2008年09月07日

「成功」と「幸せ」

 

Book-No.65
「3つの真実」
人生を変える愛と幸せと豊かさの秘密

野口 嘉則 著
ビジネス社

野口さんといえば、大ベストセラー「鏡の法則」で有名ですが、
スミマセン、未読です!

そんな代表作も読んでいない私が、この本を手に取ったきっかけは
友人の結婚披露パーティでのスピーチでした。
新郎がスピーチの中で、
私は成功と幸せをはきちがえていました・・・云々
と本書の感想を話しているのを聞いて、
これは読まねば!」と思ったんです。

物語形式で書かれている本なので、ネタバレになってもご迷惑だと
思うので、今日はチョッと「さらり」と書いてみたいと思います。

■中心軸
自分に起きてくる出来事を判断するときの、ゆるぎない価値基準と
なるのが中心軸じゃ。(中略)この軸があれば、ピンチや問題に出合っても、
揺れたりふらついたりすることがない。
なぜなら、自分に起きた出来事の意味を正しく理解し、自分が次になにを
選択すればよいかをしることができるからじゃ
」(P48)

自分自身の判断基準=中心軸、という捉え方で良いと思うのですが、
多分、どんな人だって自分の判断基準というものを持っているのでは
ないかと思うのです。

ただ、私が思うのは、「いざ!」という時に適切に正しい判断を
下せるかどうかがその人の器の大きさではないかと。

私事ですが・・・
役員会などの場で、経営的な判断をしなければならない時に
自分自身の器の小ささを実感することが何度もありました。

自分の好き・嫌いや感情で判断をするのではなく、あくまでも会社にとって
正しいか・正しくないかで判断をしなければならないのですが、
時には会社にとっての正しい判断と自分の感情とが相容れない時があって
何度も何度もミス・ジャッジをしそうになりました。

嫌な言葉ですが、リストラを断行する時に個人的に考えれば、
絶対に「否」ですが、不採算で改善の見通しが立たない部署は、
やはり切るしかない。
その判断によって、傷つく人も出てくるし職を失う人だって出てくる。
そういう厳しい状況で、どう判断できるか。
単純に部署の廃止を決めるだけだったら、個人の感情を押し殺せば
判断できるのですが、「人(仲間)」に対してどう報いるかまでを考えるには
やはり自分の中の中心軸がしっかりしていないと、
なかなか判断したり行動したり出来ないものです。

「いざ!」と云う時に、ぶれない判断基準を持って考えられる器の大きな人に
なりたいものです。

■成功と幸せ
世の中には、仕事で成功し、ほしかった物を次々と手に入れ、
それでも幸せでない者がたくさんおる。どんなに金持ちになっても心が
満たされない者。成功したのに不安と劣等感から解放されない者。
目標を達成していく過程で、大切な人間関係を失くしてしまった者・・・・
そんな者たちをわしはたくさん見てきた
」(P58)

前回のブログでも少し書きましたが・・・
必ずしも 成功=幸せ というわけじゃないのですね。

私の場合、物欲が旺盛なので(笑)、欲しいと思ったものは
とりあえず「買う」という生活を続けてきました。
結果として、身の回りに欲しかった物が溢れるようになってきましたが、
それで心が満たされるかというと、「No」です。

多分、この先どんなに豪邸を手に入れようとも、それだけで心が満たされる
わけではない、という事は今までの経験値から何となく想像はつきます。

今、ぼんやりと思っているのは、
利己的な成功をいくら収めても、心は満たされない。
むしろ利他的な目標に向かっていくプロセスが大切なのではないか、と
漠然と思っています。

誰ともつながっていないというのは孤独なものじゃ。しかし、今の世の中、
孤独に生きている者は決して少なくない
」(P63)

いくら成功を収めたとしても、それが自分独りのものだったら、
ちょっと寂しいですよね。

■宇宙の意思
遺伝子に書かれている人体の設計図は、一千ページの本で一千冊分と
いうことになる。『猿がでたらめにワープロを打っていたら、
偶然にも一千ページの本が1千巻、それも緻密に体系化された本が
できてしまった』なんてことは起こり得ないのじゃ。つまり、遺伝子が
偶然できるなどということはあり得ないのじゃ。大いなる叡智を持つ何者かが、
意思を持って設計したとしか考えられない
」(P111)

ちょっと宗教チックというか、スピリチュアル系の話ですが、
聖書の中では人間は神様がつくったということになっていますよね。

中学生、高校生という多感な時期に
(オヤジにも多感な時期はあったのです!)
遠藤周作さんにドップリと浸かっていて小説、エッセイなどを
読み漁っていたことがあります。
狐狸庵先生としてユーモラスなエッセイを書かれた反面で
敬虔なクリスチャンとしてキリスト教的な小説も数多く書かれていましたので、
私の中には自然とキリスト教的な考え方が根付いていたりするのです。
(だからと言って、私自身はクリスチャンではないのですが・・・)

上の方で引用した文章なども、ある意味でキリスト教的だなぁと感じます。

人間の身体のつくり、地球の大自然のバランス。宇宙の仕組み。
自然科学だけでは解明できないものが身の回りには、たくさんあります。
それら全てを神様と結びつけて考えるのは、
ちょっと抵抗も感じるのですが、
「サムシング・グレート」の存在を心のどこかでは信じていたりするのです。

■感謝の心
われわれは心から感謝しながら、同時に不幸を感じることはできない。
感謝することによって、幸せを見い出すからじゃ
」(P138)

和田さんの本を読んでからというもの、感謝の気持ちが大切と思うように
なってきていたのですが、
この言葉で、さらにその気持ちが深まりました。

感謝と同時に不幸を感じることは確かに無いように思います。

 

「さらり」と書くと言った割には、
相変わらず「くどくど」と書いてしまいました(汗)
この本を読み終えたとき、
なんちゅー本を読んでしまったのだ、俺は!
と思いました。
もちろん、良い意味で。
それくらい私にとっては感動的な一冊でした。

もちろん「鏡の法則」は速攻でamazonしました!
また、以前にブログ仲間の「二代目」さんに教えて頂いた
野口さんのポッドキャスト「幸せ成功法則」の第21回では、
この「3つの真実」の冒頭部分だけですが、ラジオドラマとして
配信されています。
興味ある方は、一度聴いてみるのも良いのではないかと・・・

私としては是非、本書をオーディオブックとしても発売して欲しいと
思っているのですが・・・

===============================================================
《1/52のレッスン・その16》〜和田さんの言葉を自分の勇気に変える〜

感謝がなくなると、イヤなことばかり目につき愚痴も多くなるものです。
だから、いつでもどこでも、「ありがとう」でいっぱいになれば、人間関係は
基本的にうまくいくようになっているのだと私は思っています

(「人づきあいのレッスン」 和田裕美 著 P185)

人づきあいの最初の一歩は「挨拶」だと思っていました。
それは多分、そうなんだろうけど
人とのつながりをつくる基本は「感謝の気持ち」なのでしょうね。

今の自分がどれだけ感謝の気持ちを持っているのか
正直、分からないけれど
先ずは「型」からだと思って、とにかく人から何かして貰った時には
「ありがとう」と相手の顔を見て言うようにしています。

今のところ一つだけ言えるのは、「ありがとう」と口に出して言うと
自分の気持ちが良くなることと、相手との空気も何だか軽くなるのは
実感できるようになってきました。

今日も、読んでくださった皆様へ「ありがとう」

posted by penguin-oyaji at 21:31| Comment(4) | TrackBack(0) | 読書(自己啓発) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
う〜ん、さすが。。。という感じです。
なんだか、とっても深いなぁ〜という感じです。

最近、色々な啓発本を読んでいて思うのですが、
結局「感謝」なのですよね。
どうしてこう、感謝がかならずでてくるのか。。と思い至ったのが、この本に書かれているという
「感謝と同時に不幸を感じる事はできない」ということ。
というか、「感謝する」っていう事はやはり「ありがたい」って事で「ありがたい」って思うことは「うれしい」って事で「幸せ」って事なんだなぁと。

なかなか、いつも感謝というところまでは”修行”が足りませんが。。。

今日も、素敵な本を紹介いただきありがとうございました。

Posted by ereis.m at 2008年09月08日 23:42
ペンギンオヤジさん

こんばんは。

「3つの真実」

書店で見るたび気にはなっていましたが、まだ未読です。でもペンギンオヤジさんがそこまでオススメする本なら読んでみます。

「いざという時にぶれない中心軸をもつ」というのは武道においても大事なことで、自分の一つの課題でもあります。

サムシンググレートについては、自然の美しさをみるとそういうものを感じます。とても偶然にできたようには思えないです!


今日も更新ありがとうございました。
Posted by kaizokuou at 2008年09月09日 20:03
ereis.mさん、こんばんは。

そう、結局は感謝なのですよね。
この本の中には、こんな一節もあるんです。
「幸せは求めるものではなく、今ここに見い出すものなのじゃ」(P136)

和田裕美さんの本にも書かれていましたが、
今、与えられているものに気付いて感謝する気持ちが持てるようになれば
神様は次のチャンスを与えて下さるそうです。

私もなかなか心の底から感謝する気持ちって持てませんが、
まずは、そういう事が大切なのだという事だけでも覚えておきたいですよね。
Posted by penguin-oyaji at 2008年09月09日 23:57
kaizokuouさん、こんばんは。

私もスピーチで話を聞くまでは、書店で見かけてもスルーしていた本の一冊です。
でも、きっと、読めば何かしら感じるものがあると思いますよ。
(お勧めした私としては、気に入って頂けるかちょっとドキドキしますね)

自然の美しさを見て、サムシンググレートを感じるのは私も同感です。
神様がいるかどうか分かりませんが(証明のしようが無いですよね)
きっと意思を持った何者か(サムシンググレート)がこの世界を創ったと
考える方が私は好きなんですよね。

いつも、ありがとうございます。
Posted by penguin-oyaji at 2008年09月10日 00:04
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/106168395

この記事へのトラックバック