2009年06月01日

Oh!脳!・・・・「単純な脳、複雑な「私」」


Book-No.132


「単純な脳、複雑な「私」」

池谷 裕二 著


朝日出版社


今回もやっぱり「脳」ですじゃ。


(どこまで続くのでしょう?・笑)

この本は、コメント欄でkaizokuouさん


教えてもらい、手に取ってみた次第・・・

感想・・・?

とにかく「面白い!」の一言でした!


読んでいて、「へ〜、へ〜」と


トリビア状態に陥り(ちょっと古い!)


目からウロコがボロボロとこぼれ落ちました。

脳研究者の著者が母校で高校生を相手にした


講義録をまとめた形となっていて、


400ページくらいある厚い本ですが、


面白さにつられて、すんなりと読み終えてしまいました。


■「モテ」の脳(恋愛は快楽だ!)

脳はウソをつきません。つまり、脳を覗けば、


恋愛している脳の状態がわかります」(P61)

40過ぎのオヤジにとっては、縁遠くもあり、


でも興味がない訳ではない恋愛の話しです(笑)

恋愛まっただ中の人の脳の状態を調べると


「テグメンタ」と呼ばれる部位の活動が


活発化しているそうです。


で、


この「テグメンタ」は恋愛以外のときにも


活動することが知られているそう。


どんな時かというと?


薬物とかアルコールを服用している時で、


テグメンタは快楽中枢というわけです。

脳の快感はテグメンタから生まれる。「恋愛」しているときに


テグメンタが活動しているということは、恋愛は快楽だと


いうことになります」(P63)

恋愛は快楽だ』というのは、自分の経験に照らし合わせて


考えてみても、なんとなく理解できるのですが、


まさか!その気持ちよさが麻薬などの薬物と同質のものだと


いうのは、ちょっとビックリ!

つーことは、なんですかね。

薬物はまぁ横に置いといて、


アルコールも飲みすぎると身を滅ぼすのと同じように


「恋」も、サジ加減を誤ると、自己の破綻につながると


いう事ですかね?

そういえば、「年をとってから、色、恋に狂うと恐い!


なんて言われたりしますから、気をつけなければ・・・

と言うよりも・・・


早く嫁さんを貰え!って事のほうが大切か(汗)

(いつも通りのオチで、スンマセン)



■「がんばれ」実験の結果から・・・

目の前に置かれたモニターに「握れ」と表示されたら、


手元のクリップを軽く握ってもらう」(P138)

上のような実験をやったときに、「握れ」と表示される直前に


サブリミナル映像で、「がんばれ!」と見せると、


見せなかったときと比べて握力が2倍になり、


握る力を出すまでの時間も早くなってしまう、という


実験結果が得られたそうです。

あっ、ちなみに「サブリミナル」というは・・・


画面に一瞬だけなんらかのメッセージを見せると、


当人には見えた気がしないんだけど、無意識の世界に


届くらしいというやつですね」(P68)

普通、自分の行動は自分の意識下で行っていると


思うじゃないですか。


自分が意識してやっていると・・・

でも、考えてみると息を吸って吐くのは無意識の行動ですよね。


その他にも日常の中で無意識の行動って、無数にあります。

ただ・・・

グリップを握る、という自分が意識してやっている行動にも


無意識が影響しているのかと思うと、


自分の主体性とか、意識ってなんだろう?って


思ってしまいます。

だって、自分が意識しているものとは違うところで、


自分の身体が反応してしまっている訳ですから・・・

うーむ


■2:6:2の原則について思うこと

突然ですが・・・「2:6:2」の原則ってご存知ですか?

例えば会社組織の例で言うと

組織の目標に向かって積極的に行動する人が全体の2割


組織の足を引っ張るようなネガティブな感情を持つ人が2割


そのどちらでもない中間的な人が全体の6割

組織の人員はそんなふうに構成されているという見解です。

面白いのは、ネガティブな2割を排除しても、


また自然と中間層の一部がネガティブな方に回り込んで


全体は2:6:2に戻る、というところです。

今まで自分は当然のように、組織の足を引っ張る人たちのことは


ネガティブに捉えていたのですが、


この本を読んで、少し見方というか、捉え方が変わりました。


アリの行列について書かれているくだりがあるのですが、


要約すると、以下のような感じ。

エサを見つけて巣へ持ち帰る時に、殆ど大多数のアリは


行列にしたがって、行動するけど、一部のアリは行列に従わず


ふらふらと別のルートを取ってしまう。

全員が頑張る働きアリであった方が成果が上がるはずなのに、


でも、アリの社会は、言うことを聞かないヤツを必ず残しておく。


進化の過程で排除しなかった。それはなぜだと思う?

−そのアリがもっと短いルートを見つけるかもしれないから・・・。

まったくその通り!」(P313)

つまり、組織の構成員全員が同じ価値観で行動していることが


必ずしも良いことではない、ということですね。

それに、大きな変革の立役者というのは


他の人とはちっと違う異端児である事がよくありますからね。

そもそも「言うことを聞かないヤツ」というのは、


その時の組織の方向性やリーダーから見て、という相対的な


見方であって、絶対的ではない。

なぜなら、組織は最も良いであろう、という仮説に基づいて


行動することが多いから、時には間違った方向に


進んでいることだってあるわけだし、


現在の施策が必ずしもベストでないことだってあるから。

であれば、他の人とは違う「変わった人」も受け入れる


懐の深さみたいなものがあっても良いかも。

ある日、なんどき、その「変わった人」がブレークスルーして


何かとんでもない大活躍をするかも知れないのですから。

それに、排除したところで結局また2:6:2に


戻ってしまうのだから・・・・そういうものと割り切ることも


必要かと・・・・


■最後に・・・

「脳」の話しって、ほんとうに興味深いですね。

当たり前と思っていたことが、実は違っていたり、


逆に何気なく行動していたことが「脳」から見ると、


実に合理的な判断のもとで説明がついたりと・・・

この本では難しい話も高校生相手の講義という事で


噛み砕いて、順を追って説明されているので、


すごく分かりやすかったです。

最後になってしまいましたが、


教えてくださったkaiokuouさん、ありがとうございました。


そして、ココまで読んでくださった皆さんにも、


ありがとうございました。

【▼新書】



posted by penguin-oyaji at 01:26 | Comment(8) | TrackBack(0) | 科学・脳科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。

連続記事UP!本当に「脳」にはまってらっしゃいますね。
へ〜ほ〜と思いながら本を読むとワクワクするので、
すっごくこの本興味有り!です。

2:6:2の法則は、
マナー講習の時たまに使ってましたが、
やはり「マナーが悪い2が全体のイメージを落とす」みたいな説明に使っていました。
でも、この本に書かれていることナットクです。
蟻の話、とってもおもしろいです。
いや、別に私が昔から遠足でも旅行でも寄り道ばっかりしてたからではないのですが...

今日も、楽しい気付きをありがとうございました。
Posted by eries at 2009年06月01日 06:55
おはようございます。

脳のお話興味深いですね。

恋愛は薬物のような副作用がないから少々サジ加減を誤ってもいいのではないでしょうか?
まったく異なる意味での副作用?反動?破綻はあるかもですが・・・(笑)
それもいいですよねぇ〜♪
Posted by きらきら at 2009年06月01日 10:06
eries.mさん、こんばんは。

「2:6:2」の法則は前の会社で、社長がよく話していたので、
それで、自分としても割と馴染みがある話なんです。
それに、この話は色々な本でもよく書かれていますよね。

人間って、どーしてもラクな方向に引っ張られてしまい
がちなので、組織をマネジメントする時にはネガティブな2割に
どう対処するかって、けっこう肝ですよね。

私もどちらかと言うと、団体行動が苦手な方だったので、
ちょろちょろしていたタイプでした(笑)

いつも、ありがとうございます。

Posted by penguin-oyaji at 2009年06月01日 21:21
キラキラ さん、こんばんは。

恋愛って、理屈でするモノではないと思うので、
自分がどう考えていようが、燃え上がる時には
燃え上がってしまうものかと・・・(笑)

人を好きになるのって、大切な事だと思っているので、
副作用、反動、破綻を恐れずに向かっていきたいと思います^^

コメントいつも、ありがとうございます!
Posted by penguin-oyaji at 2009年06月01日 21:25
penguin−oyajiさん、こんばんは。

今日から6月ですね。
雨のお天気がメインになりますが、しっとりとした景色が私は大好きなんです♪

さてさて、「恋愛は快楽」ですか!!うーん、どんな快楽だったかな〜? 
恋愛・・・少々ご無沙汰してます。私(笑)

ちなみに「好き」という感情は、筋トレのようなものだそうで、
使わないでいると、だんだん縮小してしまうそうです!!
(私、体ばっかり鍛えてないで・・・ココロも脳も鍛えないと。)

それから「副作用、反動、破綻」よりも、ステキな化学反応に期待したいですよね☆
自分と相手との相乗効果で、とってもウレシイ何かが起こることを願いたい!!

なにより、penguin−oyajiさんは、絶対にステキな方に出会えると思いますし、
絶対にとびっきりのHAPPYを手にされると思います♪♪♪

(ご感想の趣旨から大分脱線してしまい、大変申し訳ありません!!)
Posted by 艶子 at 2009年06月01日 23:39
ペンギンオヤジさん

こんにちは。

早く嫁さんを貰え!のオチ

くるぞくるぞとわかっていても大爆笑してしまう必殺のネタになりつつありますね。自分も嫁さんがいないだけに共感します。(お互い早く結婚したいですね〜)


紹介した本を絶賛していただき嬉しい限りです。自分も読んでいて目からウロコがボロボロと落ちましたよ。

自分は恋多き男でテグメンタが常に脳内に放出されていると思うので自己破綻しないよう気をつけたいと思います。

しかしながら上の艶子さんのコメント

>「好き」という感情は、筋トレのようなものだそうで、使わないでいると、だんだん縮小してしまうそうです!!

筋トレ好きな自分としてはとても分かり易い例えでした。やはりこの感情衰えさせたくはないなあ〜。

艶子さんの言うとおりステキな化学反応を期待してお互い素敵な出逢いを待ちましょう。

更新ありがとうございました。




Posted by kaizokou at 2009年06月02日 13:08
艶子さん、こんにちは。

>「好き」という感情は、筋トレのようなものだそうで、
>使わないでいると、だんだん縮小してしまう

この言葉には何だか、ものすごく「ハッ!」とさせられました。
恋心って小さくなってしまうんですね(実感・・・)
オヤジと言えども、ここは頑張って(?)好きな人を探さねば!^^

ステキな化学反応がおこるような人との巡り会いを
期待したいところです。

いつも、心優しいコメントをありがとうございます!

Posted by penguin-oyaji at 2009年06月03日 14:38
kaizokuouさん、こんにちは。

「嫁さん貰え!」ネタに共感して頂き、ありがとうございます(笑)
何だか定番のネタになりつつあります^^;;

それから、この本はすごく面白かったです!
教えてくださって、ありがとうございました。
「脳」に関する本も最近いろいろと出ていますが、
それぞれアプローチや中身が違っていますが、
この本は何だか、読んでいて自分にとっては、しっくりくる感じでした。

お互いに、(嫁さんを貰えるように)恋多き人生を歩みましょう!

いつも、ありがとうございます。
Posted by penguin-oyaji at 2009年06月03日 14:45
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。