2019年05月30日

【消費税・経済成長・雇用】「キミのお金はどこに消えるのか」

キミ金

著者であるジンサンが奥さまの月(ゆえ)さんに経済のことを語るエッセイコミック「キミのお金はどこに消えるのか」略して「キミ金」。

前回のエントリーでは日本の財政問題、信用創造、緊縮財政などについてまとめてみました。

前回:【経済】「キミのお金はどこに消えるのか」

この本は他の経済の解説漫画と違って、ジンサン、月さんの普通の生活者感覚が紙面に出ていて経済がとても身近に感じられます。

同時に政府や日銀の経済政策、金融政策に対する疑問、怒りのようなものが色濃く描かれていて、読みながら共感するところも多々ありました。

今回は本書の後半部分から消費税の問題、経済成長の問題、貧困の話しと雇用の問題についてまとめてみたいと思います。

消費税の問題

今年(2019年)の10月に消費税率を10%に上げることが法律で決まっていて、これを本当に実行するのか?それとも延期するのか?ということがよく話題になってますね。

この本の中で著者のジンサンは、言います。

消費税の税率を上げても税収が増えるとは限らない

これはその通りで消費税が導入される前と導入後の一般会計の税収を比べると、2%くらい税収が減っています。

では、なぜ消費税率を上げても税収は増えないのか?それはGDPが伸びてないから。つまり経済成長していないから、とジンサンは言います。

それに加えて、このような説明も。

実は政府の使うお金はろくに増えてなくて、ここ数年はむしろ減ってるくらい!!公共事業を減らし、社会保障費の国民負担を減らし、一方で消費税を上げているから・・・20年間デフレは続くし税収も上がらない

このあたり、消費税の話をしたり、財政支出の話をしたりして、読んでいて、ちょっと分かりにくいかもです。

私なりに要約すると、

    • 消費税は消費を押し下げ、市場から民間のお金を減らしてしまう。
    • 政府が使うお金もここ数年は減っていて、市場に出回るお金が少なくなっている
    • つまり、増税と財政支出の削減でお金の回りが悪くなっていて、それが経済成長(GDPの伸び)を妨げている

・・・ということが言いたいのかな?と思います。

でも、本当に今年の秋の消費増税はどうなるんでしょうね?気になります。

経済成長は「してしまう」もの?

はたして経済成長が必要でしょうか?!日本は20年来の低成長、デフレ、超高齢化、少子化で縮小していくしかありません。

しかし、これは世界を変える好機!!経済成長がすべてではありません。下り坂でも幸福な社会を・・・

こんな主張をする人がいますよね・・・というジンサンの言葉で始まる経済成長の話し。

無理して経済成長しなくてもいいじゃん!という論調は「清く、貧しく、美しく・・・」という「清貧」という考え方があるせいなんでしょうかね?

しかし、この本の監修をしている明治大学准教授で経済学者の飯田泰之さんが紙面に登場して、こんな説明をします。

GDPを生み出す力は何もしなくても年1.8%くらい成長してしまう

人間というものは同じことをしていても「もっといいやり方」を発見してしまうものなんです。効率化とか新発見で利益を生むのが年1.8%

経済成長はする方が自然なのです。

政策さえ間違えていなければ、経済成長はするもの。。。なのに!経済成長しないのは何故なのか?

(その答えは本書にてご確認を・・・ネタバレ自粛)

ここで印象的だったのは、次のような言葉でした。

「これ以上、借金をして未来の子供を苦しめるな!」

そう主張する人に対してジンサンは言います。

今は経済成長が必要なんだよ、子供たちのために。

我々が子供に残すべきは、借金とそれを返せる力です。

なぜ、子供に借金を残してもいいのか?それもちゃんと本に答えが書いてあります。

貧困問題と雇用

つい先日、経団連のエラいさんが「もう終身雇用、ムリ!」と発言して物議を醸しましたね。

振り返ってみると、就職氷河期、派遣止め、非正規などなど日本の雇用風景は随分と酷いものになったなぁと個人的に思っています。

この本には、日銀が日本の雇用に対してどれだけ無為無策であったか、あるいは間違った政策を行ったかという主張が書かれています。

リーマン以前のゼロ金利解除の失敗。リーマンショックのとき、世界各国が一斉に金融緩和を行ったのに対して日銀は静観するだけで何もせず、それが超円高を招いて製造業の海外移転に拍車を掛けて国内の雇用がより一層、深刻になったことなどなど。

まぁ、その後の黒田バズーカーでだいぶ雇用も回復してきましたが・・・

まとめ

政策を決めるのは我々選んだ代表による政府だから・・・

間違っている方に進んでいるなら・・・それは我々有権者のせい。

この本の中に出てくるこの言葉が、ある意味すべてだと思うんですよね。

わたしたちの税金を無駄遣いするな!

一見すると、すごく当たり前に感じるこの言葉。だけど、税金の無駄遣いをするな=歳出削減=市場に出回るお金が減って景気を押し下げる。

未来の子供たちにこれ以上、借金を残すな!

これも、前回のエントリーで書いた信用創造の観点から見ると、借金が減る=お金が増えないってことです。

「経済」と聞くと、よく分からない難しいものって思いがち。

だから、何となく普段の生活で感じるように無駄遣いは良くない、借金は良くないって判断しがちです。

だけど、この本を読むとそういう生活者としての一般常識が国の経済にとっては間違いである場合があることが分かると思います。

この本、上の方で書いたとおり経済の解説本ではない分、著者の主張が前面に出てきて、少し支離滅裂で分かりにくいところもあるかと思います。

でも、生活者としての一般常識と国の経済にとっての常識は必ずしもイコールでないと言うことだけは感じられるのではないでしょうか?

不景気を何とかして欲しい!そう思いながらも、生活者の一般常識に縛られて「経済」にとってマイナスの主張をする政治家を選ばないためにも、一読してみるのも良いのではないかと思います。

何よりもコミックなので、さっさと読めますしね。

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2019年05月27日

【経済】「キミのお金はどこに消えるのか」

キミ金

「キミのお金はどこに消えるのか」
井上純一:著
角川書店

主に日本の経済について描かれたエッセイコミックです。

私はこの本を読むまで知らなかったのですが、著者の井上純一さんはWEB発の「中国嫁日記」という中国から来た奥さま、月(ゆえ)さんとの日常を描いた4コマ漫画を描いていて書籍化されるくらい人気があるそうです。

この本も著者が先生役として月さんに経済のことについて色々と話すのですが、月さんの反応がとてもストレートというか、面白くて漫画としてもちゃんと成立しているのがすごいなと思いました。

例えば、この本は夫婦のこんな会話からスタートします。

著者「今日の中国工場の送金だけど・・・円が安くなっていてね・・・けっこう高くついちゃったよ」

月さん「円安になるとワタシたちのお金減りマスよね・・・減た分のワタシのお金、誰が取りマシタか?」

為替の話をしているわけですが、円安で目減りした分は「誰が取ったのか?」

さすがに、今までそんなこと考えたこともなかったですねぇ。。

「中国嫁日記」

Amazonの内容紹介

少子高齢化、増税、終身雇用崩壊、弱者切り捨て...ホントにこの国大丈夫か?それより自分の将来大丈夫か?と不安なあなた。日本は「当面」大丈夫!お金が回ればもっと大丈夫!笑いながら経済のキモがわかる、本邦初のエッセイコミック。

日本の財政は大丈夫なのか

書店の経済書の棚を見ると「財政破綻」「国債暴落」「ハイパーインフレ」といたずらに不安を煽るようなことを書いた本が並んでいます。

テレビでも国の借金が1,000兆円を超えた!国民一人あたり800万円以上の借金を背負ってる!などと報じられていますね。

(正確には国の借金ではなく、日本政府の借金なんですけどね)

「日本が危ないかどうかは!!国債の長期利回りと物価を見よ!!!」

今(19年5月末)、日本の長期国債の利回りは-0.07%くらいです。

マイナス金利ということは・・・・国債を買ったときに支払う金額よりも戻ってくるお金の方が少ないということです。

ぶっちゃけ、利息が低い!と言われている銀行の定期預金だってスズメの涙くらいの利息は付いてきます。長期国債はそれ以下、というか買うと損をする。。。

なのに、売れている!!

