれこれ手を出すよりも、自分が良いと思った本とか

長く読み継がれてきた定番本を何度も繰り返し読むことが

大切ということですね。

 

感性を高める読書 

感性を高めるためには、こうした良質な文学を読むことも

必要じゃないかと、わたしは思います。

 

読書をすることで、実体験とまではいきませんが、本の中で

疑似体験をすることができます。直接、わたしが関われない

多くの方の経験を、自分のものにすることもできます。

 

「「読書力」養成講座」 

小説はね、感情表現や景色の描写が細かいし、読んだ人それぞれが

各自のイメージをつくって読むことができる、これがまぁ、

面白いんだよ。言葉にもっと表現力を身に着けたかったら、

和田さん、ね、小説読みなさいよ、小説ね」

 

「和田裕美の人に好かれる話し方」(和田裕美:著)

 私も20代の頃はけっこう小説を読んでいたのですが、

オッサンになってからはビジネス書中心の読書に変わってしまい

すっかりご無沙汰だったんですよ。。

 

でも昨年、ふとしたきっかけで夏目漱石の長編を「猫」から

遺作となった「明暗」まで全て発表順に読んでみたら、

これが結構面白い!

 

それから吉川英治さんの三国志(文庫で全8巻)も読みました。

長編の歴史小説を読んだのは10代の頃に読んだ「竜馬がゆく」以来でしたが、

長さを感じないくらいグイグイと引き込まれて、あっという間に

読み終えてしまいました。

 

小説の魅力って、物語の中で疑似体験ができたり、

感情表現や心理描写を通して「人」を知ることが出来たり、

自分のイメージや感性を刺激されるところにあると思います。

 

ビジネス書でも起業家や経営者の方が書かれた自伝的なものを

読むと感情が刺激されることがありますが、

やはり!描写力では小説に敵わないと思うのです。

 

それに・・・

 

ビジネスって、よくよく考えると人(お客さま)の心を動かすことを

求められますよね。

よく言われるように人の心は決して理屈だけでは動きません。

人は感情や感性によって動くのですから

やはり、小説を読んで感性を磨くことが必要ではないかと。

 

良書を読むべし 

本を読もうとするときに、それが自分が死ぬまでに読める

残り何冊の一冊たるに値する本であるかどうかを

頭の中で吟味してから読むべきである。

 

最近はお粗末な著者、お粗末な著書があまりに多いのである。

 

「「知」のソフトウェア」  

どうせ読むのだったら、できるだけよい本、人がきちんと

評価しているよい本を丁寧に読むことです。

 

「「読書力」養成講座」

 読むべき本を吟味して、良書を読むべし

・・・って、当たり前と言えば当たり前ですよね。

当たり前田のクラッカーです(若い人には分からないかなぁ〜?)

 

誰が「この本は駄本に違いない!」と言いながら

本を買ったり読んだりするでしょう・・・?

 

ただ一つだけ思うのは、

気を付けていても、つまらない本を買ったりしてしまうんですよね。

 

そういう時、ついつい「きっと、そのうち良いコトが

書かれているんじゃないか?」と淡い期待を抱きながら

最後まで読んでしまうし、

「せっかくお金を払って買ったのだから、

最後まで読まないと勿体ない」って思ってしまうんですよね。

時間が人間にとって最大の制約条件になる

 

「読書の技法」

 そう!惜しまなければいけないのは、

お金じゃなくて時間なんですよね。

 

読んでいて、もうこれ以上は期待できない!

と、思ったらさっさと読むのを止めてしまったほうが

貴重な時間をムダにしないで済む!

これからは、そう考えようと思いました。

 

◇◆◇◆◇◆◇◆

 

さて・・・

書きたかった「読書ノート」の話しと本を読んだ後のアウトプットの話しが

やはり今回も書き切れなかった・・・

本当にいつまで続くんだろう・・・?(汗)

 

そんなわけで、まだまだつづくのだ!

(「下篇」の後はなんていうのだ?)

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2014年02月19日

ボクは何で本を読むのだろう?(中編)

前回からの続きです。

私が今のように本を読むようになったのは2008年頃だから
6年くらい前のことです。

なんで本を読もう!と思ったかというと・・・
それまでは全くと言って良いくらいに本を読んでいなくて
「このままではバカになる!」と何故か突然に危機感を覚えたんですよ。

だから、私にとっての読書って「バカにならない=頭が良くなりたい」が
そもそもの目的だったんですよね。。

◆頭が良くなる読書

普段の自分が実は「考えている」のではなく、単に「感じている」
のだというのがわかります。
(中略)
私たちは感じているだけで、実は考えていない場合が多い。
考えを言語化していません。

「あなたを天才にするスマートノート」岡田斗司夫:著

普段、自分が本を読んだときにどのような反応をしているのか?
ということを振り返って考えてみると・・・

「へ〜、知らなかった!」=新たな知識の吸収
「なるほどね〜」=書かれていることを理解、納得
「そう!そう!そうだよね!」=内容に共感

そして・・・
「よしっ、ブログのネタにしよう!」・・・(^^;;

まぁ、だいたいこんな感じです。

本を読んで「感じる」ことはあっても、
あまり「考える」ということはしていないような気がします。

情報を得ることだけが目的ではない。ロジックを追えるように
なることが、論理思考力のアップ=頭がよくなるということです。

「「読書力」養成講座」

色々なコトを知っている、物知りの人を指して
「あの人は頭がいい」と言うことってありますよね。

確かに知識があるコトも頭が良いってことなんでしょうけど、
それだけじゃない!
ロジック(論理)を『理解』して、
自分の頭で『思考』出来るようになることも大切だと思うのです。

◇◆◇◆◇◆◇◆

ここ数年、本を読んできたことで多少なりとも知識は増えたと
思うのだけど、自分で考える力が身に付いたという実感が
全然ないんですよね〜

やっぱり・・・頭がよくなりたいなぁ〜♡

◆先ずは入門書を読んで基礎知識を身につけるべし!

