2015年04月02日

「逆境を乗り越える技術」逆境こそがチャンスだぜ!・・・なんて言ってられない人へ

 

「逆境を乗り越える技術」

佐藤 優 , 石川 知裕 :著

ワニブックスPLUS新書

人生に於ける「逆境」って、どんな時のことなのか?今までの人生で一番の逆境はどんな時だったか?

ある人にとっては「逆境」だとしても、別の人から見たら「な〜んだ、そんなこと・・・」という場合もあると思う。

たぶん

持っているストレス耐性のレベルや人生経験の違いから人によって「逆境」の捉え方は違うのだと思う。

だけど

ある日、突然いわれの無い罪で『逮捕』されてしまったとしたらそれは間違いなく「人生の逆境」になると思う。

この本の著者、佐藤優(元・外交官)と石川知裕(元・国会議員)二人とも東京地検特捜部によって「逮捕」された経験を持つ。それがいかに不条理な逮捕であったかということはこの本にも書かれていて、国家権力の狡猾さ恐ろしさというものを思い知らされる。

しかし、

何よりも、そんな逮捕・拘留という逆境の中で二人の著者が何を考え、どう行動したのか?

そこには私を含めて人生の逆境を乗り越えるためのヒントがたくさん詰まっていると思う。

Amazonの内容紹介

ともに東京地検特捜部に逮捕され、有罪判決を受けた外交官と衆議院議員。長期間の検察の取り調べに毅然として臨み、佐藤氏はその後、作家として大活躍。石川氏は議員辞職し最高裁へ上告中である。

順風満帆だった二人の目の前に突然現れたとてつもない逆境。今まさにその真っただ中にいる石川氏が、その逆境を乗り越えてきた佐藤氏に生き残るために何が必要なのかを問いかける。

今、苦境に陥っている人へのリアルなアドバイスが満載。弱肉強食が進む現代、いつ訪れるわからない逆境に備えるための貴重な一冊が誕生した。

これはまさに、サバイバル人生論である。

■問題を紙に書きだしてみる

まず人に相談する前に紙を持ってきて、ノートがいいと思いますが、何が問題かということを書き出してみることです。問題を書き出すと、意外にその段階で半分くらい解決がつきますから。(P58)

書くという行為によって、問題を対象化ー自分から距離を置いて見直すことーできるから、問題の位相ー位置や状況ーか変わります。頭のなかでなんとなく思っているというのはダメです。やはり書かないと問題を深く理解できません(P59)

悩んだり、問題に突き当たって身動きが取れなくなったら、まずは自分は何に悩んでいるのか、何が問題なのか、ということを紙に書きだしてみる

これって、割と色々な人が色々な本で書かれていますよね。

これで一番有名なエピソードといえば、やっぱり鉄鋼王・カーネギーの話しかと。

仕事やプライベートでたくさんの悩みを抱えて、自分はもうダメだ。死ぬしかない。カーネギーは自殺を決意し、遺書を書き残そうとします。

その時、自分はどれだけの悩みを抱えているのか死ぬ前に紙に書きだしてみたら、70個かそこらしかないということに気が付きます。

悩み抜いて死のうとしているくらいなのだから、もっとたくさんの悩みがあるのかと思っていたのに、紙に書きだしてみたら70個くらい。。

その後、カーネギーはその悩みを解決するために・明日できること・来週できること・来月できること・解決できないことに仕分けしたら、すっかり気持ちが落ち着いて自殺するどころか、奥さんと一緒に食事に出掛けた

・・・というエピソード。

私もよくあるのですが、頭のなかだけで考えていると、堂々巡りで同じコトを何度も考えたり、悩んだりしたりするんですよね。で・・・パンクすると(^^;;

少し話しは逸れますが・・・

昨年の夏にお友達から万年筆をプレゼントして貰ったことがきっかけで、それからすっかり万年筆にハマったんですね、私。

随分と散財もしましたが(笑)、万年筆にハマって何が良かったかといったらノートや紙に手書きで文字を書くことが楽しくなった、ということです!

以前は何でもかんでもキーボドを叩いてパソコンやタブレットなどに文字を入力していたのが、今は先ず、ノートに手書きです。

実際に手で文字を書いていると、この本にも書かれているように問題などが客観視できるようになるし、不思議と文字を書いている時に何やらインスピレーションが湧くことが多いんですよ。

デジタル全盛の昨今ですが、手書きの効用というのはたくさんあると思うので、最近なんか手書きで字を書いてないなぁ、という人は是非ぜひ試してみて下さい!オススメ!

■天の時を知る

やはり時の流れがあるのです。運命の巡り合わせが悪いときは、その巡り合わせの悪さが解消されるまで、じっと我慢する。これはけっこう重要なことなのです。(P68)

不思議と何をやってもうまくいかない時って、確かにありますよね。逆に何をやっても、すいすいとコトが運ぶときもある。

昔の人もモノゴトを成功させるためには「天の時、地の利、人の和」が大切、みたいな言葉を遺していますが、やっぱり「天の時」ってあるんですよね。

私ごとで恐縮ですが・・・

以前、勤め先の社長に嫌われて左遷されたことがあるんですよ。その時は頭に来て「こんな会社、辞めてやる」と思ったのですが、当時の直属の上司から「まぁ、まぁ」となだめられて「ここは一度、野に下れ。そうすればいつか返り咲く時もあるから」と言われたのです。

実際、それから1年半後に社長自ら私のところへやって来て「戻ってきてくれ」と言われたのです。

私が言うまでもなく、人生は山あり谷ありですから、「時」が悪いと思ったら、じっと我慢して次の機会を待つ。そんな生き方もアリかなぁって思うのです。

■最後は「友達力」!

危機的な状況を抜け出すのは結局、何人友達を持っているかということにかかっています。繰り返しになりますが、それはフェイスブックの”友達”1000人ではなくて、本当に信頼できる友達です。例えば、黙って金を出してくれて痛みを伴う支援をしてくれる友達です。でも裏返して言うと、その人に何かあったとき、こちら側も痛みが伴う支援ができるかどうかということです。(中略)ホントに最後は友達力によって逆境を切り抜けるしかありません。(P241)

古今東西、逆境時の友情について語った言葉ってたくさんありますよね。

例えば・・・

『黄金は熱い炉の中で試され、友情は逆境の中で試される』by メナンドロス(古代ギリシアの喜劇作家)

『困難な情勢になってはじめて誰が敵か、誰が味方顔をしていたか、そして誰が本当の味方だったかわかるものだ』by 小林多喜二(日本の小説家)

などなど・・・

我が身を振り返って考えてみても、自分が本当にどん底の時に手を差し伸べてくれた人のことって、絶対に忘れないし、それまで友達面していたのに、知らん顔して去っていった人のことも絶対に忘れない。。

『真の友情』なんて言葉を使うとこそばゆいですけど、そういうものって、まさに逆境の時に分かるし、生まれるような気がします。

それから・・・

佐藤氏は「フェイスブックの”友達”1000人」は役に立たない。。って書かれてますが、私が思うにフェイスブックの”友達”999人は役に立たないかもしれないけど、もしかしたら1人くらいはすごい助けてくれる友達かもしれない・・・と思うのです。

ネットで繋がっている人であっても、自分を助けるために走り回ってくれる人はいる!私の経験ですけど。。

要はバーチャル(ネット)でもリアルでも、日頃の信頼関係が大切だということですよね。

もちろん、

自分が助けて貰うことだけを考えるのではなく、相手(友達)に何かあった時に自分が痛みを伴うようなことであっても助けてあげるだけの覚悟があるか・・・ということも大切。

まさに自分も相手の友達も「友情は逆境の中で試される」・・・のだと思うのです。

おしまい。

posted by penguin-oyaji at 22:18 | Comment(0) | 自己啓発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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