2008年12月30日

投信初心者、必読の本!「投資信託にだまされるな!」


Book-No.95
「投資信託にだまされるな!」
本当に正しい投信の使い方

竹川 美奈子 著
ダイヤモンド社


Book-No.96
「投資信託にだまされるな!Q&A」
投信の疑問・解決編

竹川 美奈子 著
ダイヤモンド社

(※)本来であれば、別館「ペンギンオヤジの投資修行日記」の方へ
アップするような本ですが、取りあえず「Book-No.」の整合性を考えて
今回は先に、こちらの方で記事を書きたいと思います・・・

それから、「とうとう2冊同時アップを始めたかぁ〜」なんて
思わないよーに!(笑)
別に手抜きじゃないですからね・・・多分。

さて、この本ですがタイトルを見ると投資信託、全面否定の本かと
思ってしまいますが、そんな事はなく・・・
ただ、貯蓄から投資への流れの中で、訳も分からずに窓口で
すすめられるままに投信を買ってしまい、
思うような運用成績が出せない・・・
そんな事にならないように、投信の仕組みや買い方について
初心者でも分かるように丁寧にまとめられています。

以下、記事の中での引用文などについては
「投資信託にだまされるな!」 ・・・> 「だまされるな!」
「投資信託にだまされるな!Q&A」 ・・・> 「Q&A」
という表記にさせて頂きます。

■「投資信託」ってなに?
あの〜要らぬ心配だと思うのですが・・・
「投資信託」って何だか分かりますか?

私、つい数ヶ月前まで「投資信託」という言葉は知っていましたが、
それが何なのか、全然知りませんでした・・・

ものすごく簡単に言うと、
投資家からお金を募って、そのお金をプロの人(ファンドマネージャー)が
市場(株式市場や債券市場など)で運用して、その運用成果に応じて
出資者(投資家)に収益を分配するという仕組みの金融商品のことです。
(多分、大筋では間違っていないと思います)

投資家サイドから見ると・・・
お金を殖やしたいけど、どの株を買ったらいいのかよく分からないし、
だから、お金を預けるからそれを上手に運用して、利益が出たら還してね、
という商品でもあるわけです。

何となく分かっていただけましたか?

■プロの仕掛ける恐ろしいワナ
銀行や証券会社ですすめられる投信には要注意商品が多いのです
(「だまされるな!」P16)
本来、投信は顧客の資産を増やすための有効な道具のはずですが、
現状では銀行や証券会社が手数料収入を確保する手段になっているのです

(「だまされるな!P17)

「だまされるな!」で秀逸なのは、第1章「こんな投信は買ってはいけない」ですね。
よくありそうな投信の架空のパンフレットを使って、
この手の投信の何が問題なのか、について解説されています。

例えば・・・
「資産分散型」には「セット割増料金」がついてくる

リスクを減らして長期的に安定した収益を得るためには分散投資するのが良い
という、セオリーがあります。
確かに投資について書かれている本の多くに同様のことが書いてあります。
で、そうしたセオリーを利用して(?)企画される投信の中に、やけに手数料が
高いものが多い
、というのが竹川さんの指摘部分です。

「だまされるな!」の中では”ファンド・オブ・ファンズ”という手数料が二重に掛かる
(だから手数料が高い!)仕組みについて解説されています。

そうなんですよ!(いきなり私モード突入)
バランス型投信で分散投資と書かれているので、見てみたら
信託報酬(手数料)が年率で0.997%でした。
多分、そんなにムチャクチャ高い水準ではないと思うのですが、
インデックス型で0.4とか0.5%程度の投信もある訳ですから、それだったら自分で
個別にインデックスを買った方が良いのでは?と思ってしまうのです。

その他にも、お得といわれる「毎月分配型投信」がどれだけ効率が悪いかなどが
書かれていますので、これから答申を選んで買ってみようかと思っている方は
是非、事前に読まれておいた方が良いかと・・・

■竹川式投資のポイント
「だまされるな!」と「Q&A」を通して読んでみると、投資とか資産形成に対する
著書の竹川さんの一貫した主張が見えてきます。

Point-1:とにかくローコスト!
本書では低コストの投信を活用することにこだわってきました。そこで、手数料の
比較をするための指針や情報収集法をまとめておきます。

1.信託報酬の安いものをピックアップする
2.同じ商品なら販売手数料の安いところを探す

(「Q&A」P137)

Point-2:インデックス!インデックス!
まず、インデックス型とは何かという説明をしますね。
投信には大きく分けると「パッシブ運用」と「アクティブ運用」という二つの
運用スタイルがあります。
「パッシブ運用」というのは市場全体の値動きに連動した収益(リターン)を
あげることを目的とする運用手法のこと。代表的なのはTOPIXや日経平均株価などの
特定の指数に連動した動きをめざす「インデックスファンド」です。
「アクティブ運用」は市場平均を上回る運用成績をめざして運用する手法のこと

(「だまされるな!」P70)

竹川さんがインデックスを押す理由は二つ。

最新の投資理論では、アクティブファンドよりも、インデックスファンドのほうが
優れているとされています
」(「だまされるな!」P70)

アクティブファンドがインデックスファンドに負けるのは、おもにコストが
高いためです
」(「だまされるな!」P73)

つまり、運用成績コストの二面から考えて、本来は高い運用成績を目指す
アクティブファンドよりも、インデックスファンドの方が良いとしているわけです。

Point-3:資産の分散
投資の最新理論では、安定とリターンの両方を狙うためには、国内外の
複数の資産に分散投資するのが最善とされています。具体的には、資産を
「日本株式」「日本債券」「外国株式」「外国債券」という4つの投資対象に分けて
投資するといいでしょう
」(「だまされるな!」P76)

いわゆる「資産四分法」というやつですね。

まとめると、「ローコストのインデックスファンドを使って、資産を国内外の
株式、債券市場に分散投資する
」ということになるかと思います。

まぁ、竹川さんに限らず勝間和代さんや内藤忍さんも基本的には
これと同じ趣旨の事を書かれたり、話されていたりするので、
ある意味、投資と言うか資産形成の王道なのでしょう。

投資初心者の私も、ほぼこの教えに忠実に従ってインデックスファンドばかり
買っているのですが・・・

■最後に・・・
読んでみて、投資信託の仕組みや特徴など基本的なことがよく理解できたと
思います。図版も多く、文章も平易で読み易いので、
これから投資を始めよう、とか投信を買ってみようという方には、おすすめですね。

それと著者がFP(ファイナンシャル・プランナー)という事もあってなのか、
理論やノウハウだけでなく、何処の証券会社のなんと言う商品がいいのかまで
言及されているので、実践的でもあります。

特に印象に残ったのが、コスト面から考えるとネット証券が良いと言及しながら、
でもネットに不安を感じる人もいるでしょうから、そういう場合は実際の窓口に
行って・・・と、複数の選択肢を常に提示されている点ですね。

私はネットにそんなに不安も感じていませんので、証券会社もネット証券の
マネックスにしましたが、退職金の運用を考えている60歳以上のご高齢の人たちに
とっては、ネットに対して敷居の高さを感じている人も多いと思います。
そういう想定される読者層に対する配慮も行き届いて、読んでいて気持ちが
良かったです^^

《謝辞》
ブログ仲間で、講演会仲間でもある「ioryiony(伊織)」さんから、彼女のブログを
通じてエールを送っていただきました!
この年末の時期に、日がな一日ずっと部屋に閉じこもってブログを書き続けて
いる訳ですが、こういう時の応援って本当に心強いです。
ありがとうございましたm( _ _ )m

ステキ女子の道
応援してます!48時間チャレンジ!

では、お付き合いくださりありがとうございました。

(残り4冊 タイムリミットまで約29時間半



タグ:投資
posted by penguin-oyaji at 18:44 | Comment(2) | TrackBack(0) | 読書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なんだかすごいことになってますね(^^;;
あと4冊ですか。この勢いなら達成できますよ!
頑張ってください!歓喜の年越しを祈ってます。

ところで僕は昨日、今日とフォトリーディングを習ってきました。
来年は僕が1年100冊です。
フライングして今日から始めますがr(^ω^*)))
Posted by ゆたか@がんばりSE at 2008年12月30日 21:23
ゆたかさん、こんばんは&おめでとうございます!

えぇ、すごいことになっていました^^
応援ありがとうございましたm(_ _)m

フォトリーを習ってきたんですね。
グングンと前進されているようで何よりです。
100冊チャレンジ、ぜひ頑張って下さい!
フォトリーを駆使すればインプットはそれほど手間も
掛からないかも知れませんね。

それでは、今年もよろしくお願いします。
Posted by penguin-oyaji at 2009年01月01日 00:44
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