基礎知識があるからこそ、該当分野の本を大量に読みこなすことが
できるのだ。

読書の要諦は、この基礎知識をいかに身につけるかにある。

「読書の技法」

いきなり難しい専門書を読むことは大変だと思うので、
先ずは基礎知識を得るために入門書を読むのがセオリーですよね。
そうそう、「サルでも分かる」ってやつです・・・ちょっと違うか(笑)

まず、よき入門書を手に入れるのが肝要である。

「「知」のソフトウェア」

立花隆さんは”よき入門書”の条件として以下の4つを挙げています。

・読みやすくわかりやすいこと
・その世界の全体像が適確に伝えられていること
・基礎概念、基礎的方法論などがきちんと整理されて提示されていること
・さらに中級、上級に進むためには、どう学んでいけばよいか、
 何を読めばよいかが示されていること

入門書選びということに関しては「読書の技法」の中で佐藤優さんが
以下のようなことを指摘されています。

読者が知りたいと思う分野の基本書は、3冊もしくは5冊購入すべきである。
1冊の基本書だけに頼ると、学説が偏っていた場合、後でそれに気づいて
知識を矯正するのには時間と手間がかかる。

「読書の技法」

本の中では鳥は玉子から孵って最初に見たものを親鳥と思い込む
と「刷り込み」を例えにして書かれていましたが、
人間でも「最初」に見聞きしたものから受ける影響って大きいですからね。

そう言えば、勝間和代さんも本の中でこんなことを書かれています。

1つのことを知ろうとした場合には、できれば立場が違う人の話しや
関連書籍をもとに、最低3つの視点から眺める「知の3点測量法」を
お薦めします。

「新・知的生産術」勝間和代:著

佐藤さん、勝間さんともに言ってることは同じで、
1冊の本に書かれているコトをそのまま鵜呑みにするのではなく、
複数の本を読んで、より多方面から物事を理解することが大切だ

ということですね。 

◆時間を掛けてでも読むべし!

きわめつきに難解な文章の意味をいくら時間がかかってもよいから
徹底的に考え抜きながら読むことである。一節の文章を読み解くのに
一時間も二時間もかけてよい。わからなければ、脂汗が流れ出てくる
までとにかく考えてみることである。

「「知」のソフトウェア」

線を引きながら、ゆっくりと、ときには気づいたことなどを本に
書き込んだりしながら読みます。
自分より頭のよい方が書かれた本をじっくり読むことによって、
著者ほどのレベルにはなれないにしても、ゆっくりとなら追いつける
ようになる。

引用文献を参照し、あっちへ行ったりこっちへ行ったりして読む
その過程こそが、さまざまなものを関連づけ、広く深い論理を
組み立てていく訓練、つまり論理的思考力を身につける訓練となるのです。

「「読書力」養成講座」

学生の頃、何か分からない問題などにぶつかった時に、
先ずは教科書を読み、それで分からない時には参考書にあたり、
尚かつ分からなければ別の参考書を開いたり、
先生や友人に聞いたりしながら、何とか理解してやろうと
あがいていたコトを思い出しました。
(・・・理解しないとテストで点が取れないからね〜)

なのに!

今では本を読んでいて、ちょっと難しかったり分からなかったりすると
「この本は分かりにくい!」と文句を言ってみたり、
「自分には理解できないところがある」と自虐に走ってみたり
なんちゅー自堕落ぶり!

わからなければ、脂汗が流れ出てくるまでとにかく考えてみることである
そうなんですよね〜
分からなければ、何としても分かってやる!っていう学生の頃のような
気迫みたいな心構えがないといけないんですよね、きっと。。

ここで一句

分からねば 分かってみせよう ホトトギス

おそまつ・・・m(_ _)m

速読にはそれをこなせるだけのベースとなる知識、つまり、ある一定量の
インプットの蓄積が必要です。

「「読書力」養成講座」

もっとも速読する場合も、その本に書かれている内容についての基礎知識が
なければ、そもそも読書にならず、指で本のページをめくっているにすぎない。
そういう指の運動を速読とは言わない。

「読書の技法」

速く、たくさんの本を読みたい!と思うのは読書家の共通の願いなのかも
しれないけど、でも難しい本や未知の分野の本を読むのに時間が掛かるのは
当たり前のことなんですよね。

前回、「本は、何冊読んだかではなくて、そこから何をどれだけ学んだか、
自分のものとなったかが重要です」という小宮一慶さんの言葉を引用しましたが、
やはりどれだけ読んだかという冊数にこだわるよりも、
線を引き、関連書も参照し、自分の頭で考えたりしながら
時間が掛かっても、とにかく丁寧に読み込んでいくことが大切なんだなぁ
と思った次第。

◆まとめ 
・先ずは基礎知識を身につけるために基本書(入門書)を読む
・入門書は1冊だけを読むのではなく3冊から5冊くらいを読み、
 複数の視点から学ぶ
・線を引いたり、気付いたコトをメモしながら論理を追い丁寧に読む
・ 関連図書や参考文献などと関連付けをしながら読む
・ 基礎知識のない分野の本では速読できない

----------------

今日、ココに書いたことって「○○学」とか「●●力」みたいに
理屈で学ぶべきことについて書かれた本を読むためのものだと思います。

でも・・・!

私たちが読む本ってそれだけじゃないですよね。
小説を読んで感性を磨いたり、
啓発本を読んで意識を高めたりもします。

そういう本の読み方についてはまた次回ということで・・・
まだまだ「つづく」のだ!これでイイのだ!(by バカボンのパパ)

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2014年02月18日

ボクは何で本を読むのだろう?(前編)

昨年の11月のこと。

 

毎年、100冊くらいは本を読もうと目標を立てるのだけど、

年初から何冊くらい読んだかなと集計してみたら

何と!50冊弱。。

「あ〜、これじゃ100冊はムリだなぁ」と思ったと同時に

『なんで本を読むんだろう?』という根源的な疑問が浮かんできたのです。

 

何故、本を読むのか・・・?