※詳しく説明すれば、みんなが損をするのに買っている!というわけではないのですが。。

「利回りが低いのにそんなに欲しがる人がいるってことは・・・日本の国債は大人気だよ」

「つまり、貸したお金は戻ってくると皆信じてる・・・国債の利回りが低いってことは、日本が大丈夫ってこと」

少なくとも市場は日本が財政破綻する!国債が暴落する!というふうには見てないってことですね。

借金がお金を生む

・まずAさんが銀行に100万円預金します。

・銀行にBさんがやってきて「70万円」借りたいといって借金をします

・これで、100万円+70万円=170万円にお金が増えました

著者がこんな説明をすると、月さんが言いました。

「Aさんの100万円 銀行とBさんで分けただけデショ」

すごくノーマルな回答ですよね。普通はそう考えると思うんですよ。

でも、ちょっと考えてみてください。

まず、Aさんの100万円。それが銀行を通じて誰かに貸し出しをされてもAさんの通帳には100万円の残高がありますよね。

そして、Bさんの手元にも70万円ある。

そう、全体としてお金は170万円に増えたんですよ。

「誰かがお金を借りることで、お金の生まれる仕組みをー『信用創造』といいます」

「あなたの持っているお金は必ず誰かの借金です」

「借金がないとお金は生まれない。借金ってのは、相手が返してくれるっていう信用が成立させる」

この逆パターンが『信用収縮』。詳しくは本書を確認していただきたいのですが、この話しを読んでバブル崩壊後に銀行がやった「貸し剥がし」を思い出してしまいました。その結果、日本経済がどうなったかはご存知の通り。。

そして著者は言います。

「借金は悪どころか返す意思のある借金は世界に必要なものなの」

「借金てのはむやみに消しちゃダメなのよ・・・」

※もちろん、個人で身の丈に合わない借金はダメですよ。

緊縮財政

「財政健全化のためには増税と支出削減 国のために国民は痛みを引き受けるべき・・・そう言いだす人はある病気にかかっているのです。『豊かさはお金の形で貯め込めると思ってる病』だ

上の方で書いたとおり、今や日本政府の借金は1,000兆円!だから、財政を破綻させないために歳出を削減し、増税することが必要だ!

こう主張する政治家や財界人はたくさん!たくさん!たくさん!います。

著者はそういう人たちのことを「豊かさはお金の形で貯め込めると思ってる病」あるいは「財政緊縮病」だ!と言います。

増税する。そして集めた税金はなるべく使わない。そうすると何が起こるか?

世の中に出回るお金の量が減るので確実に景気が冷え込みます。

ものすごく物価が高騰しているときには、増税したり金融を引き締めることは必要だと言われています。

だけど、今の日本はデフレ(最近はほんの少し物価も上がりましたけど、少しだけね)。

今のデフレの日本で ー この『国民の痛みを伴う改革』ってのをやると ー かなりの確率で失敗します。しかも国民の痛みを伴った上で失敗します

デフレのときに必要なものは何か?月さんの言葉が沁みます

「国民に必要なのは 痛みじゃなくてお金デスヨ」

まとめ

信用創造、国際金融のトリレンマといった経済学の入門書でよく出てくる言葉やマルクス、ケインズといった経済学者も紙面に登場してきますが、この本は経済の本ではあっても経済学の本ではないと思います。

読後感として残るのは、デフレ、緊縮財政、消費増税、雇用といった今の日本が直面している経済関連の問題でした。

なぜ、20年もデフレが続いたのか?

なぜ、超就職氷河期世代(通称、ロスジェネ世代)が生まれたのか?

そういった問題に対して著者の叫びが紙面から伝わってくるようにも感じました。

私たち(1960年代生まれ)の世代は日本が経済成長し、バブルに踊った時期も若い頃に経験しています。

しかし、70年代以降に生まれた世代って人生の大半を日本が不況に陥った中で生きてきてると思うんですよね。

不景気?当たり前!

デフレ?当たり前!

経済成長しないのも当たり前!

これからは、少子高齢化で日本はどんどん落ちぶれていく・・・

テレビでは未来の子供たちに国の借金のツケを残すな!とエラいさんが言っていて、消費増税やむなし!と考えている人が割と多くいたりします。

そんなふうに日本経済に対してあまりポジティブになれない人にこそ、この本を手に取って欲しいと思います。

どうすれば日本は経済成長するのか?著者なりの回答もきっちり書かれていますよ。

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2019年05月23日

【健康】健康をコントロールする「勝間式超コントロール思考」

超コントロール思考キンドル表紙

「勝間式超コントロール思考」

勝間和代:著

アチーブメント出版

前回のエントリーではこの本の「はじめに」と「序章 なぜ「超コントロール思考」が必要なのか」から、この本の内容についての総論をまとめてみました。

今回はc。

前回のエントリー「【ライフハック】勝間式超コントロール思考」

健康はすべての土台

健康面さえコントロールできていれば、わたしたちは人生のうちの大体の時間、幸せでいられるからです。

なぜ健康をコントロールするのか?その答えが上記の通りで「幸せでいるため」と勝間さんは書かれています。

仕事や人間関係、お金などで不安を抱えている人もいると思いますが、(変な言い方ですが)そうやって不安になれるのも健康のおかげですよね?

いつも癌の話ばかりで申し訳ないのですが・・・

癌を宣告されて、10時間以上の大手術を受け退院するまでの間、私が考えていたのは「元気になりたい」その一言でした。健康でないことには何も始まらない。そんなふうに感じていたのです。

普段はあまり意識してないかも知れませんが、病気になったとき、あるいは年を重ねて体力が落ちてきて身体にガタがくると健康であることのありがたさを実感するのではないでしょうか。

わたしたちが人生を生きていく上で「健康」はすべての土台といっても過言ではないと思います。

中毒性のあるのもの遠ざける

短期間は楽しく、中長期的にはさまざまな悪影響が起こる「時間割引率が高い」要素の代表選手は、何といっても飲酒でしょう。

健康をコントロールするために最初に書かれているのが飲酒のことです。

昔から「酒は百薬の長」と言われていますが、勝間さんは最近の研究論文を引用して「一番健康にいいのは1日0杯」だと切り捨ててみせます。

また、飲酒と並んで喫煙(ニコチン)、カフェイン、カカオ、砂糖を健康を害するリスクのあるものとして挙げています(どれも中毒性があるものですね)。

そして、これらのものを遠ざけるためには「自分の意思に頼らず、環境づくりに気を配ることです」と書いてあり、読んでいて「なるほど!」と思いつつ、でも少しだけ「?」とも思いました。

例えば、お酒を遠ざけるためには「身の回りにお酒を置かない」「周りからお酒を飲む人を減らす」と書いていますが、それでも呑む人は家になければ買いに行ってしまうでしょう。

煙草も同じです。「もうやめた!」と言いつつも気づけば貰い煙草していたり、コンビニで「煙草下さい」と言ったりするものです。

中毒性のあるものを遠ざけるためには、もう一歩踏み込んだ対策が必要な気がします。

家事で肥満予防

日々の生活の中では、余計なカロリーを摂取しないことや運動することも重要なのですが、それ以外に大切なことは何かというと「非運動性熱産生」です。つまり運動ではなく、普段の生活の中でどのくらい積極的に動いているかということがポイントになります。

さまざまな家事の機会について、たいていの人は「面倒だなあ」と思ったり、先送りにしがちですが、ぜひ「立ち上がって動く良いきっかけ」と解釈することをお勧めします。

普段はデスクワークをして、休日は家でゴロゴロ。これでどれくらいカロリーを消費しているのでしょう?

参考になるか分かりませんが、私の場合は外出をしないで普通に食事の用意や片付けをして、ちょこっと掃除機をかけるだけでも1日に200キロカロリーくらいは消費しています。

それにワンコを連れて30分くらい散歩をすると50〜60キロカロリーくらい追加されます。

摂取カロリーは1日平均、だいたい2000キロカロリーです。

2000キロ摂って、250キロくらい消費(プラス安静時の消費カロリーが平均して1300キロくらい)して、体重は微増傾向って感じです。(本当はもっと太りたい!)

もうちょっとこまめに家事をやると多分、1日に300〜400キロカロリーくらいは消費すると思うんですよね。

私はアップルウォッチでこういった消費カロリーを把握するようにしてますが、他にも3千円〜5千円くらいで売られているスマートウォッチでも記録できるし、単体で使用できる活動量計を使うのも良いと思います。

 

正直、私も運動はなかなか続けられません。。だからこそ、勝間さんが書かれているとおり、運動するよりもこまめに家事などをして普段から身体を動かすことを意識してやった方が健康にも良いし、家の中も片付くし一石二鳥というのは、すごく納得しました。

良質の睡眠をとる

良質の睡眠を取れば取るほど長生きができ、また起きている間のパフォーマンスも上がるのです。

睡眠をコントロールするためには具体的にどうすればいいのか?勝間さんは本の中で次のように書いています。

睡眠ログをつけて、睡眠の状態を管理すればいいわけです。

そのための一番簡単なアプリは、アップルウォッチの「AutoSleep」という有料アプリです。アップルウォッチを装着して就寝すると、睡眠時間と心拍数を自動で計測してくれます。

「AutoSleep」は私も使っています。就寝前に特別な操作をしなくてもアップルウォッチを付けて寝るだけで睡眠時間、深い睡眠、心拍数などを計測してくれるので、睡眠状態を把握するにはとても良いアプリだと思います。

これまで、睡眠状態を計測してくれるアプリは色々と試してみましたが、計測の精度としては「AutoSleep」が一番良いように思います。

▼iPhone側のAutoSleep管理画面 睡眠時間、深い睡眠の時間、就寝中の呼吸数などを表示してくれます

Autosleep01  Autosleep02

また、アップルウォッチを持っていなくてもスマホ用の睡眠管理アプリも色々とあるので、そういうものを使うのも良いと思います。

iPhoneアプリだったら、「Sleep Cycle」がお勧めです。

このアプリは睡眠状態を記録してくれるだけでなく、セットしたした時刻から30分前までの範囲で、眠りが浅くなった段階でアラームを鳴らしてくれるので気分良く目覚めることができるのです。

▼SleepCycleのiPhone画面 眠りの深さを分かりやすいグラフで表示してくれます

Sleepcycle

ただ・・・

「睡眠をコントロールする」ために、アプリで睡眠を管理することしか書かれていないのが、ちょっと残念。

寝付きが悪い、夜中に目が覚めてしまう、寝たのに疲れがとれてない、こういった睡眠の悩みについてどのようにコントロールすればいいのか、という点についても、もっと言及して欲しかったなと思いました。

健康とストレス

音楽が心身のリラクセーションや免疫機能のアップに効果があるということは、さまざまな研究が明らかにしていますが、意外とそれを活用している人が少ないと感じます。

勝間さん自身は仕事中には常に音楽を流しているそうです。

SpotifyやAmazonミュージック、アップルミュージックなどの定額制音楽配信サービスが普及してきて常に音楽を聴く環境はだいぶ整ってきましたよね。

私もこうしてブログを書いたりするときはアマゾンエコーで常に音楽を流しています。朝はバロック、昼はボサノバ、夜はジャズでそれぞれAmazonミュージックが用意しているプレイリストを指定するだけで、ちょっとしたカフェ気分が味わえるのです。

余談ですが、Amazonミュージックの聴き放題プランの中で、アマゾンエコー(アレクサ)のプランは月額380円!(通常プランは月額980円)Spotifyやアップルミュージックが月額980円前後するのと比べても超お得です。

  

まとめ

結局、健康をコントロールするということは、健康に影響する変数のうち、自分ができることについてなるべく事前につぶしておくということだと思います。

紙面の都合だと思いますが、それほど深く掘り下げて書かれているわけではありませんが、健康をコントロールするためには必要なことについて最低限度のことは網羅されているように感じました。

先ずは情報収集をする。そして信頼できそうなものは試してみる。良さそうだったら、なるべく自分の意思に頼らず継続できる仕組みを考える。

ある意味、PDCAサイクルを回すようにして自分自身の健康をコントロールするというやり方には、すごく納得させられました。

この本ではコントロール思考の対象として他にも仕事、お金、人間関係、家事、娯楽についてそれぞれ章を立てて説明されています。

先ずは全編を通して読んでみて、コントロール思考というものを理解する。そのうえで自分がコントロールしたいと思うことについて少しずつ試してみるのが良いように思いました。

現状を変えたい!そういう気持ちがあるなら一度手に取ってみるのもよいのではないでしょうか?

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2019年05月20日

【ライフハック】「勝間式超コントロール思考」

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「勝間式超コントロール思考」

勝間和代:著

アチーブメント出版

久しぶりに勝間和代さんの本を読みました。

私がビジネス書などを読むようになった2008年頃、ちょうど勝間さんの「効率が10倍アップする新・知的生産術」や「無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法」といった本がベストセラーになっていて、一部では「カツマ本」とも呼ばれちょっとしたブームになっていました。

私もその頃、かなりのカツマ本を手にしました。

しかし、その後勝間さんは自己啓発書や勉強本から遠ざかり家事に関する本などを出されるようになっていきました。

そして私自身もあまり本を読まなくなり、自然とカツマ本を手に取ることもなくなっていたのです。

Amazonの内容紹介

人生を最適化する究極の思考法。超コントロール思考とは「お金と時間を効率的に使いながら自分のイメージ通りに人生を動かすスキル」です。自分のできることがどんどん広がる→ストレスがなくなる→毎日が大満足。だから、「超コントローラー」の人生は最高に楽しい!

超コントロール思考とは何か?

この本のタイトルにもなっている「超コントロール思考」とは何なのか?

