2011年05月08日

がんばること 「仕事で成長し続ける52の法則」

なるほど、そうきたか!」って思いました。

何が・・・?って、和田さんの新刊ですよ。

「仕事で成長し続ける52の法則」
和田裕美・著
日経BP者

この本を最初、手に取って目次をぱらぱらと
めくった時に「そうきたか!」って思ったんです。


和田さんが日経アソシエで4年以上に
わたって連載している
「和田裕美のキャリアを磨く
コミュニケーション作法」を基に単行本に
まとめた作品としては既に第1弾として
「「陽転」コミュニケーション」が
出版されておりますが・・・

今回の本はその第2弾。

で・・・

「そうきたか!」と思ったのは・・・

■一粒で二度おいしい!(グリコ?)

目次を見ると
・働く姿勢
・目標達成
・コミュニケーション
・発想術
・タイムマネージメント
・リーダーシップ
などなど・・・テーマごとに括って編集されて
いるんですよ。

自分が理解を深めたいと思っている
テーマについて「まとめ読み」が出来るので、
ものすごく腹落ちしやすいと言うか、
頭の中で整理して読む事が出来るのです。

例えば、今の私にとっては
いかにして自分のリーダーシップを発揮するか、
ということが仕事上での課題になっているのですが

「私は「怒り」を演出するようになりました。
部下をピシッと怒ることで関係を再度引き締める
ことができ、ミスや仕事の遅れが減ることに
気づいたからです」(P114)

「部下を育てながらも「相手に学ばせてもらって
いるのだ」と感謝して進めばいいだけです」(P120)

「「威張らない」「格好つけない」「自分を磨いて
絶えず新しいことを伝える」「相手を信じて好きになる」
これがリーダーの仕事だと思います」(P120)

「相手を信用して、任せる勇気を持ちながらも
相手の言動はしっかり見ていること。相手を褒めて
おだてるのではなく、言うべきところはしっかりと言い
「愛してあげる」ことが大切です」(P123)

・・・こうしたリーダーシップに関する和田さんの
言葉を読みながら、自分なりにリーダーとして
目指す方向性がイメージできるんです。


本来はアソシエの誌上で単発に発表された文章も
こうして、
テーマ性を持って編集されることで
また新たな命が吹き込まれ、読む側としても
新たな発見や気付きが生まれるんですね。

言ってみれば、一粒で二度おいしいグリコのような
本なのではないかと・・・

命名「グリコ本」(笑)


■誰も見ていなくても・・・

この本の「法則2」のところに、和田さんが
学生時代にホテルで配膳のバイトをした時の
エピソードが綴られています。

料理をサーバーでうまくつかむ事が出来なかった
和田さんが「少しでも早くうまくなりたい」と
自宅に帰ってからもマッチ棒を料理に見立てて
サーバーでつかむ練習をした・・・という内容です。

和田さんはこの事を「見えない貯金(影練)」と
書かれていますが・・・

確か、これと似たような話しが何かに
書かれたいたなぁ、と自分の記憶を辿ってみたら

・・・!思い出した。

和田さんがアパレルメーカーに勤務していた時、
薄暗い倉庫の中で、一人で埃まみれになりながら
洋服の在庫を整理していた時に
品番を覚え、在庫の動きから売れ筋を把握して、
その事が評価されて、次のステージへと
進んでいったという話し。

「運命の仕事に出会う本」の最初の方に
書かれているエピソードと
本質的には一緒だ、と思ったのです。

こうした和田さんの仕事に対する姿勢は
野球選手が黙々と誰も見ていないところで
素振りを繰り返す姿と同じことなのかも
しれません。

要は誰も見ていないところであっても、
どれだけ真剣に仕事に向き合うか、
それがとても大切だということですね。

自分の場合、さすがに誰も見てないから
サボろう、とは考えませんが、
でも今の自分は求められている以上のことを
やっているだろうか?

仕事から帰宅したら
「あ〜〜疲れたぁ」と言って
ゴロゴロとしてしまっている今の自分が
ちょっとばかり恥ずかしくなります。

世界ナンバー2セールスウーマンという
栄光の陰には、こうした目には見えない
地道な努力があったとことを
忘れてはいけませんね。


■がんばること

この本の冒頭、「はじめに」の
書き出しの部分にこんな言葉があります。

私は、今の時代を「頑張っても
報われない時代」だとは、全く思っていません

そして、この本の最後には
だからあなたも、「頑張る自分が好き」で
あってください

という言葉が書かれています。

がんばる・・・

正直に告白しますが・・・
前の会社でも、今の会社でも
部下に対して「
頑張ってくれ、なんて頼んでない。
成果を出せ!結果を残せ!
」と鬼のような台詞を
何度となく口にした事があります。

いくら頑張っても、結果が出なければ意味がない!

・・・なんてことも言います。

でも、本当は違うんですよね。

がんばることにも、ちゃんと意味はある。

「一番を目指さなくてもいい」と、
「一番になれるかどうか分からなくても、高い目標に
向かって全力を尽くす」の間には、大きな違いがあると
私は思います。(P16)

仕事で成果を出すためには、知識と行動が必要という
考え方がありますが、でも、きっとそれだけじゃない。

知識があって、行動力があっても
高い壁にぶち当たった時に、それでも頑張り続ける
ことのできる「強い心
挫けそうになった時に「折れない心」がないと、
きっと高い目標はクリアできないのではないのかと
思うのです。

それに・・・

人が成長するためには、ある一定の時間
がむしゃらに、がんばることが必要なのではないかと
思うのです。

これは、自分も30代に経験した事だし、
他の人を見ても、越えられそうにない壁に向かって
がんばった経験のある人は
総じて成長の軌跡があるんですよね。


世界ナンバー2セールスウーマンに対して
こういう事を書くのは大変失礼だと思うのですが、
和田さんはきっとそんなに器用なタイプではないと思う。

でも、だからこそ、
頑張り続けること、そしてそれを支える心の強さが
必要なことを誰よりもよく知っているのではないかと
思うのです。

この本の中でも、頑張り続ける和田さんの実体験に
基づいたエピソードが数多く書かれていて、
読んでいる側にも、あと一歩の努力の大切が伝わってきます。


がんばる・・・

あまりにも、ありきたりな言葉ですけど、
それが、どれだけ大切なのかを改めて教えてくれる
1冊ではないかと思いました。

■最後に・・・

私の知人で和田さんの本に書かれている事を
そぎ落として本質を辿っていくと
いいから、やれ!」になる。と言った人がいますが(笑)
密かに私も「蓋し名言!」と思いました。

でも、そうした厳しい事を書いたり、言ったりするにしても
どう伝えるか、で相手の心への響き方も
違ってきますよね。

「効率、効率!!」と考えて、完璧に振る舞うだけでなく、
「ゆるゆるなひと時を持つことも、心の健康維持には必要!」
と正当化すると、とても気が楽になります。後で泣くことには
なりますが・・・(笑) (P74)

この本の中でも「(笑)」が随所に登場します。
厳しい事を書いた後で、ゆる〜く落とす。

この「ゆるさ」が和田さんの魅力の一つなんだろうなぁ、って
思うんです。

※私も、このブログの中で自虐ネタはよく書きますが・・・

そもそもビジネス著者なのに「まんじゅう」とか、
アソシエ連載のマスコットキャラ「うさお」とか、
ゆるゆる〜って感じです^^

「いいから、やれ!」を、こうしたゆるさにくるむ事で
相手の心にも素直に届く事を再確認した1冊でもありました。
(厳しいだけが能じゃない・・・自戒)


相変わらずの長文ですが、最後までお読みくださり、
ありがとうございまんじゅう〜!


(最後はゆるく決めてみた・笑)

【▼単行本】

posted by penguin-oyaji at 20:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(和田裕美) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック