2008年12月13日

とことん仕事に熱くなれ!「ワークライフアンバランスの仕事力」


Book-No.87
「ワークライフ”アンバランス”の仕事力」

田島 弓子 著
ディスカヴァー・トゥエンティワン


熱いっスよ、この本!

もう前書きからパワー炸裂です。

「「ワークライフ”アンバランス”」。それは、
アドレナリンが噴き出るくらい、本気でハマることで、
仕事を、面白くやりがいのあるものにすること。

今、目の前にある仕事に対して(つまらない仕事やキツイ仕事でも)、
100%全力投球。寝食を忘れるくらいアツく仕事にのめりこみ、
その結果、自分の枠を飛び越えたところにある成果やスキルアップを
手にすること」
(はじめに、より抜粋)

全編を通してこんな感じの言葉のオンパレード。

でも私は、読んでいて著者の田島さんが正直、羨ましかったです。
仕事であれ、何であれ
こんなにもアツく、のめり込む生き方が出来るって
幸せな生き方ではないかと。
(周りから、ワーカーホリックと言われたとしても・・・)

学生の頃、「哲学」の授業の時に教授が
人間は忙しい時が一番幸せ。ヒマだと色々なことを考え出して、
不安になったりもするから

という事を話されていたのが、すごく印象的で今でも覚えているのです。

この本を読んでいたら、そんな哲学の授業中に聞いた話を思い出しました。

■とことん、ハマル
人生には偏ってでも、ひとつのことに、とことんのめりこむ時期があっていい!

少なくとも20代から30代前半くらいまでの間は、そのくらい仕事に徹底的に
のめりこむ、「人生=仕事」な時期があってもいいじゃないか、ということです

自分の今までの仕事人生を振り返ってみて、仕事に熱中した思い出って
何かなぁ〜?って、考えてみると
多分、2回あったような・・・・(少なっ!)

元々、根が「お祭り男」ですので、イベントがあると燃えるタイプ。
それも、大きなイベント、困難なイベントであればあるほど、
やったるぜ!」と気持ちが熱くなるのです。

まぁ、裏を返せばルーチンワークでは、あまり熱くなれないということでも
あるのですが・・・(笑)

個人的な話で申し訳ないのですが・・・
私が熱く燃えた仕事の経験談を少し書きます。

もう10年位前ですが・・・
とあるショッピングセンター内に新店を出す事になりました。
その当時、私は販売促進の部署の責任者として仕事をしておりました。
そうすると必然的に、オープニングセールにどれだけ集客するか、というのが
最大のテーマになります。

先ず考えたのが、一緒に出店するのは名前を出せば大勢の人が知っている
有名店ばかり。そんな中で無名の私のところの店がいくら頑張っても
悲しいかな、勝てる筈がない。

で、敢えてオープン第一弾のセール期間中は、派手なプロモーションは行わずに
第二弾セールに全力投球することを決めました。
新聞の折込チラシも今まで自社ではやった事のない「B全サイズ」と呼ばれる
新聞紙並みのでっかいチラシを製作することに決めたのです。
店頭でのイベントも盛りだくさんで企画しました。

半年くらい準備期間があったのですが、
オープン前の最後の一ヶ月くらいは休みなし!
朝は5時に家を出て、帰宅するのは午前様。
(今、思えばよく体力が続いたものだと思います)

そして迎えた、オープンセール第二弾の初日。
開店前に駐車場はパンク(満車)状態となり、中に入りきれない車の渋滞が
延々と数kmは続いていました。
第一弾のときよりも集客数は上回り、ショッピングセンターの管理会社の人たちも
慌てて走り回っていました。

まぁ、近所にお住まいの方たちを含めて、集客し過ぎて何かとご迷惑を
お掛けしてしてしまったのですが、
正直、「カイカン!」でしたね。

準備も大変でしたし、
管理会社や他のテナント企業との打ち合わせや交渉では
なかなか、まとまらない話もあったりしました。
そして、何よりも責任者として自分が立案した企画で、
もしも集客できなかったらどうしようというプレッシャーとの戦い。

でも、困難やリスクがあるからこそ
熱くなれるし、全力で向かわざるを得なかった

結果的には大成功で、もの凄い達成感を味わうことが出来ました。

一度、このカイカンを知ってしまうと、ヤミツキになるんですよね(笑)

それと、こうしたムリなキツイ仕事を一つ乗り越えると
自分のステージが上がります!
生半可な忙しさなんて、「忙しい」と感じなくなりますから(笑)

■アンバランス働き術
アンバランス働き術3つのルール
ルール1.学ぶべきことはすべて現場から学ぶ
ルール2.まずは目の前の仕事を完璧にこなす
ルール3.仕事は「ハマって」やる
(P117)

私が書いた新店のオープニング企画は、本当に短期間の仕事でしかなくて
言ってみれば、本当に「お祭り」みたいなもの。
本書の中では日常の地味で退屈な仕事にさえ「ハマる」ことの大切さが
実例を挙げながら、数多く書かれています。

そう、お祭りのために夢中になることは、そんなにハードルは高くない。
それよりも日々の仕事の中で熱くハマって仕事をする方が、
よっぽど大変なのです。

本書の中でDMの発送の仕事やデータベースに顧客情報を入力するという
いわば、単純作業について書かれている件があります。
自分がそれで少しでも前向きな気持ちになり仕事が出来れば、それだけでも
十分に価値があるのです。
そして、それによって真剣に作業に取り組めていると、その人からは
きっといいオーラが出るようになります。しかし、そのバカバカしい工夫すら
せずに、「単純作業はつまらない」と仏頂面で作業をしていれば、その人からは
悪いオーラしか出てきません
」(P94)

誰が言ったんだか、何に書いてあったんだか忘れてしまったのですが、
楽しい仕事があるんじゃない、楽しいと思える気持ちがあるのだ
まぁ、つまりは、そういう事ではないのかと思うのです。

仕事ですからね・・・・
楽しいことばかりある筈がない!
著者の田島さんも
もうこれ以上はムリ、逃げたい、辞めたい!」と思ったことは数知れず。
と書かれているくらいですから・・・

それでも、仕事の中に楽しみを見つけ出す工夫をしたりして、
自分の気持ちを(ムリヤリにでも)前に向かせる事で、仕事が楽しくなるのだと
私も同じように思います。

■まとめ

この本は、かなり読む人を選ぶような気がします・・・

小飼弾さんは、ご自身のブログの中で本書のことを「劇薬」と表現していました。

そもそも「ワークライフバランス」という言葉で、
長時間労働に警鐘が鳴らされているような時代背景もありますし、
私生活も大切にしなければ・・・という考え方だって大切。

そんな中、アドレナリンを噴出しながら、とことん仕事に偏った生き方を!
言われても、引いてしまう人がいたっておかしくない。
というか、その方がむしろ正常かもしれない。

でも最初に書いたように、私はこうした働き方を読ませて貰って
羨ましいと思いましたし、「幸せだろうな」とも思いました。
また、田島さんには負けますが20代半ばから30代に掛けては
私もそれなりに仕事に熱中したり、ハマリ込んでいた時期もありました。

多分、ある程度若いうちにこうした強烈な体験をすることで
仕事も覚えるだろうし、
仕事に対する自分の軸も定まってくると思うし
少々のことでは負けない気力(胆力)も身に付いてくると思うのです。

とりあえず書店で手にとって、「はじめに」を読んでみて
共感する人には「買い!」だと思うし、
「エ〜っ!」と思う人にとっては、全く受け入れられない内容では
ないかと思います。
もちろん、どっちが良い悪いじゃないですよ。
仕事に対する価値観の違いというだけの話です。

予断ですが・・・・

この本が今年読んだ140冊目の本となりました!
以前からこのブログで

・今年はビジネス書を140冊読む!

というのを、目標の一つとして掲げていましたが
とりあえず目標達成です!!

あとはブログに100冊までアップを続けることですね。
残り13冊です。

【▼単行本】


=============================================================
週末、休みの土曜日。
朝から、のんびりと自宅の湯船に浸かって1時間弱くらいの間
本を読んでおりました。

今まで、風呂の中で本を読むなんて事はしたことがなかったのですが、
いやー、極楽ですね^^
朝風呂だと尚更、気持ちいいです!
クセになりそう・・・(笑)

それでは、最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。



posted by penguin-oyaji at 21:27 | Comment(6) | TrackBack(0) | ビジネス書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どもです!
ついに、140冊読了ですか!
おめでとうございますっ!
あと13冊の記事アップ、楽しみにしてますね♪
この本は、私もディスカヴァーの社長室ブログで気になってました。人生ある時期は仕事だけをする時期があっていいと私も思います。私は不動産仲介でぶっ倒れるまでやった2年間がそうだったな。(短い?)その後はお陰様でWLB考えてやれてます。
私も読んでみます。記事にして頂きありがとうございました。
Posted by 二代目 at 2008年12月13日 23:34
ペンギンオヤジさん

こんにちは。

この本自分も読了しました。

ペンギンオヤジさんと同じく、田島さんを
うらやましく感じたところあります。

正直、自分は、田島さん、ペンギンオヤジさん、
二代目さんのように、仕事にとことんはまった経験がまだありません。

WLBはもちろん大切ですが、とことん熱くなれるものがあるというのは幸せなことですよね。

更新ありがとうございます。
Posted by kaizokuou at 2008年12月14日 18:15
二代目さん、こんばんは。
お祝いのコメント、ありがとうございました!

本当だったら、無理して働かなくても能力がアップすれば
良いのですが,なかなかそういう訳にはいかないみたいですね。
色々な方のお話を聞いたり、本を読んでみると殆どの方が
どこかのタイミングで、ムリムリで仕事をしている時期が
あるように思います。

逆境や苦難の中で磨かれるという事でしょうか。

是非、機会があれば読んでみて下さい。
刺激になると思います。

いつも、ありがとうございます。

Posted by penguin-oyaji at 2008年12月14日 22:07
kaizokuouさん、こんばんは。

やはり、お読みでしたか。さすがです!

仕事でも趣味でも、何でも良いのですが,
「私は、これだけやった!」と思えるくらいに熱中する事は
本当に幸せですよね。
大過なく、無難に過ごす人生も決して否定する気はありませんが、
私は出来れば、「こんだけ、やったんだ!」と思えるような
人生を過ごしたいと思うのです。

いつも、ありがとうございます。
Posted by penguin-oyaji at 2008年12月14日 22:11
ペンギンオヤジさん、こんばんは。

この本の内容より、ペンギンオヤジさんの「体験」を羨ましく思いながら読みました。
こういう、「達成感」が人を大きくするのだなと
改めて思いながら読みました。

今日もありがとうございました。
Posted by eries.m at 2008年12月15日 00:05
eries.mさん、こんばんは。

私の体験なんて、ある意味「体力勝負」の世界でしたから・・・
そんなに大したコトないですよ(照)

でも「達成感」って一度、味わってしまうと
禁断の果実みたいに、苦しいと分かっていてもまた求めてしまいます・・・

いつも、ありがとうございます。
Posted by penguin-oyaji at 2008年12月15日 23:01
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