2008年07月07日

「解決」できなきゃ意味がない!(小宮一慶氏の新刊)



Book-No.36


「ビジネスマンのための「解決力」養成講座」


こうすれば、「打つ手」はすぐに見えてくる

小宮 一慶 著


ディスカヴァー携書

小宮氏の「ビジネスマンのための「○○力」養成講座」シリーズ、


「発見力」「数字力」に続く第三弾は「解決力」です。

Chabo!

ちなみに、こちらもChabo!本です!

本書では


1 問題解決の手法やフレームワークを


それを使う事例を交えて紹介し、理解していただく


とともに、


2 論理的思考力を鍛える


ということに重点を置いています」(P12)


著者の小宮氏がこのように書かれているように、本書の内容は


ビジネスの場面で起こる様々な問題を解決するための道筋と


そのためのツールの紹介と使い方に焦点を絞ったものになっています。

「問題の特定」「根本問題の特定」「解決策の策定」「問題解決の実行」


上記のように、問題解決のプロセスに沿った解説と、


その中で様々なツール(フレームワークなど)をどのように使っていくのかが


簡潔に分かりやすく書かれています。

本書の中で登場するツールとしては


・ロジカルツリー


・UDEツリー


・プロコン・リスト


・ディシジョンツリー


・パート図


・マーケティングの4P 改め 5P


・SWOT分析


などなど、盛りだくさん!

さて、小宮氏も書かれているように、日々のビジネスの現場に於いては


さまざまな問題が発生し、私たちはその問題をどうやって解決するかが、


重要な仕事になっていると思います。


本書を読んで、その問題解決のためのポイントを(私なりに)あげるとすると


以下のようなものがあると思います。

1、解決までのストーリー作り


2、分析のための手法とその活用


3、関係者を動かす


4、最終的な意思決定

順番に説明させていただきますね。


1、解決までのストーリー作り


これは設計図が描けるかどうか、と言う事です。


上の方で書きましたが、問題を特定するところから始めて、解決策を


実行するところまでのプロセスを最初に設計することが大事だと思います。


設計図も描かずに、出来るところから、手近なところから着手してしまい


後になってドツボにはまることって多くないですか・・・?


この点に関しては本書は、ものすごく参考になると思います。

2、分析のための手法とその活用


問題を分析したり、分解したり、整理するに当たってロジカルツリーや


プロコン・リストなどを駆使して、どうやって「解」を求めるか、と言う事です。


ココでのポイントは、解決や分析のためのツールをどれだけ知っているか?


そして、それをどれだけ活用できるか?の二点に集約されると思います。

3、関係者を動かす


もっとも大事なのは、決めたことを実行させられるかどうか。言い方を替えると


メンバーのモチベーションをどれだけ高められるか、です。すべてはここに


かかってきます」(P151)


一人で考えて、一人で実行するなら、この問題は関係ないのでしょうが、


企業の中ではたいてい、チームとか部署の他のメンバーと協力して実行する方が


普通ですから、関係者(ステークホルダー)をどうやって動かすかは重要な


ポイントだと思います。

4、最終的な意思決定


問題も分析した、ボトルネックも特定した、ダウンサイドリスクも見積もった、


解決策も考え抜いた、そして最後は「やるか、やらないか」の決断をしなくては


なりません。


問題解決の根本的なところ、つまり、何をやるかやらないかは、結局、


あなた自身の価値観だということです。技とともに、ご自身の価値観も磨いて


ください」(P210)


私としては、この意思決定の段階では「価値観」と併せて「胆力」も必要だ


思っています。

上記の1、2、については、机上でのプラン作りに近いので、やり方を勉強して


実践経験を積んでいけば、ある程度のレベルにはなるのではないかと思っています。


それに対して3は理屈ではなく、コミュニケーション能力だとかリーダーシップという


ものを兼ね備えていないと、なかなか上手くいかないですよね。


人は、意味の共有ではなく、意識の共有によって動くのです」(P152)


蓋し名言だと思います。


また、4についても、最後は決断(決定)する人の人間力だと思うのです。

例によって私事ですが・・・・

何年か前にちょっと大きなプロジェクトのリーダーをしていたことがありました。


そのプロジェクトの内容は、社内の基幹システム、店舗系のシステム、それに


お店のレジシステムの総入れ替えをするというものでした。

メンバー全員で準備を進め、いよいよ「本番判定」を迎えた時の事です。


本番判定とは、実際にそのシステムを稼動させるかどうかを決めることです。

本書でいうところのダウンサイドリスクも見積もりました。


万が一に備えてのエマージェンシー・プランも策定しました。


あとはリーダーだった私がボタンを押せば、2日後に新システムが動き出します。


でも、その段階であれば止めることも出来たのです。

準備は万全のはず。


でも、もしも何かシステムに不具合があったら、店のスタッフやお客様に多大な


迷惑をかけてしまいます。


(銀行のATMがシステムダウンでトラぶった時の事を想像して下さい)

アクセルを踏むか・・・、ブレーキを踏むか・・・


本当にあの時はビビリました!正直、怖かったです。

丸一日、悩んで、最終的には「スタートボタン」を押しました。


何故、スタートボタンを押したのか・・・押せたのか。

社内、社外のプロジェクトメンバーを「信じよう!」と思ったからです。


準備期間、メンバーは本当に必死で活躍してくれていましたし、


その仕事の精度も高かったのです。


だから「信じよう」と思えたのです。

結果的には何の問題も無く、新システムは稼動を始めました。


(よかった、よかった)

著者の小宮氏は「やるかやらないかは、結局、あなた自身の価値観だ」と


書かれていますが、私にとっての価値観はメンバーの活躍を信じると云う


ことだったんです。(きれい過ぎますかね・・・照)

さて、明日(7月8日)の夜、この本の著者、小宮一慶氏のセミナーに


参加してきます!


また、何か新しい学びや気付きがあったら、レポしますね。

それでは、今日もありがとうございました。

【▼新書】

【▼kindle版】


posted by penguin-oyaji at 22:10 | Comment(2) | TrackBack(0) | 読書(小宮一慶) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

ペンギンオヤジさん

こんばんは。

うちの会社の場合一番難しいのは3番の関係者を動かすというところです。

今自分はその壁を突破しようと前に進んでいる状態です。

そんな中、最後の4番は心に響きました。

「やるかやらないかは、自分自身の価値観」

だからこそ先頭にたって物事を進める人は技だけじゃなく価値観も磨いていかなければならないんでしょうね。

おかげさまでエネルギーが充電されました。

本日もshareありがとうございます。

Posted by kaizokuou at 2008年07月08日 21:19
kaizokuouさん、こんばんは。

今日のセミナーで小宮さんも言っていましたが、人を動かすのは、本当に大変ですよね。

「自分ですら動かない理屈で、人を動かすなんて出来ない」とお話されていましたが、本当にその通りだと思います。
人を動かすためには「人望・人徳」を身につける必要があると小宮さんが
言っていましたが、これは「価値観を身に付ける」と言う事と裏表の関係かな、と思います。

大変なことだというのは私も身を持って経験していますが、
是非、壁を突破できることを願っています。頑張ってくださいね。

今日も、ありがとうございました。
Posted by penguin-oyaji at 2008年07月09日 00:54
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