2008年04月06日

本を読むと云う事(その2)

Book-No.12「レバレッジ・リーディング」

著者:本田直之

東洋経済新報社

(ISBN:978-4-492-04269-4)


「本を読むと云う事」シリーズの2冊目は本田直之氏の

「レバレッジ・リーディング」です。

本田氏は本書以外にも「レバレッジ・シンキング」や

「レバレッジ勉強術」など数々のベストセラーを

連発していて、書店へ行く度に気にはなっていたのです。


何が気になっていたか、と云うと本田氏の著作のタイトルに

必ずと言って良いほど登場する”レバレッジ”と云う言葉。

英語が苦手な私は「レバレッジ」と言われても

お恥ずかしながら、「??」な状態だったのですが、

「レバレッジ」=「てこ」=「最小の力で最大の効果を発揮する」

と云う事が本田氏の一連の著作の”基本”な訳ですね。


本書の場合はリーディングですから、

自分で試行錯誤するよりも、本を読んで

そこに書かれている他の人の経験や成功、ノウハウを学び取り

”自分の結果”を出す事に多くの時間を費やした方が良い、と

云うのが本田氏の基本的な考え方になっています。

「最終的には他人の経験にレバレッジをかけて、実践に役立つ

ノウハウとし、自分のものにするのがねらいです」(P34)


そして、その考え方に基づいて

・本の読み方、・本の選び方、・本の買い方、

最後にアウトプットとしての”レバレッジメモ”について

書かれています。


《penguin's eye》

・読書は投資である

「本を読んで得た知識をビジネスに生かすことが絶対条件です」

(P17)


・なぜその本を読むのか、目的を明確にする

「その本を読む目的を明確にしておくと、重要なところと、そうで

ないところの見極めがはっきりつくようになります。(中略)

目的を意識しながら読むと、内容をよく吸収できるのです」(P98)


・本は最初から最後まで一字一句すべてを読まなくても良い!

「二割を読むだけで、その本の著者が本当に主張したいことは

ほぼわかると言えます」(P113)


・知りたい情報を探しながら読む

「段落の最初の行を少しペースを落として読んで、重要なポイントが

ありそうかどうかを感じたうえで、三〜五行をいっぺんに固めて読み、

何か引っかかったところでスピードを落とし、じっくり読む」(P129)


・読んだら使え!

「本から得たノウハウをレバレッジメモにまとめ、繰り返し読んで

条件反射的に行動できるようにし、どんどん実践で活用していくこと

です」(P170)


《Impression》

amazonで本書のカスタマーレビューを読んでいたら、

この本に書かれているような読書の方法は当り前、みたいな事を

書いている人がいました。

でも、本を読む時に最初のページから一字一句、丁寧に読んでいる人って

意外と多いんじゃないかな、って思います。

少なくとも私は、そうして本を読んできました。


でも、ビジネス書を読むのは「学び」「行動して」「成果を生む」ことが

主たる目的な訳ですから、この本に書かれているように

目的を持って、自分にとって必要なところを拾い読みする方が

効率的だって思いました。


本田氏も本書の中で書かれていますが、

100を読んでも忘れて実践しないのなら、1を読んで実践した方が

はるかに有用な訳ですよね。


それから本書の良いところは

・本選びのために、良書の情報をどうやってGetするか

・本田氏が選んだ「読んでおくべきビジネス書」のリスト

など、実践的なノウハウが書かれているところだと思います。

「本を読め!」

と言われても、では何を読めば良いのやら・・・と云う事が

少なくないと思います。


先日も私の会社で”偉いさん”が新入社員に向かって

「勉強しなさい、本を読みなさい」と訓示をしていましたが、

実際、書店に足を運んでもそれこそ山のように積まれた本を前に

どれを買って読めば良いのか分からず、挙句の果てに中身スカスカの

ハズレ本を手にしてしまったら悲劇ですよね。

初心には先ず「入り口」を示してあげる、そんな配慮が行き届いているように

感じました。

【▼単行本】

【▼kindle版】


posted by penguin-oyaji at 07:15 | Comment(2) | TrackBack(0) | 知的生産・思考力・読書術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
レバレッジ・・・良い本だったんですね。どうも、金融がらみの言葉だと思っていたので胡散臭さが先に立ってました。お金がらみだとレバレッジ、簡単に言ってしまえば信用取引・・・ちょっとお金を見せておいて、大量のお金を借りたり、商品を買ったりする、やつを思い浮かべちゃうんですよね。この言葉に私のような雰囲気を感じる人多いと思うんです。良書につける言葉じゃないって。
編集者よ、言葉をもっと感じてください。ってとこでしょうか。
Posted by とりあえずやろう at 2008年04月08日 17:42
再び、コメントをありがとうございます。
レバレッジ・・・私も以前に株式投資の本を読んだ時に
「レバレッジ」=「少額の手許金で多額の取引が出来る」と云うような
意味合いの事が書かれていた事を思い出しました。

ただ、この本の著者の本田直之氏は
”レバレッジコンサルティング株式会社”の社長ですから、
やはり、これから出版される本にも”レバレッジ”を
付けるんじゃないでしょうか。
本田氏=レバレッジシリーズで個人ブランドのように
なっていますし・・・
Posted by penguin-oyaji at 2008年04月08日 21:14
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