2008年10月06日

本を読むと云う事(その6) ビジネスマンのための「読書力」養成講座


Book-No.73

「ビジネスマンのための「読書力」養成講座」


小宮流 頭をよくする読書法

小宮 一慶 著


ディスカヴァー携書

さて、前回の記事でも予告したとおり、


小宮さんの新刊、「ビジネスマンのための「読書力」養成講座」であります。

7月に参加した小宮さんの講演会でディスカヴァーの干場社長から


秋に小宮さんの読書に関する本を出版します」と聞いていたので、


実は3ヶ月間くらい、この本が出版されるのを楽しみにしていました。

で、読んでみてやはり「期待を裏切らない一冊」でありました!

さすが小宮−干場の名コンビ!という感じです。

小宮さんの講演会に行くと、よく干場社長の話が飛び出すのですが、


それを聞いていると、本当にお互いに信頼し切っている仲であることが


伝わってきます。


そして、何よりも飄々とした小宮さんの語り口が面白い!

■本書の内容


サブタイトルにあるように「頭をよくする読書法」というのが、


この本のメインテーマであると思います。

その方法論としての小宮流読書法が以下の5つの「読み方」


1、速読 (求める情報を得るために、要点を素早く把握する)


2、通読・レベル1(最初から最後まで普通に読み、楽しんだり、知識を得る)


3、通読・レベル2(レベル1に加えて線を引いたりしながら論理的に読み解く)


4、熟読 (知りたい事を他の文献を参照しながら、論理立てて読む)


5、重読(再読) (座右の書として、自分の考え方を高めるために何度も読む)

そして、上記の5つの読書法によるケーススタディとして、


経済、経営、会計、マーケティング、ヒューマンリソース・マネジメント、生き方


などのテーマごとに、それぞれの「読み方」ごとに最適な本も


ふんだんに紹介されています。

つまり、「経営」について学びたいと考えるのであれば、本書に掲載されている


推薦本を、小宮流の読み方(通読、熟読など)で読み進めていく、という


読書による勉強法が書かれていることになります。

書店に行き、たくさん並んでいる本の中から、


どれを読めばいいんじゃ?!」と迷う事もしばしばです。


小宮さんのような方のお薦め本から、先ずは迷わずに読む!というのも


レバレッジかと・・・

■頭をよくする読書法


情報を得ることだけが目的ではない。ロジックを追えるようになることが、


論理的思考力のアップ=頭がよくなるということです」(P115)

前回の記事でカミングアウトしたように、私の場合、ロジックを追って読む能力が


弱いようで、細切れの情報しか頭に入ってこないというふうに感じています。


頭よくないじゃん!

本書の中から小宮流のロジカルな読み方のコツを拾い上げてみると


だいたい、以下のような感じだと思います。

現象(WHAT)を知って、その理由(WHY)を考え、それを自分の仕事や


人生にどのように生かすか(HOW)を、本を読むことで身につけるのです


(P4)

自分の経験とそれまでの知識から立てている、いろいろな仮説を


どんどん検証しては、また新しい仮説をつくり出していく、というプロセスを


繰り返すことで、視点を広げ、高めていくことができると思います」(P83)

引用文献を参照し、あっちへ行ったりこっちへ行ったりして読むその過程こそが、


さまざまなもおを関連づけ、広く深い論理を組み立てていく訓練、つまり、


論理的思考力を身につける訓練となるのです」(P169)

物事は、いくらでも深く、そして広く複雑に関連しています。論理的思考力


レベルの高い人が書いた本を熟読してください。最初はちょっとむずかしく


感じても、熟読しているうちに、分かるようになってきます」(P170 )

これを私なりにまとめてみると、以下のようになるのではないかと思います。


・物事の因果関係を意識して読む


・本から学んだことを日常の仕事や自分の人生に役立てることを意識する


・仮設を考えて、それを検証するつもりで読む。


・参考文献やネット上の資料なども併せて読む(視点が高まり、思考が深まる)


・論理的思考力が高い人が書いた本を読む

前回の「読書進化論」の中でも、勝間さんが「本の構造(フレームワーク)」を


意識すると良いと書かれていましたが、本書の中でも似たような件が出てきます。


・目次、見出し、本文中の太字で書いている部分、各章・各項の冒頭、


はじめに・あとがき、データ・数字・図表・固有名詞


これらのことから、その本に書かれている重要なところを把握するという


速読の方法として書かれています。


これって、「本を読む本」(※)でいうところの、「点検読書」ですね。


これも論理を追って読むには、重要な読み方の一つであるように思います。

(※)「本を読む本」M・Jアドラー C・Vドレーン著 外山慈比古 槇未知子 訳


講談社学術文庫


《参考図書》

《関連記事》


・本を読むと云う事(その4)

■読書のポートフォリオ


今まで自分の本の選び方は、基本的に「衝動買い!


この一言に尽きると思います。

従って、その時その時に興味を持ったテーマの本を手当たり次第に買って、


読んでいるので、一つのテーマに対する「深み」というか


「系統立てて学ぶ」という事が出来ていなかったように思います。

上の方でも少し書きましたが、


本書の良い点は巻末に経済、経営、会計、マーケティングなどのテーマごとに


整理されて小宮さんの推薦本が掲載されていること。


推薦本だけだったら、他の著者の方の本でも書かれていますが、


本書は更に、どのように読めばよいのかというポイントまで書かれている点が


優れていると思うのです。

ココは一つ。今までの乱読に終止符を打って、じっくりと一つのテーマに絞って


小宮流の読書術を手に入れよう!


・・・


・・・


・・・


これ、どうするんだ?!(私の心の内なる声)

足元を見ると、床に積み上げられた未読の本が約80冊!!


amazonの「ほしい物リスト」に登録してある本が72冊(これは買わなければ


良いだけの話ですが)

で、自分に都合の良い解釈を考え出しました。


あれもこれもの乱読」と思うから何だかネガティブに思ってしまう訳で


投資をする時にポートフォリオ(分散投資)を考えるように、


自分の読書にもポートフォリオという考え方を導入すると思えば良いのだ!


何だか、カッコイイし・・・

《これからのペンギンオヤジの読書指針》


目標は「思考のフレームワークを手に入れる!

しかし私の場合、過去の実績からすると一ヶ月に読む本は、どんなに頑張っても


20冊が限界。平均的には15冊前後。


この冊数を増やせばよい、という方向性もあるかと思うが、多分ムリ。

で、あれば1ヶ月15冊の中で、どういう本をどれだけ読むかを考えればよい。

今、「経済」に関心があるので、本書の中に書かれている小宮さんの


推薦本を、読み方も書かれている通りに読んでみようと思います。


経済に関する推薦本は10冊なので、コレを年内で読むとすると


1ヶ月あたり、3〜4冊を読めばよいという事になります。


(進捗は追って、このブログにて報告します)

それから、ココ最近「読まねば!」と思って着手できていない小説


月に1冊は読むようにしよう。

本書の中でも「重読」本として自分自身の考えを高めていくための本も、


やはり月に1冊は読もう!


(実は「道をひらく」松下幸之助著は、7月の小宮さんの講演会でお話を聞いて


購入済みだが、ずっと「積ん読」でした)

ココまでで月に読む本の5冊は決まるので、残り10冊の中で未読の80冊と


新刊本を消化していく・・・そんな方針にしたいと思います。


あ〜ぁ、書いちゃった!

明日(10月7日)、三省堂書店神保町本店で開催される小宮さんの講演会に


参加してきますので、またレポします。


ちなみに今日は夜、勝間さんの講演会に参加予定ですので、連チャンですね。

では、最後まで読んだ頂きありがとうございました。

※何でこんな時間に更新?と思われた方へ


今日は代休でお休みしているのです。会社で記事を書いていた訳では


ありません。念のため・・・・(笑)



posted by penguin-oyaji at 12:31 | Comment(2) | TrackBack(0) | 知的生産・思考力・読書術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。

今日、明日と講演会参加、正直うらやましいです。
でも、そもそもペンギンオヤジさんが、丁寧に報告を書いてくださっているので、講演会に興味を持ち始めたので、「うらやましい」というのは筋違いですね。
また、報告楽しみにしています。

ペンギンオヤジさんはやはり、昔から文章を書き慣れていらしたのですね。
ブログに対する想いも、しっかり伝わってきました。長いけれど、全然感じさせないのはそういう思いで書かれているからなんだなぁと、ナットクです。

さて、この本も昨日勝間さんの本も読みたいと思っている本です。
(買ってしまうと、養成講座の課題そっちのけで読んでしまうので、自粛してます)
さすが、勝間さんは単に「読む」だけではない「読書本」なんですね。
う〜ん、今週の課題を早く書き上げて読める体制に持ち込もう、という気になりました!
Posted by eries.m at 2008年10月06日 23:27
eries.mさん、こんばんは。

いつも、コメントをくださってありがとうございます!

本当に地方の方には申し訳ないくらいですが、
その分、このブログを通じて少しでも講演会のことを
シェアできたらいいなと思っています。

いつも長文を読ませてしまって、ごめんなさい。
自分で書いておいて、こういう事を言うのも何ですが・・・
結構、これでも気にしているのです。
でも、長くても最後まで読んで頂けるだけの文章力を身に付けようと
思いますので、出来ればもう少しお付き合い下さいね^^

いつも、ありがとうございます。
Posted by penguin-oyaji at 2008年10月07日 00:59
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