2009年02月24日

現場で役立つコミュニケーション術・・・「超具体化」コミュニケーション実践講座

 

Book-No.112
「「超具体化」コミュニケーション実践講座」

小宮 一慶 著
プレジデント社

 
こんにちは。今日も長文注意!でお願いします(汗)
 
小宮先生の新刊本です!
ちなみに、Chabo!本でもあります。
Chabo!

以前から、このブログにも時々書いているように
今、週に一回、小宮先生のところの「経営基本講座」に通って
勉強しています。

小宮先生のお話って聞かれたことありますか?

私は昨年、初めて小宮先生が書かれた
「ビジネスマンのための「発見力」養成講座」を読んで、興味を持ち
7月に六本木ヒルズで行われた講演会に参加して
その時、初めて小宮先生のお話を「生」で聞きました。

何と言うか・・・
ちょっと飄々とした雰囲気で冗談を言って会場を笑わせたかと思うと、
心に染み込むようなお話しを分かりやすくして下さったりと
本当にお話しが上手なのです。

「経営基本講座」の中では、
あまり笑わせるような冗談は話されませんが、
難しい事を分かりやすく話してくださるので、
私でも理解が進み、とても勉強になります。

そんなお話し上手な小宮先生が書かれた「コミュニケーション」の本には
なるほど!」と思う話しもあれば、
そうそう、あるある!」と頷ける話しもあって
読んでいて、とても楽しめました。

もちろんタイトルに「超具体化」とあるくらいですから、
書かれている話も概念論だけでなく、
超具体的な例え話もあって、
読み終えた後、実践に落とし込みやすいのではないかと思います。

■コミュニケーションの目的

コミュニケーションの目的は、相手に、自分の意図を伝え、そして自分が
意図するように「動いてもらう」ことです
」(P14)

先ず本書で言う「コミュニケーション」とは、
自分が意図している通りに動いてもらうこと」と定義づけされています。

コミュニケーションというと、
自分の考えや意見を相手にうまく伝えたり、
相手の言っている事に耳を傾けること・・・というように考えがちですよね。

でも、実際のビジネスの現場では、自分も相手も動かなければ、
なにも話は前に進まないわけですから、
コミュニケーションは、自分と相手との意思疎通を通じて
最終的には、自分の意図している通りに相手に「動いてもらうこと」というのは、
まさに重要ポイントですよね。

もっとも、そう簡単には動いてくれないから、大変なのですが・・・(汗)
■先ずは聞き上手
話を聞いてもらいたいなら、まずは相手の話をきちんと聞く」(P46)

よく「聞き上手は話し上手」と言いますが、
人とコミュニケーションを図ろうとする時に、先ずは相手の話をよく聞くというのは、
基本の「き」みたいなものですが、案外出来ていない人が多いような・・・
特に駆け出しの営業マン。
商談に来て、いきなり自社の商品のセールストークを始める人がけっこういます。。。

何故、聞くことが大切かというと、
小宮先生は本書の中で「相手の心理バリアを下げる」ためと説明されています。

実際、コチラの話も聞かずに一方的に話したい事を話されたら、
聞く気がなくなりますよね。
相手の話を聞く気がしない=相手を受け入れていない=心理バリアが高い
ということです。

話が横道に逸れますが・・・
和田裕美さんのところの「話し方教室」でも、最初に「人の話を聞く」ことの
大切さと、話の聞き方(頷き方とか)を徹底的にやるのです。

そこで教えて貰った聞き方の技を駆使して、相手の話を聞くことに集中してみると、
本当に相手が楽しそうに話してくれるのですよ。
そうした様子を見ていると、ますます話して貰いたくなってしまいます。

一般的に人は「聞く」よりも「話す」ことの方が好きだと思うのですが、
心の持ちようで「聞くこと」も楽しくなりますよ。
もっとも、おかげで以前は30分くらいで終わっていた商談が
40分、50分とドンドンと長時間化していますが(笑)

それから本書の56ページに「人に話を聞いてもらうための実践ポイント」の
一つとして「・ニコニコしている(和顔愛語を心がける)」と書かれています。

和顔愛語とは穏やかな顔で、優しい言葉をかけるという意味ですが、
要は笑顔の大切さですよね。
ニコニコしていれば、それだけで相手との間の空気が優しくなりますから
自ずと心理バリアも下がるという訳です。

和田さんのところで教えてもらって、自分でも朝とかに鏡に向かって
笑顔の練習をして、この半年くらい自分なりに実践してきましたが、
けっこう、効果高いですよ。
お薦めです!

■意味ではなく、意識の共有

人は理屈だけでは動きません。いやな人に言われたことはやりたくないのです
(P24)

人に言ったことを素直に分かってもらい、動いてもらうためには、
「意識」の共有が必要なのです。そのためには、日頃からの付き合いや、
「人間力」が必要になるのです
」(P24)

本書の中では人に動いてもらうためには意味(理屈)ではなく、
意識の共有が必要
であることが、繰り返し繰り返し書かれています。

私がこのことを痛感したのは、店の現場で店長をやったときでした。

その時、パートさんやアルバトさんまで含めて
100名くらいのスタッフがいたのですが、
店としての方針や、行動指針を示すのに本当に苦労しました。

まず100名が一斉に揃う事はありませんから(交代で出勤してくるので)
意味を伝えるだけでも、一苦労です。
1回や2回、話をしただけでは絶対に伝わりません!

その時に私がやったのは

一度決めた事は、朝礼とかの場で1週間か10日くらいずっと毎日
同じ話を繰り返す。

店舗の基本方針みたいな大事な話は、一人ひとりと30分くらい掛けて
個別面談を行う。

この二点でようやく、意味の伝達くらいは何とかなりますが、
この段階ではまだ、行動して貰えるのは一部の人だけです。

次に例えばお店ですから「お客様に元気に挨拶しましょう!」
という事であれば、自分で率先垂範して店頭で大きな声で挨拶する事を
1,2ヶ月くらい続けます。
そうすると、「どうやら店長は本気(マジ)みたいだ
という空気になりますから
これで、ようやく7、8割くらいの人が実践してくれるようになります。

自分の力不足だと思うのですが・・・
どれだけやっても、100%の人に動いて貰うことは
最後まで出来ませんでしたが・・・

なぜ、自分が言っていることが相手に分からないのだろう、と
思うことは誰にだってあると思います。でも、それは当然なのです。
あなたとその人は違うのですから
」(P44)

そう、相手と自分とは違う人間だという、ものすごくシンプルな事を
忘れてしまうと、空回りしてしまう
という事を
私は店長時代に身をもって経験したのです。

■超具体化のテクニック
そろそろ読むの疲れましたかぁ?(笑)
もうそろそろ締めますからね(汗)

タイトルに「超具体化」とあるくらいですから、
物事を具体化して相手に伝える部分が本書のキモな訳ですよね。

例えば・・・

「羽田空港には三本の滑走路がある」
(中略)
「一番海側の滑走路は、34R−16Lという表示があり、南風が吹く日は
東京湾をぐるっと回るようなかたちで16Lのほうから着陸する」
(P142)

いやいや、小宮先生、
いくら具体化といえ、普通はこんなこと誰も知りませよぉ(笑)
と思うような事も少し書かれていますが、
具体化によってコミュニケーション力を付ける7つのポイント」(P81)の
ところは自分の行動に落とし込みやすいように要点がまとめてありますので、
必読ですね。

その中でも特に「数字で振り返る経済環境激変の2008年」というコラムは
日経新聞の月曜日に掲載されている「景気指標」の数値を
いかにして「読むか」というポイントが凝縮されていると思いますので、
一読の価値あり!です。

■最後に・・・

例によって、無計画に書いているもので、
殆ど前半部分のことしか書けていませんが(汗)
単なるコミュニケーションスキルのための本ではなく、
コミュニケーションとは何かという
「根っこ」の部分に言及した内容になっています。

また、私はよく会社で「ほぼ、約、だいたい」はダメだと
指摘を受けることがあるのですが、
ビジネスの現場では本来アバウトというのは
あまり良くないことですよね。

それにもかかわらず、「ほぼ、約、だいたい」で
済ませてしまっている事が多いような・・・(汗)

上でも書いたように、自分の行動に落とし込みしやすいような
内容になっているので、先ずは一つでも二つでも実践していこうと
思っています。

また、具体的な会話のヒントになるような事も書かれていますので、
人とのコミュニケーション力を高めたいと考えている方には
超お薦めです!

では、今日も長文に最後までお付き合いくださり
ありがとうございました。



posted by penguin-oyaji at 22:43 | Comment(4) | TrackBack(0) | 読書(小宮一慶) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ペンギンオヤジさん

こんばんは。

長文の更新お疲れ様です。(^^)
でも長さを感じさせないところがすごいです。

>人に動いてもらうためには意味(理屈)ではなく、意識の共有が必要であること

ほんとそうですよね。自分なんか、理屈だけでこられるとかえって反発したくなるタイプなのでよ〜くわかります。勉強して知識を身につけるのも大事ですが、仕事は人と協力しながらやっていくものだと思うので、コミュニケーヨン能力というか人間力を同時に高めていくことを忘れないようにしたいです。

いつもありがとうございます。
Posted by kaizokuou at 2009年02月26日 22:33
kaizokuouさん、こんばんは。

いつも長文ブログにお付き合いくださり、ありがとうございます!

よく和田さんが言うように「人は感情で動く」という事と
同じだと思うんですよね。
正しい理屈をいくら並びたてられても、こちらの心に
届かなければ、共感しないし行動にも移せない!

コミュニケーションもスキルだけに流されるのではなく、
本質の部分での人間力を磨かないとダメですね・・・

こちらこそ、ありがとうございます。
Posted by penguin-oyaji at 2009年02月26日 23:46
ペンギンオヤジさま
今日は雪ですよ!もう3月という時期に、雪とは!寒いわけです。

さて、ご感想ありがとうございました。たくさんのポイントを拾い上げてくださって、改めて私も読後の確認をすることができました。

結局最後に、「人望・人徳」と書いているのが、小宮らしいなと思いました。人に動いてもらおうと思うなら、自分は人に動いてもらえる人間なのかを厳しく問えと。考えさせられました。
Posted by KC井出 at 2009年02月27日 14:06
KC井出さん、こんばんは。

雪は積もらなくて、ホッとしました。寒い一日でしたよね。

お忙しい中、コメントを残して頂きありがとうございました。

私も最後に「人望・人格」と書かれていたのには
小宮先生らしいなぁと思いました。

次の新刊も楽しみにしていますね。
Posted by penguin-oyaji at 2009年03月01日 22:31
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