2015年03月05日

【「なぜ、はたらくのか 94歳・女性理容師の遺言】幸せな人生をおくる秘訣がいっぱい!

なぜ はたらくのか

「なぜ、はたらくのか 94歳・女性理容師の遺言」

加藤 寿賀:著

主婦の友社(Kindle版)

この本の著者は94歳で亡くなられるまで働き続けた女性の理容師。有名人でもなく新橋のガード下の理容店で働いていた市井の人。

だけど、本書の中で語られている言葉はどれも人生に根ざした深く示唆に富む言葉ばかりでした。

タイトルに「なぜ、はたらくのか」とあるけど、内容は仕事論だけでなく、いかに生きるべきかという人生論。長い人生をどのように生きれば幸せでいられるのか、そんな生きる智恵が詰まった一冊でした。

Amazonの内容紹介

東京・新橋駅のガード下、わずか6坪の理髪店がある。「バーバーホマレ」。1953年の開店以来、ずっとハサミを握り続けた一人の女性・理容師がいた。加藤寿賀、享年94歳。15歳で理容師修行を始めてから94歳で亡くなるまでハサミを置くことはなく、関東大震災、第2次世界大戦を生き抜き、はたらき続けた彼女の残した、魂の言葉。「自分のために働くとか、夢のために働くなんて、とんでもない。人さまのために働くのです。端を楽させるために働くから、『はたらく』なのです」

■「はたらく」は「端を楽にさせる」こと

人間はなぜ、はたらかなくてはいけないか?  それは「端を楽させる」ためなんです。  つまり、「はたをらく」に、で「はたらく」。  周りの人たちを楽させる、楽しませるためにはたらくということ。  自分のためではなく、人のため。人間として、はたらかないと、人生何の意味もないのです。

私は最初に就職した会社の社長から「仕事っていうのは、人さまのお役にたつことだ」と言われて育ってきました。

その社長の言葉、当時は何となく頭では理解しても心に落ちてこなかったんですね(まだ若かったからね)

でも、今は何となく言葉の意味が理解できるような気がしてます。

「なぜ働くのか」その質問に対して「生きていくため(生活していくため)にお金が必要だから」と答える人が多いと思う。

確かにその通りだし、否定もしない。

だけど、お金のためだけじゃないとも思うんですよ。

お金のためだけに働いていると、何処かで行き詰まってしまうような気がしてならないんです。

人の役に立っている。ありがとうと言って貰えて嬉しい。そういう自分以外の誰かのためになっている、そう実感できる瞬間が必要なんじゃないかという気がするんです。

「はたらく」は「端を楽にする」。自分以外の誰かを楽にする、つまり自分以外の誰かの役に立つこと。

■イライラしたら心の中で十かぞえる

相手の言葉にイライラしたら、頭に浮かんできた言葉は呑み込んで、十数えること。最初より、きつくない言葉が出てくるはずです。

すぐに思いついた言葉を出さない、「売り言葉に買い言葉」をしないということを学びました。  とにかく十数えてごらんなさい。  何かが変わるはずです。

誰かの言葉や態度にイライラすること、よくありますよね。ついカッとなってしまって、汚い言葉で返してしまいその後「あ〜」となって落ち込む。。私なんてしょっちゅうです。。

あるいは、言葉に出さないまでも心の中に怒りの感情を溜め込んでしまうことも。

そんな時にどーするか?

この本を読んでから私がやっているのは、イライラ、ムカムカでネガティブな言葉を吐きそうになったら、先ずは心の中で「1、2、3・・・・10」と数えて、最後に「まっ、いいか」と言って悪い感情を手放す。

そうすることで冷静さを取り戻し、ネガティブな感情をコントロールできるようになります。

割とよく効くので、オススメです!

本当は何を言われても動じない、そんな強い心があればいいのでしょうが、私はそんなにデキタ人ではないので、悪い感情が出てきてしまうのは仕方がないと諦めました。

その代わり、その悪い感情をいかに早く手放すか、そっちの方が大事かなぁと、最近は思うんです。

■愚痴

愚痴をこぼしている本人は、持っている徳を愚痴と一緒にぽろぽろこぼしてるんだから、もったいない話です。

言ってもしょうがないことは、黙って我慢すること。またはその状態を受け入れられるように、自分の心を変える努力をすること。

よく自己啓発系の本を読んだりすると、「愚痴るな!」って書いてあるじゃないですか。

でも、私は「別に愚痴ったっていいじゃん!」って思うんですよ。ちゃんとルールさえ守れば・・・

そう、愚痴るにもルールがあると思うんです。

辛い時に親しい人を相手に言っても仕方ないことだと分かっていても話しを聞いて貰いたい時ってありますよね。

こういう時、たいていの場合は「ちょっと話しを聞いて貰いたいんだけど・・・」と言った時点で話しをする側もされる側も「さぁ、これから愚痴を言うぞ(言われるぞ)」という了解が相互に成り立っていることが多いと思うんですね。

だから、よほど非常識に度を越さなければ、そして、愚痴った後は気持ちを切り替えて前向きになれれば、たまには愚痴をこぼしても良いと思うんですよ。

心に溜め込んでしまって、爆発させちゃうよりもほんの少し誰かの力を借りて、吐き出ししまった方が良い場合だってある。

いけないのは・・・!

「いつでも」「何処でも」「誰にでも」愚痴を言うこと。時と場所と相手を選ばない愚痴は、無差別テロと同じで迷惑この上ない!

だから、これは絶対にNG!・・・だと私は思います。

◇最後に・・・幸せな人生を過ごすためのヒント

この本に書かれているコトって、その殆どが自己啓発本によく書かれているコトと同じだと思うのです。

当たり前のことが書いてある。

だけど、新橋のガード下でコツコツと働き続けてきたお婆さんが自分の実体験と重ね合わせて、自分の言葉で語っているからこそ心に響く。

関東大震災、あるいは第二次世界大戦。そんな人生の修羅場での実体験も綴られています。だけど、「時代が悪かった」なんて弱音はどこにもない。

今の世の中悪い悪いって言いますけど、戦争に比べたら小さいこと。だって、不景気だからって、弾は飛んできませんから。

これを読むと、今の私たちが「時代がぁ」「政治がぁ」「会社がぁ」とか言ってるのが何だか恥ずかしくなりますよね。

人生って、本当に色々なことが起きるじゃないですか。一筋縄ではいかない。。

そんな人生を前向きに明るく生きるためにはどうすればいいのか?どう生きればいいのか?この本にはそういうヒントがいっぱい詰まっているように感じました。

逆に考えれば、そういう生き方、考え方がちゃんと出来ていたからこそ、著者の加藤 寿賀さんは94歳で亡くなるまで現役で元気に働き続けることができたんじゃないかなぁって思うんですよ。

私、この本を読み終えてこんなふうに思いました。

この本で語られているお婆ちゃんの言葉から一つでも二つでもいいから自分で出来るようになって、少しでもいいから、次の世代に語り継いでいきたいな、って。

そうすることが、この素晴らしい本を私たちに遺してくれたお婆ちゃんへの恩返しになるような気がするのです。

おしまい。

posted by penguin-oyaji at 21:25 | Comment(0) | 自己啓発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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