2015年03月19日

【「保護者の心をつかむ「言葉」のルール」栗田正行】先生だけが読むのはもったいない!

 

「保護者の心をつかむ「言葉」のルール」

栗田正行:著

東洋館出版社

この本は一般のビジネスパーソン向けの本ではなく、学校の先生に向けて書かれたものです。でも、「私、先生じゃないから関係ないけんね」とスルーにはあまりに勿体ない!私も先生じゃありませんけど、この本を読んでいくつもの気付きがありました!

Amazonの内容紹介

本書は、保護者との関係を築く鍵となる「PARENTSの法則」、保護者をファンにする話し方、保護者が思わず読みたくなる書き方など、「言葉」にまつわる技術が満載! また、保護者会、三者面談などの機会における「記憶に残る場のつくり方」についても余すことなく紹介。これを読めば絶対に保護者から信頼される!

この本は著者のマロン先生こと栗田正行氏からプレゼントしていただきました。ありがとうございます m(_ _)m

■保護者は遠距離恋愛の恋人

保護者は遠距離恋愛の恋人と同じです。(中略)年に数回しかない保護者と対面するシーンにおいて、私たち先生は記憶に残る「場」を提供すべきだというのが私の考えです(P114)

この本を学校の先生じゃなくても参考になる!って上の方で書きましたが、例えばこの「保護者は遠距離恋愛の恋人」という文章。

私はこれを読みながら『保護者』を「取引先様」または「お客さま」って置き換えて読んだのです。

ビジネスパーソンとして仕事をしている中で、年に数回しかお会いしない方っていますよね?そういう人とお会いする時って、今までどれくらい気を遣ってお迎えしていたかなぁ?って、すごく反省させられたんですね、私。

たぶん・・・それなりには気を遣ってはいたと思うのですが、『記憶に残る』ようなことまでは考えていなかったのではないかと。。

話しが少しそれますが・・・

「人の振り見て、我が振り直せ」っていう言葉があるじゃないですか。

私が思うに、人間って自分のことよりも他人の言動の方が色々なことに気づくんじゃないかって、思うんですよ。(自分がやっていることって、案外と人からどう見られているか気づかない)

この本を読んでいて私が一番感じたのは、自分とは全く縁が無い世界の話しだからこそ、気づくことが多い!ってことなんですよ。

先生向けの本なのだけれども、だからこそ客観的に見たり考えたりできる!書かれている内容を自分に引き寄せて読むことで、多くの気付きを得ることができたんです。

今まで自分とは直接関係ないから・・・という理由で異業種、異業界の本って殆どスルーしてましたけど、この本を読んで、違う世界の本を読むことも勉強になるなぁって改めて思いました。

■「考えること」と「書くこと」

「アナログで思考を引き出す、まとめる」という作業をしてからパソコン(デジタル)で書くと、スピードも内容も格段に向上します。これは手を動かし、実際に紙に書く方が考えやすいことをある本で学んだことがきっかけです。(中略)ある意味、パソコンに入力、つまり書くのは作業です。ですから「考えること」(思考)と「書くこと」(作業)は分けるというのが私なりの考え方です。

学校の先生も「学級通信」とかで「書く」という仕事があることからこの本の中でも、いわゆる「書く技術」みたいなことが書かれています。一般的な(という言い方でいいのかな?)ビジネスパーソンも「企画書」や「報告書」を書くことがあると思うので、そういう面でも役に立つかなぁ、と。

私が一番、「そうや!」って思ったのが上の引用部分。「考えること」(思考)と「書くこと」(作業)は分ける!というやり方です。

私もちょうどこの本を読むのと前後して、ブログを書く前にノートに手書きで骨子というか、書きたい内容を手書きで書くようにしたんですね。

手書きで自分の思考を書き出す効果というのは、けっこう、色々な本で触れられていたりはするのですが、実際に自分でやってみると、その破壊力は凄まじいです!

文字を綴りながら、あれこれ書いていると「おぉ〜!自分はこんなことを考えていたんだ!天才じゃなかろうか?!」という場面が何度も起こるのです!(私が天才かどうかはともかく・・・というか天才じゃないけどね)

これってたぶん・・・実際に手を動かして紙に字を書くことで脳が刺激されているんじゃないかって(勝手に)思ってます。

「考えること」(思考)と「書くこと」(作業)は分ける

これって、マジでおすすめですよ。

■苦手な相手は・・・

いつだって苦手な相手は、自分がこれから成長するために欠かせないものを運んできてくれるということです。神様の悪戯としか思えないかもしれませんが、これは紛れもない事実です。(中略)「この方は、今の自分に足りないものを教えてくれているのだ」と思えば、苦手なのではなく、まだ対処したことがないだけど思えます。(P171)

先生と保護者というと、最近よく耳にする「モンスターペアレント」とかを思い浮かべてしまいます。

けれど、この本の中でマロン先生は「モンスターペアレントはいない」と繰り返し書かれています。

最初は「またまた、そんなキレイゴトを」って思うかもしれませんが、この本を読んでいると、「モンスターペアレントはいない」という言葉の真意が分かってくるのです。

私の場合だと、小売りの店頭やホテルフロントや飲食店で仕事をしている時に何度か、いわゆる「クレーマー」というようなお客さまと遭遇してしまった経験があります。

中には最初から「クレーム」をつけること、そして何かオイシイ思いをしようと企んでいる正真正銘のクレーマーもいましたが、でも、大半は相手の真意をつかまないまま、お店の都合で対処してしまってクレーマー「化」させてしまっていることが殆どのような気がします。

また、そういうクレーム絡みじゃないにしても、仕事や日常の人づきあいの中で、何となく苦手!っていう人はいたりしますよね。

私なんて基本的に「ヘタレ」なので、苦手な人からは逃げる!避ける!というのを自分の行動方針にしてます!(苦笑)

でも、仕事の場に於いては「あの人はちょっと苦手だから・・・」なんて言ってられないじゃないですか。

その時に、どう考えるか?

いつだって苦手な相手は、自分がこれから成長するために欠かせないものを運んできてくれる

よく言われることではありますが・・・どんな相手、それが苦手な相手であっても学ぶべきところはあるワケで、そこで逃げたり、避けたりせずに学ぶことができれば自分の成長の機会にもなる・・・ということですよね。

結局、人は人によって磨かれるのかもしれませんね。

心に留め置きたいと思いました。

◇最後に・・・

この本の著者、マロン先生こと、栗田正行氏はビジネス書もたくさん読まれているし、ビジネスパーソン向けの講演会やセミナーなどへも参加されているそう。

で、そこで学んだことを教育の現場に応用してきちんと成果をあげられているんですね。

本を読んだら、読みっぱなし。講演会で話しを聞いて感動しても、それで終わり。

まぁ、割とよくある話しで、私は確実にこのパターン!(^^;;

だから、この本を読みながら、なるほど、こうやって現場で実践してるんだ!とか、この法則は、こうやって使うのねとか、随分と勉強させてもらいました。

一部で「意識高い系」とかって揶揄されたりもしてますが、ビジネス書を読んだり、セミナーに参加して一生懸命に勉強するけど勉強すること自体が目的化してしまって、実際の仕事の場で、きちんと成果に結びつけている人って(たぶん)そんなに多くはない・・・って思うんですね。

学んだら、実践しないと意味がない!

あっちこっちで言われていることですけれど、この本の内容から、改めてその大切なことを教えられたような気がしました。

おしまい。



posted by penguin-oyaji at 22:45 | Comment(0) | 読書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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