2009年07月29日

ワークライフバランスって、そーいうことかぁ!・・・小室淑恵さん講演会報告

ビジネス選書セミナー
残業なしで好成績!ワークライフバランスな仕事術
講師:小室淑恵さん
09年7月27日(月) 御茶ノ水・総評会館にて


一昨日、小室淑恵さんの講演会に参加してきました。

小室さんといえば、「ワークライフバランス」ですよね。

実は・・・

私、いままで「ワークライフバランス(以下、WLB)」については
頭では何となく理解をしていたのですが、気持ち的に何だか
しっくりとこない、というか、お腹にはまっていなかったんです・・・

なぜか・・・?

残業時間が減って、休暇が増えて、個人の「ライフ」は
充実するかも知れませんが、
そのことで企業としてのパフォーマンスが落ちてしまったら、
そもそもワークライフバランスなんて成り立たないじゃないですか。

勤務時間が減っても、今までと同じパフォーマンスがあがる
(単位時間当たりの生産性アップ)ように、個人の能力を
アップするようにマネジメントできるのか?

それに・・・
WLBって、そもそも長時間労働から逃げ出すための
詭弁ではないのか?!

などというふうに思っていたんです。

が、しかし!

今回、小室さんの講演を聞いてWLBについての考え方が
だいぶ変わりました!
おお、そーいうことか!」と、
何だか、心から納得できたのです。

■ワークライフシナジー

小室さんのお話では、

「ワーク」と「ライフ」を分けて考えるのではなく、
ライフが充実する事によってワークにも良い影響がでるように
相乗効果をあげることが大切。
だから、ワークライフバランスというよりも、
ワークライフシナジーと考えた方が良い。

つまり・・・

多くの方々が指摘されているように、これからの時代は
決められた事を決められた通りにやるのではなく、
多くの情報を組合せながら、新しい価値を創り出す事が
求められるようになってくると、考えられています。

だから、情報を収集したり、アイデアを出すためには
会社の机にかじりついているよりも、
ライフ(プライベート)の部分で、買い物に行ったり、
食事に行くなど色々な経験をしたり、
あるいは、勉強をするなどした方が、
様々な情報も得られるし、アイデアも出やすくなる。

そうすれば、ライフでの経験が、ワークの方にも
波及して相乗効果が出るようになる。

そんな小室さんのお話しを聞いて、私は
おー、そうか!」と、思いましたね。

ワークライフバランスという言葉から、
今まで、どうしても「ワーク」と「ライフ」を切り分けて
捉えていたのですが、
ゼロイチで考えるのではなく、ワークとライフの両方を
充実させることで、相乗効果を生む”働き方”
考えればいいのですね。

何だか、単純ですが、

すっごく納得しました。

確かに、自分自身の経験からしても
昨年から本を読んだり、講演会やセミナーに出席したりして
社内だけでは得られない情報をインプットするようになってから、
だいぶモノの見方や考え方が変わってきたように感じています。

それに、これまた自分の経験ですが、
企画書をまとめる時に、自分のデスクにへばりついていても
行き詰まることがことが多かったですからね。

知識、アイデアで勝負する仕事の場合は
より社外で過ごす時間の密度を高めていった方が
より良いアウトプットを出すことが出来るように思います。

■時間当たり生産性の向上

多くの企業で実施されている成果主義は、
単純に実績の多寡だけで比較して、より良い実績を上げた人を
評価する仕組みになっているが、そこには時間当たり生産性の
概念が抜け落ちてしまっている。

しかし、統計上、日本は長時間労働をしている割には、
労働生産性(一人当たりが生産する付加価値)が低い。

本当に必要な成果主義は、時間当たりの生産性で評価するべきもの。

このあたりのお話しは勝間さんもよく本に書いたり、講演会で
話されたりしていますので、既知の方も多いかと・・・

上の方で書いたように、WLBを導入したがために
企業のパフォーマンスが落ちてしまっては意味が無いので、
どうしても、この時間当たり生産性をいかにして上げるかが
重要なポイントですよね。

講演会の中で小室さんが生産性アップのコツをいくつか
お話しされていたのですが、一つだけピックアップすると
プレゼンテーション力を身につける
という事を話されていました。

一つの企画を通すのに、何度も突き返される人と
一発で通す人とでは自ずと仕事のパフォーマンスが違ってくる
というわけです。

小室さんといえば、ワークライフバランスですが、
同時に一時期、日経アソシエでプレゼン講座の連載を
もっていたくらいプレゼン力でも定評がありますよね。

こんな書籍も出されています(私も買いました!)

《参考書籍》

実際、講演会でのお話しもお上手で分かりやすかったですし、
説明されている時に手振り、身振りを加えながら
話されている姿は見ていて、とても参考になりました。

■誰もが必要になってくるWLB

今後、は育児、介護、メンタルなどで、男女問わず全ての人が
長期間、会社を休む必要が出てくる可能性がある。
つまり、働く全ての人にWLBが必要になってくる。

私の場合、独身ですから当面は育児の問題ありませんが(笑)
確かに私にとっても親の介護とかを考えると、
他人事ではないんですよね。

それに元々、(意味の無い)長時間労働とか嫌いだし・・・

働いている会社がWLBを重要視していれば良いのですが、
夜になってから「会議やるぞ!」みたいに、
長時間残業が当たり前の会社に勤めていると
ちょっとツライですよね。

質疑応答の時間で「自分の会社はWLBなんて導入する気があるとは
とても思えないが、そういう場合はどうすればいいですか?
」という
質問がありました。

その質問に対する小室さんの回答

経営トップ(社長)の娘が出産したりしたのを機会に
トップの意識が突然変わることもあるので、あきらめない。

自分の上司に対して、折に触れてWLBに関する情報を
インプットしていく。
例えば実例として・・・
社内回覧物に(勝手に)WLBに関する記事を付け加えて
上司に回覧する。
頃合いを見計らって上司に「WLBって何ですか?」と質問すると
上司は得意げにWLBについて説明をしてくれる。
そして数日後、上司に「先日教えて頂いたWLBについて
僕も本を読んで勉強しました」と言って、本を上司に渡す。
その上司は、やがて朝礼でWLBの話しをするほど成長(笑)した。

つまり、上司に気付かれないように、そして上司に花を持たせながら
うまい具合にWLBの情報をインプットしたわけですね^^

今後、誰もがWLBを多少なりとも意識して働く時代になるのなら
自分の会社は・・・と言って、あきらめるのではなく、
先ず個人レベルで時間当たりの生産性を高める努力をして
成功事例をつくるなり、上司に対してWLBの情報を与えるなりして
自分の出来る事から始めていくべきだと、お話しを聞きながら、
そんなふうに思いました。

例によって、他にも書きたいことはいっぱいあるのですが、
そろそろ終わりにしますね。

最期まで読んでいただき、ありがとうございました。



posted by penguin-oyaji at 23:25 | Comment(4) | TrackBack(0) | 講演会・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
わたしも同じセミナーに参加してました。
改めて強く共感を持てた内容でした。
小室さんの講演は初めてだったのですが、人を惹きつける話術というか魅力というか、「プレゼン、うまっ」って素直に感じました。
講演後は小室さんの教えに習って、参加されてた他の方たちと異業種交流して帰りましたよ(^^
また覗かせて頂きます。
Posted by ひこ at 2009年07月30日 10:01
ひこさん、こんばんは。そして、はじめまして^^

同じセミナーに出席されていたんですね。
私も小室さんの講演は初めてだったのですが、本当にお話しがうまいなぁ〜と
感心させられました。
さすが、プレゼンの達人!という感じですね。

記事に書いたように、今までWLBについては、
ちょっと懐疑的に思っていた部分もあったのですが、
小室さんのお話しを聞いて、何だか胸のつかえが溶けていくように
色々なことが共感できるようになりました。

異業種交流されたのですね。さすがです!
私は・・・そのまま一人で帰ってきてしまいました(汗)

これからも、どうぞよろしくお願いします。
Posted by penguin-oyaji at 2009年07月30日 23:18
私の会社の業界のような、今、景気の悪い会社では、コスト削減、固定費削減が叫ばれています。その中には、残業削減も含まれます。ゆえ、今は、3年前とかに比べるとずいぶん残業減ってます。すなわち、長時間労働は減ってます。

こういう時期は、ある意味、ワークライフバランスの文化を導入するチャンスかもしれませんね。残業が減っているので、ワークライフバランスの片方の(個人の力で変えるのが難しい)長時間労働がへってきているのだから。あとは、その余り時間をでライフの方を充実させて、その成果が、ワークの方にも還元できるような、循環が回り始めればしめたものですね。

小室さんの講演会、まだ、参加したことがないので、次回のチャンスにはぜひ参加したいです。

セミナー内容のシェアありがとうございました。
Posted by haru at 2009年07月31日 00:01
haruさん、こんばんは。

小宮先生の言葉を借りれば
「好調の時は、不景気になった時の準備をする
不景気の時には、景気が良くなった時の準備をしておく」
というところでしょうか。

今の状況を嘆くのではなく、空いた時間を使って次のチャンスの準備を
しておくことが大切ですよね。
haruさんは、とても熱心に勉強されていますから、
きっと、どんどんとパワーアップしてると思いますよ^^

小室さん、なかなか一般向けセミナーが無いみたいで、
私も今回、ようやくっていう感じでした。
また、情報があったらお知らせしますね。

いつも、ありがとうございます。
Posted by penguin-oyaji at 2009年07月31日 23:49
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