2012年12月12日

人生の強制リセットスイッチ「一生折れない自信のつくり方」

女性のための一生折れない自信のつくり方

「女性のための一生折れない自信のつくり方」

和田裕美:著

アチーブメント出版

 

時として人生には、レンガで頭を殴られるようなひどいことも起きます。

 

スタンフォード大学でのスティーブ・ジョブズのスピーチの一節です。

 

和田裕美さんの「一生折れない自信のつくり方」の中に書いてあるブリタニカの日本撤退の話しを読みながら、このジョブズのスピーチが私の頭の中で思い起こされました。

 

ブリタニカの日本撤退に関する話しは今までにも何度か和田さんは本に書かれているし、講演会などでもお話しされています。

 

でも、この本に書かれているのは今まではあまり語られてなかった内部的な経緯とか、解雇通告した後の社員の皆さんとの人間模様とか。

 

読みながら・・・

 

自分の4年前の経験と重ね合わせ、あぁ、やっぱりそうだよね。と一人頷いていました。

 

私は41歳の時に、最初に入った会社で取締役部長になりました。

 

最年少で、プロパー社員(新卒入社)として、初めての取締役だったので、当時は少し自分でも誇らしい気持ちでした。

 

しかし、そのころ既に会社的には一歩間違えれば倒産の危機にあるコトに気付くのに、そんなに時間は掛かりませんでした。

 

正直、たいへんな役目を負わされた・・・と思いました。

 

それでも、20年近くも働いてきた会社だったので、何とか立て直しをしたい!とも思っていたのですが・・・

 

やがて、私の担当していた事業部を買いたい、という会社があらわれ、事業売却することが決まりました。

 

・・・「決まりました」と言うよりは、自分自身も役員会で売却する決断をした一人だったのですが。

 

それからは、和田さんがこの本に書かれているのと同じ。

 

一応、上場会社だったので、株主発表より先に事態が外部に漏れてはいけないので、ウソ、ゴマカシを連発しながら水面下で売却の準備を進めました。

 

そして社外、社内に発表。

 

一緒に働いてきた仲間に事業売却を発表した時、みんなの驚いたような、落胆したような顔は今でも忘れられず、瞼の裏に焼き付いています。

 

それから数ヶ月。

 

あっちこっちで頭を下げまくりました。

 

唯一の救いは、倒産ではなく事業売却だったので、基本的にはスタッフはそのまま買収先の企業に転籍が出来ること。

 

しかし、営業店の中で1店舗だけ売却に失敗し、そこで働いてたスタッフだけは全員解雇しなければなりませんでした。

 

昨日まで一緒に働いて仲間から、罵声、文句を浴びせられ本当に心が折れそうになりました。。

 

売却の話しを取引先に説明をしている時に時折、「あなたは、今後どうするのですか?」と言われることがありました。

 

社員には転籍という道がありますが、役員は社員ではないので、転籍など出来る訳がありません。

 

別に誰かに言われたわけではないけど、売却が済んだら、責任をとって辞めるしかないだろうと自分でそう決めていました。

 

でも、売却劇の中にいる間は自分の今後の身の振り方なんて考えている余裕はありませんでした。

 

今までの取引先に迷惑を掛けないよう、社員やスタッフがスムーズに次の道に踏み出せるようそれしか考えていませんでした。

 

だから、全ての後始末が終わり、自分も会社を辞める日がやってきた時には和田さんと同じで、何だかホッとした気持ちになりました。

 

今の時代、倒産やリストラが本当に身近なものになってしまいましたよね。

 

私、思うのですが、倒産、リストラって「人生の強制リセット」だって。

 

4年前の春。

 

私も私の仲間もみんな強制的にリセットスイッチを押され、そして、みんなバラバラに散っていきました。

 

否が応でも、それまでの働き方や生き方を見つめ直し変えていかなければならないのです。

 

ジョブズは、それでも信念を投げ出してはいけない、と言いました。

 

和田さんは、困難なことを乗り越えた時にそれが自信の素になると書かれています。

 

倒産とかリストラといった困難を出来事をどう受けとめるかは、人それぞれ。

 

でも、ジョブズや和田さんのように過去のツラい出来事すらも肯定できるよう私もまだまだ頑張らなければ!と思うのです。

 

 

【▼単行本】 


posted by penguin-oyaji at 21:50 | Comment(0) | 読書(和田裕美) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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