2014年09月17日

前を向いて未来に進むすべての人へオススメしたい!「全盲の僕が弁護士になった理由」

全盲の僕が弁護士になった理由

「全盲の僕が弁護士になった理由」
あきらめない心の鍛え方

大胡田誠:著
日経BP社

 

この本を読み終えた後、何だかとても爽やか!というか

勇気が湧いてくる感じがしました。

 

タイトルから分かるように、全盲になってしまった著者が

頑張って弁護士になったという実話なのですが、

障がい者が苦労を重ねて・・・

という読み方はしない方が良いと思うのです。

 

何故なら、誰だって身体的な障がいはなかったとしても

心の「弱さ」は持っているし壁にぶつかることは

ありますよね(たぶん・・・)

 

困難を乗り越えて前に進むのに、健常者も障がい者もない!

と思うのです。

 

この本が語りかけてくれるのは、その弱さや壁を

「どのようにして」乗り越えるかという

誰にでも必要な『勇気』だと感じました。

 

Amazonの内容紹介 

全盲でどう司法試験を突破したのか?証拠写真をいかに

読み解くのか?顔を見ずに依頼人の心を読むテクニックとは?

ネットやパソコンをどう使うのか?苦難をエネルギーに

変える思考法とは?「あきらめない心」を育んだ両親の教えとは?

「だから無理」より「じゃあどうする」のほうが面白い。

 この本は日経BP社様より頂きました。ありがとうございました。

 

■本当の限界は少し先にある 

思えばいつも、「もう無理かもしれない」と思った、その少し先に

ゴールがあったような気がする。山では泣き言は通らない。途中で

どんなに疲れても、結局は自分の足で進まなければ、山を越えることも

下りることもできない。しんどいけれど、でもそこを乗り切ったときに、

次はもう少しだけやれそうな気がした。そんな小さな自信をいくつも

積み重ねた。

(中略)

人は無意識のうちに、「自分にできるのはここまで」と限界を線引き

している。でも大概は本当の限界はその先にある。(P91)

 逃げ場がないくらいに追い込まれた時に、

人は限界を超えて自分の本当の力が発揮できる!

のではないかと思うんですよね。

 

私も学生時代にチャリでツーリングをしている時に、峠を越えるために

山道を走っていて、ギブアップしそうになったことがあるんですよ。

 

あたりは木がうっそうと茂っていて、車も走ってなければ

他に人もいない。。

だんだんと陽は沈んでいき、あたりは暗くなってきて

本当、マジで泣きそうになりました(苦笑)

 

でもね、本当に無理かというと、そうじゃなくて

ちゃんと走れるんですよ。

 

だって、誰も助けてはくれないんだから

(そもそも周りに人なんていなかったし)

自分の足を動かして進むしかないんですよ。

 

そう、追い込まれると人って「火事場の馬鹿力」みたいに

とんでもないパワーを発揮したりできるものなんですよね。

 

背水の陣をひくとか、退路を断つって言い方よくしますけど、

あれも同じですよね。

自らを追い込んで、自分を奮い立たせる!

 

まぁ、気を付けないと自滅することもありますがァ。。。(経験アリ!)

 

■「弱さ」は逃げるものではなく、認め向かい合うためのもの 

勝負に勝つために何より大切なのは、自分の弱さを見せつけられた時、

逃げずにそれときちんと向き合う心の強さを持つことだ(P151)

 例えば、話しがヘタで人とのコミュニケーションが

苦手だったとしますよね。

 

どうしますか?

なるべく人と会わないようにする?

会っても話さないで済むように隅の方に逃げ隠れる?

 

なんか、ちっと情けないですよね。

・・・まぁ、これがかつての私の姿だったんですけど(^^::

 

そんな情けない自分を何とかしたい!

そう思って、自分の「弱さ」と向かい合った時に

気付いたんですね。

 

話しがヘタなら、聞き上手になればいいんだ!って。

 

自力じゃムリだったんで「話し方教室」みたいなところにも

行きましたが、おかげさまで今では知らない人とも

普通に話せるようになったし、

コソコソと隅の方に逃げることもなくなってきたかな(たぶんね)

 

自分の「弱さ」って、気付いても出来れば見なかったとコトにしたいけど、

一生それから逃げ回っているのも、格好悪いじゃないですか。

 

ちょっと視点を変えれば、弱さが強さに変わることだってある。

 

「弱さ」は逃げるものではなく、認めて向かい合うためのもの・・・

 

■明日の夢をかなえるのは今日の自分 

逃げずに、弱さを一度は受け止めて、そして自分を信じることだ。

自分を信じる力は、それまで積み上げてきた努力の量に比例する。

だから、最後の最後で自分に負けないための努力を日々しなければ、

と思う。(P155)

 高校受験とか大学受験のように、ちょっと大袈裟かもしれないけど、

自分の人生を懸けた大一番みたいな場面って人生の中で

時々あったりしますよね。

 

やけに昔の話しで恐縮なのですが・・・

高校受験の時のこと。

その頃、好きだった女の子と同じ高校に行きたい!という一心で

猛勉強をして半年くらいの間に確か偏差値を10か15くらい

アップさせたんですね、私。

 

それで何とか彼女と同じ高校の合格圏内に滑り込んだワケですが

いざ、最終的な受験校を決める時になって親や先生から

「もしかしたら、この前の模試はたまたま良い成績がとれただけ

かもしれないから」という理由で、絶対安全圏の高校を勧められたんですよ。

 

で、私も私でその当時からヘタレでしたから、最終的には

周りの言う通りにワンランク下の彼女とは別の高校を受験することに

したんですよ。

 

結局、15歳の私は自分で自分を信じられなかったわけです。

(あんだけ勉強したのに!)

 

まぁ、高校受験でそんな体験をしたせいなのか、

「いくら努力したって、報われないことだってあるよ〜!」と

かなりスレたものの見方をしている私ですが、

それでも!

自分を信じる力は、それまで積み上げてきた努力の量に比例する。

と言うこの一文には、ものすごく共感します!

 

大事な受験や試験前に、「自分はこれだけやって来たのだから

絶対に大丈夫!」そう思えるだけの努力の積み重ねって

やっぱり大切だと思うんですよ。

 

努力の積み重ねって、自分の自信を育てるからね。

 

■「だから無理だ」よりも「じゃあどうするか」 

娘も将来、人生を左右するような試練に直面するときがくる

だろう。でもそこで諦めずに、勇気をもって前に進んでいくと、

まったく別の地平が目の前に開けてくる。「だから無理だ」と

逃げるよりも「じゃあどうするか」と考えるほうが、人生は

がぜん面白くなる。そのことを僕たちは、これまでの、

そしてこれからの生き方を通じて見せてあげたい。(P183)

 何かの本で読んだんですけど、人間の脳って「どのようにすれば

よいか?」っていうような疑問形で問われると、自然とその答えを

探そうと考えはじめるそうです。

 

だから、会社で上司や先輩からムチャ振りされた時でも

即座に「んなこと、出来るわけない!無理だ!」と思うよりも

先ずはそのムチャ振りに対して「どのようにすれば出来るだろうか?」と

考えたほうが良いのだとか・・・

 

まぁ、確かに即座に「無理だ!」と思うよりも

出来る、出来ない、やる、やらないはともかく

「どのようにすれば?」と考える方が

『できる人』に近づけるような気がしますよね。

 

著者が書かれているように確かに人生には時々、どう考えても

乗り越えることができないような壁が出現します。

 

そういう壁を前にした時に、

先ずはぶつかる!よじ登ってみる!それでもダメなら

どうやれば乗り越えられるかを考えてみる。

 

もしかしたら、それはムチャで無謀な挑戦なのかもしれないけれど、

壁によじ登りもしないで「無理だよ〜」と言っているよりは

遥かに価値のある挑戦なんだろうと思う。

 

◇◆◇◆◇◆

 

本当はもっと書きたいコト、紹介したい本文があるのだけれど、

さすがに長くなるので、この辺で。

 

最初の方で

「障がい者が苦労を重ねて・・・

という読み方はしない方が良い」

と書きましたが、私が何故そう感じたのかは、

ここまで読んで頂ければ

だいたい分かって頂けたのではないかと。

 

確かに全盲の障がいをもっている人ならではの苦労話も書かれてますが、

自分の人生の夢を叶えるために弱さに立ち向かう勇気とか決断、

立ちはだかる壁をどうやって乗り越えるのか?

そういう部分って、きっと障がい者、健常者とか関係なく

誰にでも必要なものですよね。

 

自分の弱さに立ち止まってしまっとき、

目の前の壁に押しつぶされそうになってしまっとき、

この本を開けば、きっと「勇気」が貰えると思うのです。

 

それから・・・

この本のドラマ化も決定したそうです。

どんなドラマになるのか楽しみですね^^

 

 

posted by penguin-oyaji at 20:48 | Comment(0) | 読書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月10日

【民話】笠地蔵 おばあさんの「ネ申」対応にスゲー感動した!

笠地蔵

 【民話】笠地蔵

 

数日前にイラスト付きでSNSにも書いてアップしたのだけど、

今更ながら民話の「笠地蔵」に感動しました!

 

なぜ今、笠地蔵なのかというと・・・

気持ちがすごくイラついていた時に、突然なんの脈絡もなく

頭の中に「笠地蔵」ってワードが浮かんできたんですよ。

 

まぁ、お話し自体は昔から知っているのだけど、

ちょっと気になったので、ネットで検索して改めて読んで

みたんですね。

 

そしたら、ものスゲー感動したんですよ!

 

■この昔話のあらすじ(知ってると思うけど・・・)

 

・おじいさんとおばあさんは正月を迎えるのに、おモチも

 買えないような貧しい暮らしをしていた

 

・おじいさんは自分で編んだ笠を売って、おモチを買おうと

 思い町へ出掛けていった

 

・だけど・・・笠は一つも売れなかった

 

・帰り路、おじいさんは吹雪の中で七体のお地蔵さまを見つけた

 

・吹雪の中で寒かろう、とおじいさんは売れ残りの笠を

 お地蔵さまにかぶせてあげた

 

・家に帰ってきて、そのことを話すとおばあさんは

 「まぁ、それは善いことをしましたね。おモチがなくても

  年は越せますよ」

 と、ニコニコしながら言った

 

・その夜、寝ていると家の外で何か重たいものが落ちるような

 音がした

 

・外を見てみると、米俵、野菜、魚、小判などの財宝が山と積まれ

 お地蔵さまたちが帰っていく姿が見えた

 

・そのおかげで、おじいさんとおばあさんは良い正月を迎えられた

 

□感想

 

たぶん、この話しってフツーは「善いことをすれば報われる」みたいな

教訓と一緒に語られると思うんですね。

 

でも、今回改めてこの昔話を読んで気付いたんですけど、

このおばあさんってスゴくないですか?!

 

たぶん・・・おじいさんは売れ残った笠をそのまま家に持ち帰るよりも

お地蔵さまにプレゼントしてあげた方がいいだろう、と素直に思ったか、

もしくは!単にヤケになっていたのかも知れないわけですよ。

 

でも、おばあさんは家でおじいさんがお正月のおモチを買って帰ってくるのを

楽しみにしていたと思うんです。

 

なのに!

 

おじいさんは手ぶらで帰ってきた!

 

フツーなら、ここで夫婦喧嘩が勃発してもおかしくないわけで・・・

 

それなのに、おばあさんはガッカリしたり、おじいさんを怒ったり

責めたりすることもなく、

『それは善いことをしましたね』とニコニコしながら言ったんですよ!

 

すごくないですか?

まさに「ネ申」対応じゃないですか!

 

おじいさんの気持ちに寄り添う、共感力

今のままでもいいじゃない、という現状肯定力

全てを許す包容力、心の広さ

 

もう、素晴らしすぎます!

 

思うんですけど・・・

物語の最後、お地蔵さまたちが二人にプレゼントを持ってきて

そのおかげで、良い正月を迎えられた・・・っていうのは

割とどーでもよくて・・・

 

『それは善いことをしましたね』とニコニコしながらおばあさんが

言った瞬間に、この二人はとてつもない心の平安を感じていたと

思うんですよね。

 

そして、もしかしたら

このおばあさんの「ネ申」対応こそが、お地蔵さんたちが二人に

贈った宝物だったのではないかって。

 

・・・なんだか、ちょっとあれだけど

そんなふうに思ったら、自分が感じていたイライラもスウッと消えて

気持ちがずいぶんとラクになったんですよ。

 

◇おバカさん

 

遠藤周作さんの小説に「おバカさん」っていうのがあるんですけど、

その主人公は臆病でお人好しで、妙な行動で珍事件を巻き起こしたり

するんだけど、なぜか周りの人の心を明るく温かくするんですね。

 

笠地蔵の話しをあれこれ考えていたら、その「おバカさん」のことも

思い出して、このおじいさんも、おばあさんも「おバカさん」なのかもなぁ?

って思ったんです。

 

「損」か「得」か、

「善」か「悪」か、

とか色々な判断基準があると思うのだけど、

おバカさんって、そういう判断基準ではなくて、

もっと純粋な気持ちで余計な計算なんかしないで、

行動するんですよ。

 

だから、時にはその行動が滑稽に見えたりもするから

周りからは「あついバカだなぁ」って笑われることもあるんだけど、

でも、それは本当に馬鹿にしているんじゃなくて

愛すべき「おバカさん」なんですよね。


吹雪の中のお地蔵さまに笠をかぶせてあげたおじいさん、
手ぶらで帰ってきたおじいさんに優しい言葉をかけたおばあさん、
やっぱり、この二人も

とびっきりの愛すべき「おバカさん」だと思ったのでした。 

 

やっぱり昔から伝わるお話しって、色々と人生の含蓄があるんですね〜

posted by penguin-oyaji at 21:58 | Comment(0) | 読書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月04日

自分の書く字が気になるすべての人へ「悪筆セラピー」

悪筆セラピー

「悪筆セラピー 字が変わると人生も変わる」
高宮暉峰:著
幻冬舎

万年筆にハマって以来、ひたすら上手な字が書けるようになりたい!
と、願って止まない私ですが、そんな時に手に取った一冊です。

普通、書店の実用書コーナーに行くとペン字だとか
美文字練習帳みたいな書き方練習帳はよく売っていますけど、
(実際、私も買いました。。)
この本はそういう練習帳ではありません!
そもそも副題が「字が変わると人生も変わる」ですからね〜

どちらかというと、デジタル全盛の今、手書きで文字を書く意味や、
なぜ字が上手に書けるようになると人生が変わるのか?という
心構え的な話しから始まり、書く時の姿勢、そしてもちろん書き方のコツなど
手で文字を書くこと全般について言及している一冊です。

本格手にペン字を練習してみよう!・・・と、そこまでは思わないけど、
でも上手な字が書けるようになりたい、そんな人にピッタリな一冊では
ないかと思われます。

Amazonの内容紹介

ペン字練習帳で「技」をいくら磨いても、字は絶対うまくなりません。
それ以前に大事な秘訣がじつはあるのです。
それは「心」と「体」を整えること。書道の世界では当然のこのコツが、
字の上達はもちろん、人生でいい運をつかむといったことにまで、
面白いほど影響してくるのです。自信のない字と自分にさよなら。


■字を書くことの原点は「伝えたい」という気持ち

字を書くことの原点は「伝えたい」という気持ちです。
「字を書く=誰かにこの想いを伝えたい」ということなのです。

私たちが文字を手書きにする理由、それは、書き手の感情や
心理を伝えられるからです。
(中略)
手書きの文字は、否応なしに書き手の心情を表します。
そして、それを受け取った読み手も、直感的にそれを察するもの
なのです。

以前、和田裕美さんの本を読んでいたら「あなたが話す言葉や
声は、話す相手の人のためのもの」みたいなコトが書いてあって、
なるほど〜!とボロボロと目からウロコが落ちたことがあるのですが、
「字を書くことの原点は伝えたい気持ち」というのも、
それと同じくらいに、私にとっては目ウロコでした。

結局、誰かに何かを伝えるための手段として、話し言葉だったり
書き言葉があるワケですから、それは全て相手のためのもの、
ということですよね。

だからこそ、クセ字や(自己流に)崩した字などを書いて
独りよがりになってはいけない、ということも素直に納得できます。

伝える相手にちゃんと届くように、最低限、丁寧に読みやすい字を
書かないと、手書きの意味がありませんよね。(大いに反省!)

心がない字はただの作業。手書きの意味がありません。


■初めて書いたラブレターを思い出せ!

丁寧に、ゆっくり、相手のことを想いながら字を書く。
まずそれができれば、第一段階はクリアです。

字を書くことの原点は・・・という話しに通じるのですが、
初めて好きな人にラブレターを書いた時のことを覚えてますか?

最近では、メールとかケータイで告白しちゃうから
そもそもラブレターなんて書いたことない!っていう(若い)人も
いっぱいいるかもですが、オジさんの頃はそういう便利なものが
なかったので、一生懸命に手紙を書いたものです(遠い目)

あるいは、ラブレターは照れくさくて書けなかったけど、
年賀状なら書いたことある!っていう人もいるでしょう。

小中学生が好きな人に出す年賀状って、究極のツンデレだと
思うんですよね(ちょっと違うかな?)

だって、表面上は単なる年賀状。味も素っ気もない定型文を
書くワケですが、でもその実、内心では少しでも良い印象を
持って貰おうと、スゲー丁寧に書くじゃないですか?!(笑)
※少なくとも私はそうでした ^^;;

えっと、なんの話しだったっけ?
そうだ、そうだ!

要は手書きで字を書こうとする時に大切なのは
あの初めてのラブレターを書く時のような、
相手を想い、少しでも自分の想いが届くように丁寧に書くこと、
それが一番大事なんですよね。

■字を上達させるコツは、「心」「技」「体」

字を上達させるコツがあるのです。それは「心・技・体」の三点を
常に意識する、ということです。難しいことではありません。
でも、このことを知っているのといないのでは、字の上達に差が
出るのはもちろん、人生でいい運をつかむといったことにまで
本当に差が出てくるのです。

字を上手に書くためには、どのようにして書けばいいのか?という
テクニックみたいなものが、どーしても優先してしまうと想うのですが、
著者は、やみくもに練習をしてテクニックだけを身につけても
決して字は上手にならない、と言います。

「心」というのは、いつでも心を乱さず字を書ける精神力
「技」は、一定以上のレベルで字を書く技術を身につける
「体」は、イメージ通りの字が書けるように筆記用具を動かす身体能力や
 書く時の姿勢のこと

これが、著者がこの本に書いている「心・技・体」の概略です。

ここから先は私の体験談みたいなものですが・・・

この本を読んでから、字を書く時には先ず深呼吸をしたりして心を
落ち着かせる。そして、この本に書いてある正しい姿勢を保って
字を書く。つまり「心」と「体」の二点を意識するだけでも
書く字が変わってくるのを感じました。

そう、多少技術が未熟であっても心と体を意識するだけでも
自分の書く字が変わるのです!
美文字になるかどうかは微妙ですけど、少なくとも汚文字、悪筆からは
脱することができると思います!

まぁ、裏を返せば普段どんだけテキトーに字を書いてんだ!って話しですが(汗)

■いい線を書けることが、綺麗な字の条件

きれいな字の基本は、「いい線」が書けるかどうかにかかっています。
きちんとまっすぐに引かれた「いい線」で書かれた文字は、
とても清々しく、見る人にとってもさわやかな、よい気持ちのするものです。

自分が書いた文字を見返しながら、何て素晴らしく惚れ惚れするくらいに
字が乱れているんだろう・・・とよく溜め息をつきます。

なんで、こんなに字が下手なのか?!
まぁ、形が整っていない!というのが一番の理由だと思っているのですが、
それと同じくらいに、線がダメなんですよね。

真っ直ぐ縦に書かなければいけない線が、右や左に傾いていたり
横棒が変に右肩上がりになっていたり・・・
それが全体の印象をとても悪くしていると思うのですよ。
全体的に字がガタガタしている感じになるのです。。

著者は、まっすぐきれいな線が書けるようになると
字がとても綺麗になる、と言います。

じゃあ、どうやったら真っ直ぐな綺麗な線が書けるようになるのか、
身体の何処の部分を意識したら良いのか?!
その辺は、是非ともこの本を読んで確認してみて下さい(ネタバレ自重)

■なぜ、今、手書き文字なのか?(まとめに代えて)

デジタル全盛の昨今、手書きで字を書くなんて、ちょっとしたメモを書く時だけで
あとは全部パソコンのキーボードやスマホで入力!なんていう人が多いと思います。
実際、私だって万年筆にハマるまでは日常の中で手で文字を書くなんて
殆どしてなかったですからね。

でも、今はとにかくヒマさえあれば万年筆で字を書いてばかりいます。

それで、思うんですよ。
やっぱり手書きがいいなぁ〜って。

なぜ、手書きがいいと思うのか?理由は二つあります。

一つ目は「心が落ち着く」からです。

この本の中で、書いている時の自分の感情がそのまま文字に表れるという
一文があるのですが、私はその逆も真なりだと思うのです。
手書きで文字を書くことで自分の心が落ち着いてくるのを感じるのです。

それは、文字を書くことに集中するので、それ以外の感情がどこかに
消えてしまうからだと思うんですよね。

「写経」ってあるじゃないですか?やったことあります?

別に信心があるわけではなく、ただ単に字を書きたい!という理由で
何度か万年筆で般若心経を書き写したことがあるんですよ。

丁寧に書くとだいたい40分前後かかります。
でも、その書いている間はひたすら書く文字に集中しているので、
(意味はさっぱり理解していないんですけどね・・・)
書き終わる頃には、かなり心が穏やか、というか落ち着いた気分に
なるのです。

まぁ、別に般若心経を書き写せ!ということではなく、
自分の好きな歌のフレーズ(歌詞)でもいいと思うし、
お気に入りの本のフレーズでもいいと思うんですよ。

なんか、書くことに集中していると心が落ち着いてくることが
実感できるのではないかと。

そして二つ目の理由。
それは、自分の心との対話ができる、ということでしょうか。

自分が頭の中で考えていることを、紙に書きだせ!
というのは、思考術や自己啓発本の定番テクニックですが、
それをパソコンやタブレットじゃなくて
敢えて、手で書いてみて下さい。

文字にして書き出すために、自分の心とお話ししますよね。
それがいいんです!

頭のいい人だと、手書きでは思考のスピードに追いつかない!
っていう人もいるかと思います。

でも、自分の心と話すときくらい、そんなに急がなくても
いいじゃないですか。

じっくりと自分の心に向き合いながら、想いを文字にして
書いてみると、思わぬ自分を発見することだってあると思いますよ。

 

posted by penguin-oyaji at 22:17 | Comment(0) | 読書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする