2009年04月15日

「新しいこと」を考え出す人の時代・・・・「ハイ・コンセプト」





Book-No.116


「ハイ・コンセプト」


「新しいこと」を考え出す人の時代

ダニエル・ピンク 著


大前研一 訳


三笠書房

・・・と、いう訳で今回は「ハイ・コンセプト」です。


(どーいう訳かは突っ込まないで下さい・笑)

出版が06年ですから、ちょっと前の本ですね。


もう読みました?

ちなみに、上の本の写真に大前先生の顔写真がドーンと


でていますが、この本は大前先生が書かれた訳では


ありません。念のため・・・

■珍しく「この本の要約」を書いてみます・・・

何が書かれている本なのか?


簡単に要約すると、だいたい以下のような感じになると思います。

グローバル化と新興国の台頭によって、企業はコスト的に


より安い海外の生産地へシフトしていく流れが顕著になると同時に


コンピュータやインターネット、産業ロボットの発達により


定型的な仕事はどんどんと機械化されていくようになりました。

こうした時代の流れの中で私たちが今後も「まともな給料を貰って


良い生活をしようと思った時」に何を考え、何をしなければならないのか、


その答えとして、本書では次の「六つの感性(センス)」について


書かれています。

・「機能」だけでなく「デザイン」


・「議論」より「物語」


・「個別」よりも「全体の調和」


・「論理」ではなく「共感」


・「まじめ」だけでなく「遊び心」


・「モノ」よりも「生きがい」

大雑把に書いてしまうと、・・・


従来ビジネスの現場で重視されてきた


左脳的思考(論理、分析、合理性など)よりも


右脳的思考(感性、全体性など)を駆使した創造的な仕事ができる


能力が求められるようになる、という事です。

300ページ以上ある本を随分と大胆に(!)要約してしまいました(笑)

でも、あまりにも・・・だと思いますので、


少しだけ、具体的に書いてみますね。

例えば、20年以上も前の話ですが・・・


私は学生時代、コーヒーの自動販売機などで使われる紙コップを


製造している工場で短期のアルバイトをしていたことがあります。

この時の仕事の内容が朝から晩まで黙々と紙コップの底になる丸い台紙を


成型された紙コップの底にポコポコとはめ込む作業でした。


単純繰り返し労働の典型でしたね。

今、どうなっているか知りませんが・・・


こうした単純で誰がやっても同じ結果になるような仕事は


機械化されるか、今であれば日本よりも安い賃金で生産できる


海外の労働力へシフトされていく事になりますよね。

つまり・・・


コンピュータや産業ロボットなどに代替されるような仕事や


海外でより安いコストで出来てしまう仕事などをやっていると、


お先真っ暗!ということです。

裏を返せば・・・


これからの時代では、コンピュータや機械で代替できないような


創造的な仕事ができる能力を身に付けなければならない!


その際に役立つのが右脳的思考力だということなのです。

■右脳的思考力の鍛え方

では、これからの時代に必要となる右脳的思考力を


どうやって鍛えるか?

本書の中でも、あれこれ事例を挙げながら詳しく書かれていますが、


それらについては、本を読んで頂くということで・・・(汗)

ここでは、私の会社の上司が実際にやったという「右脳の鍛え方」に


ついて書いてみたいと思います。

この上司、「小売業は論理よりも感性だ!」と豪語している人です。


本人曰く「俺も昔はダサかった・・・。でもある時、自分の感性を磨いて


自分自身を変えようと思った」そうです。

で、この上司が感性を磨くために実践したと云うのが、以下の事例です。

◎原宿、竹下通りのお店すべてに入って、店員さんと話をする!

朝から晩まで一日かけて、竹下通りに軒を連ねる、女子高生や


ギャル御用達の可愛らしいお店に入って、そこの店員さんとお話しをして


帰ってきたそうです


(その当時でも上司は既に、おっさんだった筈なのに・・・スゴイ勇気です)

◎例え自分に興味が無くても、雑誌を買いあさって眺める

「CanCan」などのファッション誌や、きれいな写真が


たくさん掲載されているような雑誌を買い込み、繰り返し眺めていたそうです。


「家庭画報」も読んでいたそうですが・・・

◎音楽を聴く

クラッシクやJazzなどの音楽を聴き始めたとか・・・・。


(その割りに、本人はあまり音楽の話はしませんが)

◎ネクタイは店員さんに選んでもらう

自分でネクタイを買うと、どうしても自分の好みの色や


デザインのものばかりになってしまいますよね。


だから、店員さんに「俺に似合うネクタイを選んでくれ」と言って


出されてきたものが自分の好みのものでなくても必ず買って、


それを締めて出社していたそうです。

え〜と、まだいくつかあるのですが、


取り合えずこのへんで。

ココに書いた事を真似してみるのは自由ですが、


あくまでも、個人責任という事でお願いします(笑)


効果のほどは、保障しません^^

でも、冗談は抜きにして、その上司は既に70歳近くですが、


本当に感覚(センス)は若いですし、


とんでもない事を思いついて、よく周囲を驚かせたりしています。


たまに呆れる事もありますが、それは内緒です・・・

■ひらめき、アイデア (ピカッ!)

直観的で創意に富んだ関連付けを行える能力は、右脳の機能である


「そうか!」と思う瞬間に先立って洞察のひらめきがあり、


爆発的な神経活動が右脳半球で起こることを突き止めた


P218より抜粋

この本を読んでいて、なるほど!と思ったことが


いくつかあるのですが、


そのうちの一つについて書いてみたいと思います。

ちょっと前まで、仕事でPOSレジから出される商品の売上データを


あれこれ分析する事をしていました。

まぁ、「分析」自体は悪い事ではないと思うのですが、


データーをいくら眺めていても、新しいアイデアって


生まれてこないのですよね。

データはあくまでも過去の実績であって、


そこから「新しいこと」は生まれてこないのです。

だからこそ、企画を考えたりする時って


一人でウンウンと唸っているのではなく、


会社の外で、たまにはお酒でも飲みながら、大勢でワイワイと


ブレストしたりしていた方が、


良いアイデアが出てきたりしますよね。

「三上(さんじょう)」という、中国の古いことばがある。


よい発想が生まれる場として、枕上、鞍上、厠上の三つがあるのだそうだ。


(中略)


たしかによいアイデアは、机上で考えているときでなく、ふとした


はずみに生まれることが多い。それは頭脳の働きのメカニズムと、


何か関係があるのであろう


(「論理思考と発想の技術」後 正武・著 P214より抜粋)

《参考図書》

ココに書かれている「頭脳の働きのメカニズム」こそが


右脳の働きによる「ひらめき」のことなのですね。

「遊び心」があると右脳が活性化するそうですから、


何か「新しいこと」を生み出す「ひらめき」を得るためにも


どんどん遊ぼう!!・・・と思ったのでした^^

では、今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

【▼単行本】


posted by penguin-oyaji at 23:17 | Comment(4) | TrackBack(0) | ビジネス書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ペンギンオヤジさん

こんばんは。

ハイコンセプト自分も読みました。でも結構前なので内容をすっかり忘れていましたが、ブログを読んで眠っていた記憶がよみがえりました。さすがはまとめ上手のペンギンオヤジさんですね。

どんどん遊んで自分の右脳を活性化させたいと思います←(勘違い?)

更新ありがとうございました。


Posted by kaizokou at 2009年04月16日 22:04
kaizokuouさん、こんばんは。

いつもコメント、ありがとうございます。

やはり、この本を読まれていたのですね。さすがです!
まとめ上手かは分かりませんが、お役に立てて嬉しいです^^

「遊び」って大切だなぁって最近よく思うのです。
時代の流れも分かるし、刺激もあるし、何よりも楽しい!

お互いにどんどん遊びましょう!!

ありがとうございます。
Posted by penguin-oyaji at 2009年04月16日 23:05
おはようございます!
この本は気になってはいましたがまだ読んでません。お勧めありがとうございます!
大前研一さんの著書や訳書って、読者は圧倒的に男性が多い気がします。ウチの旦那の本棚にも結構あり(ハイコンセプトも)ますが、手に取ってなかったのでpenguin-oyajiさんの書評をきっかけに借りて読んでみます!
Posted by 二代目 at 2009年04月17日 08:35
二代目さん、こんばんは。

確かに大前先生の本を読む人は、男性というイメージですね。
でも、この本は男女関係なく、これからの時代に求められるものを
読み解くためにも、多くの人が読むべき本じゃないかなと
思います。
ぜひ、ご主人様から借りて読んでみて下さいね^^

いつも、ありがとうございます。
Posted by penguin-oyaji at 2009年04月17日 23:01
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