2009年07月11日

二極化時代に備えろ!・・・「一流になる力」



Book-No.141


「一流になる力」


ビジネスで勝ち残るための教科書

小宮 一慶 著


講談社

小宮先生の最新刊です!

以前に、このブログの記事に書いた


「あたりまえのことを バカになって ちゃんとやる」 と同様に


内容的には、『小宮イズム』満載なのですが、


色々な意味で読んでいて刺激を受けました。



Chabo!


あっ、ちなみに、Chabo!本です。

■一流意外はノーチャンス!!

この本の第一章に経済環境から見た現状分析と


今後の予測が書かれています。

内容的には、既に色々なところで書かれたり、


言われたりしている通りで、

・少子高齢化時代の到来


・規制緩和


・グローバリゼーション

こうした環境変化の結果、何が起こるかというと・・・

実力のない人をかさ上げしていた「床」、実力のある人の頭上を


塞いでいた「天井」がなくなるのです」(P33)

1億総中流などと言われていましたが、


これからの時代は、


人も会社も「中流」が消え、上流と下層の差が大きく開く


二極化社会」がすでに始まっています」(P2)


・・・と、いう事になるわけですね。

実際ここ数年、日本の家庭所得はぜんぜん増えてないですものね。


(・・・と言うよりは下降傾向ですね)

今は景気が悪いから・・・

でも、多分、景気が回復しても


もう、そんなに給料は上がらないと思います。

事実、2007年くらいまでは日本経済は好況だったにもかかわらず


実感なき景気回復」と言われていたわけですから・・・

だから、まず「日本経済も、給料も右肩上がりでグングン上がっていく


時代は既に終わりを告げた」というふうに私達は認識をしないと


いけないと思うのです。


時代の「潮目」が変わったのですから。


(ネガな話でごめんなさいね。)

この本の第一章を読んでいただければ、


何故、こんな事を書くのかも分かって頂けるのではないかと


思います。

■一流になる力

土台となる考え方をしっかり作り上げ、その上で考え方を


目に見える形にすべく、自分に合った技を磨いてゆく。


正しい考え方とそれを具体化する技、その両方を持った人が


成功するのです」(P6)

小宮先生によれば「二極化社会」の中でサバイブするためには


・心の勉強をして、人としての正しい考え方や価値観を身につける


・自分の考えを形にするための技を身につける


車の両輪のように、この二つのスキルを高めることが必要だと。

具体的には・・・

私はまず『論語』や『老子』、ソクラテスなど、


ずっと昔から読み継がれている本を読むことをお勧めします。


昔から多くの人が「正しい」と考える物の見方を学んでおかないと、


自分の考え方のバックボーンができないからです」(P51)

心の勉強をするために、先ずは昔から読み継がれている本を


読みこなす。。


私も小宮先生に教えて頂いた「菜根譚」を読んだりしています。

《参考図書》

また、それらの本と併せて優れた経営者が書かれた本も


読むように言われていて、この本の中でも松下幸之助さんや


稲盛和夫さんが書かれた本から引用されていたりします。

《参考図書》








二極分化の時代、実力主義の時代に向けて、


ビジネスパーソンとして身につけておくべき「技」とは何でしょう。


順番に列挙してゆくなら、


第一に今の自分の仕事に関係すること


第二に会計や会社法など、会社に関係すること


第三にマクロ経済など、世の中全体に関係すること」P112

ビジネスですから、いくら心を磨いても、それだけではダメで、


やはり「技」が必要なんですね。

それも単なる知識ではダメ!

大前さんの本などにも書かれているように、


単なる知識をたくさん知っている「物知り」であっても


所詮、グーグルには勝てないわけですから、


得た知識を「知恵」にできなと価値が無いわけです。

「知恵」とは、得た「情報」を人にとって意味のあることに


変える能力のことです」(P38)

■チャンスと準備

チャンスは誰にでも巡ってきます。それが巡ってきたときに


正しく対応できるかどうか。


そのために必要な準備があるかどうか。


それが成功できるかどうかの分かれ目なのです」(P151)

私ごとですが・・・

30を少し過ぎた頃。


当時、商品仕入れ(バイヤー)の仕事をしていたにもかかわらず、


独学で情報処理技術者(システム・アドミニストレーター)の


勉強をして資格を取りました。

その資格が自分にとって何の役に立つのかも分からずに・・・

でも、それが数年後。


本部と店舗のシステムを入れ替えるプロジェクトに携わる事になり


そのプロジェクト・リーダーとして仕事をする際に


勉強しておいたことが、色々と役に立ち


プロジェクトの成功へと導いてくれたのです。

目的もなく資格を取っても意味が無い・・・とよく本には


書いてありますが、「本当にそうかな?」と思うのです。

確かに資格マニアのように、資格を取ることを「目的」にしては


リターンも得られないのかも知れませんが、


今、直接仕事に役立たなくても、将来のために勉強をして


その結果として資格を取るのなら、それはそれで


充分に価値があることなのではないかと・・・

■最後に・・・

この本の巻末に特別付録として


統計数値からマクロ経済とビジネス環境を「読み解く」


と題して、月曜日の日経新聞の「景気指標」を読み解くポイントが


書かれています。

以前、小宮先生の「経営基本講座」に通っていた時にも


この「景気指標」の読み解き方について教えて頂いたのですが、


その時のお話しがコンパクトにまとまっていると思います。

グローバリゼーションと言われる経済環境の中で


世界のマクロ経済の動向を数値面から「読める」というのは、


これからのビジネスパーソンとしても重要な資質の一つだと


思うのです。

まぁ、私も勉強中でエラソーな事は言えないのですが、


この特別付録だけでも読む価値アリだと思います。


(もちろん、本編の方も読み応えありですが)

全体を読んで、


これからの時代を生き抜くのは大変だなぁ〜


とも思ったのですが、本物を目指す人にとってはチャンスの多い


時代になっていくのも確かかな、と思います。

20代、30代のビジネスパーソンにも


是非とも読んで欲しい1冊です。

では、では、皆さまも良い週末をお過ごし下さい。

今日も、ありがとうございました。

【▼単行本】


posted by penguin-oyaji at 11:12 | Comment(4) | TrackBack(0) | 読書(小宮一慶) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。

この本はPodcastの「新刊ラジオ」で紹介があってから、是非読みたいと思っています。

これまでは、
一流でなくてもなんとかやっていけたし、
逆に”目立たない様に”と二番手を目指す人も多かった気がします。
”天井”はともかくもう、”床”は本当になくなりつつあることを実感する今日この頃です。

自分を厳しく見つめて努力しなくては。

いつもありがとうございます!
Posted by eries at 2009年07月12日 22:16
eries.mさん、こんばんは。

この本は本当にオススメですよ!
私の場合、小宮先生の本はどれもオススメしてしまうのですが(笑)
でも、この本は現在の経済環境を分かりやすく分析した上で
これからの予測と、個人でその環境(二極化時代)に
どう対応すれば良いかが書かれているので、読んでいて
危機感を覚えつつも、私も頑張らなきゃ!って思いました。

今日、小宮先生の講演会に参加してきましたので、
また、まとめてアップしますね^^

コメント、励みになります!ありがとうございました。
Posted by penguin-oyaji at 2009年07月13日 23:33
尊敬する松下幸之助さんの著書『道をひらく』の書評を探していて、このブログにたどり着きました。ぜひ書評リンクをさせていただきたいのですが。

「人生最強の名言集』とういうサイトの中に「座右の書』として『道をひらく』を紹介しているページになります。
http://jsm.livedoor.biz/
Posted by 武田幸一(人生最強の名言集) at 2009年07月26日 12:15
武田幸一さん、こんにちは。はじめまして!

「道をひらく」については記事の中で殆ど触れていないのに、
恐縮です!
基本的にリンクフリーですので、もしよろしければお願いします。

これからも、どうぞよろしくお願いします。
Posted by penguin-oyaji at 2009年07月27日 12:03
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