2013年05月30日

壁を突き破れ!「突破論」

突破論

「突破論」

平井伯昌:著

日経BP社

 

 

北京もロンドンも、オリンピックはバレーボールしか見なかったペンギンオヤジです。

 

この「突破論」は北島康介選手や中村礼子選手といったオリンピックのメダリストを育てた競泳日本代表ヘッドコーチを務める平井伯昌さんの選手育成についてまとめた1冊です。

 

選手育成=人材育成の本かと思いきや、「突破論」というタイトルが示す通り、個人として現状を突き破って成長するための心構えなどもいっぱい書いてあって、思わずモチベーションアップしました!

 

Amazonの内容紹介

多くの失敗経験を抱えて伸び悩んでいる選手を復活させるために、平井コーチは何を考え、どのような指導をしてきたのか。

選手のやる気と能力を引き出し、限界をどう乗り越えさせたのか。

北島選手や中村選手に結果を出させた方法はもちろん、種目も性格も年齢も違う“3人娘"などの指導例から、平井コーチの常識にとらわれない育成論をテーマ別に紹介していきます。

トライ&エラーで導き出した“平井式メソッド"は、アスリートだけでなく、ビジネスパーソンの教育・成長にきっと役立つはずです。

 

なお、この本も先日、東京に行った時に日経BP社さまから頂戴したものです。ありがとうございましたm(_ _)m

 

壁を突き破れ!

「壁を突破できたらいいな」と考えているだけでは壁は破れません。

「この壁をどう突破すればいいのか」と考えるところからすべては始まります。(P9)

 

私の好きな言葉の一つに、「散歩のついでに富士山に登った人はいない」というものがあります。

 

これは私が(勝手に)師匠と仰いでいる小宮一慶さんがよく著書の中などで書かれている言葉なのですが、きちんと目標を定めて行動しないと、いくら頑張っても目標達成はできない!という意味です。

 

オリンピック選手、それもメダルを狙うような一流選手ならば、私のような凡人には想像もつかないような『壁』を何度も乗り越えなければならないんでしょうね。。

 

でも、『壁』の高さは別にして、きっと誰にでも乗り越えるべき壁はあって、それとどう対峙するかが問題ですよね。

 

ただ漠然と、何とかならんかなぁ〜?と甘いことを考えていたってダメなのは自明の理。(そもそも、そういう甘い考えで乗り越えられるなら、それは『壁』ではないでしょう?)

 

先ずは絶対に、この壁を乗り越えてやる!

 

というようなメンタルが必要なんだと思います。

 

何度も壁にぶち当たって初めて、人は素直になれるような気がします。

その時こそ成長するチャンス。(P145)

 

越えるべき壁が高ければ高いほど、自分一人の力だけではダメで、先人の遺した教えや、周囲の人の協力など他人の助けが必要なると思うのです。

 

自分の力を知り、謙虚になることで自然と人は素直になれる。。

 

だいたい、成功した人の本を読むと性格的に素直で謙虚な人が多いのも、そういう越えがたい壁を何度も乗り越えながら、自分を磨く過程で、素直、謙虚さを身に付けてきたから、だと思われ。

 

きっと、変な(無用な)プライドがあるうちは、まだまだ・・・だと思うのです。

 

愛されキャラが成功する?!

自分が伸びるためには、「この人を教えたい」「この人に協力したい」と思わせ、周囲を味方につけるような魅力的な人間になることが大事。(P48)

「なぜ私は伸びないのか」「上司に認められないのか」「部下はなぜ協力してくれないのか」と悩んでいる人は、自分は周囲が協力したいと思うような人間であるか考えてみてはいかがでしょうか。

普段の自分の態度や言動、周囲とのコミュニケーションの取り方などを振り返ってみてください。(P50)

一生懸命な人って、応援したくなりますよね。

 

素直な人って、応援してあげたくなりますよね。

 

上の方でも書きましたけど、

 

人が成長するのに多かれ少なかれ人からの助けや応援って必要なんだと思います。

 

ずーーーっと以前の話ですが・・・

 

私のところに新卒の新人が配属されたんですね。

 

明るく、元気で、素直!

 

それに仕事はコツコツと地道な努力を積み上げるタイプ。

 

最初のうちは先輩たちから「いじられ」キャラでしたが、新卒くんが段々と実力を付けてくると、本当に部署には欠かせない存在へと成長したのでした。

 

そんな彼を見ていて、素直であること、人から好かれること、人から応援されることが、成長していくのに不可欠な要素なんだなぁと、思ったのでした。

 

この本の中でも平井コーチが、教えたくなる選手とそうでない選手との違いについて書かれているのですが、その違いは本当に些細な差なのかも知れません。

 

だけど、人間ってそういう小さな差が実は大切なんですよね。

 

流した汗は嘘をつかない

一流と二流の違いというのは、「こんちくしょう、こんなところで負けてたまるか」と思うのか、

「誰も見ていないから、もう今日はいいや」と思ってしまうのか。

妥協しない日々を積み重ねられるかどうかの差だと思います。(P104)

「こうなりたい」と思うことは非常に大切です。

なりたい、なろう、絶対になるんだ!と、目指すべきものになるために、自分を本当に信じられるかどうか。信じられるぐらい努力したかどうかが重要です。(P115)

 

オリンピックでメダルをとるような話と比較するのも何ですが・・・

 

昔、入試前にどうにもこうにも不安に駆られた時に「大丈夫!あれだけ勉強してきたのだから!」と自分に言い聞かせたりしたことがあります。

 

大きな壁を突破しようとする時に自信満々な人って、どれくらいいるんだろう?

 

きっと私と同じように不安な気持ちを抱えながらも、何とか「大丈夫、大丈夫!」と自分を勇気づけながらチャレンジする人の方が多いのではないかと思うのです。

 

そんな時に、自信の素になるのが「妥協しない日々の積み重ね」であったり、「自分を信じられるくらいの努力」なんですよね。

 

変な話ですが・・・私、特に仕事場で「根性論」を語られるのが嫌いです。

 

もちろん、自分が根性という言葉を使うのも嫌だけど!

 

でも最後の最後の場面で必要なのは、やはり根性だと思っています。

 

あと、もう一歩!を頑張れるか、頑張れないか。

 

その僅かの差が、大きな違いになると思うから。

 

まとめ(人を指導し育成するということ)

この本を読み終えて、率直な感想は・・・

 

この平井コーチという人は、なんで選手のためにここまで一生懸命になれるのか?というものでした。

 

この本を読んで頂ければ分かると思うのですが、選手のちょっとした変化を見逃さずに、的確なアドバイスをしたり夜中に飛び起きて、競泳のビデオを見ながら作戦を考えたり・・・

 

本当に選手に対する目配せ、気配り、愛情が溢れている感じ。

 

本人たちが嫌だなと思う練習でも、「強くするためには今、ここで彼女たちにやらせなければいけないんだ」と確信を持てば、鬼と言われようが、選手に嫌われようが、有無も言わせずに取り組ませなければいけない。(P205)

 

例えオリンピック選手であっても、人間ですから好不調の波もあれば、時には練習に身が入らない時だってあるわけです。

 

そんな時に、コーチはどうするか?

 

鬼のように厳しく接する時もあるし、黙って見守るだけの時もある。

 

その対応の違いは何処からくるかのかというと、選手の性格や状況の違いによって、対応の仕方も変えているとのこと。。

 

でも、これって頭で分かっていても、いざ自分が実践するとなると相当に難しいですよね。

 

何よりも、相手に対する信頼や愛情がなければとてもじゃないけど、できない!(敢えて、そう言い切りたいと思います)

 

ただ・・・一つ思うのは

 

明日から急に優れた指導者になることは出来ないかも知れないけど階段を昇るように、一歩一歩できることから始めてみることは出来るはず。

 

そして人を教え育てるというコトは、実は、教える側の自分が一番成長するチャンスになるということ。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

【▼単行本】

 

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posted by penguin-oyaji at 23:31 | Comment(0) | 自己啓発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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