「コントロールをする」ということは、「受け身的に生きるのではなく、自分が主役となって主体的に生き、そして、環境や周りに働きかける」ということになります。

自分が影響を与えることができるーーーつまり、自分がコントロールできることを増やしていくことこそが、主体的な生き方へとつながるということです

この本の中で勝間さんも書かれていますが、自己啓発本の名著「7つの習慣」の第一習慣●主体性を発揮するに書かれていることと「超コントロール思考」はほぼほぼイコールだと思います。

自分の身の回りの問題、例えば人間関係や仕事関係のこと、お金の問題などについて他人や周囲の環境のせいにするのではなく、自分が主体的に周りに働きかけて問題を解決したり、快適な環境を手に入れるという考え方のことです。

超コントロール思考で大切なもの

超コントロール思考を手にするために必要なものがいくつか挙げられていて、大きくは以下の2点について具体例などを挙げながら解説されています。

1、選択肢を広げる

2、知識を得る

反対に排除すべき「学習性無気力」についても丁寧に書かれています。

選択肢を広げる

自分がコントロールできる範囲を広げるためには、具体的には何をすればいいのでしょうか?答えから言ってしまうと、「なるべく選択肢を広く持って自分がコントロールしやすい選択を続けること」となります。

私が学校を出て就職をしたのは1988年でした。

世の中は「円高不況」の真っ只中でその後の氷河期ほどではないにせよ、学生の就職はそれなりに厳しいものがありました。

そんな状況の中で私が得た内定は2社でした。

たくさんの選択肢があるという状況ではありませんでしが、一応自分の第一志望の企業からは内定が出たので、その会社に決めて就職活動を終えました。

これで自分で働く会社を自分の意思でコントロールできた!と、言えるのかどうか分かりません。

ただ、一つだけ言えることがあります。

私が新卒で入社したその会社は20年後に多額の負債を抱え倒産寸前まで追い込まれ、大規模なリストラを行いました。

私もその倒産するかどうかという騒ぎの中で退社しました。

でも、少なくとも1社の内定を辞退して自分が決めた会社だったので、「もし、あの時もう1社の方にしていたら・・・」というような後悔はまったくありませんでした。

「選択肢がある」「選択肢の中から自分で決めた」という状況であれば、責任は自分自身にあると思うのです。

選択肢を広げる、というのはコントロール感を生むと同時に自身の納得感も生むものだ思います。

もしも、1社しか内定が出なくて選択肢がないまま入社していたら、やはり色々とやり切れない思いがあったのではないかと思うのです。

ちなみに、私が辞退した会社の方もその後、経営に行き詰まり身売りする運命を辿りました。。(苦笑)

知識を得る

コントロールの要になるのは、実はさまざまな情報から得る知識です。

コントロールするためには、選択肢を増やす必要があり、選択肢を増やすためにはさまざまな気付きが必要であり、その気付きの土台になるのは知識ですから、ぜひ、知識獲得には誰よりも貪欲になってください。

知識・情報を得る→選択肢が見つかる(広がる)→コントロール感が生まれる。こういう流れですね。

知識や情報を得るためにネットを検索したり、関連する本を読むということは誰しもがやっていることだと思います。

それに加えて、詳しい人に聞くという手もありますよね。

情報収集に不可欠なのが、コミュニケーションです。何かしらの情報を仕入れ、コントロールしようとしたときには、周囲とのコミュニケーションが必ず発生します。ある問題を解決したいとき、一人でできなかった場合には、その問題解決について他の人へ助けを求める場面があり、それによって劇的に解決することが多々あります。

2年前、私が癌を宣告されたとき先ずは癌とはどんな病気なのか、どのような治療法があるのかについてググったり、癌に関する本を読み漁りました。

舌の2/3を切除する手術は、できれば受けたくないと思っていました。そして、代替手段としていわゆる民間療法に頼ろうと考えるようになっていました。

結論から先に書くと、最終的に私は民間療法ではなく嫌がっていた手術を受けることを選択しました。

「切らずに済む民間療法みたいなもので何かいい方法はないかなぁ?」と友人、知人に相談したときに「切るという選択肢があることは忘れないで」とか、中には「どれだけ多くの芸能人が民間療法の犠牲になったと思っているんだ!」と真剣に怒ってくれる人もいました。

加えてセカンドオピニオンでは、手術することがどれだけ理にかなっているかということを丁寧に詳しく説明してくれました。

そういう友人たちの助言やセカンドオピニオンといったリアルな場面での情報があったからこそ、私は正しい選択ができたと思っています。

もしもあの時、ネットや書籍の情報だけを頼りにして、民間療法という選択をしていたら・・・・そう考えると、ぞっとします。

情報収集というとネットや本、マスコミの情報に頼りがちですが、勝間さんが書かれているとおり周囲とのコミュニケーションが正しい選択に導いてくれるのかも知れませんね。

「学習性無気力」から脱する

わたしたちの人生において、さまざまな人間関係や仕事、お金について、あるいは習慣をコントロールしようとした場合に障害となってしまうのが「学習性無気力」です。これは「学習性無力感」と訳している場合もある、一つの心理学用語です。何かをコントロールしようとしたり、自分の意思を表そうとしたりしたときにうまくいかない、もしくはできないことがしばしばありますが、そのできないことが数度重なることで「自分はそれができないのだ。コントロールできないのだ」と間違った学習をしてしまい、二度とチャレンジをしなくなることをいいます。

何度チャレンジしてもうまくいかない・・・そういうことありますよね。

早起きして朝活したい!そう思っていた頃がありました。

でも、何度挑戦しても早く起きられないんですよ。

「元々、夜型人間だから自分には無理なんだ」今ではそう思っています。

でも、きっとこれが典型的な「学習性無気力」というものなのかも知れませんね。

では、こういう状態に陥らないためにどうすればいいのか?

情報を集め選択肢を増やし、手を変え品を変えとにかくチャレンジを続ける。それでもうまくいかなければ「今は時期ではない」といったん棚上げにして別の時期に再チャレンジをする。

勝間さんが別の本で「じゃんけん!じゃんけん!またじゃんけん!」と書いていたことを思い出しました。

要は一度やってダメだったら、二度。二度目がだめだったら三度とあきらめずに挑戦を繰り返すということです。

まとめ

夜の飲み屋さんに行くと、お父さんたちが上司の悪口を肴に一杯という光景が見られますよね。

私はストレス解消のために赤提灯で愚痴るのもぜんぜん「あり」だと思っています。昔から「すまじきものは宮仕え」というくらい、思い通りにならないのが世の常ですから。

(勝間さんはコントロール思考のためには酒は飲むな!と書いていますが・・・)

でも、全面的に愚痴が解消されることはないにせよ、一つでも二つでも自分がコントロールできるようになったら嬉しくないですか?

「けっきょくダメなんだよなぁ」とずっと愚痴を言ってストレスを抱えながら生きていくのか、それとも少しでも快適に生きていけるよう自分のコントロール出来る範囲をひろげていくのか、どっちの生き方を選ぶのか?この本を読みながら、漠然とですが、勝間さんからそんな宿題を出されているようにも感じました。

この本に限らずですが、勝間さんの本はとても論理的だし、国内外の研究成果などもたくさん引用されていて、具体例も豊富なので読んでいると、とても納得感があります。

現状を少しでも変えたい!そういう気持ちがあるなら、一度読んでみるのも良いのではないでしょうか?

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2019年05月16日

【自己啓発】「修養 自分を磨く小さな習慣」(逆境について考える)

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「修養 自分を磨く小さな習慣」

新渡戸稲造:著

三笠書房


前回のエントリーではこの本の中から「継続心」について書きました。今回は「逆境」についてのことを書いてみようと思います。


※前回のエントリー
【自己啓発】「修養 自分を磨く小さな習慣」(継続心について考える)




逆境をもたらすもの


新渡戸稲造はこの本の中で災いには二種類あると説いています。
一つは天から降ってくるもの、つまり天災、天命的なもの。
もう一つは自分自身が生み出してしまうもの、自業自得的なもの。


この二つのうちどちらが多いかと言えば、自分で生み出してしまうものの方がはるかに多い、とも書かれていました。



想像から描きだした逆境もある。すなわち、自分は自分の真価ほどの待遇を受けていないと考えて不足を感じ、自分で逆境をつくり出す者が多い。


人間はあさはかなもので、自分でしたことでも、とかく不首尾になると、これを他人になすりつけたがる。



自分にはこれだけの実力があるのに会社や上司はそれを認めてくれない!私はこれだけの実績を上げているのに、それに見合った待遇をしてくれない。誰も私を認めてくれない。あぁ、私は何て不幸者なんだ!


ツイッターのタイムラインを眺めていると時々こうした内容の投稿を目にすることがあります。酷い時には社会を逆恨みして刃傷沙汰におよぶ危険な輩がいたりもしますね。


人間ですから、やはり多少なりとも我が身可愛さというのはあると思うんですよね。何かうまくいかないことがある時には「おまえが悪い!」と誰かのことを指さしたくなるのは仕方ないこと。


だけど、そんな時は相手に向けた人差し指、それをツラいかも知れないけど、クッと曲げて自分の方に向けてみませんか。


前に勤めていた会社で私はこれを散々たたき込まれました。


「他責ではなく自責でものごとを考えろ!」と何度も言われたものです。


ここでいう自責で考えるというのは、「どーせオレが悪いんだ」といじけることではありません。


うまくいかない状況に対して、もっと自分が出来ることはないか?何か他の手は手はないか?と主体的に考えるということです。


正直、相手に向けた人差し指をクッと折り曲げるのはしんどいです。だけど「おまえが!」「おまえが!」と他人の責任にしているよりは、よほど主体的に生きていけるように思います。。


誰にでも逆境はあるものだ



いかなる人でも必ずそれ相応の逆境がある。外からは順境に見ても、心の中では泣いていることが多い。



「逆境」と「孤独」ってセットになっているのではないかと時々思うことがあります。


苦しい思いをしている時って「なんで私だけが・・・」って思うことがありますよね?


個人的な話しですが・・・


母親の介護で付きっ切りになって自分の自由な時間が極端になくなった時や自分がステージ3の舌癌と診断されて闘病生活に入った時。


私はFacebookを見るのが嫌で遠ざけてしまうことが何度もありました。


友人たちが遊びに行った先の写真を見ては「オレは何処にも遊びになんて行けないのに・・・」と心の中でひがみ、美味しそうな食べ物の写真を見ては「食べたくてもオレは食べられないのに・・・」と妬んだりしたものです。


でも、そうやって人を羨んだり、妬んだりしても自分の心はちっともラクにはなりませんでした。


そして、気づいたのです。


かつて自分が同じように遊びに行った時の写真や食べ物の写真を嬉々として投稿していた時、反面では上司に叱責されたり仕事がうまくいかずに悩んだりしていたことに。


どんなに幸せそうに振る舞っている人でも、人知れず悩んだり苦しんでいることがあるんですよね。


逆境の中でも希望を持つ



少し爪先立って前方を眺めれば、人間の生きているあいだには、一条の光明が前途に輝き、希望の光が見えるものである。



かつて後藤新平(明治大正の政治家)が勝海舟からこんなことを言われたそうです。


「首を横や縦に動かすことは知っているがね。何か事が起こったときに、チョイト首を伸ばして向こう先を見通すことのできねえ者が多い」と。


自分が逆境に陥った時には「今この瞬間」しか見ることが出来なくなり、未来の希望を失って落ち込んだり、自暴自棄になることがありますよね。


この本で勝海舟の言葉を読みながら、3年くらい前に読売新聞のコラムに書かれていたことを思い出しました。


かつてデンマークの推理作家ユッシ・エーズラ・オールスンが著作の中でこんなことを書いていたそうです。



「ラクダが砂漠に棲めて、キリンが棲めないのはなぜだろう」


キリンの場合、見渡すかぎりここには砂しかないと悟ってしまうが、幸運にもラクダはそれが分からない。


だからラクダはすぐ先にオアシスがあるかもしれないと期待しながら進むことができる。


知らないからこそ、見えないからこそ、希望を抱いて人生の旅を続けられる。
(出典:2016年1月5日 読売新聞「編集手帳」)



勝海舟は「首を伸ばせ」といい、デンマークの推理作家は首が長いキリンはダメだという。面白いですね。


真逆のことを言っているようで両者に共通しているのは「苦しい時には想像力を働かせよ」ということだと思います。


逆境はきっと誰にでもあるもの。だけど、それをうまく乗り越えられる人と乗り越えられずに潰れてしまう人がいる。その違いはちょっとした想像力があるかどうかなのかも知れません。


逆境から学ぶもの



いわゆる逆境があればこそ、われわれは人に対する情を覚えるものである。人の情けを知らぬ者が、どうして人情の真味を味わうことができよう。



2年前(2017年)、ステージ3の舌癌と診断されました。患部の舌の2/3を切除しなければならないし、手術後は食べること、話すことに障害が残るとドクターから説明を受けました。


一応、その時点では命に別状はないようでしたが、ある意味で我が人生にとって最大のピンチが突然訪れたのです。


気持ちが少し落ち着いて先ず考えたのが「セカンドオピニオンを受けてみよう」ということでした。


しかし、何処の病院に行けばいいのか分かりません。。


最初はあまり大騒ぎしたくなかったので友人、知人には癌のことは黙っているつもりでした。


でも、セカンドオピニオンを受けるにも早いに越したことはありません。Facebookに自分の病状を書き込み、セカンドオピニオンに適した病院があれば教えて欲しい!とSOSを発信したのです。


そうすると、夜遅い時間にもかかわらず友人の友人まで連絡を取って情報を集めてくれたり、かつてご両親が癌で治療した病院のことを教えてくれたりして、本当に助かりました。


また、入院前にわざわざ埼玉の僻地まで見舞いに来てくれたり、入院中にSNSで励ましてくれたりして友人たちには本当に今でも感謝しています。


自分が病気になったとき、そういう人の情けが心に染みました。



逆境に陥ったならば、逆境そのものを善用して、わが精神の修養に生かすのが良い。



幸いにも10時間以上にわたる手術は無事に終わりました。


それから1か月間の入院生活があったのですが、病院の天井を眺めながら寝ていると色々なことが頭を過っていきました。


手術後しばらくは声も出せなかったし、その後も舌の関係で本当に食べるのも話すのもうまく出来ず、あらかじめ分かっていたとはいえ「この不自由な身体なまま生きていかなきゃいけないんだな・・・」と暗い気持ちになることもありました。


でも、そのうち気づいたんですね。
命と引き換えに失ったものはたいしたものじゃないって。


確かに舌の機能の一部は失ってしまいました。


でも、全部を失ったわけじゃない!


少しおぼつかない話し方も障害ではなく新たな自分の個性だと思うようになりました。


失ったものの代わりに得たものもたくさんありました。


友人たちの情け、優しさに触れることができたし、自分が生かされていることに素直に感謝することができるようにもなりました。


人生のピンチに「なんで自分が・・・」という気持ちになることあると思います。だけど、それをピンチと捉えるか、自分が成長するチャンスだと考えるか、それを決めるのは自分自身なのです。


まとめ


前回のエントリーでは「継続心」について、今回は「逆境」について私が思うところを書いてみました。


この本の中にはその他にも「修養」を積むために克己心、勇気、本との付き合い方などが書かれています。


そもそも私が新年に際してこの本を読んでみようと思ったのは「自分を磨く小さな習慣」という副題に惹かれたからでした。


新しい年を迎えて何か新しい習慣を身につけたい!そのためのヒントが書かれているのではないかと思ったのです。


でも、いわゆる「ライフハック系」の本に書かれているような内容ではありませんでした。


その代わり、人生を歩むにあたって根源的な大切なものを教えられたように思います。


昔の人は・・・というよりも、歴史に名を残すような立派な人は日頃から自分に対して時に厳しく、時に客観的に向かっているのだなぁとも感じました。


手っ取り早く何かスキルを身につけたい!という人が読む本ではないと思いますが「心に一本芯を通したい」「自分をもっと磨きたい!」そんなことを思った時には是非、手に取ってみて下さい。




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2019年05月13日

【自己啓発】「修養 自分を磨く小さな習慣」(継続心について考える)

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「修養 自分を磨く小さな習慣」
新渡戸稲造:著
三笠書房

今年(2019年)に入って最初に読んだ本です。

昨年、一昨年と2年続けて大病を患い、新年を迎えたことを機に気持ちを切り替えて何か新しい習慣を身につけたい!そんなことを思い、この本を手に取りました。

著者は少し前の5千円札でお馴染みの新渡戸稲造氏。

この本の原著は今から100年くらい前の明治44年(1911)に書かれたものですが、新字体、現代仮名遣いに改め抄訳されているので、とても読みやすかったです。

Amazonの内容紹介

『武士道』で知られる新渡戸は、偉大な教育者であると共に人間通であった。

日頃から人として目指すべき生き方を説き、同時に、古今を通じて自分が尊敬する人の行いから学び続けることも忘れなかった。

そのエッセンスが詰まった本書は、最高の人生を生きる人が、どう考え、何を実行しているのかが明かされた、最高のテキストである。

修養とは

自己啓発系の本などで時おり目にする「修養」という言葉。

これまで何となく分かったふりをして読み飛ばしていました。

でも、本当の意味はなんだろう?と考えると実はよく分かってない。。

この本の中では「修養」について次のように書かれています。

「修養」とは、「修身養心」ということになる。身と心の健全な発達を図るのがその目的である。

佐藤一齋翁(江戸後期の儒学者)の言葉に、「生きているものはすべて養われなければ死んでしまう。とくに心は自分の中の一番大切な生きものである。これを養うにはどうすればいいか。ものの道理にしたがうしか他ない」とある。

念のため辞書を引いてみると

しゅうよう【修養】

[名・自サ変]

学問をおさめ徳性を養って、人格を高めるように努力すること。

「修養を積む」

(出典:「明鏡国語辞典MX」)

ということだそうだ。

要するに心を磨き、ものの道理にあった行いをして人格を高めること、そんな意味だろうか?

古今東西、「人格者」と呼ばれるような偉い人はたくさんいる。

そんな人たちのことを思うと人格を高めるなんて、

今の私にはとっても高いハードルのように思えてならない。

だけど、このままダメオヤジで人生を終えるよりも、できるなら、一歩でも二歩でもそういう人たちに近づけるものなら近づいてみたいなぁ、とも思うのです。

継続心について考える

新渡戸稲造はこの本の中で「修養」を積むために、継続心、克己心、勇気、本との付き合い方、逆境時の心得などについて述べています。

どれも素晴らしい教えなのですが、個人的には継続心と逆境時の心得についての教えが心に残りました。

1.継続することの大切さ、難しさ

「継続は力なり」という言葉を引き合いに出すまでもなくコツコツと継続していくことが、やがて大きな成果に結びつくということは誰しも分かっていることでしょう。

だけど!

「分かっている」ことと「実際に出来る」ことは違うんですよね。

この本の中でも

人が大事を成すか否かは、この継続にあるのだから、いかなる困難を排しても、継続心を修養しなければならない。

などと書かれていて今も昔も継続することは大変なことなんだと改めて思うわけです。

2.少しいやだなと思うくらいのことを選んで

継続心を修養するためには具体的にはどうすれば良いのか?

新渡戸稲造はこう書いています。

たやすいことでただ少しいやだなと思うくらいのことを選んで、継続心を鍛錬すると良い。

例として
・毎日、日記をつける
・散歩をする
・決まった時間に起床する
・両親やその他の命日には花を捧げる
などを挙げています。

まぁ、どれも習慣にしてしまえば何てことのないものかも知れませんが、それまではちょっと面倒と思うようなものですね。

ただ、さすが!新渡戸稲造!と思うのはこの具体例の一つとして「冷水浴をする」を挙げているのです!

そして例として挙げているだけでなく、実際にご本人も20年来の習慣にされているとか。

・・・・冷水浴

少なくとも私にとって冷水浴は「たやすいこと」でもなければ、「少しいやだなと思う」レベルのものではありません!!

このへんが凡人と偉人の違いなのかも知れません。

ただ、いきなり大きな目標、出来そうにもないようなことを目標にして始めるのではなく、なるべく簡単なこと、ちょっと頑張れば出来そうなことから始めるというのは参考になりました。

3.フランクリンの13徳

継続心を身につけるために具体的にはどんなことをすれば良いか?

その一例としてフランクリンの13徳についての話しが書かれています。

フランクリンの13徳。

割と有名な話しなのでご存知の方もいると思いますが、かい摘まんで説明すると次のような話しです。

節制、沈黙、規律、決断、節約、勤勉、誠実・・・

などといった身につけたいと思う徳目を13個リストアップする。

その中から毎週1つの課題を決め、日々「今日はきちんと節制できただろうか」と振り返りながらノートにチェックを入れていく。

次の週にはまた別の徳目に取り組む。

そして、これを13週繰り返して年に4クールまわす(13週×4=52週=1年)

こうしてかの有名なフランクリンは徳を積むと同時に

継続心を養ったとのこと。

※こちらのページが詳しいので、興味のある方はご覧ください。
新渡戸稲造はこのフランクリンの例を紹介したあと、このように書いています。

たびたび省みて、発心を忘れぬようにすることである。忘れなければ継続されるものである。

そうなんですよね〜

物事が継続しないのは最初の「よっしゃ!」という気持ちが長続きせず、そのうち忘れてしまうからなんですよね。

だから、フランクリンのように日々、自分の行動を反省し、忘れないようにすることが大切なんですね。

「100の基本」を読んで私がやったこと

フランクリンの13徳の話しを読んでいて、2年くらい前に「100の基本」という本を読んだときのことを思い出しました。

その本には書店を経営する著者(松浦弥太郎氏)が普段から意識しているマイルールが書かれています。

例えば・・・

・小さい約束ほど大切にする

・考えや思い、アイデアは紙に書く

・どんなに忙しくても、不機嫌になって仕事をしない

などなど。

私はこの本を読み終えた後、「100の基本」の中から自分が身につけたいと思うものをいくつかピックアップしました。

併せて今まで読んだ本などの中からメモしていた言葉の中からも「これは!」と思うものを選び出し、それをノートに書き写し私なりの「100の基本」というものを作ったのです。

そして、それを週に一回、月曜日に読み返すと言うことをしばらく続けていました。

このことで段々と自分の「100の基本」が記憶に定着してきて、ふとした瞬間に「そういえば・・・」と思い出すことが増えてきたのです。

「姿勢よく歩く。手を振って、胸を張って、上を向いて歩く」

ワンコを連れて散歩していて信号待ちなどをしている時に、ノートに書いてあるこの言葉を思い出すわけですよ。

で、「そうだ、ちゃんと歩こう!」と思ってダラダラ歩きからシッカリ歩きにシフトチェンジすることが何度もありました。

他にも、飲み終わったコーヒーカップを洗うのが面倒だなぁと思う時に

「2分で済むのであれば、その場でやってしまう」という言葉を思い出して、エイ!ヤッ!と洗ってしまうようなことも増えていきました。

良くも悪くも人間は忘れる動物なんですよね。

いくら立派なことを考えても、忘れてしまったら行動もしない。

忘れないためには、とにかく最初に「やるぞ!」と決めたことを

何度も何度も見返すことが大事だということを「100の基本」を通して実感したのでした。

習慣が人生を作る

「継続力」を身につけるために必要なことをまとめると、

    • なるべく簡単なこと、ちょっと頑張れば出来そうなことから始める
    • 最初に決めたことを忘れないように、繰り返し見返す

先ずはこの2点がポイントなのかなって思います。

継続してやっていることって「習慣」と同じですよね。

色々な自己啓発系の本にも書かれていることですが、習慣が人生をつくるといっても過言ではないと思うのです。

良い習慣を身につければ、良い人生につながっていくし、
悪い習慣を身につけてしまったら、そういう人生になってしまう。。

そういう大切な習慣を身につけるために先ず必要なのが「継続力」。

新年を迎える時、あるいは今回のように「平成」から「令和」への代替わりの時など気持ちが新たになる時ってありますよね。

「よし!やるぞ!」と思った時にはやみくもに始めるのではなく、

先に書いた二つのポイントを意識してやってみるのが良いのではないでしょうか?

気持ちを新たにして頑張ろう!という時に読む1冊としておすすめです。

posted by penguin-oyaji at 21:05 | Comment(0) | 自己啓発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月09日

【皇室】皇位継承問題を考える「語られなかった皇族たちの真実」竹田恒靖

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「語られなかった皇族たちの真実」

若き末裔が初めて明かす「皇室が2000年続いた理由」

竹田恒泰:著

小学館

「平成」から「令和」への御代替わりも無事に終わりましたね。それに伴いテレビでは連日、元号や皇室についての様々な特集などが放送されていました。

その中で何かと話題に上がっていた皇位継承問題。

ご存知のように現在、皇室には上皇陛下、天皇陛下を除けば男系男子は3名しかいらっしゃいません。

そこで以前より女性宮家、女性天皇、女系天皇を認めるべきか否かという議論が何度となく繰り返されてきましたね。

今後も皇位継承問題についての議論は行われていくと思います。国会の場やマスコミで取り上げられることもあるでしょう。

この本の中には私たちが皇位継承問題について考える時に、最低限これだけは知っておきたいことが書かれているので、簡単に内容をご紹介したいと思います。

Amazonの内容紹介

曾祖母は明治天皇の第六皇女昌子内親王。祖父はスポーツの宮家として知られた竹田恒徳。祖母は三条実美の孫娘。

著者は、明治天皇の玄孫として、旧皇族・竹田家に生まれた。本書は、自らの生い立ちに始まり、祖父から教えられたこと、さらには皇室が2000年以上の長きにわたって存続してきた理由についての歴史を繙き、天皇家の血のスペアとして宮家が果たしてきた役割を浮き彫りにする。その上で、現在も引き続き話題を集める皇位継承問題について、「男系維持」を強く主張する。

■万世一系

皇位継承問題について語られる時によく「万世一系」という言葉が出てきます。あまり耳馴染みのない言葉ですね。

「万世一系」と称される皇統の継承は、男系継承にほかならず、今まで一つの例外もない。男系継承とは、皇位が代々天皇の男系の子孫に受け継がれてきたということだ。(中略)「男系の子孫」とは、「父が天皇である」「父の父が天皇である」「父の父の父が天皇である」といったように、父方を辿った場合にどこかで天皇に行き着く人のことをいう。

現在の皇室典範では天皇の皇位継承は「男系男子」と定められていますが、この本の中では「男系の子孫」によって皇統は継承されてきたと説明されています。

「男系男子」「男系の子孫」その違いは何でしょう?

答えは「男系の子孫」には女性も含まれているということです。

ご存知の方も多いと思いますが、過去に女性天皇は存在していました。

全部で8人の女帝がいて、そのうち2人は一度退位した後に再び即位したので「10代8方」と言われたりもしてます。

そして、その8人すべてが天皇の皇女などの男系女子でした。

■女性天皇と女系天皇

女性天皇と女系天皇の意味するところは全く違うものです。

過去に存在した女性天皇は全員が男系の女帝、つまり女帝の父が天皇とか女帝の父の父が天皇ということです。

具体例を書くのは畏れ多いのですが、今上天皇の皇女である愛子内親王が将来、皇位に就いたら男系の女帝ということです。

それに対して過去に存在したことがない女系天皇の意味するものは、母が天皇(父は皇族ではない)とか、母の父が天皇という場合です。

女性天皇は男性か女性かという性別を表しているものです。

対して、女系天皇は血筋を表しているもので、女性天皇の皇子(男性)が即位すれば男性の女系天皇ということになるのです。

よく例として挙げられるサザエさんで考えると次のようになります。

仮に磯野家が天皇家だとして、父・波平と母・フネにはカツオという男系男子の長男がいます。でもまだ即位するには若いので、カツオが成長するまでの間をつなぐために娘のサザエが即位したら男系の女帝。

その後、カツオに何か問題があって即位できなくなった時に母・サザエと父・マスオの子供のタラオが即位したら女系男子の天皇ということになります。

着目すべき点はサザエさんはフグ田家に嫁いでいて、その子供のタラちゃんはフグ田家の子供であり、元々の天皇家である磯野家とは別の「家」の人という点でしょうか。

また、過去に女性天皇が存在したのは先に書いたとおりです。だけど、その女性天皇は即位後に結婚したり出産した例はありません。

女帝となったのはいずれも、天皇の皇女など、男系の女子であり、女系たる女帝の子息が皇位を継いだことは一度もない。(中略)男系継承を確実にするため、女帝は生涯独身を貫くこと、そして生涯出産をしないことの不文律が存在していた。女帝が即位後に結婚した例はなく、また同じく即位後に出産した例もない(ただし、即位する前に皇后として出産した例はある)

現在、議論されている女性天皇についてこれを認めた場合に結婚、出産は認めるのか否かということも考えないといけませんね。

まぁ、今の世の風潮から考えても女性天皇に結婚するな!子供は産むな!というのはいくらなんでも・・・という気がするのですが。。

加えて女性天皇が民間から夫を迎え入れたら、その男性は皇族になるのでしょうか?(たぶん、そうなるんでしょうね)女性天皇ではなくとも女性宮家を創設した場合も同じです。

