2009年02月26日

和田さん、激プッシュ!・・・・「グローバル・マインド超一流の思考原理」



Book-No,113


「The Global Mind グローバル・マインド 超一流の思考原理」


日本人はなぜ正解のない問題に弱いのか

藤井 清孝 著


ダイヤモンド社



今日も長文注意!でお願いします・・・

ちょっと前に和田裕美さんがご自身のブログで、


この本の事を書かれているのを読んで興味を持ち


速攻でamazonしました。

■「経営」という独立した仕事

著者の藤井清孝さんの事は勉強不足で


この本を読むまで知りませんでした。

が・・・

先ず経歴がスゴイ!!

・東京大学法学部卒業


・マッキンゼー・アンド・カンパニー(コンサルタント)


※ハーバード大学経営大学院(MBA)卒業


・ファースト・ボストン(投資銀行)・・・M&A担当


・ケイデンズ・デザイン・システムズ(半導体設計、CAD開発)日本法人社長


・SAPジャパン(システムソフトウェア開発)代表取締役社長


・ルイヴィトンジャパンCEO


・ベタープレイス・ジャパン(電気自動車用充電インフラ)代表取締役社長

このように本書の中ではマッキンゼーに就職を決めるところから


現在までの藤井さんの半生記が綴られています。

読み終えて、「藤井さんは世界で通用するプロの経営者だ!」と


実感しました。

小宮先生(小宮一慶さん)がよく「経営という独立した仕事がある」、


プロの経営者は何処の会社でも経営が出来る」というような事を


書かれたり話されたりしています。

社長になるとしたら、


その会社でコツコツと実務経験を積んで抜擢されるか、


自分で起業して社長になるという事が多いように思うのですが


藤井さんは実務経験も無い半導体業界の会社でいきなり社長となり、


その後も異業種の会社を渡り歩き、(それも外資ばっかり!)


経営者として活躍されてきたのです。

まさしく、プロの経営者だと感じました。

■地頭力と情報収集と行動力

プロの経営者としての資質を磨くためには、どうすれば良いのか?

気になりますよね?

本書を読んで頂ければ分かるのですが・・・

藤井さんはプロの経営者になる遥か以前から


「地頭力」+「情報収集力」+「行動力」が抜群に優れていたのです!!

例えば本書の初めの方で、こんなエピソードが書かれています。

●アパート探し


藤井さんが大学に入学する時に、下宿先を探している時のエピソード

普通は最初に不動産屋さんに出向いて、そこで自分の希望に近い物件を


紹介してもらい、多少の妥協もしつつ部屋を決めると思うんですね。


もちろん、藤井さんが部屋を探していた頃には


インターネットも無かった頃ですから、今以上に不動産屋さんが


果たしていた役割は大きかった筈です。

実際、藤井さんも最初は不動産屋さんに行って紹介を受けるのですが、


自分の条件とは違う物件を紹介されてしまった・・・・


さて、どうするか?です。

私は、実際に下北沢の街をくまなく歩いて、環境のよさそうなところの


アパートをまず見つけて、そこから逆に不動産屋さんを割り出す方法で


自分の条件にかなり近い物件を得ることができた」(P012)

いやー、高校卒業して間もない頃に、ここまで考えて行動できますか?

この時の教訓を藤井さんは次のように書かれています。

自分にとって大切な条件をあらかじめしっかり判断の軸としてもつこと、


そして最後に、できるだけ自分で一時情報を取り、中間の人に情報操作を


されないことである」(P012)

●マッキンゼーへの就職活動


今でこそ、マッキンゼーといえば超一流、超有名会社ですが、


藤井さんが大学を卒業して就職活動をされている頃には


聞いたこともない会社、業界」というのが、世間での通り相場だったようです。


実際、藤井さんが三菱商事の内定を断って、マッキンゼーに入社すると


ご両親に報告したら、勘当されかけたと記しています。

さて、藤井さんがマッキンゼーに入社を決めるまでの就職活動が


これまたスゴイ!

入社に興味のない日本企業をわざわざ受けにいって、面接の最後に


「マッキンゼーって会社知っていますか。どう思います?」と聞くのが


目的であった」(P018)

情報収集するために、わざわざ他社の試験を受けに行ったんですね。


それだけでも「ホホー」と唸るくらいなのに、更に藤井さんは書店で


マッキンゼーやビジネススクールのことがたくさん書かれている


「アメリカのビジネス・エリート」という本を見つけて・・・

その本を購入して夢中で読んだ後、どうしても著者に直接会って


話を聞きたくなった。そして出版社に電話をして、就職に悩んでいる


自分の状況を説明し、ぜひとも著者と直接話をしたい旨を伝え、


自分の電話番号を伝えた」(P021)

実際、藤井さんは数日後に著者の山田正喜子氏と会って


皆にはすすめないけど、あなたはマッキンゼーに行くべきよ」という


言葉を貰うのです。

私も採用の仕事で、就活中の学生さんにお会いする機会が


多いのですが、ここまで情報収集している学生さんには


出会ったことが無いです!

こういったエピソードを読んで、藤井さんのプロの経営者として資質は、


既に学生時代から芽生えていた事を感じました。

■情報力について

できるだけ一次情報を自分でつかみ、中間の人たちに情報操作されない


という言葉を読んで、私なりに情報力について感じた事を書いてみます。

普段の生活の中で得ている情報源って考えてみると・・・


テレビ、新聞、インターネット、書籍、雑誌などなど


でも改めて考えてみると、これらの情報ソースが流しているものは


全部、二次情報なのですよね。

二次情報には必ず間に情報を編集する人が存在するので


よく言われている通り、編集する人の都合がいいように


情報が歪められてしまう危険性があります。

にもかかわらず、マスコミが言っていることや、著名な人が言っていることを


なんとなく「正しい」と思い込んでしまう事があります。

もちろん、全ての情報に関して一次情報を得るのは不可能ですから、


どうしてもマス媒体とかに頼らざるを得ないのも事実。

書を捨てよ、町へ出よう」と言ったのは寺山修二だったと思うが、


例えば就職活動で会社を決める時のように、


大きな決断をする時などには


ネットやマスコミの情報を鵜呑みにするのではなく、


自分の足を使って、五感で感じながら一次情報を集めて、


自分で考えて判断する能力を身に付けるべきだなぁと、


この本を読んで改めて思いました。

■グローバルマインド

私が学生時代にチャリンコで旅をしている時に


日本一周をしているライダー(バイクで旅している人)に


会ったことがあります。

そのライダーのお兄さんが言っていたのは


みんな海外旅行に行ったりしているけど、僕は自分が生まれた国を


もっと知りたいから、日本一周の旅に出た

私は、何だかその言葉がズシン!と心に響いて、単純にも


そうだ!日本をもっと旅しよう!」と思ったのです。


で、それ以来、海外にも殆ど行く事なく、時間があれば


日本のあっちこっとを見て歩くようになったのです。

もっとも英語が苦手なので、あまり積極的に海外へ行こうという


思考がはたらかないのも事実なのですが・・・(汗)

ただ、日本を知るためには、その内部に潜り込んで


隈なく見て歩くのも一つのやり方ですが、


外から(海外から)日本を客観的に見るのも


日本を知る一つのやり方であることを


藤井さんの言葉から強く感じました。

ましてや、日本国内にいて独自文化を貫けばいいと云う時代では


なくなってきている訳ですから、


海外視点で見る日本の姿というのも


今後はますます必要になってくると思うのです。

藤井さんは前述の通り、外国の企業で働き、


海外経験も長いので、その分だけ外から見た日本の良いところ


悪いところが客観的に見えているんです。


本書の中では、そうした海外視点で見た日本の姿


ものすごく事例も挙げながらたくさん書かれています!

例えば・・・って書き出すと、それだけでも大変な量になるので


詳しい話は本書を読んでみてください。

■ケータイ文化

携帯電話の普及は、コミュニケーションに対する考え方を


180度変えた。私の青春時代は、ガールフレンドに


電話をすること自体が一大イベントであった」(P245)

私が激しく共感した一節です!(笑)

まったく、どーでもいい話ですが・・・

藤井さんが書かれているように、


私も若かりし頃は彼女の家に電話するだけでも、


ちょっと勇気が必要だったんです。

そして社会人になったばかりの頃、勇気を出して彼女の家に


電話をすると、かなり高い確率でお母さんが電話を取るんですよ。

「○○さんは、いますか?


ごめんなさい、まだ会社から帰ってきていないんですよ


あっ、そうですか。それでは、また掛け直します


せっかく電話したのに、何処いってるんだよぉ・・・涙

彼女のお母さんと、こんなやり取りが二度、三度と続くうちに


何だか、そのお母さんともポツポツと話をするようになり、


そのうち、彼女が不在でもお母さんと電話で1時間以上も


世間話をするようになってしまったという事があります。

だから、どーした?と言われると困るのですが(汗)


ケータイばかりで、彼女のお母さんとも話した事ないなら


一度くらい、彼女の自宅の電話に掛けてみろ!


とオジサンは言いたい!


ドンドン!(机を叩く音)

■最後に・・・

相変わらず、長文でゴメンなさい!

冒頭で書いたように、この本を手にしたきっかけは和田裕美さんの


ブログだったのですが、和田さん激プッシュだけあって、


とても良い本でした!


【▼単行本】

【▼kindle版】


posted by penguin-oyaji at 23:42 | Comment(6) | TrackBack(0) | ビジネス書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ペンギンオヤジさん

おはようございます。長文お疲れ様です。

藤井さんはサキヨミで見るくらいで自分も詳しいことは知りませんでしたが、確かにすごい方みたいですね。

>「できるだけ一次情報を自分でつかみ、中間の人たちに情報操作されない」

これは自分も心がけていることです。これだけ情報があふれている世の中で、あれもこれもと情報ばかり収集していても、かえって損得の心や、迷いが出てきて、何もしないで終ってしまうことになりかねないからです。

失敗してもまずは動いてみることが大事かなと思っています。恋愛も同じですよね。(^^)

(電話のエピソード笑えました。自分も同じ経験あります。)

更新ありがとうございます。
Posted by kaizokuou at 2009年02月28日 07:43
kaizokuouさん、こんばんは。

情報過多の時代ですから、却って情報をいかに
絞り込むかの方が大切だと云うのは、私も同感です。

情報を集めても、自分の行動に結びつかなければ
意味ないですものね。

電話のエピソード、共感して貰えて嬉しいです。
ケータイ世代には味わえない体験ですよね^^

いつも、ありがとうございます。
Posted by penguin-oyaji at 2009年03月01日 22:35
ペンギンおやじさん、こんにちは!

いつもながら、ペンギンおやじさんの記事を読むと「この本読みたい!」と思ってしまいます(笑


好きな女の子とやり取りするにしても、メールや電話と、直接会うのとでは、受け取る情報量が違いますねぇ。

この場合の中間操作っていうのは、気持ちを文字情報に変換することであったり、相手の姿の情報が得られないことであったり。

その人のことを最も感じることができるのは、情報量が最も多い直接会うことですよね。


ですが、最近の中学生はメールで告白・・・なんてことを平気でやってのけるようです。
そんなんのどこが面白いんや・・・と思いつつ、「面と向かって告白した方が絶対良いって!」とアドバイスしておきましたが。


ケータイ世代は告白すらもお手軽な世代ですね(汗
Posted by シノ at 2009年03月04日 16:24
シノさん、こんばんは。

一次情報、二次情報を恋愛話に例えるとは!
発送が柔らかいですね^^

メールで告ってしまうのは、本当にどーなんでしょうね?
おっさんが口を出す話では無いのかも知れませんが、
ちょっと、おかしい・・・と思ってしまいます。

「大切な話だから、電話じゃなくて会えないかな?」と
切り出すのが常套手段だと思うんですけどねぇ〜

いつも本当にありがとうございます。
Posted by penguin-oyaji at 2009年03月04日 22:22
「グローバル・マインド超一流の思考原理」

記事を読んだらこの本を読みたくなりました

紹介ありがとうございます。
Posted by tonton at 2010年06月12日 17:15
tontonさん、こんにちは。

はじめまして・・・ですよね^^

藤井さんの著書は、ちょっと厚いですけど
その分読み応えもあるし、学ぶ事も多いので
オススメですよ〜

是非、読んでみて下さいね^^
Posted by penguinoyaji at 2010年06月17日 09:10
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