2012年07月19日

名前を粗末にしない「語られなかった皇族たちの真実」

「語られなかった皇族たちの真実」

竹田恒泰:著

小学館

 

自分の名前が上手に書けなくて、ため息をつくことが多いペンギンオヤジです。 

 

私の仕事はホテル勤務なので、日常的にチェックインされるお客様にお名前や住所などを書いて頂いています。

 

でも!

 

あまりに達筆すぎて(汗)、何という字なのか読むことが出来ず、叫びたくなることがよくあります。。。

 

そんな私だって、けっこうあっちこっちで、適当に自分の名前を書き散らかしているので、あまりエラソーなことは言えないんですけどね。

 

それに、もともとあまり字はうまい方じゃないので、何度、日ペンの美子ちゃんにお世話になろうと思ったことか!

 

■「名前を粗末にするな」

「ある晩、私は食堂の大きな机につき、祖父の前で学校の宿題をしていた。

私が自分の名前をきたない字で殴り書きをしていたのを目にした祖父は、平手を机に叩きつけ、いきなり立ち上がって宿題の紙をずたずたに破り捨てて、耳を劈く(つんざく)ほどの大声で一言こう言った。

「自分の名前を粗末にするな!!」(P19)

「じいじはね、字がきたないことに怒っているんじゃないのよ。泰ちゃんがね、気の抜けたような字で適当に名前を書いていたから怒ったの。これからは自分の名前だけは、大切に、気を入れて書くようにしない」(P20)

この本の著者は旧皇族・竹田家の生まれで明治天皇の玄孫にあたる竹田恒泰氏。時々、テレビなどにも出演されているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?

 

最初、この文章を読んだときは、「おぉ〜!さすがハイソな家庭は違うなぁ」と 暢気なコトを思いました。

 

でも!ですよ。

 

最近はパソコンがあるので、自分の名前を手書きする機会は以前よりも、ずっと少なくなっていると思うのですが・・・

 

気合いの入った企画書を書き上げた時って、自分の名前もちゃんと、やはり気合い入れて書いていたと思うし、逆に、やっつけ仕事の時は名前も適当に流して書いていたように思うのです(自分の場合・・・)

 

第三者が自分の書いた書類などを見るとき、やはり、誰が書いたのか、名前って見ますよね。

 

その時、やはり字がきたなければ良い印象は持ってもらえないと思うのです。

 

少し大げさかも知れないけど、自分の仕事、あるいは自分自身に誇りを持つためにも自分の名前を粗末にしない、自分の名前は丁寧に気を入れて書く。

 

そんなことが大切なんじゃないのかなぁ、としみじみと思うのでした。

 

「キレイじゃなくてもいい、ていねいに書け!」これは私が前の会社で新人研修などの時にエラソーに言っていた台詞です。

 

それでも悪筆が治らないときは、やはり日ペンの美子ちゃんということで・・・(笑)

 

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2012年01月08日

「モテ本」をまじめに読んでみた「40歳からのモテる技術」

「40歳からのモテる技術」


青木一郎 著


阪急コミュニケーションズ


昨年、「今年中に結婚するぞ!」と目標を掲げ、


このブログにも書いた。


ツイッターでも呟いた。


ついでに、社内でも公言した。


・・・・・が、


今年の正月も独りで迎えてしまった。。

ナンテコッタ。


思えば40数年の我が人生


本当にモテなかった。。

40数年間、モテたことがないのだから、


何もせずに嫁さんが見つかると


楽観的に思っていた私が浅はかであったのだ。

そして更に!こんなデータもある。


2005年の調査では35〜39歳の未婚率が


30.9%であったのに対して


5年後の40〜44歳は27.9%。


つまり、結婚できたのは3%しかいなかった。


【恐怖】35歳すぎて結婚できる男は3%

3%とは、ものすごく狭き門ではないか!


そんな狭き門とは知らずに、


目標を掲げた私が愚かであった。。

取り敢えず今年は何かを変えなければならない!


それは分かった。


でも、何をどうすれば良いんだ?!

■オヤジの非モテの要因

四〇歳以上の男性のモテない原因、それは・・・

1おじさん臭い外見


2女性とのコミュニケーション不全


3慢性的な出会い不足

この三つが手かせ足かせになってモテないのです。


逆に言うと、この三つの壁を打ち破ると、女性の


恋愛対象に躍り出ることができるということです


(P14)

ナンテコッタ。


どれもこれも思い当たる節ばかりじゃないか!

特に1番と3番。


昔から見た目、まったく気にせず!服装もいい加減。


それに既婚女性は多いけど、


同年代とかの未婚の女性が少ない職場環境。


自分からあまり出会いを求めて行動しない!

うーむ、マイナスポイントばかりじゃないか>私

■ペンギンオヤジの改造講座

昔、「おじさん改造講座」という週刊誌の連載が


あったような気がするが、この本を読みながら、


彼女を見つける、結婚するためには


先ず自分自身の改造が必要だという結論に至った。

ヘアスタイル、眼鏡、服装


まぁ、この辺は当然と言えば、当然。

でも、この本には更に・・・


薄毛、白髪、しみ、加齢臭などについての対策が


列記されているのです。


確かに40も過ぎると、色々なところで肉体的に


衰えてきているコトを実感したりするのだが


なんとも寂しい限りじゃないか!

女性に「選ばれる」という立場を自覚して、


女性の視点で服装や髪型を選ぶべきなのです。


これからデートする女性は家族ではありません。


「ありのままの自分」で受け入れてもらえるハズが


ありません。モテたいと思ったら、モテるという


目的に対して合理的な行動を取るべきなのです。


(P34)


正直、「男は中身!外見でチャラチャラなんて


出来るかぁ!」と思ってました。

しかし、この本を読む限り、そんな思いは


全くの独りよがりだと納得せざるを得ません。

何せ3%の狭き門を通過しないといけない訳ですから


「売り手市場」ではなく(女性側の)買い手市場で


あることを肝に銘じて、行動せねば!(←単純)

■出会いはいつでも〜♪

出会いはいつでも偶然の風の中〜♪と


歌ったのは、さだまさしであったか。。

街角で、あるいは旅先で、


ビビッと運命の人に出会う


そんなロマンチックな妄想も次のような本文を


読むと一瞬にして崩れ去りましたよ。。

出会いにおいて「量」は非常に重要な要素です。


勝率が低くても、量が多ければ「下手な鉄砲も


数打てば当たる」となるからです。


四〇歳を過ぎると恋愛の勝率は低下する一方。


このため、この考え方はさらに重要性を


増すのです。

勝率の低さを、量でカバーする。

これが、四〇歳を過ぎたおじさんが恋愛で


成功するための重要な戦略です。(P176)





もう、身も蓋もありません。。。(泣) 


で・・・

著者が説く出会いを量産する戦術は何かというと


インターネット(SNS)だというのです。

次に示すとおり、中年男性の弱点を打ち消す


特徴をSNSが持っているからです。

1中年男性の勝率の悪さを圧倒的な数で


カバーする

2交流のきっかけは、趣味や志向である。


年齢は選別条件にならない

3人と人が知り合い交流を深める機能が


充実している


本書の中では代表的なSNSとしてmixiを


例にとって数々の「ネット戦略」を


示してあります。

例えば、その一つがプロフィールページの


充実です。

女性が(プロフィールの)顔写真を


重視するのは、イケメン好きという


理由ではなく信頼性です。(P209)


プロフィールページも価値観を強調する


ように作るのが、この「実践編その2」に


おける重要なポイントです(P212)

まぁ、やってみて損は無かろうと思い、


私の場合、mixiはほぼ放置状態なので、


facebookの自己紹介分などを


少し書き換えてみました。


でも・・・

著者が言わんとするコトは分かるし、


実際、SNSを出会いの場として成果(?)を


上げている人が大勢いるというのも


分かるのですが・・・

私もこのブログも然り、それ以前にやっていた


個人ホームページでも然り、それをきっかけに


何人もの人たちと知り合うことが出来ましたが、


それが、恋愛に発展したケースは皆無!

ちょっと安直な気がしないでもないのですが・・・



あっ、こういう消極的な考え方だからダメなんですね

■大人の青春

利害関係がない人との付き合いって、社会に


出るとなかなかできないものです。


また、いろいろな年代、さまざまな職業の人と


知り合う機会もそうそうないものです。

(中略)

新しい知識や技術が身に着いた。若い女性と


出会えた。それに加えて、新しい人間関係が


広がって、気のおけない友達がたくさんできて、


そして失ったはずの青春をもう一度、


謳歌できたのです(P280)


確かに私も今、ネットを通じて出会えた方々と


良いお付き合いをさせて貰っています。


何だかそれって、学生時代のサークル活動みたい


だなぁって思うことがあります。

以前の私は学生時代からの友人たちや


会社の人たちといった狭い範囲でのお付き合いしか


ありませんでした。


それが今では本当に住んでいる場所も、年代も


さまざま人と話しをしたり、


時にはお酒を酌み交わしたりしているのです。

こうした「ご縁」を大切にしていけば、


縁が縁を結んで、人生を伴に出来るパートナーとの


ご縁ができるのではないかと思ったりするのですが


・・・さて、どうなるでしょう?


あぁ、青春の光と影よ〜

(↑意味不明)


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2010年05月14日

福岡、よかところ・・・「博多ルール」

Book-No.151

「博多ルール」博多よかよか!ライフを楽しむための48のルール

都市生活研究プロジェクト[博多チーム]
中経出版


ブログ復活宣言から早くも1ヶ月が経ってしまいました。。
新たな転職先として選んだ会社が九州の会社だったために、
引越しをしたり、諸々の届出を出したり、
何とも慌しい、私にとっては怒涛の1ヶ月でもありました。


さて、

気付けば福岡の街に引っ越してきてから、
もう半月以上も経つというのに、
アパートと職場の近隣をウロチョロしているだけで、
福岡の街中にもまだ行っておりません!
(ちなみに住んでいるのは福岡市東区の端っこ、
職場もアパートから徒歩12分の至近距離!)

そんな福岡初心者な私としては
遊びに行くにも、食べに行くにも、
そして、買い物に行くにしても、
何処に行っていいのか、さっぱり分かりません!

こりゃ、どげんかせんといかんばい!
(注!↑↑きっと正しい福岡弁ではありません)

そんなわけで、手にしたのがこの「博多ルール」

福岡のタウン情報や、福岡人気質の事などを
面白おかしく紹介してくれています^^


■福岡人は、うどん好き・・・?

最近になって気付いたのですが・・・
福岡の片田舎の道を車で走っていると、
「うどん」と書かれた看板がやたらと目に付きます!

試しに一軒のうどん屋さんに入って食べてみたのですが、
讃岐うどんのような、しこしことしたコシの強さは全く感じられず、
麺が妙に柔らかい・・・
汁は当然のごとく薄味仕立て。
(東京の黒い汁とは全く違います!)


博多人にとってのうどんは「やわらかめ」がスタンダードなのだ。
カタいラーメンとヤワいうどんを愛する、不可思議な博多人。
その気質を理解し、間違っても、「このうどん、ノビてるよ」などと
文句をつけることのないよう注意したい
」(P63)

そーだったんですね〜

個人的には讃岐うどんのようなコシのしっかりした
うどんがスキですなのですが、
これからはヤワいうどんも愛していこう

ちなみに、こちらのうどん屋さんのテーブルには
ネギと天かすが置かれていて、どちらも入れ放題みたいですが、
これも、本によると博多流ということらしいです。

ルール16 うどんはネギ&天かす入れ放題」(P64)

■目指せ!博多弁ネイティブ!

ビギナー向けの博多弁は?というと、比較的使いやすいのが
「と」「たい」「ばい」という”語尾3変換”とも言うべき基本形。
これらを使うだけで、博多気分がガゼン盛り上がる
」(P111)

やっぱり福岡の会社に就職したけん、博多弁ばマスターして
地元に溶け込みたいと思うとっとるですよ、私。
(怪しい博多弁↑)

職場で働いていると自然と博多弁の会話が耳に入ってくる訳ですが、
幸いな事に、ひどい訛もないので、言葉が分からないという事は
ありません。

ただ・・・

この本を読んで知ったのですが、福岡と小倉などの北九州地区では
ビミョーに語尾が違うんですね〜

例えば・・・

「何してるの?」

博多弁「なんしようと」

北九州弁「なんしよん」

※北九州では語尾が「と」ではなく、「ん」に変化するらしい。

その他にも語尾に「ちゃ」が付くのも北九州独特らしい。

「と」も「ん」も「ちゃ」も同じ博多弁だと思っていたのですが、
地域によって違うんですね〜
博多弁ネイティブの道は険しそうです。。

私事ですが、普段働いているのは福岡の事務所ですが、
受け持ち店舗として小倉や八幡などに行く機会があります。
これから、その店へ行く時にはさりげなく、スタッフが話す
会話の語尾に注意してみようと思いました。

ちなみに「北九州」のことを地元では「きたきゅう」と呼ぶらしい。


■ちょっとそこまで・・・韓国へ

韓国の釜山に船で気軽に行けるのは博多ならではの特典。
(中略)
1泊2日の釜山ツアーを利用するほか、日帰りで行くことも可能。
「ちょっとそこまで買い物に」という感覚で、買い物袋を提げていく
おばちゃんもザラにいる。会社の忘年旅行などで韓国への焼き肉
ツアーが組まれるのも特別なことではない
」(P23)

最初にこの文章を読んだ時「えっ〜、マジですかぁ?」と
思いましたよ。

でも調べてみると・・・

本当に往復1万円で釜山へ行けてしまうんですね〜

http://www.jrbeetle.co.jp/fare/cho_b_spe/index.html

それに高速フェリーで片道3時間弱。これなら確かに日帰りも可能。

こりゃ、行くしかないでしょ!

久々にパスポートを取って、韓国へ焼肉を食べに行こうかと
密かに思いを馳せる今日この頃だったりします(笑)

■福岡よかとこ

博多人は「博多に悪か人はおらんと」とよく口にするが、
その変化形が「博多ば好きな人はよか人ばい」。自分の地元を
ホメられて怒る人はいないが、博多人の場合は、よりうれしさを
強く表現する傾向が強い
」(P109)


福岡に引っ越してきて、2週間ちょっとですが、
本当に職場でも街中でも、人が優しいです!
それに純粋な心を持った人が多いようにも感じます。
お世辞抜きで、本当にそう思います。

「博多に悪か人はおらんと」・・・もしかしたら本当かも。
少なくとも今の私は、そんなふうに思っています。

ほぼ純粋な関東人だった私が見知らぬ街で
ちゃんとやっていけるのだろうか・・・?
そんな不安を吹き飛ばしてくれるほど、
博多の人たちは優しさに満ちとるとですよ。

これから何年、この街に住み続ける事になるのか
分かりませんが、先ずはこの「博多ルール」を手にして
福岡の街を探索し、その魅力をこのブログでも
随時、発信していきたいと思います^^

 【▼kindle版】

タグ:福岡 博多
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2009年08月18日

一人の少女の生き方から学んだこと・・・・「最後の言葉」


Book-No.150
「最後の言葉」

川嶋あい 著
ゴマブックス



「どんな音楽が好き?」と聞かれると、
ほぼ躊躇なく「JAZZ」と答えます。
(ちなみに、山中千尋さんとマイルス・デイヴィスのファンです)

もしくは「吉田拓郎」と答える時もあります。

でも、実はその他に(年甲斐もなく・・・)川嶋あいさんの歌も
よく聞いています♪

川嶋あいさんって、ご存知ですか?

私が彼女の事を知ったのは、3年くらいまえの「24時間テレビ」に
出演しているのを見た時でした。

そこで流れていた彼女の出生にかかわる話しや
その後の苦労と、それを乗り越えてきたエピソードを見て
ものすごく衝撃を受け、すぐにCDショップに走った覚えがあります。

この「最後の言葉」は、そんな川嶋あいさんの波乱万丈な今までを
綴った自叙伝的な1冊です。

■内容

「私は、生まれたときの名前は川島愛ではなかった」。
その生い立ちから母親との二人三脚で歌手デビューした福岡でのこと。
本格的な活動のために上京するもののその道は険しく、
少女は街で歌い始め、高校に通いながらの路上ライブを続ける。
そこで出会った人々、彼女を支えてくれる母親。
そして突然襲ってきた母親の死という現実。
スターダムを昇りつめていく歌手川嶋あい。悲しい現実を乗り越えて、
人として、歌手として成長していく川嶋あいの軌跡をつづる」
(amazonより転載)

■運命の出会い

人と人との一瞬の出会いがいつ運命の出会いになるかわからない。
だから大切にしていかないとね。
この出会いがあるのも、私が踏み出すことができたから。
踏み出さなきゃ絶対何も変わらないって、今も胸に刻んでいることだ

(P70)

福岡から単身で東京に出てきたものの、所属していた事務所からクビを
宣告されてしまいます。
(以前、テレビで「15歳でリストラされた」とコメントされてました・・・)

何もすることがなくなってしまった時に、
彼女は一人、路上で歌い始めます。

これからどうしたらいいんだろう、と押しつぶされそうな不安の中で
それでも、一歩前に出るために路上で歌いだした彼女の勇気。

行動しなければ、何も変わらない。

私もよく、このブログでこんな事を書いたりしていますが、
川嶋あいさんが辿った軌跡に比べたら
私が思い悩んでいる事の、なんと小さな事よ!!

それから、

私は運命論者ではありませんが、
この本を読むと、養護施設での育ての母との出会い、
そして路上での、今の事務所の人たちのとの出会い、
そんな人との出会いが、
今の歌手・川嶋あいを創り出してきたことに、
どうしても「運命的」なものを感じずにいられませんでした。

一歩、踏み出す勇気と、人との出会いが
自分を変えていってくれるんですよね。


■母の思い

母さんは全力で私を育ててくれた。血のつながりのない
赤の他人の私を全力で・・・。
自分のことなんてどうでもよかった。自らの命さえも切り刻んで
私を夢に導いてくれた。すごい人だと思う
」(P94)

川嶋あいさんは、ご存知の方も多いかと思いますが、
生まれて直ぐに施設に預けられ、
自分の事を生んでくれた母親の記憶は無いそうです。
そして、3歳になった時に、育ての両親に引き取られて
そこで育てられました。

でも・・・
10歳の時に、育ての父を亡くし、
16歳の時に今度は育てての母も亡くしています。

ただ・・・
この本を実際に読んでいただければ分かると思うのですが、
この育てのお母さんが、本当に全力を傾けて
川嶋あいさんを育て、歌手への夢をつないでくれたのです。

確かに、血のつながりは無い親子なのですが、
でも、そんなこと関係ない。

ちょっと安っぽい言葉かもしれませんが・・・
「子を思う親心って、こんなにも深いものなのか」、と
改めて思い知らされました。


■生きてきた道

自分自身の出生のことや、苦労や絶望のことなどを
言葉にして人前で話したり、本に書こうと思った
彼女の心境について、こんな言葉が綴られています。

人は皆、何か背負って生きてる。
人が一生懸命生きてきたその道には、恥ずべきものは決して
何も落ちてはいない。
だから隠して生きてゆくことに意味はない
」(P194)



「自分は望まれて生まれた子じゃない」
「私は産んでくれた母さんの命をも縮めてしまった」
「私のせいで育ててくれた母さんまで死んじゃった」



そんなことを思いながら、
「私は生まれてきてはいけない子だったんだ」と、
自分の運命を恨んだりしていた頃の話しが書かれています。

でも、そんな彼女が(産みと育ての)二人の母親の本当の思いを知り、
ある出来事をきっかけに、自分自身の事を人前で話す決心をします。
そして・・・
私はたぶん変わると思う。大きく変われると思う。
(中略)
だって、ずっと否定していた、この世に存在している事実を
肯定できたのだから
」(P179)
こんな言葉で、彼女自身の心の変化を表しています。

きっと誰にだって、一つや二つ誰にも言いたくない事ってありますよね。
恥ずかしいとか、辛かったとか、色々な思いがあっての事だと思うし、
その思いは人それぞれだから、
一概に括ることは出来ないけど・・・

でも、その過去の思い出を自分なりに前向きに捉えなおした時、
人が一生懸命に生きてきたその道には、恥ずべきものは
決して何も落ちてはいない
』と、気づいた時に
何か一つ、自分の中でわだかまりとか、ネガティブな気持ちから
開放されて、一歩前に進むこと出来るんだと感じました。

■「8月のシンフォニー」

前にも書いたように、私が川嶋あいさんの事を知ったのは3年前だし、
彼女が経験してきた数々の出来事も、メディアなどを通して
大体のことは知っていました。

なのに、今あらためてこの本を手にしたのは・・・
もうすぐ、この「最後の言葉」を題材にした映画が公開されるから。
映画のタイトルは「8月のシンフォニー」。
※8月22日に公開です。

ちなみに、あの小宮先生も試写でこの映画を
涙ぐみながら見られたそうです。。
※小宮コンサルタンツBlog

書評的な書き方になってしまって、申し訳ないのですが、
確かに拙い表現も多々ありますが、
でも、そんな事は関係なく、
数々の困難や絶望を彼女がどうやって乗り越えてきたのか、
そして、今の彼女が手掛けている途上国や被災地に対する
ボランティア活動をどんな思いで、やっているのかなど
多くの事を学び、感じることのできる1冊だと思います。

すべての人にオススメは出来ないかも知れないけど、
少しでも興味を持った方は、ぜひ手に取ってみてください。

■最後に・・・

成功にもし近道があるのなら教えてください。
なぜなら−絶対に通りたくないから。
がんばった先の成功が欲しい

これは、同じく川嶋あいさんの「16歳の白い地図」に
記されている言葉です。

16歳の少女に、こんなことを言われてしまったら
40オヤジとしては、ただただ脱帽するしかないのですが・・・

でも、実際にI wish として「明日への扉」がオリコンチャートで
1位になったにもかかわらず
路上での1000回ライブにこだわり、
決して安易な成功への道を選ばなかった彼女の生き方を
この言葉は象徴していると思うのです。

効率重視も大切だけど、
根っこの部分では、頑固なまでに自分の生き方にこだわることが
どれだけ大切なことかを、オヤジは少女から学んだのでした。

では、このへんで。
今日もありがとうございました。

posted by penguin-oyaji at 03:14 | Comment(4) | TrackBack(1) | 読書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月21日

耳勉・・・ペンギンオヤジ的ポッドキャストの薦め

駅で売っているお弁当は・・・・「駅弁

空港で売っているお弁当は・・・・「空弁

耳で聴いてする勉強は・・・・「耳勉
 
いきなり、くだらないシャレで失礼しました(汗)

私は通勤中、iPodを持ち歩いていますので、
よくPodcast(ポッドキャスト)を聴いています。

※愛用しているのは「iPod touch」

Podcastというのは、ネットからダウンロードして聴けるラジオ番組を
イメージして貰えばよいかと思います。

以前は音楽ばかりだったのですが、
ちょっと飽きてきたというか、
Podcastでも面白い番組が増えてきたので、
それで聴くようになったのです。

ぼーっと町を歩いているときや満員電車の中など、
耳を使う余地なら、一日数時間単位であるはずです

(「無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法」 勝間和代・著 P97)

勝間さんも著書の中で耳を使ったインプット
推奨されていますよね。

自分の日常を思い起こしてみると、
通勤時間や、移動時間など
けっこう、ぼんやりして過ごしている時間がありますよね。
私の場合だと、家から会社までは片道40分くらいですので、
そんなに長時間ではないのですが、
何もしなければ、往復で1時間半くらいは、
ボーっと過ぎて行ってしまいます。

そんな移動時間に、本を読むのもアリですが、
さすがに歩いている時には読めない!(当たり前!)

そういう時にPodcastを聴いています。

以前は勝間さんが著書に書かれている通り、
オーディオブックを聴いていたのですが、
最初から最後まで3〜5時間くらいあるので、
どうしてもブツ切りになってしまうので、
それよりも手軽なPodcastの方が良いかなぁ〜って思っています。

今では本当に多種多様なPodcast番組があって
以前は私も欲張って数多くの番組をダウンロードしていました。
でも・・・
私の場合、Podcastを聴くのって
往復の通勤時間と、寝る前の少しの時間に限られるので、
結局、聴く番組は限られてしまうのですよね。

で・・・
■ペンギンオヤジ的Podcast番組のご案内
1.和田裕美のWada Cafe

毎回、「やる気満々の人も、ちょっと明日が憂鬱な人も
明日、笑っていけるよう今夜もわくわくお届けします
」という
和田さんの優しいナレーションで始まる
神戸のKiss-FMで放送されているラジオ番組がそのまま
Podcastで聴けます!
内容は、リスナーからの質問メールに和田さんが答えてくれたり、
ゲスト対談で和田さんとゲストの方の楽しいお話を聴くことが出来ます。
和田さんの声に癒される!
という声の多い番組でもあります(笑)

※過去のゲスト対談の模様は、こちらのページでも読むことが出来ます。

和田裕美さんのファンの方は必聴ですね。
和田さんって誰?和田アキ子のこと?」という方でも、
是非一度聴いてみてくださいね。

2.勝間和代のBook Lovers

J-Waveインターネットラジオ「BrandnewJ」で月〜金に
放送されているものがPodcastで聴けます。
内容は毎週、勝間さんがゲストの方と一緒にお薦めの本を紹介しながら
トークを繰り広げます。

ゲストとしては割とビジネス書の著者の方が多く、
本にはあまり書かれていない本音トークが聴けたり、
お薦めの本の情報も得られるので、重宝して聴いています。

それから、一回当たり15分弱と比較的短時間ですので、
本当にスキマ時間に、サクッと聞けるのも良いですね。

3.長谷部瞳は日経1年生

女優の長谷部瞳さんと、日本経済新聞社の西川靖志さんが
毎回、旬の経済の話題を取り上げて、分かりやすく解説して
くれます。
世界で一番分かりやすい経済番組」をモットーにしているだけあって、
本当に基本の基本から話してくれています。
普段、新聞を読んで分かった様な気になっている経済の事も
この番組を聴くことで、思わぬ発見や気付きがあったりもします。

最近、番組としては二冊目になる
「日経1年生!NEXT」が発売になりました。
《関連図書》



4.聴く日経

新聞休刊日を除く月曜から金曜まで、毎朝その日の日経新聞の
ポイント記事を配信している番組です。
<ダイジェスト版>と<総合版>と2つのバージョンがあるのですが、
私が聴いているのは<ダイジェスト版>です。

一面と企業面の主要記事を聴くことが出来るので、
毎朝の通勤中に聴いています。
起きるのが遅くなってしまって、新聞を読む時間が無い時には
この番組だけで済ませてしまう事も・・・(汗)

色々な番組を聴いてきましたが、今のところはこの4つの番組に
落ち着いてきました。

■iPodなくても聴けますよ〜

時々、「PodcastはiPodを持っていないと聴けないのではないか!」と
思われている方がいるようですが、
パソコンだけでも聴くことは出来るのですよ^^

上記の4つの番組については、番組名のところに該当番組のサイトへの
リンクを貼りました。そのページには番組の音声ファイルのダウンロードボタンが
ありますので、それをクリックすればOKです。

ただ、出来ればiTunesというソフトをインストールして、登録する方法のほうが
お薦めです。(最新のものを自動的にダウンロードしてくれるので)
それに、Podcast番組を探すのなら、iTunesの「iTunes Store」のページから
探すのが一番!だと思います。

■耳勉の効用
やはり、スキマ時間とか朝のラッシュで新聞も本も読めない!というような時に
こうしたPodcast番組を聴くだけでも時間が有効に使えるかなと思います。

私は全然ダメですが・・・
英語とかの語学を勉強されている方にとっては、やはりスキマ時間に
リスニングの訓練が出来るというのは、ありがたい事なのではないでしょうか?
語学に関するPodcast番組も色々と揃っていますので、
是非、興味のある方は色々と試してみてください。

それでは、今日もありがうとございました。
posted by penguin-oyaji at 14:59 | Comment(6) | TrackBack(0) | 読書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月31日

煩悩でBomb!!・・・「煩悩リセット稽古帖」



Book-No.107


「煩悩リセット稽古帖」

小池 龍之介 著


ディスカヴァー・トゥエンティワン



お薦めされて読んでみました!

内容云々を語る前に、この本の魅力は何と言っても


著者直筆の、ゆるゆるの4コマ漫画でしょ。


『仏道式イエデ4コマ』というらしい・・・

コボウズさんとか、ポッポとか、クマッコだとかの


ユルキャラ達に「萌え」である・・・とにかくカワイイo(^o^)o

それから筆者の小池龍之介さんが29歳という若さだからなのか、


言葉遣いも、ちょっと若者言葉ふうです。


例えば・・・


悟りインストーラー


ボンノーチェッカー


怒りの業(カルマ)の協奏曲


などなど。


いわゆる仏教用語を並びたてられたら、


それだけで読む気が失せてしまうと思うが、


本の少し言葉を今風に変えてあることで、


非常に読みやすく仕上がっていると思います。

■仏教は心のトレーニング・メソッド?!


死後の世界を説くよりも、現世での修行によって悟りの境地に


至ることが仏教の目的です。そして、そのためのトレーニング・メソッドを


「仏道(ふつどう)」といいます」(P231)

「煩悩」と聞くと、どーしても「仏教」を連想してしまいますが、


確かに仏教は、仏教なんだけど、


欲望」とか「怒り」、「迷い」という良からぬ感情に対して


どう対処して心を浄化するか、というような


心のトレーニングの仕方を中心に書かれています。

例えば・・・

いちばん良いのは、日常において怒らず、不快にならず、非難せず、


怒りの業(カルマ)を溜め込まないよう心がけ、不必要に欲望の業を


積まないようにすることです。そうすれば、ストレスがなくなります


(P42)

この辺は、勝間さんが提唱されている「三毒追放」のまんまって感じですね。

あるいは・・・

自らのネガティブな感情を自分自身から切り離してしまうことです。


そう、まるで他人事を観客席から観察するかのごとくドライに客観化して


しまいますことです」(P30)

要は負の感情を持った時に、その感情を押し殺すのではなく


全部受け入れてしまう。



例えば「不安」という負のエネルギーに対しては


「不安になっちゃダメ」と言って、自分の感情を押し殺すのではなく


逆に「不安、不安、不安、不安・・・」と唱えながら、


負のエネルギーを受け入れてしまうのです。



そして、不安に思っている自分を一歩引いた位置から


客観視できるようになると、心が自然とその状態を


解消してくれるようになる・・・そうです。

■心は迷ってばかり・・・


みなさまに悟りを目指しましょう、とまで申すつもりはありませんが、3%でも


悟りに近づけば、人間関係も感覚能力も、3%分は向上いたします。それは


3%ほど、悟りを味見したことになると申せましょう」(P173)

喜怒哀楽と言われるように、


私たちは人間として色々な感情を持ちながら人生を過ごしている訳で、


時には自分の感情がコントロールできなくなって


苦しんだりしている訳ですよね。

もっとも、そういう感情を持ち合わせているからこそ、


人間らしい・・・と言えるのだと思うのですが。

ただ、出来ればなるべく嫌な感情に振り回される事なく


穏やかな人生を過ごしたいと思いませんか?

心を「」わせ、「」ませるから、「煩悩」と呼ばれるらしいですが、


こうした負のエネルギーはストレスの素!


ストレスばっかり溜めていると、


怖い病気にだってなりかねません。

特に「怒りの業(カルマ)」は、


自分だけでなく周囲の人をも巻き込んでしまう


暗いエネルギーの塊!


そんなエネルギーは要らないっつーの!

心はいつだって迷ってばかりだけど、


見たくないものから目を背けるのではなく、


お酒やタバコやヤケ食いなどのストレス解消に逃げるのではなく、


ましてや人に当り散らしたり、陰口を言うのでもなく


2000年以上も前に、お釈迦様が残して下さった


心理的トレーニング法を活用してみるのも、一つの手ではないかと・・・

なお、本書の中では


死後、極楽浄土に往けるだとか、成仏できるといった宗教くさい話は


書かれていませんので、宗教アレルギーのある人も安心して


読めるのではないかと思われます。


※巻末の「仏道超入門ミニ講座」に少しだけ、それっぽい記述はありますが・・・


【▼単行本】

===================================

1月も終わりましたね。新年のスタートダッシュはいかがでしたでしょうか?


私はちっと、失敗してしまった部分もあります。


明日は2月1日。


1の付く日はスタートの日ですので、


心も新たに再スタートを切りたいと思います。

それでは、今日もありがとうございました。
posted by penguin-oyaji at 23:15 | Comment(6) | TrackBack(0) | 読書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月25日

「ねこ」と「きつね」の絵本「100万回生きたねこ」「ごんぎつね」

まさか、まさか、
このブログで絵本の記事を書く日がやって来るとは
思いもしませんでしたが・・・

40過ぎのオヤジが書店で絵本を、それも2冊買うと
先ず「プレゼント用か?自宅用か?」と聞かれることも
ちょっと発見でした・・・
オヤジが絵本を読むことは想定していないらしい(笑)



Book-No.104
「100万回生きたねこ」

佐野 洋子 作・絵
講談社

奥付を見ると1977年に出版され、08年12月に95刷となっているので、
大ロングセラーですね。

学生時代に書店でアルバイトをしていたので、
この絵本のことは、なんとなく記憶にはあるのですが、
今まで一度も読んだことはありませんでした。

今回、あるWebサイトの「お薦め本」として取り上げられているのを見て
興味を持ち、数十年ぶりに絵本売り場へ足を運びました。

内容は、既にご存知の方も多いと思いますが・・・

100万回生まれかわっては、飼い主のもとで死んでゆく猫。
飼い主たちは猫の死をひどく悲しんだが、
猫自身は死ぬのなんか平気だった。
ある時、猫は誰の猫でもない野良猫となり、一匹の白猫に恋をする…。

(amazon、商品説明より転記)

短い物語ですが、最後のページの最後の一行を読んだ時に
一瞬、全身に鳥肌がたって、
ちょっと「うるっ」ときて
でもすぐに「そうだよね、そうだよね」と納得したのでした。

未読の人にとっては、まったく意味不明の感想だと思いますが・・・(汗)

愛されること」と「愛すること」というのは、全く別のことで、

それと

人生は学びの場であるという事を、改めて思いました。

例え100万回、人生を繰り返し生きても、
本当に大切なものを手にした1回の人生の方が
遥かに価値がある・・・というようなことなのでしょうか。

大人が読んでも、いい話です。



Book-No.105
「ごんぎつね」

新美 南吉 作
黒井 健 絵
偕成社

(今はどうだか分かりませんが)
小学校の教科書にも載るくらいの定番のお話しですね。

上の「100万回生きたねこ」を買いに行ったら、
たまたま目につき、
懐かしさと黒井健さんの絵の美しさに惹かれて
衝動買いしてしまいました。

今回、初めて目にしましたが、黒井さんの絵は良いですねぇ。
眺めていると、何だか心が癒されます。

でも、その絵に反してご存知のように、
物語の最後は悲しい終わり方ですよね。

子どもの頃、教科書で読んだ時には
ごんぎつねが、かわいそう・・・」と
ただただ、悲しみを感じていたのを何となく覚えています。

この悲しさって、なんでしょう?

思いやりとか、優しさが相手に伝わらない悲しさ・・・?

自分を受け入れてもらえない悲しさ・・・?

兵十からの視点で見れば、

自分を見守ってくれていた大切な人(狐)を
自らの手で殺めてしまった、罪悪感と喪失感ですよね。

一人ぽっちという寂しさと、
そんな自分を影で支えてくれている人がいることに
気付かずに傷つけてしまい
そして、大切な人の存在に気付いた時には
手遅れになっているという・・・・

でも、こんな悲しい物語が
長い時間ずっと読み継がれているのは
何故なのでしょう?

きっと誰もが一度は読んだことがあると思うのですが、
大人になった今、
黒井健さんの情感溢れる絵を眺めながら、
もう一度、物語の世界に浸ってみるのも
よいのではないでしょうか。

たまには童心に返って・・・・

ありがとうございました。


【▼単行本】


【▼キンドル版】


【▼単行本】


【▼キンドル版】

タグ:絵本
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2009年01月08日

「一冊の手帳で夢は必ずかなう」今年の手帳は・・・



Book-No.101


「一冊の手帳で夢は必ずかなう」


なりたい自分になるシンプルな方法

熊谷 正寿 著


かんき出版

仕事始めから数日、もはや正月気分はどこへやら・・・状態です。

そして、新年ですから新しい手帳とともにスタートを切ったという人も


多いかと思います。

元々、手帳とか文具が好きな方ですので、


その関連で手帳に関する本も、割と読みます。


確か、去年もこのブログで手帳に関する本について2,3冊は


記事にしたと思うのですが・・・

今回、読んだ「一冊の手帳で夢は必ずかなう」は


投資や資産形成の著作を出されている内藤忍さんが


「投資手帳」の中で古典的名著として紹介されているのを


読んで、興味を持ち手に取りました。

■手帳で夢は叶うのか?


内容は「目標達成のための手帳活用術」という事になると思います。


既に今となっては類書も数多く出ていますので、


取り立てて、目新しさは感じなかったのですが・・・

手帳は、夢実現の精度を高めるツールです。そして手帳は、接触頻度に


応じて力を発揮します。手帳とともに大切な夢を、いつも肌身離さず


持ち歩くことをすすめます」(P17)

手帳に自分の夢を書いて、肌身離さずに持ち歩き、


時間があれば、自分の夢に何度でも目を通す・・・


そうすると、夢が叶う!

・・・などという話を、数年前の自分が聞いたら


手帳に書くだけで夢が叶うなんて、そんなバカなことがあるか!」と


思わず笑い飛ばしていたと思います。


(事実、笑ってました・・・)

でも、今は手帳の有用性を信じますね。


それは、多くの人が実際に手帳をうまく活用して


夢を叶えてきたという事を本などを読んで知った事と


それに付け加えて、自分の(小さいけれど)成功体験から、


手帳は夢に近づくための有効なツールだというふうに


思えるようになったから。

■夢のフレームワーク


昨年、ワタミの渡邉社長の「夢に日付を!」を読んだ時に、


以下のようなことが書かれていて、随分と参考にしました

私は人生には「六歩の柱」があると考えています。


その六本の柱とは「仕事」「家庭」「教養」「財産」「趣味」「健康」です。


これのバランスをうまくとることができると、豊かな人生を送れる、


というイメージです」(P54)

《参考図書》

私も、この本を読んで以来、自分のやりたい事をリスト化する際には


六本の柱で、自分の夢をフレーム化することをしています。

でも、今回この「一冊の手帳で〜」の中に書かれている


「夢・人生ピラミッド」を知り、夢のフレームワークに対する考え方が


少し変わりました。

何よりも大切なのは健康です。次に、さまざまな分野の専門家と


お話ができるような教養を持つことと、曇りのない強く開かれた心を


持つことが必要です。この三つの基本的なセクションで夢が達成できれば、


自ずと仕事と家庭の夢は実現するし、結果的に経済的な豊かさにも


恵まれます」(P36)

熊谷さんがここで書かれている夢のフレームワークは以下のようなものです。

【基礎レベル】・・・「教養・知識」、「健康」、「心・精神」


【実現レベル】・・・「プライベート・家庭」、「社会・仕事」


【結果レベル】・・・「経済・モノ・お金」


※詳しくは「一冊の手帳で〜」の40ページの図をご覧下さい。

渡邉社長も熊谷さんも同じ六つのフレーム分けをしているのですが、


渡邉社長はあくまでも六つのフレームは横一直線の並列的


考えているのに対して、


熊谷さんはピラミッドのように階層化して考えている点が異なります。


(ピラミッドの底辺が【基礎レベル】で、頂点は【結果レベル】)

熊谷さんが考えるところの【基礎レベル】が、よく言う「根っこ」とか「土台」に


なる訳です。


本書で、このピラミッドの絵を見たときに思いました。


「夢にも序列があるんだ・・・」と。

確かに、健康とか知識とか心が欠けていては、


大きな夢なんか達成できそうにないですからね。

それから、私の個人的な経験談ですが・・・


とかやりたい事をリスト化したり、書き出すときに漠然と考えるよりも


渡邉社長や熊谷さんのように、フレームワークを先に決めて


そこに落とし込むようにした方が、はるかに効果的だと思います。

■ところで、今年の私の手帳


いきなり個人的な話で恐縮ですが・・・・

私が電子手帳から紙の手帳に乗り換えて、今年が3年目になります。

昨年、一昨年の2年間は、糸井重里さんが出されている「ほぼ日手帳」を


愛用していました。


この手帳を選んだわけは、1日1ページで書くところがたくさんあるという


自由度の高さ。

そして、09年も「ほぼ日手帳」と思っていたのですが、


今年は色々とチャレンジの年にしたいし、自分も変わりたいと思ったので、


(「ほぼ日手帳」に不満があるわけではありませんが)


手帳も変える事にしました。

このブログをずっと読んで下さっている方でしたら、


もう見当はついていると思いますが・・・(笑)

「和田裕美の『売れる!』営業手帳2009」


※色は3色ある中から「ネイビー」をチョイスしてみました・・・

ちなみに、「キャメル」も以前に買ってあったのですが


このキャメルには・・・



sign.jpg


サインが!それも「ペンギンおやじ」の名前とペンギンのイラスト入り!


もったいなくて使えません・・・



それと、サブ的に

「内藤忍の投資手帳」



この2冊と一緒に、今年1年を過ごすことに決めました。

ただですね、「ほぼ日手帳」があまりに自由度が高かったのと、


自分がまだ慣れていないこともあって、


正直、2冊とも使いにくさを感じる部分があります・・・

でも、真新しい手帳って、それだけで「わくわく」しますし、


自分なりに色々と工夫をしながら、馴染ませていくプロセスもまた


楽しいものなのです^^

私も09年は、和田さんと内藤さんのW手帳で、


一つでも多くの夢を実現させます!!


【▼単行本】


【▼キンドル版】


===============================


昨日の朝、会社へ向かう途中のこと。

会社の最寄の駅前で、いつも買い物に行くコンビニのお兄さんが


制服姿で、ホウキとちり取りを持って掃除をしている姿を見つけました。


※駅からコンビニまでは約100メートルくらい。

随分と遠くまで掃除しているんだなぁ、と思い


昼休みに弁当を買いに行った時にレジに入っていたお兄さんに


「朝、駅前まで掃除しに行ってるんだね」と声を掛けたら


メチャクチャ照れながら、笑顔で


「あっ、見られちゃいました?なんか恥ずかしいです・・・」と


嬉しそうにそう話してくれました。

・・・これだけの話なのですが、


私としては、そのお兄さんに少しだけ言葉のプレゼントが出来て


喜んでもらえて嬉しく感じました^^

いつも、ありがとうございます。
posted by penguin-oyaji at 22:36 | Comment(6) | TrackBack(1) | 読書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月31日

この国の未来、自分の未来 「この国を作り変えよう」


Book-No.97
「この国を作り変えよう」
日本を再生させる10の提言

松本 大 ・ 冨山 和彦 著
講談社

タイトルから分かるように、内容としては
これからの日本をどう変えていくべきか」を二人の経営者が語ったものです。

勝間さんの「勝間和代の日本を変えよう」と同じ系統の本かと・・・

《関連書籍》


松本大さんは、マネックスグループのCEOで
1963年生まれという事ですから、ほぼ私と同年代。

冨山和彦さんは産業再生機構でCOOを努め、
現在は経営共創基盤のCEO。1960年生まれですので、
私より少し上の年代です。

いきなり読後感ですが、読み終えて「恐れ入りました」と思いましたね。
私とそれほど年齢も違わないお二人の見識の深さに
自分自身の不勉強を恥じ入ったという方が、より近い感じですかね。
同じくらいの時間を生きてきた筈なのに・・・という思いです。

■品格ブームの裏側
本書をめくると、一番最初の章タイトルが「品格ブームの胡散臭さ」である。
確かに書店へ行くと、何とかの品格みたいな本がけっこう積まれていて、
売れているような感じです(私は読んだ事もありませんが・・・)

品格のある生き方をしましょう」と言われて、
それは違う!」と首を横に振るのは、けっこう勇気の要ることではないかと・・・
私は単純なので、そうした「品格本」を手にしていたら、黙って頷き
同意していたのではないかと思います。

しかし・・・

昨今の品格ブームを、諸手を挙げて歓迎する気には、どうにもなれません。
どこか胡散臭く感じられて仕方がないからです
」(P12)
だいたい、品格といって騒いでいる中高年の既得権益層、とくにいちばん
うるさい団塊の世代に、品格を語る資格があるのでしょうか
」(P14)

昨今の品格ブームの発信者であり、歓迎して受け入れている中高年層
それも特に団塊の世代に対しての挑戦状みたいな事が綴られています。

読んでいて団塊の世代に対する批判は痛烈で、ある意味、爽快でもあるのですが、

それよりも・・・

人が滅多に「No!」と言わないような事に対して、疑念を感じ取り
問題点を見つけ出して、論理的に誰もが頷けるように言葉にして
提示できる能力
に「スゴイなぁ」と思うわけです。

物事の本質というか、裏側まで読み取る能力がないと、
なかなか、こういう事は書けませんよね。

※ちなみに「団塊の世代」とは、一般的には戦後のベビーブーマー世代のことで
現在、60歳前後の世代のことです。

■若い人が明るくなれない理由(世代別人口構成)
本書の中で、著者のお二人が指摘されている問題の一つは、既得権益を
手に入れた中高年層(特に団塊の世代)が、その権益を死守するために
若年層をスポイルしてしまっている点です。

もっとも、既得権益層は昔から存在して訳ですが、
なぜそれが今、問題になるのか・・・?

答えは割りと簡単ですね。
総務省統計局のサイトに行くと、いろいろな統計データが公開されていますので、
是非、お正月休みにでも見てもらいたいと思うのですが、
日本の世代別人口分布を見ると、
団塊の世代が属する55歳〜65歳のゾーンの人口は、約1880万人です。
彼らの子ども世代である団塊ジュニアが属する30歳〜39歳のゾーンが1850万人です。
現在の日本では、この二つのゾーンが圧倒的に多いんですよね。

ちなみに、若年層の20歳〜29歳ゾーンは1480万人くらいですから、
団塊の世代と比べると、400万人くらい少ないんです。

限られた権力や富を上の方の世代、それもカズの多い世代が握ってしまったら
下の世代には何も回ってこなくなってしまういますよね。

それと、ときどき耳にするようになりましたが、選挙すると人口構成から
必然的に票を持っているのは上の方の世代ですし、世代別の投票率を見ても
圧倒的に中高年層の方が投票率は高い。
そうすると、これまた必然的に政策は中高年に優位な政策を掲げた方が
選挙で当選しやすくなるという事が起こってしまうわけですね。

では、下の世代が頑張ってもっと稼げば良いじゃないか!
という話しもあると思います。

しかし・・・

いい悪いはともかく、大学で四年間遊んだ人も会社は正社員として採用し、
それなりに飯を食えるようにするというのは、この社会の暗黙の約束事だった
はずです。
その約束事を中高年世代は守らなかった。バブルが崩壊して景気が悪くなると、
新卒の一括採用をあっさりやめてしまいました
」(P15)

そう、下の世代が頑張るチャンスを摘み取ったのは、間違いなく既得権益層である
中高年世代
です。それも、自分たちが手にした権益を守るために・・・

こうした世代別人口構成から来る問題を解消するために、本書の中では
世代別選挙制度の実現』が提案されています。
二十代、三十代、四十代、五十代、六十代で選挙区を分け、各世代別の
議員定数を人口比とする。一般の若者でも政治家になれ、人口が少ない
若者世代が国政に意見を反映できる仕組みをつくり出す
」(P152)

絶対にやるべきですよね。私、この提言に賛成です。

■暗い若者が日本を変える
勝間さんが「日本を変えよう」の中で「若い人が暗い国」という表現を
されていましたが、その暗い若者もいずれは日本の中心舞台に立つ時が
やって来ます。

先日も、当社の若い社員に、日本の一人当たりGDPが急落していることに
ついて感想をきいたところ、彼の返事はこうでした。
「私は生まれてから一度だって、日本がすごい国だと思ったことはありません。
いまがダメというより、いつもダメダメな国でした
」」(P74)

ウーム、と思いましたね。
同じような風景を見てきている筈なのに、世代によって見ている風景は
随分と違うものなんですね。

しかし、日本をダメダメと思って育ってきた若い世代が中心となって
活躍する時、どうなるのか?

成功体験のバイアスがない彼らは、現在のスタイルに固執する理由など
ないので、このままでは世界の中で相手にされないと感じれば、躊躇なく
世界標準を受け入れるでしょう
」(P74)

要は今の日本は、高度経済成長の置き土産であって、特に上の世代には
その時の成功体験が残っているわけです。
だから、今後もかつて非常にうまくいった成功体験を繰り返せば、
きっとまたうまくいくに違いない、と思っている人が少なからず居る。

そうした、かつての成功体験に縛られない今の若い世代がリーダーになった時に
思いもしないブレークスルーが起こるのではないかと期待できるという事が
書かれています。

まさに「成功は失敗の素」だというわけです。

私も最近、20代の人と話すときによく言う事があって、それは
おじさん世代からマナーとか礼儀作法等は学ぶべきだが、仕事のやり方に
ついては少し斜に構えて、本当に学ぶべき価値があるものかどうかは
自分で判断した方がいい
」という事です。

「俺が若い頃はななぁ・・・」で始まった話は聞き流せ!とも
言っていたりしますが(笑)

今後の若い世代の活躍は彼らに託すとして、私たちオヤジ世代の今後の
課題といえば、やっぱりこれですよね。
結局、上の世代にできることというのは、下の世代が表に出ようとするとき、
彼らに道を開いてあげることしかありません。もっといえば、自分たちの権力や
財産を、遺品として新しい世代に譲り渡して颯爽と去っていくことが、本当の
品格ある姿だと思うのです
」(P114)

颯爽と去っていくことができるかどうかはともかく、邪魔だけはしないように
したいと思うのです。

■最後に・・・
折りしも2009年という新しい年が目前にやって来ているわけですが、
100年に一度の危機とか、世界的経済不況とか、色々いわれています。

そうした話を「悲観的」に捉えるのはあまり良くないと思うのですが、
「危機感」をもって捉えるのは、非常に良いことだと個人的には思っています。

ピンチはチャンスですから、何かを始める、何かを変革する良いチャンスの時が
やって来てくれているのではないかと思うんですよ。

今後のこの国のあり方、そして自分の今後の在り方を考えるきっかけとしては
こういう本を読んでみるのも良いのではないかと・・・

最後まで、ありがとうございました。

(残り3冊 タイムリミットまで約23時間・・・24時間を切ってしまった!)


【▼単行本】

posted by penguin-oyaji at 00:53 | Comment(2) | TrackBack(0) | 読書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月30日

投信初心者、必読の本!「投資信託にだまされるな!」


Book-No.95
「投資信託にだまされるな!」
本当に正しい投信の使い方

竹川 美奈子 著
ダイヤモンド社


Book-No.96
「投資信託にだまされるな!Q&A」
投信の疑問・解決編

竹川 美奈子 著
ダイヤモンド社

(※)本来であれば、別館「ペンギンオヤジの投資修行日記」の方へ
アップするような本ですが、取りあえず「Book-No.」の整合性を考えて
今回は先に、こちらの方で記事を書きたいと思います・・・

それから、「とうとう2冊同時アップを始めたかぁ〜」なんて
思わないよーに!(笑)
別に手抜きじゃないですからね・・・多分。

さて、この本ですがタイトルを見ると投資信託、全面否定の本かと
思ってしまいますが、そんな事はなく・・・
ただ、貯蓄から投資への流れの中で、訳も分からずに窓口で
すすめられるままに投信を買ってしまい、
思うような運用成績が出せない・・・
そんな事にならないように、投信の仕組みや買い方について
初心者でも分かるように丁寧にまとめられています。

以下、記事の中での引用文などについては
「投資信託にだまされるな!」 ・・・> 「だまされるな!」
「投資信託にだまされるな!Q&A」 ・・・> 「Q&A」
という表記にさせて頂きます。

■「投資信託」ってなに?
あの〜要らぬ心配だと思うのですが・・・
「投資信託」って何だか分かりますか?

私、つい数ヶ月前まで「投資信託」という言葉は知っていましたが、
それが何なのか、全然知りませんでした・・・

ものすごく簡単に言うと、
投資家からお金を募って、そのお金をプロの人(ファンドマネージャー)が
市場(株式市場や債券市場など)で運用して、その運用成果に応じて
出資者(投資家)に収益を分配するという仕組みの金融商品のことです。
(多分、大筋では間違っていないと思います)

投資家サイドから見ると・・・
お金を殖やしたいけど、どの株を買ったらいいのかよく分からないし、
だから、お金を預けるからそれを上手に運用して、利益が出たら還してね、
という商品でもあるわけです。

何となく分かっていただけましたか?

■プロの仕掛ける恐ろしいワナ
銀行や証券会社ですすめられる投信には要注意商品が多いのです
(「だまされるな!」P16)
本来、投信は顧客の資産を増やすための有効な道具のはずですが、
現状では銀行や証券会社が手数料収入を確保する手段になっているのです

(「だまされるな!P17)

「だまされるな!」で秀逸なのは、第1章「こんな投信は買ってはいけない」ですね。
よくありそうな投信の架空のパンフレットを使って、
この手の投信の何が問題なのか、について解説されています。

例えば・・・
「資産分散型」には「セット割増料金」がついてくる

リスクを減らして長期的に安定した収益を得るためには分散投資するのが良い
という、セオリーがあります。
確かに投資について書かれている本の多くに同様のことが書いてあります。
で、そうしたセオリーを利用して(?)企画される投信の中に、やけに手数料が
高いものが多い
、というのが竹川さんの指摘部分です。

「だまされるな!」の中では”ファンド・オブ・ファンズ”という手数料が二重に掛かる
(だから手数料が高い!)仕組みについて解説されています。

そうなんですよ!(いきなり私モード突入)
バランス型投信で分散投資と書かれているので、見てみたら
信託報酬(手数料)が年率で0.997%でした。
多分、そんなにムチャクチャ高い水準ではないと思うのですが、
インデックス型で0.4とか0.5%程度の投信もある訳ですから、それだったら自分で
個別にインデックスを買った方が良いのでは?と思ってしまうのです。

その他にも、お得といわれる「毎月分配型投信」がどれだけ効率が悪いかなどが
書かれていますので、これから答申を選んで買ってみようかと思っている方は
是非、事前に読まれておいた方が良いかと・・・

■竹川式投資のポイント
「だまされるな!」と「Q&A」を通して読んでみると、投資とか資産形成に対する
著書の竹川さんの一貫した主張が見えてきます。

Point-1:とにかくローコスト!
本書では低コストの投信を活用することにこだわってきました。そこで、手数料の
比較をするための指針や情報収集法をまとめておきます。

1.信託報酬の安いものをピックアップする
2.同じ商品なら販売手数料の安いところを探す

(「Q&A」P137)

Point-2:インデックス!インデックス!
まず、インデックス型とは何かという説明をしますね。
投信には大きく分けると「パッシブ運用」と「アクティブ運用」という二つの
運用スタイルがあります。
「パッシブ運用」というのは市場全体の値動きに連動した収益(リターン)を
あげることを目的とする運用手法のこと。代表的なのはTOPIXや日経平均株価などの
特定の指数に連動した動きをめざす「インデックスファンド」です。
「アクティブ運用」は市場平均を上回る運用成績をめざして運用する手法のこと

(「だまされるな!」P70)

竹川さんがインデックスを押す理由は二つ。

最新の投資理論では、アクティブファンドよりも、インデックスファンドのほうが
優れているとされています
」(「だまされるな!」P70)

アクティブファンドがインデックスファンドに負けるのは、おもにコストが
高いためです
」(「だまされるな!」P73)

つまり、運用成績コストの二面から考えて、本来は高い運用成績を目指す
アクティブファンドよりも、インデックスファンドの方が良いとしているわけです。

Point-3:資産の分散
投資の最新理論では、安定とリターンの両方を狙うためには、国内外の
複数の資産に分散投資するのが最善とされています。具体的には、資産を
「日本株式」「日本債券」「外国株式」「外国債券」という4つの投資対象に分けて
投資するといいでしょう
」(「だまされるな!」P76)

いわゆる「資産四分法」というやつですね。

まとめると、「ローコストのインデックスファンドを使って、資産を国内外の
株式、債券市場に分散投資する
」ということになるかと思います。

まぁ、竹川さんに限らず勝間和代さんや内藤忍さんも基本的には
これと同じ趣旨の事を書かれたり、話されていたりするので、
ある意味、投資と言うか資産形成の王道なのでしょう。

投資初心者の私も、ほぼこの教えに忠実に従ってインデックスファンドばかり
買っているのですが・・・

■最後に・・・
読んでみて、投資信託の仕組みや特徴など基本的なことがよく理解できたと
思います。図版も多く、文章も平易で読み易いので、
これから投資を始めよう、とか投信を買ってみようという方には、おすすめですね。

それと著者がFP(ファイナンシャル・プランナー)という事もあってなのか、
理論やノウハウだけでなく、何処の証券会社のなんと言う商品がいいのかまで
言及されているので、実践的でもあります。

特に印象に残ったのが、コスト面から考えるとネット証券が良いと言及しながら、
でもネットに不安を感じる人もいるでしょうから、そういう場合は実際の窓口に
行って・・・と、複数の選択肢を常に提示されている点ですね。

私はネットにそんなに不安も感じていませんので、証券会社もネット証券の
マネックスにしましたが、退職金の運用を考えている60歳以上のご高齢の人たちに
とっては、ネットに対して敷居の高さを感じている人も多いと思います。
そういう想定される読者層に対する配慮も行き届いて、読んでいて気持ちが
良かったです^^

《謝辞》
ブログ仲間で、講演会仲間でもある「ioryiony(伊織)」さんから、彼女のブログを
通じてエールを送っていただきました!
この年末の時期に、日がな一日ずっと部屋に閉じこもってブログを書き続けて
いる訳ですが、こういう時の応援って本当に心強いです。
ありがとうございましたm( _ _ )m

ステキ女子の道
応援してます!48時間チャレンジ!

では、お付き合いくださりありがとうございました。

(残り4冊 タイムリミットまで約29時間半

タグ:投資
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2008年12月18日

初詣に行く前に・・・・神社のしきたり



Book-No.90


「神社のしきたり」


日本人ならおさえておきたいルール

浦山 明俊 著


角川マガジンズ

ビジネス書・・・・では、ありませんが、


たまには、こういう本も良いのではないかと・・・・


ちなみに、この本の事を知ったのは、


当然といえば、当然ながら


和田さんのブログでこの記事を読んだのがきっかけでした。

それに、もうすぐお正月!


お正月といえば、初詣!


神社に行く機会もあるかと思いますので、


今日は、この本を読んで知ったお参りの作法などを書いてみたいと思います。


是非、初詣に行ったら思い出してくださいね。

●参道の歩き方


境内の参道は、真ん中ではなく、端を歩きます。これは神様と


正面に対さないのが礼儀とされているからです」(P16)

三が日の明治神宮で、この作法を守れ!といったら、


ちょっと無理があるかも知れませんが(笑)


基本的には、参道の「端」を歩く。


会社によっては、社員は廊下や階段の端を歩くよう指導されている


ところもあるかと思いますが、それと一緒ですね。

●手水(ちょうず)の使い方


両手を清め口をすすぐことにより、心(魂)と身体を洗い清める意味があり、


きれいな心と身体で神様にお参りするための準備を整えるのです」(P25)

鳥居をくぐると先ずは、手水を使って手や口を清めるわけですが、


これにも、きちんと作法があるんですね。

1.右手に柄杓を持ち、左手を清める


2.左手に柄杓を持ち替え、右手を清める


3.再び右手に柄杓を持ち、左の手のひらに水を受け口をすすぐ


(柄杓に直接、口をつけるのはマナー違反)


4.口をすすぎ終わったら、もう一度左手に水をかけて清める


5.最後に、水の残っている柄杓を立てて柄の部分を洗い流す

私の場合、手を洗うのは何となく、今までもやっていたのですが、


口をすすぐやり方がイマイチ分かっていなかったので、


いつも省略しておりました(汗)


それに、最後に柄杓の柄の部分を洗うなんていう発想は全然なくて、


思えば、失礼の連続だったりして・・・・

●呼び鈴ではなかったのか?!


鈴は神様への呼び鈴ではなく、音を浴びてあなたの邪気を祓う


意味があります」(P49)

拝殿に立つと、たいていの場合、大きな鈴があって


紐を引きながらジャラン、ジャランと鈴を鳴らしたりしますよね。


今までずっと、あれは神様を呼び出す「呼び鈴」だと思っていたのですが、


違うんですねぇ〜


鈴の音で邪気を祓う、つまりお清めのための作法の一つだったとは


目ウロコでした。

●お賽銭の作法


お賽銭は願いごとを聞いてもらう代価ではありません。自分の命の糧を


捧げることで、私欲を捨てて神様に会う意味があります」(P50)

元々は命の糧である稲穂やお米を捧げていたそうです。


お賽銭のことを「初穂」というのは、その頃の名残なのですね。


お賽銭に関しては、この本に書かれている事よりも


和田師匠がブログに書かれているのを読まれたほうが参考になるのでは


ないかと思われます。


(※和田師匠、言わずと知れた和田裕美さんのコトです^^)

「和田裕美のわくわく営業セミナー秘密現場日記」


08年2月3日 文学座、本田さんとハワイ、そしてポチ袋・・・

●二礼・二拍手・一礼


さて、神様にお会いする時の作法としては「二礼・二拍手・一礼」というのは


ある程度、知れ渡っているのではないかと思うのですが、


この本を読んで、新たに知ったのが拍手の時の作法です。

まずは胸の高さで手のひらを合わせ、右手を少し下にずらして拍手を


打ちます。二回目の拍手を打ち終えたら、その後、指先をきちんと合わせます


(P50)

知ってました?


右手を少しずらすのは、神様と人とがまだ一体になっていない事


表すのだそうです。

それと、拍手を打った後で、目をつむってお願いごとを


唱えたりするじゃないですか。


でも、あれって神社の正式な参拝の仕方にはないんですね。

よく両手を合わせて、目をつむってお願いごとを念じている人を


見かけますが、それは正しい参拝の作法とはいえないのです。


神社へのお参りの仕方は(中略)、「二礼・二拍手・一礼」です。


この所作の間に、目をつむる動作はありません。両手を合わせて


じっと拝むこともありません」(P48)

へ〜、へ〜、


読みながら、一人トリビアでした(笑)

この本によると、目をつむってお願いごとをするのは、「神仏習合」の時代の


名残ではないかと書かれていました。


「神仏習合」・・・・そういえば歴史の授業の時に習いましたね。

そうは言っても、私はやはり拍手を打った後で目をつむって


感謝の気持ちを伝えたりしているのですが・・・・

●おみくじ、縁結び


もともとおみくじを木に結ぶ風習に、根拠はないのです。


結ぶことで恋愛の「縁を結ぶ」に通じると迷信されたのがルーツです。


また神様との「縁を結ぶ」に通じると考えて木に結びつけられるように


なったともいわれてます」(P64)

最近、あまりおみくじを引くこともしなくなってしまいましたが、


以前は、神社にお参りすると必ずおみくじは引いていましたね。


正月早々に「凶」が出たりすると、けっこう凹みましたが・・・(笑)

凶のおみくじを利き腕と反対の手で結べば、困難な行いを達成したことになり、


つまりは修行をしたことになり、凶が吉に転じると信じられたというのです


(P65)

これまた、「へー、へー」の一人トリビアです。


今度、「凶」が出てしまったら、試してみたいと思います。

さて、そのおみくじですが、木に結んだり、おみくじを結ぶ専用の場所に


結んだりしていましたが、これもあまり根拠はないそうです。


私の場合は、吉でも凶でも持ち帰ることなく、神社の木などに結んで帰って


きていますが・・・

●これで09年の初詣はバッチリ?!


さて、取りあえず、これくらい知っておけば初詣は卒なくこなせるのでは


ないでしょうか?

ちなみに、読んで頂いている方にはどーでも良い話だと思いますが、


先日、ついに神棚を買ってきました。


熊野に行ったときに嬉しくて、勢いでお札とかお守りとかを買ってきたのですが、


これでようやく、熊野の神様にも落ち着いて貰うことが出来ました。


ちゃんと毎朝、毎晩、神様にお参りしていますよ


(まだ、時々忘れる事もありますが・・・)


最近では、祝詞(祓詞)もマスターしつつあります。

※ちなみに、祝詞はYouTubeでも見られるの、知ってました?


http://jp.youtube.com/watch?v=W8pvruZPF-o&feature=related

それにしても・・・


・今年はビジネス書を読もう!


・和田さんの本を手に取り、はまる!


・わくわく伝染ツアーに参加する


・何故か突然、熊野に行きたくなり、本当に行ってしまった!


・神社のことが気になる


・神棚を買ってしまう、ついでに祝詞も覚えてしまう



まさか、一年前には想像もしていなかったような行動をしていますが、


私はこれから何処に向かっていくのでしょう・・・?(笑)



それでは、今日も最後までお付き合いくださり

ありがとうございました。

残り10冊!最後まで頑張ります!

タグ:神社 宗教 神道
posted by penguin-oyaji at 22:25 | Comment(4) | TrackBack(0) | 読書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月23日

コミックの皮を被ったビジネス書「エンゼルバンク」



Book-No.81


ドラゴン桜外伝


「エンゼルバンク」1巻〜4巻

三田紀房 著


講談社モーニングKC

3連休、いかがお過ごしですか?


私は昨日、仕事でしたので単なる連休なのですが・・・

週末で何だか妙に気分がユルユルでして、


やろう!と思っていたこともあまりやらずに


ホワーンと過ごしております。

で、読む本も久々にコミック!


普段、あまりマンガを読むこともないのですが、


この「エンゼルバンク」は・・・

1.テーマが『転職』


    ・・・・今の自分の仕事と大いに関係あり!

2.「エンゼルバンク」は某大手人材会社がモデル


    ・・・・モデルとなっている某大手人材会社と仕事上で


    お付き合いがあり、先日たまたまそこの営業の人と


    お会いして「エンゼルバンク」の話になった

3.前回の「転職は1億円損をする」にも参考文献として取り上げられていた


    ・・・・「転職は〜」を読んで少し関心を持った

まぁ、こんな感じで「久しぶりにマンガでも読んでみっか」という


気分になったのでした。

■これって、ビジネス書じゃん!


この『エンゼルバンク』、ご存じないない方に説明すると、三田のベストセラーと


なった大学受験マンガ『ドラゴン桜』のスピンオフ作品でもある。


物語は前作の舞台となった三流高校が進学校に生まれ変わって数年後から


始まる。


英語教師の井野は仕事に違和感を覚え、高校を立て直した桜木弁護士の紹介で


転職ビジネス会社を経営する海老沢の会社に転職、転職代理人となる。


そこで様々な転職希望者と出会っていく。これが大まかな筋書きだ


(「転職は1億円損をする」P161より抜粋)

読んでみてすぐに「マンガ」という表現方法をとっているが、


中身はれっきとした「ビジネス書」である事に気付きます。

先に書いたように、このストーリーは某大手人材会社が舞台となって


展開していきます。

私は普段、採用の仕事をしてこうした人材会社さんともお付き合いがあるので、


どのような仕組みで転職人材業界が動いているのかは、


大体は把握しているつもりでいました。

しかし、実際に人材会社で働いた経験はありませんし、


転職の経験もないので、当然ながら転職代理人に転職の相談も


したことはありません。

ですから、人材会社の中でどのように転職者を


見て(評価して)、どんな会話が取り交わされているのかという


舞台裏を覗けたような気分になれたのは面白かったですね。

■自分の価値は「相場」が決める


何が言いたいかというと・・・


すべての物事は相場で決まるということです。


人の価値もそうです。


自分で決めるんじゃないんです。


決めるのは相場なんですよ


ところが、相場を無視する人 結構多いんですよ


特に転職希望する人

自分の価値は他人(相場)が決める・・・


こう書くと、ちょっと違和感を感じる人がいるかもしれませんが、


あくまでも「労働市場」に限って言えば、


まぎれもない事実でしょう。

例えば、ここ最近の株式市場はご存知のように海外も国内も


株安状態が続いてますよね。

原則、企業って自社の株価の操作って出来ないんですね。


(間接的に株価が上がるような施策は打てますが)

だから、いくら「当社は業績が優秀で、財務体質もしっかりしていて


将来が有望です!」と企業が言っても、投資家が「価値」を


認めてくれなければ、株は買われない・・・

転職者も全く同じで、いくら自分がキャリアを積んできた、


こうした能力が優れている!と訴えたところで


採用する企業側が、それを認めなければ採用もしてもらえないし、


採用されたところで、安く買い叩かれてしまいます。

こうした労働市場のルールが踏まえたうえで、


自分の市場での価値はどれくらいで評価されるのか」という


視点を 常に意識していないといけないんですよね。

■お金儲け以外のビジョンがある会社か・・・?


ただ、「将来確実に成功する会社」を見抜くのは難しくても、


「将来どこかでつまずく会社」を見抜くポイントはあります。


それは「お金儲け以外のビジョンを持っているかどうか」という点です


第4巻 カリスマ転職代理人のベンチャー転職のススメ より

これを読んで、ポンと膝を叩きましたよ(笑)

私はよく学生さんに話すのですが、企業選びをするときに


1、その会社の理念に自分は共感できるか


2、自分(社員)を育ててくれる社員教育がしっかり行われている会社か


この2点をチェックしたほうが良いとアドバイスしています。

会社の理念に共感できるということは、


自分がそこで働く意味を見出せるという事だと思うのです。

お金儲けは大事だけど、お金儲けだけだと企業も個人も


どこかで行き詰ってしまうというのは、


既に多くの事例が証明している事だと思うのです。

何か人の役に立つ、社会の役に立つという実感を持って


私は働きたいと思うんです。

もっとも、掲げている理念と実際の行動がズレていては何の意味もないのですが・・・

■ビジネスと人生


この「エンゼルバンク」でも描かれているように、


「就職」「転職」がいまや巨大なビジネスとして成り立つ世の中なんですよね。

働くことだけが人生じゃない

とは、思っていますが、


人生の中で働いている時間が大きなウェイトを占めているのもまた事実。

採用という仕事をしていて、いつも思うのです。

就職や転職というその人の人生の大きな交差点に


自分は立ち会っているのだ、と。

だから、ビジネスというモノサシで考えたり、判断するだけでなく、


当社に応募してきてくれた、目の前の人とのご縁を大切に思って


会社も人も、お互いが幸せになれるような採用活動をしたいと思うのです。

それでは、明日は3連休の最終日ですね。


東京はちょっと天気が悪いようですが、


ゆっくりと楽しい一日をお過ごしください。

ありがとうございました。

【▼kindle版】
posted by penguin-oyaji at 23:31 | Comment(6) | TrackBack(0) | 読書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする