2009年05月12日

「経営」のレバレッジ思考と実践・・・「レバレッジ・マネジメント」

Book-No.123


「レバレッジ・マネジメント」


少ない労力で大きな成果をあげる経営戦略

本田 直之 著


東洋経済新報社



昨日の「「社長力」養成講座」に続き、


今回も「経営」をテーマとした本です。

まぁ、既にあっちこっちのブログなどで書評や感想文が


アップされていますので、ご存知の方も多いかと・・・


(出遅れ感、たっぷりですわ〜笑)

さて、本田さんといえば『レバレッジ』なわけで、


この本でもサブタイトルにあるように


「少ない労力で大きな成果をあげる」ために、


どういう施策を打てばよいかという事が


数多く書かれています。

しかも・・・


単なる理論ではなく、本田さんが経営者として


実践してきた事例から導き出されているので、


読んでいても「納得感たっぷり!」でした。

■経営の仕事

経営者にしかできない、経営者がやるべき仕事とは、


本質的に考え、意志決定することである」(P017)

正しい方向に航路を定め、大きく舵取りするのは、


経営者にしかできない仕事である。


たとえ優秀な社員でも、会社の方向性を決めてくれと


任せるわけにはいかない」(P085)

企業経営の中で、一番重要なことは「企業の方向付け」だと


私は思っています。

そして、それこそが経営者としての


最も重要な仕事なのではないかと思うのです。

戦略のミスは、戦術ではカバーできない・・・というような事が


言われたりしますが、


進むべき方向を間違えてしまったら、


どんなに努力をしても、成果は上がらないでしょう。。。



(棚からボタモチ、という事もあるかもしれませんが


そう何個もボタモチは落ちてこないでしょうし・笑)

だ・か・ら

経営者として自分の会社をどのようにしたいのかを


考えて決める、つまり、戦略を策定することが


もっとも大切な事だと思うのです。

■経営者といえども、人の子

経営戦略については、本書の中でも


第2章で「戦略のレバレッジ」としてページが割かれ


詳しく書かれています。

が・・・

それはそれとして。

経営者として、企業の方向付けや企業戦略などの


重要な意思決定をする際に、


一流の経営者はどんな心理状態で臨んでいるのかが


とても気になります・・・です。

だって・・・


時には大きなリスクを取る意思決定だって


あるわけですよね。


自分の判断一つで多くの人を幸せにもするし、


不幸にもしてしまうような決断が求められるのが


経営者ですよね。


これって、恐くないですか?


私の考えですが、


経営者に必要な資質の一つに「胆力」があると思うのです。

人は感情の動物ですから、正しい論理で物事を組み立てて


考え抜いたとしても、いざ、それを実行するボタンを押す時には


やはり、不安に感じたりする事だってあるのではないかと思うのです。

そういった問題について本田さんは・・・


(経営者は)意識してメンタルを強くしないと、何かあったときに


おれてしまうのだ」(P068)


と書き、メンタルを強くするポイントとして以下の三点を挙げています。

一つは「ピンチはチャンスだ」という思考癖をつけること。


二つ目は、「身の回りには、自分が解決できないような問題は


起こらない」と考えること。


三つ目は、「すべてはトレーニング次第であり、メンタルタフネスも


上げられるものだ」と知っておくこと。

このあたりは、経営者でなくとも充分に


参考になるのではないかと感じました。


いまや、ビジネスパーソンにとっては身体の健康だけでなく、


心の健康も充分に留意しないといけませんからね。

■本田さんの真骨頂

第4章で「ブランドのレバレッジ」ということが書かれているのですが、


これこそが、本田さんの真骨頂というか他の人には書けない内容では


ないのかなと思いました。

会社のキャッチフレーズ、メディアリレーション、ブランディングなどなど・・・

オフィスをブランディングしておけば、外部にも内部にもメリットがある。


外部という観点では、顧客へのイメージのみならず、


採用時に人を集めやすくなる。


また、内部という観点では、中で働く社員に快適な環境を


用意することで生産性もモチベーションも上がる」(P179)

この本の中で本田さんも書かれていますが、


日本の経営者はデザインとかについては、あまり考えていないのか


けっこう実用本位一点張りという会社が多いような気がします。


(あくまでも私の主観ですが・・・)

で、

時折、雑誌などで拝見する本田さんのオフィス


カッコイイですものねぇ〜^^

だからこそ、ブランディングとかデザインについて


書かれているところも納得して読めたりするのですが。

■経営者でなくとも・・・

前回の「社長力」でも書きましたが、


経営に関する本だから、経営者や幹部以外の人には


役立たないかというと・・・・


もちろん、そんなことはありません!

例えば・・・

たとえこちらが発注側でも、決して相手を「業者」と呼んではいけない。


ささいなことのようだが、これは徹底したほうがよい。


すべては人対人の人間関係という、当たり前だが大切な原則を


忘れないことだ」(P231)

このあたりの記述については、現場の最前線で


活躍されている人にとっても含蓄のある話だと思います。

さらに・・・

私の考えでは、運とはみんなの前に平等に流れていて、


「運が良い・悪い」とは、気づくか気づかないかの差だと思う」(P073)

運は上げるものではなく、気づく確率を上げるものだと


覚えておいて損はない」(P073)

このへんは自己啓発書と同じですね。

「運」は準備が出来ている人のところへやって来る、


という話しもあります。

「経営」なんて自分とは関係ない縁遠い話しだと思わずに


企業で働いている以上、企業経営の正しいあり方を


学んでおいて損はないかと・・・・

そうやってコツコツと学び、準備をしている人のところへ


前髪神様(※)がやってくるのかもしれないのですから・・・・

※前髪神様・・・前髪しかないと言われているチャンスの神様のことで


和田裕美さんが名付け親。ちなみに商標登録されいるとの事。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

【▼単行本】

【▼kindle版】


posted by penguin-oyaji at 16:20 | Comment(8) | TrackBack(0) | ビジネス書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ペンギンオヤジさん、おはようございます。

連続の記事UPありがとうございます。

これらの本、すみません...
「社長じゃないし、経営職でもないし」とスルーしておりました。
でも、やはりどんな本にも学ぶところって覆いのですね。
特に小宮さんの本は原題?にすごく惹かれるので早速読んでみようと思います

オフィスをキレイにする事で、
内部のモチベーションもあがる..
その通りですよね。
こういう考えがもっと広がったら、ちょっと経済もUPするかもって思いました。
オフィスリノベーションに実利とモチベーションUPによる業績UPで!
短絡的でしょうか?(笑)

ありがとうございました。
Posted by ereis.m at 2009年05月13日 07:03
ペンギンおやじさん、おはようございます!(*´▽`*)

>自分の判断一つで多くの人を幸せにもするし、

>不幸にもしてしまうような決断が求められるの

>が経営者


ひょぇぇ・・・経営者の責任は重大ですね(汗
だからこそ、経営者には経営というただ就職して働くだけとは全く違った能力が必要になってくるのですね。

今の僕がもしそういう立場に立たされたら、怖気づいて尻餅をついてしまいそうです(笑
でも、決断をせなばならないのなら下さねばならず、そして、それで多くの人を幸せにできる可能性を信じれるのなら、自分が最良だと思う決断を下していくんですよね。

ブログを読ませてもらってるだけでも、多くの人に見守れて応援されているペンギンおやじさんだったら、ハイクオリティーなアウトプットもされてますし、きっと上手くやるんだろうなぁ、と思います(*'-^)b


いつも素晴らしい学びをいただいております。
ありがとうございます♪

Posted by しのの at 2009年05月14日 10:24
eries.mさん、こんにちは。

小宮先生の本は、本当に「原理・原則」が書かれていますし、
経営という領域だけでなく、人生に通じるものがあると思いますので、
お勧めです!よかったら、ぜひ手に取ってみて下さいね。

オフィス環境って、本当に大切だと思うんですよね。
前の会社でも、業績が良かった頃は色々とオフィス環境の整備も
行われていたのですが、業績低迷と歩調を合わせるように
それらの予算も削られ、いつの間にか掃除も手抜きになり
目には見えない大切なものが、どんどんと失われていったように
感じます。。。

いつもコメント、ありがとうございます!
Posted by penguin-oyaji at 2009年05月14日 12:41
しののさん、こんにちは。

経営者にとって、「決断の重み」は本当に大変なものがあると思います。
小宮先生の本に「小さなリスクは恐れるな、大きなリスクはとるな」と
書かれていましたが、本当に社運を賭けるような大きなリスクを
とるような決断をしないで済むように、日ごろの小さなチャレンジが
大切なのだと思います。

それから、お褒めの言葉を頂き、
ありがとうございます(*^^*)

私もまだまだ修行半ばですから、皆さんから頂くフィードバックでも
勉強させてもらっているんですよ^^

いつも、ありがとうございます。
Posted by penguin-oyaji at 2009年05月14日 12:48
ペンギンオヤジさん

またまたおじゃまします。

本田さんは勝間さんより先に自分が影響を受けた人です。多読が始まったのも最初は本田さんの影響なんです。

「レバレッジ」大事ですよね。人生に時間は限られているのですから。自分の強みにどんどんレバレッジをかけていきたいです。

ウエイトトレもレバレッジの一つです。
効率よく短時間で筋肉がつきますから。
オススメです!

更新ありがとうございました。
Posted by kaizokou at 2009年05月14日 20:38
kaizokuouさん、こんばんは。

本田さんが先なんですね。
変な話ですが、「レバレッジ」と聞くと、金融商品がらみの
レバレッジを思い浮かべてしまって最初は、何だか
胡散臭さを感じていました(汗)

でも、本田さんのレバレッジはどの本を読んでも
小手先の技というのではなく、常に本質や原理・原則に
基づいたものなので、読んでいても腹落ちするんですよね。

人生の時間は限られているので、「無駄な」努力に
時間を費やすのではなく、できるだけ効率よくいきたいですね。

連続コメント、ありがとうございます。
Posted by penguin-oyaji at 2009年05月14日 21:52
penguin-oyajiさん、こんばんは!
コメントありがとうございました^^

blog拝見すると、
ほんとに沢山読書されていますね!
ただ読むだけではなくて、消化して
ご自分の行動に繋げようとされるところ、
見習いたいです。

本田直之さんもお読みになるんですね!
私も本田さんのご本好きです。
ふとしたきっかけで時間術と人脈術を読んで
すごく沢山気付きをいただきました。

この本も読んでみようかな・・・
いい刺激をありがとうございます。
Posted by 39 at 2009年05月17日 21:18
39さん、こんばんは。

まぁ、読書は趣味みたいなものですから・・・(照)
でも、嬉しいお言葉をありがとうございます!

本田さんの著書も良いですよねぇ〜!!
私も最近ちょっと、入れ込んでいます^^

こちらこそ、コメントありがとうございました。
Posted by penguin-oyaji at 2009年05月17日 22:04
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