ということは、女性天皇、女性皇族の民間出身の婿を陛下、殿下と呼びようになるということです。

■皇統の危機

今も盛んに天皇の後継問題が言われていますが、この本の中では過去の皇統の危機は3度あった。そしてその度にどのようにして男系を継承してきたのかということについて書かれています。

皇室始まって以来の皇統の危機を繋いだのは継体天皇だった。(中略)継体天皇は先代の武烈天皇から見ると十親等の隔たりがあり、「祖父同士がはとこ」という関係に当たる。(中略)「祖父同士がはとこ」とはもはや他人と呼んでも差し支えないほどの遠縁である。

室町時代の皇室に二度目の皇統断絶の危機が訪れた。このときに皇統を継いだのは後花園天皇だった。後花園天皇も先代の称光天皇から八親等の遠縁に当たる。

ちなみに3度目の皇統の危機は江戸時代後期、後桃園天皇の崩御により天皇が不在となった時との説明ですが、ここでは割愛します(詳しくは本書にあたって下さい)

3度の皇統の危機を継いだのはいずれも傍系の男系男子だったようです。著者が書いているとおり、今の私たちの生活だったら八親等、十親等の親戚と言われても「あんた誰?」ってなってしまいますよね。

でも、皇室はそれほどの遠縁であっても「男系」にこだわって皇統を繋いできたことが分かります。

今、再び天皇の後継問題を考えるに際してこうした過去の事例について知っておくことも大切なことなのではないでしょうか?

■今、私たちが考えるべきこと

そもそも何故、古来から皇室は男系による皇位継承にこだわってきたのか?女性天皇の問題点は何か?そういった根源的な疑問についても著者はこの本の中で考えをまとめています。

また、男系を継承するための「側室」や「宮家」が果たしてきた役割といったことについても書かれています。

これから私たちが皇位継承問題を考えるにあたって、突き詰めて考えていくとなぜ私たちは天皇陛下を尊いと考え、尊敬するのか?という疑問にぶつかるように思います。

    • 天皇という権威に憧れるのか?
    • 国民の幸せを祈る祈祷者だから尊いのか?
    • いつも国民に寄り添って下さる優しい方だから親しみを覚えるのか?
    • それとも、日本国民の象徴として国民の範を自ら示して下さるから尊敬するのか?

答えは人それぞれだと思います。

それから、もう一点。

よく男女平等の社会になったのだから、女性天皇でも良いのではないか?という意見を時おり耳にします。

なるほど、それも一理あるかも知れません。だけど、個人的にはこの意見に対して私は反対です。

天皇を仕事あるいは役割と捉えるなら男女平等論も「あり」でしょう。

だけど、皇位継承は天皇家という「家」の問題でもあるのです。

「家」を継ぐのは誰なのか?昔ほどこだわる人が少なくなったように思いますが、今でも男性が嫁を貰い「家」を継ぐことが多いと思います。

とくに歌舞伎などの伝統芸能を代々継承してきた「家」なら男性が跡取りになりますよね。

それぞれの「家」には、伝統があり「家」としての教えや言い伝えが継承されてきていると思うのです。

神話の時代を差しい引いても1000年以上の長きに渡って伝統やしきたりを継承してきた天皇家です。男女平等の世の中だからという理由で天皇家の継承を変更してしまっても良いのでしょうか?

最後にもう一点。女性宮家創設の議論には皇位継承問題とは別に公務の分担という側面があると思うんですよね。

皇族の人数が減少する中で、これまで通り女性皇族の方々が結婚を機に皇籍を離脱していくと、そう遠くない将来には公務を担う皇族の方が殆どいなくなってしまうでしょう。

しかし、女性宮家と女系天皇は完全に分けて考えられるものなのか?

まとめ

なんだか少し政治色というか思想色が強い記事になってしまいました。女性天皇、女系天皇、女性宮家、私は別にどれも否定するものではありません。

ただ、世界最古の皇室(王室)と言われる天皇家の今後を考えるにあたっては安易な判断を下すのでなく、知っておくべき伝統や歴史があると思うんですよね。

2019年の平成最後の新年の一般参賀には15万人の人が参列したそうです。

今年の5月4日、令和に代替わりして今上陛下にとって最初の一般参賀には14万人の人が集まったとの報道がありました。

多くの国民に愛されている皇室の将来について考えるにあたって、先ずは皇室の伝統、歴史を知るための1冊としておすすめします。

【▼kindle版】

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posted by penguin-oyaji at 20:42 | Comment(0) | 読書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月08日

【お知らせ】Bブログ再開のお知らせ

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たいへんご無沙汰しております。

ペンギンオヤジです。

前回の更新が2017年2月だったので実に2年3か月ぶりの更新です!

◆近況報告

この2年余り、私はといえばこのブログをサボっていただけでなく、

    • 17年4月、ステージ3の舌癌(首のリンパ節への転移あり)の宣告を受ける
    • 17年6月、癌の切除と舌の再建のために12時間の大手術
    • 18年1月、約4か月間の介護の末に母を亡くす
    • 18年5月、首のリンパ節に癌が再発、転移し再手術
    • 18年6月、放射線、抗がん剤治療を開始(18年7月末に終了)

このようにそれなりに波乱の人生を送っていました。

でも、おかげさまで幸いにもまだ元気に生きております。

◆ブログのメンテナンスをしました

さて、この長い間放置していたブログを再開するにあたり、以下のようなメンテナンスを行いました。

    • 黒歴史的な今読み返すとちょっと恥ずかしい内容の記事を26件ほど削除
    • 記事カテゴリーとタグの整理
    • リンク切れなどは出来る範囲で修正、削除

◆これからの読書

元々このブログは08年にビジネス書などの読書を通じて、少しでもスキルアップしたい!そのための学習の記録として始めたものです。

08年頃は勝間和代さんの本が「カツマ本」などと呼ばれてベストセラーになるなど、ビジネス書がちょっとしたブームになった頃でもありました。

そして、勝間さんが読書による学びをブログにアップすることを推奨していたこともあり、このような読書ブログがたくさん生まれた時期でもありましたね。

あれから10年。私はスキルアップどころか転職に失敗し、癌の闘病と母の介護に追われるようになり、思っていたのとは違う人生を歩むことになってしまいました。

現在は舌を2/3も切除し、その後の放射線治療のダメージがまだ残っていて以前のように話したりすることが難しい状況が続いてます。

それに離職してからのブランク期間があまりにも長くなってるうえに、普通に話せない身体的ハンデもあることを考え併せると、今後はいわゆる普通のビジネスマンとして働くのは無理かな?と考えるようになってきました。

そんな現状から、「もう自分には必要ない」とビジネス書を手に取ることも殆どなくなりました。

そして癌を患って以来、本を読まない時期がしばらく続きました。

でも、本を読まないとどんどん自分の視野が狭くなっていくし、頭を使うこともあまりしなくなるので、モノを考えるのが億劫になっていくことに気が付きました。

そこで、ビジネススキルを磨く!そんなふうに大上段に構えなくても、好奇心の赴くままに活字を追うのも悪くないなと考え直し、これからは小説やノンフィクション、教養書なんかも読んでいこうと思っています。

そんなわけで、またボツボツと更新していこうと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

posted by penguin-oyaji at 20:20 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする