2013年06月15日

グローバルエリートと、ももクロと、美味しんぼ

天下の(!)東洋経済オンラインに

こんなコラムが掲載されていた。

AKBの自爆と、ももクロの戦略マーケティング | グローバルエリートは見た! | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

何度か読み返してみたのだけど・・・

グローバル・エリートではない私には

よく理解できない内容でしたww

 

一見、ももクロとかアイドル業界について語っているように

みえるのだけど、間違いだらけ。

マーケティングという観点から見ても、

ちょっと違うのでは・・・?

と思うようなことが語られてます。

 

そして私が最も問題と思ったのが、

先日の「本を買うというコト」でも少し書いたけど、

あまりにお手軽に作られたコンテンツが

出版社とか肩書という権威の力を借りて流通している点。

▼参考記事

ペンギンオヤジのB読書!: 本を買うというコト

 

■お手軽コンテンツ

それではこのええ年越えて必死に深夜にももクロの映像を

見まくってコラムを考えていた新参モノノフ

(ももクロファンはモノノフと呼ばれている)の、

苦心の調査結果を是非ご覧いただきたい。 

なんとびっくり、この早見さんはとっくに引退していて

チームの一員ではなく、今後大学進学をせずに芸能活動に

専念されるとのことである。

というわけで、私のモノノフ生活も、たった2時間

(このコラムのための調査時間)で終焉を迎えてしまった。

 

つまり・・・だ。

 

このコラムを書いた、プライベートエクイティ投資家という

グローバルエリートな肩書を持つムーギー・キム という御仁は

深夜に2時間くらい、ネットの情報を読むか、

YouTubeの動画を見ただけで、これを書いてしまった、

というコトらしい。

(それで、たぶん原稿料とかも貰ってるんだよね)

 

そして、それを天下の(!)東洋経済さまが恥ずかし気もなく、

自社のオンラインサイトに掲載した・・・と。

 

モノノフとかAKBのファンの方が読めば、それがどれだけ、

底の浅い、見当ハズレの記事なのかすぐに分かるのにね。

 

過去の企画の焼き直しとか、ほかの著者が書いたベストセラー本の

焼き直しみたいな本が作られ、それが平然と書店の棚を埋める。

その功罪について、このブログでも以前に少し書いたことが

あるのだけど、ある意味、今回の件はそれと同じようなことが

WEBの世界でも起っているんですね。

 

■エセ評論家は知識の自転車操業

テレビに出てくる評論家たちの言うことが、

みんな薄っぺらな理由がよくわかりました。

 

何年もテレビに出つづけ、とっくに自分の中身は空っぽになってる。

だから、いろいろ知識を仕入れて、受け売りしている。

 

それじゃ、薄っぺらになります。

 美味しんぼ (64) (ビッグコミックス)

マンガ「美味しんぼ」64巻に集録されている

「テレビ評論家誕生!?」の中に、上記のようなセリフがあります。

 

昔、これを読んだ時に「そんなもんなんだろうなぁ〜」と思ったのですが、

今回、ムーギー・キム氏は、そんな薄っぺらな評論家の実態を

自ら告白してくれた・・・そんな感じでしょうか。

 

『情報化社会』というのは、結局は玉石混合の情報の中から

どうやって、信頼するに値する情報を選別し、

そして取り入れていくか、という情報を受け取る側のリテラシーが

求められている社会でもあるんですよね。

 

ネットに書いてあったから、

本に書いてあったから、

だからといって、その情報を鵜呑みにしてはいけない。

(まぁ、とっくに多くの人は気づいていると思いますが)

 

■ももくろ VS AKB は違うと思う。

「底が浅い」だの、「見当違い」だのと酷いことを書いておきながら、

その根拠を示さないのは、やっぱり少し気が引けるので、

自分なりに思うことを少しだけ書いておきます。

(興味のない人は読み飛ばしてください)

 

今回のコラムもそうだけど、何かと「ももくろ VS AKB 」という

対立軸で語る人がいる。

確かに、その方が分かりやすいし、面白い。

 

でも、たぶんその分析は少し違うと思う。

 

そもそも、コラムを読んでいると

アイドル好き=アイドルオタク(通称:ドルヲタ)という感じで

話しが進んでいる気がするのだけど、

そうだとしたら、その時点で既にマーケットを読み違えている。

 

モノノフさんでいえば、確かにアイドル路線のももクロを支持している人も

多いと思うけど、それ以外にもいわゆるアウェイの場に出て行くことで

獲得したロックファン、格闘技ファン、アニメファン、子どものファンなど

ファン層は幅広いと思う。

 

企業に例えるなら、一生懸命に新規マーケット開拓をしてきたイメージ。

 

だからAKBが開拓してきたマーケットとは微妙にズレている。

よく掲示板の書き込みなどで「ももクロとAKBは棲み分けができている

というようなコトが書かれているけど、それは多分、当たってる。

 

AKBとの差別化:コアのオタク層に突き刺さる」として、

水着のグラビアをやらない、口パクではなく生歌重視、

アクロバティックなダンスなど、ももクロの差別化戦力についても

書かれいて、一部、勘違い的な記述もあるけど、概ねは合っている。

 

でも、その差別化って別にAKBのマーケットシェアを奪うために

やっているわけではないだろう。

 

以前から「ももクロというカテゴリーを創りたい」と

本人たちが言っている通り、ももクロらしさを追求していったら、

AKBとは違うスタイルが出来あがっていった。

そういうコトなんじゃないかなと思う。

だから、ももくろ VS AKB の対立軸は少し違うと思うのです。

 

ついでに書くと、「AKBの自爆」と題して、

AKB総選挙で指原が1位と取ったことで

コアなファン(ロイヤル・カスタマー)が離れていったことを

問題視しているのだけど、それも、たぶんちょっと違う。

 

確かに企業でも、ロイヤル・カスタマーと言われるお得意様が

離反してくのは超〜問題だと思う。

 

でも、だからといって新規参入してきた「薄い顧客層」を

問題にするのは違う。

 

どんなに優良顧客を持っている企業であっても、

新規開拓そして、その新規さんをロイヤル・カスタマーに

育てていくプロセスは必須なのだから、

語るべきは、コアなファンの離反問題ではなく、

新規のファンをこれから、どうやって育てていくかだろう。

 

ちなみに、ももクロだって例の賛否両論で迎えられたニューアルバムを

きっかけに離れていったファンもいるのに、

その点については触れられてませんね。

 

■謹んで、ご辞退してください。

私はお堅いビジネスパーソンのキャリア相談より、

アイドルや女優を目指す方のキャリア相談の方がよっぽど楽しそうなので、

今後勝手にAKBおよびスターダストプロモーションに対し、

所属タレントへのキャリアアドバイスを随時お届けするつもりである。

 

・・・って、最後は自分の売り込みかいっ?!ってオチなのでが・・・

 

そりゃ、まぁ楽しいでしょうけど、

どうかご自身の本業である経済とか投資の世界での活躍を目指してください。

謹んでお願い申し上げますww

タグ:ももクロ
posted by penguin-oyaji at 21:50 | Comment(0) | ももクロ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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