そんなコトをつらつらと考えながら、

それまでの読書体験を振り返ってみると次のような反省点が思いつきました。

 

1)読んだ本からの学びが身についてない 

   せっかく読んだのに本の内容を覚えてないことが多い

 

2)そもそも本を読む目的が曖昧 

   「なんとなく面白そう」とか「話題になってるから・・・」という感じで

   その本を読む目的が明確でないことが多い   

 

3)つまみ読み

   その場、その場の興味の赴くままに本を読んできたので、

   体系的な知識が身に付いていないし、

   基本書が押さえられていないことも多い。

   例えば、マーケティングについての本は色々と読んできましたけど、

   基本中の基本、コトラーの「マーケティングマネジメント」を

   読んでないんですよ、私。

 

4)ブログ更新が主目的になっていた

   本を読んで学んだこと、気付いたことをアウトプットする目的で

   始めたこのブログですが、いつのまにかブログを更新するために

   本を選んだり読むことが増えていたような気がします。

 

5読書ノートが継続できない

   色々な方の書き方を参考にしながら読書ノートを作成したりしたのですが、

   デジタルか手書きで悩み結局は一元化できず、継続もできていない。

   それに加えて、読書ノートを作ることが目的化してしまい、

   書いただけで満足してしまって、読み返すなどノートの活用ができてない

 

・・・と、まぁひどい有り様です(恥)

 

とにかく少し軌道修正をしなければなるまい!と思い、原点に立ち返って

読書について書かれた本を何冊か読み返してみました。

 

チョイスしたのはこちらの3冊。

ビジネスマンのための「読書力」養成講座 (ディスカヴァー携書)

ビジネスマンのための「読書力」養成講座

小宮一慶:著

ディスカヴァー携書


読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

読書の技法

佐藤 優:著

東洋経済新報社

「知」のソフトウェア (講談社現代新書 (722))

 「知」のソフトウェア

立花 隆:著

講談社現代新書


読書の目的 

本は、何冊読んだかではなくて、そこから何をどれだけ学んだか、

自分のものとなったかが重要です。

 

「「読書力」養成講座」 

10冊の本を読み飛ばして不正確な知識をなんとなく身につけるより、

1冊の本を読み込み、正確な知識を身につけたほうが、将来的に

応用が利く。

 

「読書の技法」

 

つまり・・・私の場合、「年間に100冊の本を読む」という目標の立て方に

問題があったような。。

思えば、自分は何を知りたいのか?という本を読む前の目的意識が

少し薄かったようにも思います。

 

表面的に理解するだけでは不充分 

書いてあることに納得するということ、きっちり理解するという

ことです。表面的に分かった、というのではなく、自分自身のものと

なるまで理解することです。

 

「「読書力」養成講座」

字面を追うことと読書は、まったく異なる。(中略)日本語でも

とりあえず言葉の意味がなんとなくわかる(この「なんとなく」が

くせものだ)ということと、テキストの内容を理解することは、

本質的に別の事柄だ。

 

「読書の技法」

 

単純に言葉の表面をなぞって分かった気になってはいけない、

ということですよね。

自分の言葉で言い換えてちゃんと説明できるかどうかで、

理解できたかどうかが分かるような気がします。

 

現象(WHAT)を知って、その理由(WHY)を考え、それを

自分の仕事や人生にどのように生かすか(HOW)を、本を読んで

身につけるのです

 

「「読書力」養成講座」

重要なことは、知識の断片ではなく、自分の中にある知識を

用いて、現実の出来事を説明できるようになることだ。

そうでなくては、本物の知識が身についたとは言えない。

 

「読書の技法」

 

特にビジネス書の場合は、読んで理解してそれで終わりじゃ意味ないですよね。

ブログで「共感した!」と書くのもなんか違う気がする。

本で得た知識やノウハウを使って、自分の仕事に応用したり、

問題解決ができて初めて本を読んだ意味が生まれるような気がします。

 

まとめると・・・

自分の言葉に置き換えて説明できるくらいにきちんと理解をして、

なおかつ、その知識などを応用して現実問題に対処できるようになって

はじめて「本を理解して読んだ」ということになるわけですね。


読書について当たり前と言えば、当たり前のことなのですが、

私の場合は、ちょっとこういう基本が疎かになっていたように思いました。


さて、例によってまた長文になってきているので、

今日のところは取りあえずココまで。


次回以降は

・どういう本を読めば良いのか?

・読書から得られるもの

・読書ノートのまとめ方

・良質なアウトプットのためのインプット

・・・こういったところについて、まとめてみたいと思ってます。


では、「つづく」ということで。。

ーーーー
【Facebook経由で読んで下さった方へ】
申し訳ありませんが、Facebookはほぼチェックしなくなってしまったので、
コメントを頂ける時は、このブログのコメント欄かTwitter経由でお願いします。
(わがまま言って、ごめんなさい)

  

posted by penguin-oyaji at 15:21 | Comment(0) | 読書(読書法) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月06日

本を読むと云う事(その6) ビジネスマンのための「読書力」養成講座

 

Book-No.73
「ビジネスマンのための「読書力」養成講座」
小宮流 頭をよくする読書法

小宮 一慶 著
ディスカヴァー携書

さて、前回の記事でも予告したとおり、
小宮さんの新刊、「ビジネスマンのための「読書力」養成講座」であります。

7月に参加した小宮さんの講演会でディスカヴァーの干場社長から
秋に小宮さんの読書に関する本を出版します」と聞いていたので、
実は3ヶ月間くらい、この本が出版されるのを楽しみにしていました。

で、読んでみてやはり「期待を裏切らない一冊」でありました!
さすが小宮−干場の名コンビ!という感じです。

小宮さんの講演会に行くと、よく干場社長の話が飛び出すのですが、
それを聞いていると、本当にお互いに信頼し切っている仲であることが
伝わってきます。
そして、何よりも飄々とした小宮さんの語り口が面白い!

■本書の内容
サブタイトルにあるように「頭をよくする読書法」というのが、
この本のメインテーマであると思います。

その方法論としての小宮流読書法が以下の5つの「読み方」
1、速読 (求める情報を得るために、要点を素早く把握する)
2、通読・レベル1(最初から最後まで普通に読み、楽しんだり、知識を得る)
3、通読・レベル2(レベル1に加えて線を引いたりしながら論理的に読み解く)
4、熟読 (知りたい事を他の文献を参照しながら、論理立てて読む)
5、重読(再読) (座右の書として、自分の考え方を高めるために何度も読む)

そして、上記の5つの読書法によるケーススタディとして、
経済、経営、会計、マーケティング、ヒューマンリソース・マネジメント、生き方
などのテーマごとに、それぞれの「読み方」ごとに最適な本も
ふんだんに紹介されています。

つまり、「経営」について学びたいと考えるのであれば、本書に掲載されている
推薦本を、小宮流の読み方(通読、熟読など)で読み進めていく、という
読書による勉強法が書かれていることになります。

書店に行き、たくさん並んでいる本の中から、
どれを読めばいいんじゃ?!」と迷う事もしばしばです。
小宮さんのような方のお薦め本から、先ずは迷わずに読む!というのも
レバレッジかと・・・

■頭をよくする読書法
情報を得ることだけが目的ではない。ロジックを追えるようになることが、
論理的思考力のアップ=頭がよくなるということです
」(P115)

前回の記事でカミングアウトしたように、私の場合、ロジックを追って読む能力が
弱いようで、細切れの情報しか頭に入ってこないというふうに感じています。
頭よくないじゃん!

本書の中から小宮流のロジカルな読み方のコツを拾い上げてみると
だいたい、以下のような感じだと思います。

現象(WHAT)を知って、その理由(WHY)を考え、それを自分の仕事や
人生にどのように生かすか(HOW)を、本を読むことで身につけるのです

(P4)

自分の経験とそれまでの知識から立てている、いろいろな仮説を
どんどん検証しては、また新しい仮説をつくり出していく、というプロセスを
繰り返すことで、視点を広げ、高めていくことができると思います
」(P83)

引用文献を参照し、あっちへ行ったりこっちへ行ったりして読むその過程こそが、
さまざまなもおを関連づけ、広く深い論理を組み立てていく訓練、つまり、
論理的思考力を身につける訓練となるのです
」(P169)

物事は、いくらでも深く、そして広く複雑に関連しています。論理的思考力
レベルの高い人が書いた本を熟読してください。最初はちょっとむずかしく
感じても、熟読しているうちに、分かるようになってきます
」(P170 )

これを私なりにまとめてみると、以下のようになるのではないかと思います。
・物事の因果関係を意識して読む
・本から学んだことを日常の仕事や自分の人生に役立てることを意識する
・仮設を考えて、それを検証するつもりで読む。
・参考文献やネット上の資料なども併せて読む(視点が高まり、思考が深まる)
・論理的思考力が高い人が書いた本を読む

前回の「読書進化論」の中でも、勝間さんが「本の構造(フレームワーク)」を
意識すると良いと書かれていましたが、本書の中でも似たような件が出てきます。
・目次、見出し、本文中の太字で書いている部分、各章・各項の冒頭、
はじめに・あとがき、データ・数字・図表・固有名詞
これらのことから、その本に書かれている重要なところを把握するという
速読の方法として書かれています。
これって、「本を読む本」(※)でいうところの、「点検読書」ですね。
これも論理を追って読むには、重要な読み方の一つであるように思います。

(※)「本を読む本」M・Jアドラー C・Vドレーン著 外山慈比古 槇未知子 訳
講談社学術文庫
《参考図書》

《関連記事》
・本を読むと云う事(その4)

■読書のポートフォリオ
今まで自分の本の選び方は、基本的に「衝動買い!
この一言に尽きると思います。

従って、その時その時に興味を持ったテーマの本を手当たり次第に買って、
読んでいるので、一つのテーマに対する「深み」というか
「系統立てて学ぶ」という事が出来ていなかったように思います。

上の方でも少し書きましたが、
本書の良い点は巻末に経済、経営、会計、マーケティングなどのテーマごとに
整理されて小宮さんの推薦本が掲載されていること。
推薦本だけだったら、他の著者の方の本でも書かれていますが、
本書は更に、どのように読めばよいのかというポイントまで書かれている点が
優れていると思うのです。

ココは一つ。今までの乱読に終止符を打って、じっくりと一つのテーマに絞って
小宮流の読書術を手に入れよう!
・・・
・・・
・・・
これ、どうするんだ?!(私の心の内なる声)

足元を見ると、床に積み上げられた未読の本が約80冊!!
amazonの「ほしい物リスト」に登録してある本が72冊(これは買わなければ
良いだけの話ですが)

で、自分に都合の良い解釈を考え出しました。
あれもこれもの乱読」と思うから何だかネガティブに思ってしまう訳で
投資をする時にポートフォリオ(分散投資)を考えるように、
自分の読書にもポートフォリオという考え方を導入すると思えば良いのだ!
何だか、カッコイイし・・・

《これからのペンギンオヤジの読書指針》
目標は「思考のフレームワークを手に入れる!

しかし私の場合、過去の実績からすると一ヶ月に読む本は、どんなに頑張っても
20冊が限界。平均的には15冊前後。
この冊数を増やせばよい、という方向性もあるかと思うが、多分ムリ。

で、あれば1ヶ月15冊の中で、どういう本をどれだけ読むかを考えればよい。

今、「経済」に関心があるので、本書の中に書かれている小宮さんの
推薦本を、読み方も書かれている通りに読んでみようと思います。
経済に関する推薦本は10冊なので、コレを年内で読むとすると
1ヶ月あたり、3〜4冊を読めばよいという事になります。
(進捗は追って、このブログにて報告します)

それから、ココ最近「読まねば!」と思って着手できていない小説
月に1冊は読むようにしよう。

本書の中でも「重読」本として自分自身の考えを高めていくための本も、
やはり月に1冊は読もう!
(実は「道をひらく」松下幸之助著は、7月の小宮さんの講演会でお話を聞いて
購入済みだが、ずっと「積ん読」でした)

ココまでで月に読む本の5冊は決まるので、残り10冊の中で未読の80冊と
新刊本を消化していく・・・そんな方針にしたいと思います。
あ〜ぁ、書いちゃった!

明日(10月7日)、三省堂書店神保町本店で開催される小宮さんの講演会に
参加してきますので、またレポします。
ちなみに今日は夜、勝間さんの講演会に参加予定ですので、連チャンですね。

では、最後まで読んだ頂きありがとうございました。

※何でこんな時間に更新?と思われた方へ
今日は代休でお休みしているのです。会社で記事を書いていた訳では
ありません。念のため・・・・(笑)

posted by penguin-oyaji at 12:31 | Comment(2) | TrackBack(0) | 読書(読書法) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月05日

本を読むと云う事(その5)「読書進化論」

 

Book-No.72
「読書進化論」
人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか。

勝間 和代 著
小学館101新書

このブログを始めた頃に、読書に関する本を何冊か読んで、
その感想などをまとめて書いていた時期がありました。
で、この秋、勝間さんや小宮さんが時を同じくして読書に関する本を
上梓されるという事で、私も久しぶりに「読書」について読んだり
書いたりしてみたいと思います。

さて、その第一弾は勝間さんが書かれた「読書進化論」です。

■本書のテーマ
今まで読んできた「読書術」の本って、基本的には
どうやって本を「読み」、そこから得たものを活用するか、という視点で
書かれたものが殆どだったと思います。

しかしながら、本書では、本を「読む」「書く」「売る」という書籍に関する
周辺事情までを網羅している点が特徴的だと思います。

また、サブタイトルにもあるように一貫してウェブ時代の中で
今後、読書あるいは出版事業はどうあるべきかという視点を持って
書かれているのに加えて、本書と連動したウェブサイトやブログ
そして音声コンテンツまで用意したというのが、革新的かと・・・・

私の仕事ぶりを称して、「実は壮大な社会実験をしているだけなのでは」と
見抜いたことがあります
」(P187)

今回の「読書進化論」に関するいくつかの試みも、勝間さんが仕組まれた
壮大な社会実験」の一環なのでしょうね。

■本を「書く」
学生時代、活字中毒者であった私は、その当時はまっていた椎名誠さんの
昭和軽薄体とも言われた独特の文章表現を真似して、せっせと乱文を生産し
挙句の果てには「俺は将来、作家か、ルポライターになる!」と
今にして思えば、とんでもない勘違い野郎でした(汗)

そして今は、こうしてブログでまた乱文をせっせと書いている訳で、
思えば、全然「進化」してないじゃん!という状態な訳です。

《勝間式「相手がわかりやすく読みやすく書く」ための4つの技術》
技術(1)「自分の事例」「アンソロジー形式」を利用して親しみを持たせる
技術(2)「役に立つフレーズ」を必ず入れ、読書だけに体験を閉じない
技術(3)「共通体験」や「流通していることば」を使って行動を促す
技術(4)「コンテンツ力」と「編集力」で進化していく

このあたりの技術は、ブログを書くに当たっても相当、役に立つのでは
ないかと思いました。
ちなみに私がこのブログを書くのに意識している事が2点だけあります。

・読んで面白く、できれば相手のお役に立つようなことを書く
・他の人でも書けるような内容は、書かない

個人のブログとはいえ、ネット上で公開し日々、50〜100人くらいの方に
読んで頂いているようなので、一応コレでも読んでも面白く、
相手のお役に立つことを書こうと心掛けているのです。
が、いつ終わるとも知れぬ長文ブログですので、早晩呆れられて
見捨てられないように、これからも精進してまいります。
それまで、見捨てないでね・・・

それから「グーグル化」(※)などの中で勝間さんがよく「自分メディア」という
言葉を使われます。
勝間さんによれば、「自分の五感による実体験」=「自分メディア」という
意味だそうです。
(※)「効率が10倍アップする新・知的生産術ー自分をグーグル化する方法ー」

例えば本を読んでの感想や学びを、このブログに書くにしても
ありがちな、目次を書いて、amazonでの紹介文を書いて、と云うような事は
私がココで書かなくても、他のブログやamazonにアクセスすれば分かることですので、
それよりも、「私がどう感じたか」「私の体験に当てはめると、どう解釈できるか」という
私なりの「自分メディア」での視点を、出来るだけ多く書くようにしてきたつもりです。
ちょうど本書で書かれている「技術(1)」の考え方です。

ただ、いくら御託を並べても書く力が弱いのは事実ですので、
技術1〜4を参考に、これからステップアップしていきたいものです。

■本を「売る」
学生時代に書店で3年間ほどアルバイトをしておりました。
で、今でも感謝しているのは社員並みに仕事を任せてもらえて
最後の一年間くらいは学習参考書の担当をさせて貰えた事です。

自分が「これは!」と思った参考書や問題集はドカッと平台に積んで、
それが面白いように売れていくのを見る瞬間は「か・い・か・ん(by薬師丸裕子)」でした。
それが原体験となって、小売業の道に進むことになったのですが・・・

まぁ、個人的にそんな書店体験があるので、本書の中にところどころ書かれている
書店員さんたちのお話は、「そうそう!」と共感したり、「今でも昔と変わらないんだ」と
思ってみたりと、とても楽しく読めました。

私は、努力をせずに、「出版不況だから売れない」と嘆くのはよくないと
思っています。(中略)正直、私は自分でマーケティングを手がけてみたところ、
「本もかけた手間隙に応じて、普通に売れるじゃない」と思いました
」(P184)

よく勝間さんは「書く努力の5倍、売る努力をする」という事を書かれたり、話されたり
しています。
自分の仕事に置き換えてみると、自分の努力を棚に上げて「不況だから」
「景気が悪いから」「近くに競合店が出来たから」と言い訳をしている事があり、
まさしく、売る努力を怠っていることに気付かされます。

勝間さんというと、マーケッターとして華々しい、カッコいいイメージがあり
本書の中でも「マーケティングの4P」やネットのブログやamazonとの
連動みたいな事も書かれていますが、
注目すべきは・・・
私は、出張のため、東京駅に行ったときに、例えば新幹線に乗るまで30分ある
とすると、丸善丸の内本店に行って、自分の本のポップを書いたりします。
ポップ1枚書くだけで売れるのでしたら、それはたいした手間ではありません

(P184)
かっこいい事ばかりではなく、こうした地道なこともやられている点でしょうね。
こうした地道な努力を自分の仕事の中にも落とし込んでいかないと・・・

そう言えば、和田裕美さんもブログを読んでいるとよく書店さんに行って
挨拶したり、ポップを書いているようです。

商品を並べておけば売れる時代は終わった!」とよく言われますが、
私を含め、過去の何もしなくても、そこそこ売れた成功体験に甘えている事を
素直に反省させられました。

■本を「読む」
勝間さんの多読ぶりは今更私がココで書くこともないと思うので、
その点は割愛させて下さいね。

以前に読書術に関する本を何冊か読んだときに、「本を読む技術」というのは
自分なりに理解したつもりでいました。
が・・・・
本書を読んで、あらためて気付いた自分の弱点が一つあります。

まず、概要を見て、本の全体像を理解し、その本のフレームワークを
つかまえにいきます
」(P73)

次回の記事で書く予定ですが、小宮一慶さんが書かれた
「ビジネスマンのための「読書力」養成講座」でも、いかにして本を論理的に
読み解くかという事が主題の一つになっています。

そう、私の弱点は論理的理解力が弱い事。

少なくとも、論理的解釈をしようという意識が薄いので、読んだ話が
細切れでしかあたまの中に入ってこない事に気付いてしまったのです!!

ロジカルシンキングとか、論理性のことも勉強しようと思って
その手の本は10冊くらい買ってあるのですが、
ものの見事に数ヶ月間、床に積ん読状態です・・・

そういえば、紀伊国屋書店での講演会の時にも勝間さんが
本を読む時はフレームワークを意識するとよい」という趣旨のお話を
されていました。

ちょっと、これから本を読む時には少しフレームワークとか論理的解釈を
意識して読むようにしてみたいと思います。

■最後に・・・
最初の方に少し書きましたが、従来の「読書術」の本が
本を「読む」という視点で書かれているのに対して、
読む・書く・売ると本の周辺まで含めて立体的な視点で切り取っているところに
勝間さんらしさを感じました。
また、ウェブとの競合、棲み分け、連動というのも、
「ウェブ時代をゆく」(梅田望夫・著)とはまた一味違う視点で書かれているのも
面白かったです。

この秋、勝間さんは本書の他にも新刊を2冊(そのうち1冊は翻訳本)を
出版されているので、付いていくのがちょっと大変ですが・・・
どれも面白そうなので、全部読んでみようと思います。
(既に購入済みだし・・・)

明日(10月6日)は、「読書進化論」の講演会に参加してきますので、
また、勝間さんから色々と学んでこようと思います。

それでは、今日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
《参考図書》
 
 
posted by penguin-oyaji at 23:43 | Comment(2) | TrackBack(0) | 読書(読書法) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月12日

本を読むと云う事(その4)



Book-No.15「本を読む本」
M・Jアドラー C・Vドレーン著
外山慈比古 槇未知子 訳
講談社学術文庫
(ISBN:4-06-159299-8)


「本を読むと云う事」シリーズも4回目です。

本書は今までにここで書いてきた「読書術」に関する本の原点に
なるのではないかと思います。いわば、元祖本ですね。

内容としては、読書を4つの段階に区分けして、それぞれの段階ごとに
”知的かつ積極的に読むための規則”を解説してあります。

《Penguin's Eye》
・読書の4段階
「初級読書」→「点検読書」→「分析読書」→「シントピカル読書」

・「初級読書」
初級読書は、読み書きのまったくできない子供が初歩の読み書きの
技術を習得するためのものである


・「点検読書」
与えられた時間内にできるだけ内容をしっかり把握することにあると
言えよう。しかも、たいていはその時間はかなり短くて、内容を完全に
読みとる余裕はないのがふうつである。


・「分析読書」
取り組んだ本を完全に自分の血肉と化するまで徹底的に読み抜くこと
である


・「シントピカル読書」
シントピカルに読むということは、一冊だけではなく、一つの主題に
ついて何冊もの本を関連づけて読むことである。


・・・と、まぁ、こんな感じで読書を4つの段階に分けているのです。

初級読書は”読み書き”の話ですから、殆どの人は既に身に付いていると
思いますので、スルーでしょう。
キモは第二段階の「点検読書」以降だと思います。

先ず「点検読書」はその本には何が書かれているものなのか概要を
短時間で把握することが目的になっています。
次の「分析読書」ではキーワード、キーセンテンスを見つけながら、
作者が何を言いたいのか、それは真実なのか、などを見極め、
徹底的に血肉化するまで”読む”
そして最後に複数の本を関連付けながら読む事で、単純に比較する
だけでなく、本には書かれていない主題を自分で発見し分析する。
ざっと、こんな主旨ではないかと思います。

《Impression》
奥付を見ると最初の発行が1997年、今から約10年間の発行になりますが、
アメリカで最初に発行されたのは1940年だそうです。
”読書術”に関しての古典的な本だったんですね。

最初にも書きましたが、今まで私が読んできた読書術に関する本に
書かれていた内容は大同小異、本書で述べられている内容と非常に
近いものばかりでした。
本の読み方に”決まり”はないと思いますが、
・60年以上前に発行された本書が読み継がれている事。
・本書の内容と似た読書術をテーマにした本が、
 複数冊、今でも発行されている事

以上の2点から、本書で述べられている”読み方”は充分に効果的であると
言えるのではないでしょうか。

本は1ページ目から吟味しながら丁寧に読むもの、と”思い込んで”いた
私ですが、本書をはじめ、読書術に関する本を読んでからは
だいぶ読み方も変わってきました。
何が、どう変わったのかも含めて読書術に関しては
近いうちに”まとめ”をして、またこのブログにアップしたいと
思います。

最後に、作者が二人とも(元)大学教授だからなのでしょうか、
言葉遣い、内容とも、やや難解な印象を受けました。

タグ:読書術
posted by penguin-oyaji at 06:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(読書法) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月09日

本を読むと云う事(その3)




Book-No.14「王様の速読術 1冊30分でも必要な知識は吸収できる」
著者:斉藤英治
ダイヤモンド社
(ISBN:4-478-73329-5)


「王様」です!!
表紙にも大きく「王様」のイラストが載っております!
ちなみに本文である第1章の書き出しは
「すっごく昔の話。」で始まります。(昔話し・・・?)

書店でこの本のタイトルと表紙のイラストを見て
あまりのインパクトに思わず、衝動買いをしてしまいました(笑)

著者の斉藤英治氏は医学博士の肩書きをお持ちになっていて、
脳力開発の研究をライフワークになさっている方です。

《本書の構造》
第1章 ワシには30分しかないのじゃ!
第2章 30分で1冊を読破 王様の速読術
第3章 目的別に速読術を使いこなすコツ
第4章 錬金術でアウトプットしよう
第5章 大王様への道

第5章のタイトルが良いですねぇ〜
「大王様」ですよ!

本書は暗い国(クライコク)から逃げてきた若者、クラゾーが
明るい国(アカルイコク)の王様に謁見する場面から始まります。
暗い国は国民が暗い顔をしていて貧しい生活を送っている。
それなのに隣国の明るい国では作物は豊富にとれるし、豊かで
楽しい生活を送っている。この違いはどこにあるのか・・・と云う事を
クラゾーが王様に尋ねます・・・

こんな感じで物語は始まるのですが、本書の内容はれっきとした
速読術でまとまっていて、王様とクラゾーの物語は本書の展開にそって
進むサブストリーになっています。

《Penguin's Eye》
・王様的な速読のステップ
1.プレビュー → 2.写真読み → 3.スキミング
以前、このブログにも書いた”フォトリーディング”と云うスキルがありますが、
基本的には、そのメソッドと同じような形です。でも、敷居の高さは
あまり感じられません。だれにもで出来る!って感じられると思います。
これは、「10倍速く本が読める」はテクニックの解説に多くのページを
割いていますが、本書はテクニックと云うよりも「知識を吸収する事」自体に
ウェイトを置いた書き方がされているからだと思います。

・必要な情報はどこに書かれているかを知る”トピック・センテンス法”
大きな見出し、小見出しに注意しながら、最初の文章だけを拾っていく
だけでも、その本がどういう本で、なにを書いているのか、おおよそわかる
はずだ。
」(P119)
筆者が言いたい事(メインテーマ)は何か、
それをつかむ為には文章の構造(パターン)に着目して、
 ・見出し、小見出し
 ・リード(見出しの次にある導入部分で、大事な段落)
 ・ビルボード(二番目の段落)
 ・キッカー(最後の段落で結論や次の章への橋渡し)
以上のような箇所を重点的に読む事で理解できるとしています。
また、パラグラフ(段落)の最初の一文の事をトピックセンテンスと言い、
この部分にも重要な事が書かれていると、教えてくれています。

・読書の目的と脳のメカニズム
脳内の活動をよりスムーズに連携させて、考えたり、創造したりするためには
集中する必要がある。目的を明確にすることでわたし達は集中できる
」(P145)
著者の斉藤氏が医学博士であり、脳力開発を手掛けている事から脳の働きや
メカニズムに関する記述が多いです。

・英知指数(SQ)とは・・・?
脳にはもともと、ネットワークによる働きを助ける機能が備わっていて、
わたしたちは世界中の人たちとコラボレーションすることで、新しい世界、新しい
文化を築く脳力を潜在的に持っているのである
」(P148)
「速読術」に多くのページを割いていますが、実はこの英知指数(SQ)こそが
本書のキモではないかと思います。

《Impression》
いかにして短時間で必要な情報を吸収するか、と云う点にウェイトが置かれていて
その為の具体的な方法として
・プレビュー、写真読み、スキミングという手順の説明
・見出し、リード、パラグラフの役割についての説明(どこの部分を読めば良いか)
・専門書、試験対策、資格取得という目的別の速読法

など丁寧に解説してくれているので、理解しやすいと思います。

しかし、タイトルが「王様の速読術」、内容も7、8割方が速読に関する記述ですから
どうしても「速読」をキーワードにして本書を読んでしまうと思いますが、
筆者、斉藤氏のメインテーマはSQ(英知指数)の方にあるのではないかと、
私は思います。


第5章に「高速知識循環サイクル」という概念が出てきます。これは
「読む(インプット)」→「考える(プロセッシング)」→
「書く(アウトプット)」→「発信(コミュニケート)」
というサイクルなのですが、
このサイクルの中では”読書は一つのプロセス”であり、
”速読はその為の手段、方法”
と云う事になります。

本を読んだら、読みっぱなしにしないでアウトプットする事が大切だ、というのは
多くの本で書かれている通りです。
では、アウトプットして情報発信したその先には何があるのか?

知識は自分の頭の中にだけあっても、なんの役にも立たぬ。(中略)知識は
共有されて初めて役に立つのじゃ。教えたり、教えられたりすることで
理解が深まるのじゃ。
」(P138)
情報を共有することで、あなたの思いやひらめきは、世の中を変えていくことに
なる。
」(P165)

一人一人が本を読む
  ↓
個々人のIQやEQが高まる
  ↓
個人レベルでの良質なアイデアが蓄積されていく
  ↓
友達に話したり、ブログやSNSに書き込み情報を発信する
  ↓
情報が共有され、他の人のひらめき、アイデアを誘発する
  ↓
大きな力になる
  ↓
新しい世界、新しい文化を生み出す

”風が吹けば・・・”的な感じはしますが、実際にこれに近い事は既にネットでは
起きていますからね。
書評ブログで本が紹介され、その本を実際に読んだ人が触発されて、それを
自分のブログにアップする。それを読んだ人がまたその本を読み、実践して
何かしらの成果を生み出す。こういった例は、あちらこちらのブログで
よく目にします。

以前にもこのブログで書きましたが、あらためて
「学んだ事は大事にしまっておかないで、ドンドン発信しよう」と
思います。

ところで読書術に関する本もこれで3冊目になり、
おぼろげながら共通項があるのが見えてきました。
次回は、現在の速読術、読書術に多大な影響を与えた”元祖本”について
書きたいと思っています。
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2008年04月06日

本を読むと云う事(その2)

Book-No.12「レバレッジ・リーディング」
著者:本田直之
東洋経済新報社
(ISBN:978-4-492-04269-4)

「本を読むと云う事」シリーズの2冊目は本田直之氏の
「レバレッジ・リーディング」です。
本田氏は本書以外にも「レバレッジ・シンキング」や
「レバレッジ勉強術」など数々のベストセラーを
連発していて、書店へ行く度に気にはなっていたのです。

何が気になっていたか、と云うと本田氏の著作のタイトルに
必ずと言って良いほど登場する”レバレッジ”と云う言葉。
英語が苦手な私は「レバレッジ」と言われても
お恥ずかしながら、「??」な状態だったのですが、
「レバレッジ」=「てこ」=「最小の力で最大の効果を発揮する」
と云う事が本田氏の一連の著作の”基本”な訳ですね。

本書の場合はリーディングですから、
自分で試行錯誤するよりも、本を読んで
そこに書かれている他の人の経験や成功、ノウハウを学び取り
”自分の結果”を出す事に多くの時間を費やした方が良い、と
云うのが本田氏の基本的な考え方になっています。
「最終的には他人の経験にレバレッジをかけて、実践に役立つ
ノウハウとし、自分のものにするのがねらいです」
(P34)

そして、その考え方に基づいて
・本の読み方、・本の選び方、・本の買い方、
最後にアウトプットとしての”レバレッジメモ”について
書かれています。

《penguin's eye》
・読書は投資である
「本を読んで得た知識をビジネスに生かすことが絶対条件です」
(P17)

・なぜその本を読むのか、目的を明確にする
「その本を読む目的を明確にしておくと、重要なところと、そうで
ないところの見極めがはっきりつくようになります。(中略)
目的を意識しながら読むと、内容をよく吸収できるのです」
(P98)

・本は最初から最後まで一字一句すべてを読まなくても良い!
「二割を読むだけで、その本の著者が本当に主張したいことは
ほぼわかると言えます」
(P113)

・知りたい情報を探しながら読む
「段落の最初の行を少しペースを落として読んで、重要なポイントが
ありそうかどうかを感じたうえで、三〜五行をいっぺんに固めて読み、
何か引っかかったところでスピードを落とし、じっくり読む」
(P129)

・読んだら使え!
「本から得たノウハウをレバレッジメモにまとめ、繰り返し読んで
条件反射的に行動できるようにし、どんどん実践で活用していくこと
です」
(P170)

《Impression》
amazonで本書のカスタマーレビューを読んでいたら、
この本に書かれているような読書の方法は当り前、みたいな事を
書いている人がいました。
でも、本を読む時に最初のページから一字一句、丁寧に読んでいる人って
意外と多いんじゃないかな、って思います。
少なくとも私は、そうして本を読んできました。

でも、ビジネス書を読むのは「学び」「行動して」「成果を生む」ことが
主たる目的な訳ですから、この本に書かれているように
目的を持って、自分にとって必要なところを拾い読みする方が
効率的だって思いました。

本田氏も本書の中で書かれていますが、
100を読んでも忘れて実践しないのなら、1を読んで実践した方が
はるかに有用
な訳ですよね。

それから本書の良いところは
・本選びのために、良書の情報をどうやってGetするか
・本田氏が選んだ「読んでおくべきビジネス書」のリスト
など、実践的なノウハウが書かれているところだと思います。
「本を読め!」
と言われても、では何を読めば良いのやら・・・と云う事が
少なくないと思います。

先日も私の会社で”偉いさん”が新入社員に向かって
「勉強しなさい、本を読みなさい」と訓示をしていましたが、
実際、書店に足を運んでもそれこそ山のように積まれた本を前に
どれを買って読めば良いのか分からず、挙句の果てに中身スカスカの
ハズレ本を手にしてしまったら悲劇ですよね。
初心には先ず「入り口」を示してあげる、そんな配慮が行き届いているように
感じました。
タグ:読書術
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2008年04月03日

本を読むと云う事(その1)




Book-No.11「あなたもいままでの10倍速く本が読める」
著者:ポール・R・シーリィ
監訳:神田昌典
フォレスト出版
(ISBN:978-4-89451-119-4)


既にご存知の方も多いかと思いますが、勝間和代氏が書かれた
「新・知的生産術」の中に”フォトリーディング”と云う言葉が
出てきます。

フォトリーディングとは
「1ページ1秒のペースでページをめくり、本の内容をまるで
写真を撮るように頭に写し取っていく」

と云う読書の一つの方法の事です。

よく言う”速読”っーうヤツか、と最初は思いました。
でも、それからに気になってwebで情報を調べてみると、
記憶力が良くなった、だとか、
本の内容が以前よりもスラスラと頭に入ってくる、だとか、
視野が広がった、など
「良さげ」な話がズラズラと出てくるではないですか!

1ページ1秒のペースでページをめくって・・・
何だかウソ臭い・・・怪しげな通信販売の宣伝文句と
激似じゃないか!
と思ったものの、取りあえずフォトリーディングの本を
読んでみるか・・・と思って本書をAmazonで購入しました。

イヤー、衝撃的でした!

本は最初のページから順番に読み始める・・・という
物心ついた頃からの習慣が、ものの見事にひっくり返りました!
自分がいかに本の読み方を知らないか、痛切に感じました。

そもそも本を読んでも何も身に付かない、と言うか
記憶に残らない、と云う事が私の悩みの種だったのですが、
この本を読んで、今までのような本の読み方をしていたら、
当然の帰結とすら思えてしまったのです。

ちなみにフォトリーディングのプロセスは以下のような形に
なります。

(1)準備
 ・何故、何の為にその本を読むのかと云う読む目的を明確化する
 ・みかん集中法で視野を広く保つようにする

(2)予習
 ・タイトル、表紙、目次、索引などに目を通して文章の構成を調べる
 ・キーワードを見つけ出す
 ・その本が読むに値するかどうか、を決める

(3)フォトリーディング
 ・高速学習モードの状態(集中を高める)
 ・始めのアフォメーションでプラス思考の自己暗示をかける
 ・フォトフォーカスで全体を眺めるようにして写し取っていく
 ・終わりのアフォメーションで記憶にフタをする

(4)活性化(アクティベーション)
 ・全体の構成を把握する
 ・キーワードを書き出す
 ・質問をつくる
 ・全体を見直す
 ・生産的休憩(脳の中で情報が熟成されるのを待つ)
 ・スーパーリーディング、ディッピングで要点を読む
 ・またはスキタリングをする
 ・マインドマップにまとめる
 ・高速リーディングで本文をザッと読む

少し端折りましたが、凡そ以上のような手順で本を読むと
良いそうです。

こりゃ、いかん!
あれこれ本を読む前に、本の読み方を勉強しなければ!
そんな風に思ってしまい、これ以降、本の読み方について
書かれた本を何冊か読んでみました。

・・・そんな訳で、「本を読むと云う事」シリーズは
しばらく続きます(^^ ;;

蛇足ながら・・・
フォトリーディングのテクニック自体は本を読むだけでは
身に付けるのは一寸難しそうです。
タグ:読書術
posted by penguin-oyaji at 21:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(読書法) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする