2008年06月26日

地頭力、第三弾!! 何を言う、早見優・・・さぶっ!



Book-No.32


「いま、すぐはじめる地頭力」


結論から 全体から 単純に


細谷 功 著


大和書房

今回は細谷氏の新刊です。


(最近、すっかり「地頭力」モードになっています(笑))

前作の「地頭力を鍛える」と比べると、


図版も多く、例え話も面白くて


かなり読みやすく仕上がっているように印象を受けました。

●私が本書を読みやすいと思った理由(その1)


「ユーモアのある例え話」

■もしも人間くさいカーナビがあったなら


五郎くんは久々に週末にドライブに行くことにしました。


五郎くんの愛車には、先週買った最新カーナビの


「トリアエズ28号」がついています」(P88)


何と言っても「トリアエズ28号」というネーミングが秀逸です!

■おやじギャグはなぜ「寒い」のか?


「何を言う、早見優」


「課長の血液型は何型ですか?」「新潟・・・」


(中略)


しばしば、おやじギャクは、(本人の意図に反して)周囲の人を


「寒く」します。なぜでしょうか。』(P171)


私もよく怒ったりムカついた時に「ハラタツノリ!(原辰徳)」と言って


周囲からヒンシュクをかっています(汗)

フェルミ推定、仮説思考、フレームワーク・・・


ちょっとお堅いテーマの本ですが、こうしたユーモアのある例え話を


織り交ぜて書かれているので、取っ付きやすいのではないかと・・・

実は前作を読んだときに筆者の細谷氏って「堅物」という印象を


もっていたのですが、本書を読んで(それから昨日のセミナーでの


お話を聞いて)、すっかり最初のイメージは払拭されました!


面白い方です!

●私が本書を読みやすいと思った理由(その2)


「身近な例え話」

■上司の言うことは、なぜコロコロ変わるのか


上司の言うことがコロコロ変わって部下が四苦八苦する・・・。


古今東西を問わず頻繁に起きている現象でしょう。


(中略)まったく迷惑な上司や顧客です」(P102)


私の会社にももちろん居ます!こういう上司!


コロコロ変わるだけならまだ良いのですが、前に言ったこと自体を


本人が忘れているという・・・


もっとも私自身も時々、「俺、そんなこと言ったっけ?」と言って


部下からヒンシュクをかっていますが・・・

■アンジャッシュを見て「三つの座標系」を学ぶ


この「三つの座標系」を用いてものの見事にモデル化して


表現しているお笑いコンビがいます。(中略)アンジャッシュが


得意とする「すれ違いネタ」で表現されるコミュニケーションギャップは


圧巻です」(P129)


すみません、最近あまりテレビを見ていないのでアンジャッシュのことは


知らないのですが、(これって、ヤバイのかな?)地頭力の本の中で


お笑いコンビが登場するとは思ってもいませんでした。

そうそう、そう云うことあるよね」と


ぽんとヒザを打ってしまうようなネタがあり、読んでいて自然と


引き込まれていきます。


上司の言う事は・・・のところなんかは読みながら会社の上司の顔が


浮かんできましたよ(笑)

●私が本書を読みやすいと思った理由(その3)


「同年代だから分かる、その気持ち!」

■「今の若い者は」と言いたくなる理由を考えてみる


私も四〇代になり、「説教をたれる」のが好きな年代に入ってきました。」


(P134)


そうなんですよ。若い子を見ると説教したくなるんですよね(笑)


6月のこの時期、4月入社の新人が社内の研修を終えて実際の営業の


現場に出てくる時期じゃないですか。


先日も私のところへ来た某社の営業マン。見るからに「新人です!」という


雰囲気を漂わせていて、ふと気付くと10分くらいその新人君に説教を


たれている私がいました・・・

本書に書いてある著者略歴を見て、私と細谷氏が同じ年齢であることを知り


思わず唸りました・・・


でも、同年代だからこそ共有できるものもあります!!


「何を言う、早見優」・・・・私自身も昔、言ってました、このオヤジギャク・・・

●前作「地頭力を鍛える」との違い


昨夜のセミナーで細谷氏が「2冊の本にこめたキーメッセージは「結論から・


全体から・単純に」ということで、それを切り口を色々と変えて、


分かってもらえるようにしているんです」と話されていました。


筆者が言っているのですから、本書の内容も前作と重複する部分が多々あります。


では、前作を読んだ人は本書を読む価値はないのか・・・?というと


私個人としては「本書もあわせて読むべし!」と思っています。

上の方で書いたように、前作と比べるとかなり読みやすく書かれていますので、


理解しやすい!というのも理由の一つですが、


私の一押しとしては「第六章 Q&A よく聞かれる質問にお答えします」です。


この章では全部で10個の質問に対する細谷氏の答えが書かれているのですが、


個人的には以下の3つが心に残りました。

Q5「四〇代から鍛えるのではもう遅い?」


Q9「たくさん学ぶことがあって、何から手をつけたらいいかわからない」


Q10「地頭力を鍛えるための読書法や推薦図書を教えてください」

何故、心に残ったのか・・・?

Q5「四〇代から鍛えるのではもう遅い?」


「(四〇代は)人生の残り時間が少なくなっているため、「時間の重要度」を


強く認識しています」(P227)


人生の残り時間が少なくなっている・・・・


人生の残り時間が少なくなっている・・・・


人生の残り時間が少なくなっている・・・・


そうなんですよ。これは私も最近、すごく感じます。


仮に80歳まで生きるとして、既に折り返し地点は越してしまいましたからね。


正直、焦りを感じることもあります。

人生で大きなことを成し遂げている人は、若くして「人生の目覚まし時計」が


鳴り始めた人ではないでしょうか。


・一〇代で鳴り始めた人・・・・偉人になります。


・二〇代で鳴り始めた人・・・・人より尖った業績を出せます。


・三〇代で鳴り始めた人・・・・普通の人です。


・四〇代で鳴り始めた人・・・・最終電車にぎりぎりセーフ。


・五〇代でも鳴っていない人・・・・それはそれで幸せでしょう。」(P98)


人生の残り時間は少なくなってきたが、最終電車には間に合うか。


乗り遅れないようにしなければ!マジメにそう思いました。

Q9「たくさん学ぶことがあって、何から手をつけたらいいかわからない」


MECEをいつ習得するかで人生が変わるといっても過言ではありません


(P232)


MECEというのはロジカルシンキング系の本を読むと必ずと言ってよいほど


登場しますが、ある事柄をモレなくダブりなく分けることです。


フレームワークに分解するときに必ず必要となるスキルのこと・・・という


説明で合ってるかな?

前回の記事で「一年間に日本で結婚するカップルは何組か?」という


自分で考えたフェルミ推定の問題について書きました。


結果的には大きく外してしまったのですが、その原因は「結婚」というものを


「初婚」に限定して考えてしまった事にありました。


この問題で結婚をMECEを使って分解すると


・新郎新婦とも初婚


・新郎は初婚で、新婦は再婚


・新郎は再婚で、新婦は初婚


・新郎新婦とも再婚


という4つのパターンに分解することが出来るはずです。


細谷氏によればMECEをマスターすることで


世界が変わって見える」そうですから、私も頑張ってMECEをマスターしたい


ものです。(頑張ってマスターできるものなのか・・・?!)

Q10「地頭力を鍛えるための読書法や推薦図書を教えてください」


地頭力のベースとなる「論理思考力」や「直観力」に付いて書かれた


細谷氏お薦めの本が全部で13冊リストアップされています。


13冊中、私が既に読んだことのある本は1冊のみ。


最終電車が発車する前に読まねば!って感じです。

「日本全国に電柱は何本あるか?」


「日本全国に美容室は何軒あるか?」


「シカゴにピアノ調律師は何人いるか?」


こうした問題を出されたときに「分からない!」と言って逃げるか、


「面白そう」と言ってファインティングポーズを取れるか、によって


その人に地頭力が備わっているかどうかが分かるそうです。

私も最初は「分からん!」と思っていたのですが、正直言うと


このブログのネタとして「分からん!」では話が始まらないので、


「こじつけでも良いや」と開き直ってガソリンスタンドの問題を


考え始めました。


最初は切り口が見つけられなくて、「ウーム」と唸ってばかりでしたが


「日本全体のガソリン販売量÷ガソリンスタンド1軒あたりの平均販売量」


という切り口を見つけてからは、面白かったです。

昨日のセミナーの最後に細谷氏が話されていた通り先ずは


「すぐにやってみる、始めてみる」ことが大切だと思います。

「今度」でも「明日から」でもなく、「いま」はじめる人だけが目的を


達成できるのだと思います。(P4「まえがき」より)

いつものように長文に最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。



posted by penguin-oyaji at 23:02 | Comment(2) | TrackBack(0) | 知的生産・思考力・読書術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ペンギンオヤジさん

こんばんは。

人生の目覚ましの話、こころに響きました。

自分は36歳だからPM10時くらいの電車ってところでしょうか。

今思えばもっと早くから真剣に勉強していれば・・・という思いもありますが、勝間さんが言っていたように「起こったことはすべて必要、必然」と考え今出来る事をしっかりやっていきたいと思っています。

昔から勉強していたら今頃燃え尽きていて、勝間さんやペンギンオヤジさんとの出会いもなかったかもしれないですから。

せっかくやる気になって周りにたくさん手本となるような方もたくさんいるので「継続」を大事にして頑張っていきたいです。

地頭についてのまとめありがとうございました。
自分の中でフレームワークにしておきます。

Posted by kaizokuou at 2008年06月27日 23:43
kaizokuouさん、おはようございます!

人生の目覚まし・・・

私も、もっと早くに気付いて勉強しておけば良かった!と思ったのですが、
陽転思考で、今気付けて良かった!と思い直しました。

話は変わりますが・・・
昨日の会社帰りは、勝間さんのサイン会に行ってきました!(気分はすっかりミーハーですが)
ご本人の前に立つと、すっかり緊張してしまって
何もお話しできませんでしたが
サイン本は「お守り」にしようかと思っています。
Posted by Penguin-oyaji at 2008年06月28日 07:52
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