2020年01月12日

更新停止のお知らせ

緑の道

 

いつも「ペンギンオヤジのB読書」を読んでいただき、ありがとうございます。

 

2008年2月に開設して、10年以上にわたって更新を続けてきました。

(何度もサボりまくりましたが・・・)

 

その間、多くの方々に私の拙い記事を読んでいただき、本当に感謝してます。

 

そんなこのブログですが、今回を最後に更新を停止することにしました。

 

長い間、ありがとうございました。

 

今後については後継ブログ「ペンギンオヤジのB読書-2」を開設したので、

 

そちらで引き続き、ゆるく更新していきたいと思います。

 

また、2019年5月以降に更新した記事の殆どは新しいブログの方に転載しました。

 

なお、更新は停止しますが、このブログは当分はこのまま残しておこうと思います。

 

《新ブログ》

ペンギンオヤジのBブログ-2

 

もしよかったら、また新しいブログに遊びにきてください。

 

2020年1月 ペンギンオヤジ

posted by penguin-oyaji at 20:30 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月26日

【ペンギンオヤジが語る】ワクワク伝染ツアーに行ったほうがいい理由

わくわく伝染ツアー

 

ビジネス書作家であり、営業系のコンサルタントをされている和田裕美さんが5年ぶりに「わくわく伝染ツアー」を開催されるとのこと。

 

今回の記事では勝手にこの「わくわく伝染ツアー」を推してみようと思ってます。

わくわく伝染ツアーってなに?

Egao

世の中にはとても怪しげな自己啓発セミナーがあります。

 

「わくわく伝染ツアー」と聞いて、もしや怪しいのでは?!と思った人がいるかもしれませんね。

 

「わくわく」が「伝染」するというタイトルからして怪しさ満点ですが、これまでに何度か同セミナーに参加した私の経験から、少なくとも怪しげな壺を買え!と言われたことはないので、その点は安心していただきたい。

 

「わくわく伝染ツアー」をひと言でいえば和田裕美さんによるトークライブです。

 

2004年から毎年開催されていたのですが、2014年に一度おわってしまったんですね。それが今年、5年ぶりに復活されるそう。

 

トークライブのテーマは毎年変わるのですが、変わらないのは「陽転思考」という和田さんが推している「考え方」の話し。

 

陽転思考ってなに?

ヒマワリ

すっごく簡単にいうと、何か嫌なコトやツラいコトがあった時に、その中から「よかった」をさがして気持ちを切り替えよう!というのが陽転思考のポイントです。

 

例えば・・・「財布、落としてよかった」と言ってみてください。

 

「財布、落としてよかった」

「なんで・・・?」

「え〜っと、新しい財布を買うことができるから。それにあまりお金を入れてなかったしね」

 

普通は財布を落としたら気持ちが落ち込みますよね?もしかしたら、自分の財布を拾ってネコババしたやつのことを恨む気持ちがムクムクと湧き出てくるかもしれない。

 

でも、財布を落としてしまったという事実は変えられません。

 

その変えられない事実を前に、どう対応するか?

 

「あぁぁ、私の財布よ〜(涙)」といつまでも落ち込んでいても仕方ないじゃないですか。

 

だったら、気持ちを切り替えて前を向いた方が良いと思いませんか?

 

その落ち込んだ気持ちを切り替えるために、ムリやりでもいいから「よかった」をさがしてみるのです。

 

この陽転思考、ポジティブシンキングと似ていますが、ちょっと違います。

 

ポジティブシンキングは基本的にネガティブな思考を一切排除しようとしますが、陽転思考は落ち込んでもいい、泣いてもいい、とネガティブな感情になることを許しているんですね。

 

嫌なことがあれば、そりゃ落ち込みますよね・・・「人間だもの(by みつお)」

 

でも、いつまでも落ち込んだ気持ちのままでいるのではなく、「よかった」をさがして気持ちを切り替えよう!というのが陽転思考のいいところ。

 

ね、簡単でしょ、陽転思考って。

 

こうして言葉で書けば簡単だし、単純かもしれないけど実際は難しいんですよ。

 

人間の負の感情って、ものすごいパワーがあるからどうしても引きずられてしまうから。

 

じゃぁ、どうすればいいのさ?

 

その話をする前に少し私の個人的な話を書きます。

 

「がんが再発した!」でも「よかった」と思えたわけ

聴診器とカルテ

私、2017年にステージ3の舌癌、5年生存率50%と診断されました。

 

そして、ちょうど1年後に癌が首のリンパ節に転移してしまったんですね。。。

 

正直、最初に「癌です!」と告知された時よりも落ち込みました。

 

今でも、再発を告げられた時に診察室でがっくりと肩を落とし、深いため息をついた自分の姿は脳裏に焼き付いています。

 

だけど、それから数時間後、家に帰り着いた頃には「よかった」と気持ちを切り替えることが出来ていたのです。

 

「がんが再発してよかった」

「なんで?」

「遠隔転移ではなかったから。この程度で済んでよかった」

 

そんなふうに思っていたんですよね。

 

私の場合、元々の癌の発生場所である「舌」のすぐ近くの「首筋」への転移でしたが、これが遠隔転移といって元々の癌の発生場所から遠い肺とか胃への転移だったら、もはやそれは全身癌の前兆なのです。

 

もし、そうなっていたら治療も大変だし、ヘタしたら命の心配もしないといけません。

 

だから、「よかった」って気持ちを切り替えることが出来たのです。

 

そして、その時に気づいたんですね。こんなに早く気持ちが切り替えられたのは陽転思考のおかげかもしれない、って。

 

陽転思考は漢方薬?

漢方薬

これは和田さん自身がメルマガで書いていたことなのですが、たぶん陽転思考って漢方薬のようなものだと思うんです。

 

漢方薬って即効性はないけど、じわじわと効いてきて体質を改善してくれるじゃないですか。

 

実は私、2013年頃を境に和田さんの講演会や書籍からだいぶ遠ざかってました。

 

つまり、癌が再発するまでの5年間くらいは、和田さんとも陽転思考とも無縁の生活を送っていたんですよ。

 

だけど、陽転思考は私の心にしっかりと根付いていたんです!

 

まさに漢方薬のようにじわじわと効いて、元々はネガティブ思考だった私の心の体質改善をしてくれていたんですね。

 

癌の再発を「よかった」と思えた時に、改めて陽転思考とそれを伝えてくれた和田さんに感謝しました。

 

わくわく伝染ツアーに行ったほうがいい理由

豆電球

5年の空白期間があったにもかかわらず、なんで陽転思考はわたしの心に根付いていたのか?

 

それは、もう決まってます。

 

わくわく伝染ツアーに何度も参加したし、それだけでは飽き足らず和田さんが出版記念講演会をやると聞けば、ストーカーかっ?というくらい追っかけて参加してましたからね。

 

何度も何度も和田さんから陽転思考の話しを聞いて、何か落ち込んだ時には一生懸命に「よかった探し」もしてました。

 

つまり、繰り返しが大事。

 

それにね・・・

 

「わくわく伝染ツアー」って、やっぱり特別なんですよ。

 

演者である和田裕美さんは気合充分で舞台に立っているし、会場に集まる参加者もすごいテンションを上げてやってきますから、会場に何だか得体の知れないパワーが満ち溢れているのです。

 

和田さんはよく「わくわく伝染ツアー」のことを「体感型」とか「感じる系」っていうふうに表現します。

 

きっと、陽転思考って頭で覚えて理解するものではなく、肌で感じて心に染み込ませるものだと思うのです。

 

あの「わくわく伝染ツアー」の会場に満ちているエネルギーを是非とも感じて、心に染み込ませてほしい!

 

これが、私が思う「わくわく伝染ツアー」に行ったほうがいい理由です。

 

人が動くときに必要なのは、「頭」ではなく「心」です!

 

チケット代は高いか?安いか?

Ticket 1539705 640

そうか、私もわくわくナントカに参加してみようかしら?と思ったら、もう一つ壁を乗り越えてください!

 

その壁とは・・・チケット代です。

 

プレミアム席:35,000円(早割:28,000円)

一般席:9,000円(早割:8000円)

 

※早割は19年9月30日までの申し込みが対象のようです

※ちなみに講演時間は2時間半

 

イマドキ、9,000円あったら2、3回くらい飲みに行けます!牛丼だったら・・・

 

個人的には、けっこう高額だと思います(あえて、高い!とは書きません)

 

私も最初に参加したときには、チケット代にビビってかなり、かなり、迷いました。

 

でも、2回目以降はもう迷うことはなくなっていました

 

なぜか?それがプライスレスな体験だということがわかったから。

 

もしも、チケット代で迷うなら、こう考えてみてください。

 

これは未来の自分への投資だ!、と。

 

陽転思考は未来のあなたを救う(かもしれない。。)

壁を壊す

投資・・・?だったら、何かリターンはあるの?

 

当然、そう思いますよね。

 

これまで何度もわくわく伝染ツアーに参加した私ですが、

 

お金持ちになった?(なりません)

 

出世した?(むしろ失業しました)

 

転職活動に役に立った?(面接で落ちたときに気持ちが切り替えられました)

 

ダメじゃん・・・orz

 

言い訳かもしれませんが、わくわく伝染ツアーとか陽転思考で得られるものって、実利的なものではなく、もう少し「心に根ざしたもの」というか、自分の生き方のベースになるものではないかと思うのです。

 

例えば、癌が再発転移したという個人的な話を書きましたが、実はまだつづきがあって、その後の放射線治療のダメージで今の私は普通に話すことはできなくなったし、食事面でも固形物はとても苦手です。

 

カツ丼はおろか、豆腐を食べるのさえ一苦労するような始末です。

 

こんな未来がやってくるなんて想像もしていませんでした。。

 

人生は想定外に満ちているのです。

 

だけどね、それでも「よかった探し」をして今、私は前を向いて生きているし未来が楽しみで仕方ないのです。

 

今回のわくわく伝染ツアーで和田さんは「折れない心の作り方」についても話されるようですが、私も和田さんのおかげで病気でひどい目にあっても心が折れることなく前向きに生きられるようになったと思っています。

 

まぁ、私のようなひどい目に会う人もめったにいないと思いますが・・・それでも、少しくらい嫌なことがあっても明るく前向きに生きられたらいいと思いませんか?

 

そこに何かしら価値を感じるなら、きっとチケット代の壁も乗り越えられるはず。

 

リターンは、プライスレスな未来です!

 

最後に・・・

グッド

「わくわく伝染ツアー」に参加したからといって、翌日から明るい未来がドバーッと開けるなんてことはないと思います。

 

だけど、わくわくの会場で和田さんの話に耳を傾け、会場に溢れるあのパワーに触れてみれば、今までとは少しだけ違う明日がやってくると思います。

 

心が動けば、人は変われるのだから。

 

そして大切なのは、参加できてよかった。。。で終わらせずに何度も、何度も「よかった探し」をしてください。

 

機会があれば、また和田さんの講演会にも参加してみてください。

 

きっと、少しずつ未来が変わっていくはずです(経験者は語る)

 

もしかしたら、わくわくがきっかけで親友(いわゆるワダ友)ができるかもしれません。

 

そういう人、たくさんいます。

 

最後の最後に石を投げられるようなことを書きます。

 

これだけ人にオススメするくらいだから、当然ペンギンオヤジさんも参加されるんですよね?・・・と、思った人がいるかもしれませんが!

 

参加しません。。というか、諸々の事情で参加できないのです。。

 

本当は行きたんですけどね。。ごめんなさい。。

 

なんだか、このひと言でここまで書いたこと全ての信憑性が疑われるような気がしますが・・・(汗)

 

もしも、この記事を読んで興味を持たれた方は下記のWEBサイトにアクセスしてみてください。

 

そして、よかったら参加して、楽しんできて欲しいです!

 

《わくわく伝染ツアーのWebサイト》

和田裕美のわくわく伝染ツアー2019

posted by penguin-oyaji at 22:30 | Comment(0) | 読書(和田裕美) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月09日

【皇室】皇位継承問題を考える「語られなかった皇族たちの真実」竹田恒靖

IMG 0249

「語られなかった皇族たちの真実」

若き末裔が初めて明かす「皇室が2000年続いた理由」

竹田恒泰:著

小学館

「平成」から「令和」への御代替わりも無事に終わりましたね。それに伴いテレビでは連日、元号や皇室についての様々な特集などが放送されていました。

その中で何かと話題に上がっていた皇位継承問題。

ご存知のように現在、皇室には上皇陛下、天皇陛下を除けば男系男子は3名しかいらっしゃいません。

そこで以前より女性宮家、女性天皇、女系天皇を認めるべきか否かという議論が何度となく繰り返されてきましたね。

今後も皇位継承問題についての議論は行われていくと思います。国会の場やマスコミで取り上げられることもあるでしょう。

この本の中には私たちが皇位継承問題について考える時に、最低限これだけは知っておきたいことが書かれているので、簡単に内容をご紹介したいと思います。

Amazonの内容紹介

曾祖母は明治天皇の第六皇女昌子内親王。祖父はスポーツの宮家として知られた竹田恒徳。祖母は三条実美の孫娘。

著者は、明治天皇の玄孫として、旧皇族・竹田家に生まれた。本書は、自らの生い立ちに始まり、祖父から教えられたこと、さらには皇室が2000年以上の長きにわたって存続してきた理由についての歴史を繙き、天皇家の血のスペアとして宮家が果たしてきた役割を浮き彫りにする。その上で、現在も引き続き話題を集める皇位継承問題について、「男系維持」を強く主張する。

■万世一系

皇位継承問題について語られる時によく「万世一系」という言葉が出てきます。あまり耳馴染みのない言葉ですね。

「万世一系」と称される皇統の継承は、男系継承にほかならず、今まで一つの例外もない。男系継承とは、皇位が代々天皇の男系の子孫に受け継がれてきたということだ。(中略)「男系の子孫」とは、「父が天皇である」「父の父が天皇である」「父の父の父が天皇である」といったように、父方を辿った場合にどこかで天皇に行き着く人のことをいう。

現在の皇室典範では天皇の皇位継承は「男系男子」と定められていますが、この本の中では「男系の子孫」によって皇統は継承されてきたと説明されています。

「男系男子」「男系の子孫」その違いは何でしょう?

答えは「男系の子孫」には女性も含まれているということです。

ご存知の方も多いと思いますが、過去に女性天皇は存在していました。

全部で8人の女帝がいて、そのうち2人は一度退位した後に再び即位したので「10代8方」と言われたりもしてます。

そして、その8人すべてが天皇の皇女などの男系女子でした。

■女性天皇と女系天皇

女性天皇と女系天皇の意味するところは全く違うものです。

過去に存在した女性天皇は全員が男系の女帝、つまり女帝の父が天皇とか女帝の父の父が天皇ということです。

具体例を書くのは畏れ多いのですが、今上天皇の皇女である愛子内親王が将来、皇位に就いたら男系の女帝ということです。

それに対して過去に存在したことがない女系天皇の意味するものは、母が天皇(父は皇族ではない)とか、母の父が天皇という場合です。

女性天皇は男性か女性かという性別を表しているものです。

対して、女系天皇は血筋を表しているもので、女性天皇の皇子(男性)が即位すれば男性の女系天皇ということになるのです。

よく例として挙げられるサザエさんで考えると次のようになります。

仮に磯野家が天皇家だとして、父・波平と母・フネにはカツオという男系男子の長男がいます。でもまだ即位するには若いので、カツオが成長するまでの間をつなぐために娘のサザエが即位したら男系の女帝。

その後、カツオに何か問題があって即位できなくなった時に母・サザエと父・マスオの子供のタラオが即位したら女系男子の天皇ということになります。

着目すべき点はサザエさんはフグ田家に嫁いでいて、その子供のタラちゃんはフグ田家の子供であり、元々の天皇家である磯野家とは別の「家」の人という点でしょうか。

また、過去に女性天皇が存在したのは先に書いたとおりです。だけど、その女性天皇は即位後に結婚したり出産した例はありません。

女帝となったのはいずれも、天皇の皇女など、男系の女子であり、女系たる女帝の子息が皇位を継いだことは一度もない。(中略)男系継承を確実にするため、女帝は生涯独身を貫くこと、そして生涯出産をしないことの不文律が存在していた。女帝が即位後に結婚した例はなく、また同じく即位後に出産した例もない(ただし、即位する前に皇后として出産した例はある)

現在、議論されている女性天皇についてこれを認めた場合に結婚、出産は認めるのか否かということも考えないといけませんね。

まぁ、今の世の風潮から考えても女性天皇に結婚するな!子供は産むな!というのはいくらなんでも・・・という気がするのですが。。

加えて女性天皇が民間から夫を迎え入れたら、その男性は皇族になるのでしょうか?(たぶん、そうなるんでしょうね)女性天皇ではなくとも女性宮家を創設した場合も同じです。

ということは、女性天皇、女性皇族の民間出身の婿を陛下、殿下と呼びようになるということです。

■皇統の危機

今も盛んに天皇の後継問題が言われていますが、この本の中では過去の皇統の危機は3度あった。そしてその度にどのようにして男系を継承してきたのかということについて書かれています。

皇室始まって以来の皇統の危機を繋いだのは継体天皇だった。(中略)継体天皇は先代の武烈天皇から見ると十親等の隔たりがあり、「祖父同士がはとこ」という関係に当たる。(中略)「祖父同士がはとこ」とはもはや他人と呼んでも差し支えないほどの遠縁である。

室町時代の皇室に二度目の皇統断絶の危機が訪れた。このときに皇統を継いだのは後花園天皇だった。後花園天皇も先代の称光天皇から八親等の遠縁に当たる。

ちなみに3度目の皇統の危機は江戸時代後期、後桃園天皇の崩御により天皇が不在となった時との説明ですが、ここでは割愛します(詳しくは本書にあたって下さい)

3度の皇統の危機を継いだのはいずれも傍系の男系男子だったようです。著者が書いているとおり、今の私たちの生活だったら八親等、十親等の親戚と言われても「あんた誰?」ってなってしまいますよね。

でも、皇室はそれほどの遠縁であっても「男系」にこだわって皇統を繋いできたことが分かります。

今、再び天皇の後継問題を考えるに際してこうした過去の事例について知っておくことも大切なことなのではないでしょうか?

■今、私たちが考えるべきこと

そもそも何故、古来から皇室は男系による皇位継承にこだわってきたのか?女性天皇の問題点は何か?そういった根源的な疑問についても著者はこの本の中で考えをまとめています。

また、男系を継承するための「側室」や「宮家」が果たしてきた役割といったことについても書かれています。

これから私たちが皇位継承問題を考えるにあたって、突き詰めて考えていくとなぜ私たちは天皇陛下を尊いと考え、尊敬するのか?という疑問にぶつかるように思います。

    • 天皇という権威に憧れるのか?
    • 国民の幸せを祈る祈祷者だから尊いのか?
    • いつも国民に寄り添って下さる優しい方だから親しみを覚えるのか?
    • それとも、日本国民の象徴として国民の範を自ら示して下さるから尊敬するのか?

答えは人それぞれだと思います。

それから、もう一点。

よく男女平等の社会になったのだから、女性天皇でも良いのではないか?という意見を時おり耳にします。

なるほど、それも一理あるかも知れません。だけど、個人的にはこの意見に対して私は反対です。

天皇を仕事あるいは役割と捉えるなら男女平等論も「あり」でしょう。

だけど、皇位継承は天皇家という「家」の問題でもあるのです。

「家」を継ぐのは誰なのか?昔ほどこだわる人が少なくなったように思いますが、今でも男性が嫁を貰い「家」を継ぐことが多いと思います。

とくに歌舞伎などの伝統芸能を代々継承してきた「家」なら男性が跡取りになりますよね。

それぞれの「家」には、伝統があり「家」としての教えや言い伝えが継承されてきていると思うのです。

神話の時代を差しい引いても1000年以上の長きに渡って伝統やしきたりを継承してきた天皇家です。男女平等の世の中だからという理由で天皇家の継承を変更してしまっても良いのでしょうか?

最後にもう一点。女性宮家創設の議論には皇位継承問題とは別に公務の分担という側面があると思うんですよね。

皇族の人数が減少する中で、これまで通り女性皇族の方々が結婚を機に皇籍を離脱していくと、そう遠くない将来には公務を担う皇族の方が殆どいなくなってしまうでしょう。

しかし、女性宮家と女系天皇は完全に分けて考えられるものなのか?

まとめ

なんだか少し政治色というか思想色が強い記事になってしまいました。女性天皇、女系天皇、女性宮家、私は別にどれも否定するものではありません。

ただ、世界最古の皇室(王室)と言われる天皇家の今後を考えるにあたっては安易な判断を下すのでなく、知っておくべき伝統や歴史があると思うんですよね。

2019年の平成最後の新年の一般参賀には15万人の人が参列したそうです。

今年の5月4日、令和に代替わりして今上陛下にとって最初の一般参賀には14万人の人が集まったとの報道がありました。

多くの国民に愛されている皇室の将来について考えるにあたって、先ずは皇室の伝統、歴史を知るための1冊としておすすめします。

【▼kindle版】

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2019年05月08日

【お知らせ】Bブログ再開のお知らせ

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たいへんご無沙汰しております。

ペンギンオヤジです。

前回の更新が2017年2月だったので実に2年3か月ぶりの更新です!

◆近況報告

この2年余り、私はといえばこのブログをサボっていただけでなく、

    • 17年4月、ステージ3の舌癌(首のリンパ節への転移あり)の宣告を受ける
    • 17年6月、癌の切除と舌の再建のために12時間の大手術
    • 18年1月、約4か月間の介護の末に母を亡くす
    • 18年5月、首のリンパ節に癌が再発、転移し再手術
    • 18年6月、放射線、抗がん剤治療を開始(18年7月末に終了)

このようにそれなりに波乱の人生を送っていました。

でも、おかげさまで幸いにもまだ元気に生きております。

◆ブログのメンテナンスをしました

さて、この長い間放置していたブログを再開するにあたり、以下のようなメンテナンスを行いました。

    • 黒歴史的な今読み返すとちょっと恥ずかしい内容の記事を26件ほど削除
    • 記事カテゴリーとタグの整理
    • リンク切れなどは出来る範囲で修正、削除

◆これからの読書

元々このブログは08年にビジネス書などの読書を通じて、少しでもスキルアップしたい!そのための学習の記録として始めたものです。

08年頃は勝間和代さんの本が「カツマ本」などと呼ばれてベストセラーになるなど、ビジネス書がちょっとしたブームになった頃でもありました。

そして、勝間さんが読書による学びをブログにアップすることを推奨していたこともあり、このような読書ブログがたくさん生まれた時期でもありましたね。

あれから10年。私はスキルアップどころか転職に失敗し、癌の闘病と母の介護に追われるようになり、思っていたのとは違う人生を歩むことになってしまいました。

現在は舌を2/3も切除し、その後の放射線治療のダメージがまだ残っていて以前のように話したりすることが難しい状況が続いてます。

それに離職してからのブランク期間があまりにも長くなってるうえに、普通に話せない身体的ハンデもあることを考え併せると、今後はいわゆる普通のビジネスマンとして働くのは無理かな?と考えるようになってきました。

そんな現状から、「もう自分には必要ない」とビジネス書を手に取ることも殆どなくなりました。

そして癌を患って以来、本を読まない時期がしばらく続きました。

でも、本を読まないとどんどん自分の視野が狭くなっていくし、頭を使うこともあまりしなくなるので、モノを考えるのが億劫になっていくことに気が付きました。

そこで、ビジネススキルを磨く!そんなふうに大上段に構えなくても、好奇心の赴くままに活字を追うのも悪くないなと考え直し、これからは小説やノンフィクション、教養書なんかも読んでいこうと思っています。

そんなわけで、またボツボツと更新していこうと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

posted by penguin-oyaji at 20:20 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月14日

【御礼】ありがとう9周年!

ペンギン09

2月14日。世間一般では今日はバレンタインデーである。常日頃、非モテを公言し実践している私にとってバレンタインはあまり関係ない。

私にとって2月14日は、このブログの開設日なのだ。何故よりによってバレンタインデーにブログを始めたのか今となっては全くの謎だが、どうせたいした意味などなかったのだろう。

とにかく2008年2月14日にこのブログの最初の記事をアップした。と、いうことは今日で9周年。そして10年目に突入だ!

▼これが最初の投稿記事

ペンギンオヤジのB読書!: 【プロローグ】

今や年に数回しか更新していないのに、「続けてきた!」というのは口はばったい気もするのだけど、とにもかくにも9年間、細々と続けることができた。

これもひとえに、おそらく日本全国津々浦々に12人くらいはいるであろうこのブログの読者の皆さまのお陰だと思う。

本当にありがとうございました!!

◆◇◆◇◆◇

つい先日のこと。

もう何年も前に書いた記事を読まれた方からとても丁寧なメールをいただいた。

長年続けていると、時々はそうやって知らない誰かのお役にたつこともあるのだ。嬉しい限りである。

それに、このブログをきっかけに友達になってくれた人も大勢いる。これまた、嬉しい限りである。

これからは少しは記事のクオリティーもアップして更新回数も増やして、10周年を迎えられるよう頑張ろうと思う。

どうぞ、これからもよろしくお願いします。

posted by penguin-oyaji at 14:57 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月08日

ギャップ萌え?「狂犬」と「修道士」の間に・・・【「自省録」】

「自省録」

マルクス・アウレーリウス:著
 神谷 美恵子 :訳
岩波文庫

 

 

『ギャップ萌え』という言葉がある。

 

料理はできないし、鳥は見るのも嫌いですぐに泣く。

 

だけど、ステージで歌わせたらすごくうまくて、かっこいい!

 

そういうアイドルにおじさんはキュンキュンするのである(笑)

 

何故か知らないけど、人は「ギャップ」がある人に惹かれるものらしい。

 

「ギャップ萌え」といえば、彼の人もそうかも知れない。

 

先日、来日した新しいアメリカの国防長官、ジェームズ・マティス氏、その人である。

 

「MAD DOG(狂犬)」という異名があるかと思えば、7000冊の蔵書を持ち、生涯独身主義でテレビを持たない禁欲的な姿勢から「戦う修道士」とも言われているそうだ。

 

そのマティス氏の愛読書の一つとして、かつてのローマ皇帝、マルクス・アウレーリウスが記した「自省録」という本がテレビで紹介されていた。

 

「MAD DOG」と「戦う修道士」のギャップに惹かれて(?)取り急ぎ、Kindleでダウンロードして読んでみた。

 

一部、哲学的すぎて読んでいても、さっぱり分からないところもあった。

 

だけど、湾岸戦争、アフガニスタンやイラクの戦場にあってマティス氏の心を支えた言葉に思いを馳せて読んでみると、なるほど!とうなずけるところも多い。

 

例えば、

あたかも一万年も生きるかのように行動するな。
不可避のものが君の上にかかっている。
生きているうちに、許されている間に、善き人たれ。

 

「死」と隣り合わせの戦場においては呑気に「明日・・・」などとは言ってられない。

 

「生きているうちに、許されている間に、善き人たれ」

 

そんな言葉も私たちが平和な日常の中で感じるよりも

 

真実味を帯びてマティス氏の心に何かを訴えていたのではないか。

 

事物は魂に触れることなく外側に静かに立っており、わずらわしいのはただ内心の主観からくるものにすぎないということ。

 

敵が、身方が、次々と命を失い倒れていく。

 

そんな戦場で指揮官として兵士たちを統率していくためには外部の出来事に一々、動じることなく自分の心の内を平静に保たなければならない。


そんなコトを教えてくれる言葉のように思えた。

 

◆◇◆◇◆◇

 

この「自省録」を書き記したアウレーリウスもローマ皇帝として各地の戦場を転戦して活躍した人だった。


だからこそ、軍人であったマティス氏の心にも何かしら相通じるものがあるのかもしれない。

 

ちなみに「MAD DOG」を狂犬と訳すのはあまりに直訳すぎて、本来は「勇猛果敢」と訳すのが妥当ではないか、そんなふうに指摘する声もちらほら聞こえてくる。

 

なるほど。勇猛果敢な、戦う修道士であれば、そこに「狂犬」ほどのギャップはないように思われる。


そして、素直な目で彼の人を受け止められるように思うのだが。

 

そういえば、


「あるがままの姿で物事を見よ」

 

「自省録」にもそのひと言が書かれていた。

 

(おしまい)

 

【文庫】

 

【Kindle版】

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2017年02月05日

「生きるに値しない生命などない」【「ブラックジャックによろしく・4」】

ブラックジャックによろしく (4)
ブラックジャックによろしく (4)

「ブラックジャックによろしく 4」

佐藤 秀峰:著

 

 

今日はちょっと重い話しです。。。

16年7月26日、神奈川県相模原市の障がい者福祉施設で発生した殺人事件のことを覚えてらっしゃる方も多いかと思います。

 

その事件から半年が経った1月下旬。


ラジオで評論家の宮崎哲弥氏が、この事件について語られていました。

 

宮崎氏の発言の中で私の印象に残ったのが以下の2点です。

(1)「生きるに値しない命など存在しない」そう断言できるほど私たちの社会は障がい者を受入れることが出来ているか?

 

(2)およそ3年前に始まった新型出生前診断で、生まれてくる赤ちゃんに障害がある(可能性がある)と診断された妊婦さんのうち94%の人が選択的妊娠中絶をしている。

 

そして、障がい者と社会、障害を持って生まれてくる赤ちゃんとその家族について描かれた作品として是非読んで欲しいと宮崎氏が取り上げていたのが、「ブラックジャックによろしく」の4巻でした。

 

アマゾンの内容紹介

「生まれた赤ちゃんはダウン症だった・・・」

その双子は4年間不妊治療を続けた結果の、待望の我が子・・・のはずだった。
突然に障害児の親となった田辺夫婦は、我が子をこのまま死なせてくれと斉藤と指導医・高砂に乞うた。

説得できなければそれも仕方ないとする高砂に斉藤は反発する。
親が我が子の命を決定するそれは許される事なのか?
何が親を支配し、何が高砂にそう思わせる?
新生児科と日本の現実に斉藤が熱くなる!

 

※「ブラックジャックによろしく」は全巻、無料で公開されています。
こちらのページではPCでそのまま読むことも出来ます。

ブラックジャックによろしく4巻 - 漫画onWeb

 

悪意はないのです。だから差別は無くしがたい

「障害を持っている人を差別してはいけない」これって、当たり前のことだと思うのですが、本当に「当たり前」なのだろうか・・・?

 

ちょっと、個人的な昔話を。。

 

私が小学生の頃の話しです。

 

私が通っていた小学校には知的障がい者のためのクラスがあり、「ひまわり学級」と呼ばれていました。

 

その「ひまわり学級」は知的障がいをもった子供たちのためのものだと教えてくれたのは、まわりの大人たちでした。


そして、あろうことか、「悪いコトをすると、ひまわり学級に入れられちゃうよ」などということもまわりの大人に吹き込まれました。


たぶん・・・そんな話しを吹き込まれたのは私だけではなかったと思います。

 

そして、小学校6年生の夏。

 

夏休みの臨海学校で千葉県の海にみんなで行きました。


そこには、6年生のクラスと一緒にひまわり学級の同級生たちも参加していました。

 

どうして、そんなことになったのか全く記憶がないのですが、旅館の部屋で水着に着替えるときのこと。

 

ひまわり学級のK君を取り囲んで、パンツをずりおろして丸裸にしようと男の子たちがいたずら(?)、いじめ(?)を始めたのです。


もちろんK君は必死になって抵抗します。

 

だけど、それを止めようとする同級生は誰もいませんでした。

 

私はといえば、その輪からちょっと離れたところで何もせず、何も言わずにその様子をただ眺めていただけでした。

 

子供たちのちょっとしたイタズラだったのかもしれない。


そこに悪意なんてものは、たぶん無かったと思う。。

 

だけど、「悪いコトをすると、ひまわり学級に入れられちゃうよ」

 

そんな大人の言葉が知らず知らずのうちに差別するココロを子供たちの中に植え込んでいたのかもしれない、


なんだか、そんなふうに思うのです。

 

◆◇◆◇◆◇

今回、このコミックを読んで


「悪意はないのです。だから差別は無くしがたい」
「悪意はなくとも全員、共犯者だ」


そんな言葉にぶつかり、考えてしまいました。

 

人が人を差別する、


もちろん、あってはならないことだと思います。

 

だけど、その「差別するココロ」って何処からやってくるのだろう、と。

 

まわりの大人たちから知らず知らずのうちに刷り込まれてしまうもの?

 

それとも(そんなこと思いたくないけど)差別するココロって、もしかしたらDNAレベルで刷り込まれていて人が成長する過程において「理性」を身に付け、それによって押さえ込まれているのではないか・・・?とも思う。

 

妻は息子がダウン症であると分かって泣きました

もしかして、あなたは障がいのある子の親に
なりたくないだけじゃないんですか・・・?

 

ダウン症の赤ちゃんの手術に同意しようとしない父親に向かって研修医の斉藤がそう言って詰め寄る場面が描かれています。

 

冒頭でも書いたように、検査で出産前に障害がある可能性が高いと言われた妊婦さんの94%が中絶をしてしまっているらしいです。

 

中絶を決めた親御さんたちの苦悩と、心の痛みはいかばかりだろか。


それを思うとこちらの胸もとても苦しくなります。

 

そして、この本の中にも描かれていることなのですが、障がいをもって生まれてくることは不幸なのか?


幸、不幸を決めるのは子供であって、親ではない(はず)。

 

だけど父親は言います。

 

少なくとも、この社会において息子の人生は不幸です

 

我が子に障がいがあることを不幸だと思ってしまう。


その責任の一端は障がい者にとってけっして優しいとは言い切れないこの社会を形作っている私たちにもあるのではないか、ということに気付かされます。

 

◆◇◆◇◆◇

 

ラジオで宮崎氏が言っていました。

 

子供が障がいをもって生まれた親御さんや医療関係者がどれほど苦悩するのか、私たちはそれを知らなければならない。

 

そして、「障がい者なんていなくなってしまえ!」そう言って、牙をむき多くの障がい者を殺傷した犯人と戦うためには障がい者にとって優しい社会を私たちが作っているのか、それを自らに問わなければならない。

 

学校の試験問題と違って、答えなんてそう簡単に見つからないし、答えも一つじゃないかもしれない。

 

だけど、この本の最後に、一つのヒントが描かれています。

 

そして、それを読んだとき私は知らず知らずのうちに涙がこぼれてきました。

 

(おしまい)

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2017年01月08日

ちょっと心が疲れた時はイマココに集中!【「世界のエリートがやっている 最高の休息法」】

 

「世界のエリートがやっている 最高の休息法」

久賀谷 亮:著

ダイヤモンド社

 

一時期、Appleの創業者、スティーブ・ジョブズも瞑想をしていた!という、ライフハック系のWEBサイトなどで瞑想に関しての記事をよく目にしました。

 

私もそんな流行にのっかって2012年頃から瞑想というものをやるようになりました。

 

でも、もともと何の目的もなく、ただ流行にのっかっただけですから、あまり効果も感じられず、ただ何となく続けているだけの状態でした。

 

続けている、といっても1か月に10回とか15回とか、そんな感じ。

 

でも!昨年(2016年)、この本を読んでから効果も感じられるようになってきたし、何より日々、途切れることなく瞑想を続けられるようになってきました!

 

Amazonの内容紹介

「疲れがとれない…」こんなに休んだのになぜ?

――アイドリング状態でも勝手に疲労を溜めていく脳には「科学的に正しい休ませ方」があった!

 集中力や行動力を高める究極の休息メソッドを、イェール大で学び、米国で18年診療してきた精神科医が明かす。

 

習慣化のキモは同じ時間、同じ場所

1日5分でも10分でもいいので、毎日続けることが大切

・同じ時間、同じ場所でやる(脳は「習慣」が大好き)

 

「三日坊主」という言葉がありますが、「やるぞ!」と意気込んでみてもなかなか続かない、続けられない・・・そんな経験をした方も多いのでは?

 

私も瞑想を始めてはみたものの、とても毎日続けられず3日やっては、2日さぼって・・・みたいな感じでした。

 

以前は、朝起きたときとか、お昼ご飯を食べた後とか、夕方とか、とにかく「出来る時にやる」という感じでした。

 

だけど、これだと面倒くさいから、とか、後でやろう的なことを考えてしまって結局やらずに一日が終わるということが多かったのです。

 

だけど!「同じ時間、同じ場所でやる(脳は「習慣」が大好き)」という一文を読み、

 

・夜、寝る直前に

・ベッドの上で

・10分間の瞑想をする

 

と、決めてからは、どーしたことか、1日も途切れることなく50日以上も継続できています!!

 

時間と場所を決めることで、「いつやるか?」「今でしょ!」的な判断をいちいちする必要がなくなり、継続しやすくなる効果があるのかなぁ、と思うのです。

 

そしてたぶん、時間と場所を決めるということは、瞑想に限らず新しい習慣を続けていくのに有効な方法なのではないでしょうか?

 

大切なのは、イマココ!

脳のすべての疲れやストレスは、過去や未来から生まれる。

すでに終わったことを気に病んでいたり、これから起きることを不安に思っていたり、とにかく心がいまここにない。

この状態が慢性化することで心が疲弊していくんじゃ。

 

これはすごい納得!

 

例えば、電車に乗って車窓の風景を眺めている時、あるいは料理を作っている時、ふと気付くと、目の前のこととは関係の無いことを考えている。

 

それは、過去に失敗してしまったときのことや未来に対する漠然とした不安だとかに心が囚われていたりするんですよね。

 

思うに・・・過去や未来というのは時の流れがつくりだす蜃気楼のようなもの。

 

いくら追いかけても(考えても)、決して手に触れることはできない。

 

そんな蜃気楼を追いかけても、疲れるだけだったりするのではないか、と。  

 

脳のアイドリング中に浮かんでくる雑念こそが、脳疲労の最大要因の1つであり、 その雑念を抑えることで脳を休ませるというのが、マインドフルネス瞑想の基本メカニズムらしい。

 

脳のアイドリングというのは、つまり電車に揺られたりして意識的な活動をしていない時のこと。

 

そんな時についつい考えてしまうムカつく上司のひと言(笑)

 

そんなことをしていたら、確かに脳が(心が)疲れちゃいますよね。

 

脳をムダに疲れさせないために大切なのは、そうした脳のアイドリング中にも過去や未来のことに気を病むのではなく目の前の「イマココ」に集中することなのです。

 

呼吸は自分をいまここへと呼び戻してくれる錨

「呼吸は自分をいまここへと呼び戻してくれる錨じゃ」

過去の失敗や将来への不安に向かっていた意識が、私の呼吸に集まっていく。

それに伴って、身体の緊張がじわじわとゆるんでいくのがわかった。

 

瞑想とか座禅の経験がある方はお分かりだと思いますが、目をつむって、何も考えず、呼吸に集中して・・・と言われたって、次ぎから次ぎへと雑念がわいてきます。

 

10分、いや5分だって何かを考えずにはいられない。。

 

それに、瞑想する時には目をつむって呼吸に意識を集中しましょう、

 

とかってよく目にしますが、正直、わたしはその意味がよく分かっていませんでした。

 

だけど、この本を読んで、実践してみて、何となく分かってきたことがあります。

 

雑念は自然と涌いてくるもの。

 

大切なのは、「あつ、今、関係の無いことを考えてるな」と雑念に気が付いて、元の状態、つまり呼吸に集中している状態に「意識を戻す」ことだと思うのです。

 

その「意識を戻す」とき、呼吸に集中していることが必要なのです。

 

この本の中で「ラベリング」というやり方が紹介されています。

 

呼吸に合わせて1から10まで数えて、10までいったらまた1に戻るというとても単純なもの。

 

だけど呼吸に集中していないと、つまり何か別のことを考えていたりするといつのまにか、17、18、19、・・・・となってしまいます。

 

そこで雑念に気付いて、また意識を呼吸に戻すのです。

 

まさに、「呼吸は自分をいまここへと呼び戻してくれる錨」であることを実感します。

 

そして、瞑想中にこれができるようになると、日常生活の中でも少しずつイマ、ココ、に意識を集中することが出来るようになるような気がします。

 

まとめ

この本では、なぜ脳が疲れてしまうのか、脳を休めるためにはどうすればいいのか、

 

マインフルネス瞑想の実践方法などに加えて、人間関係で悩んでいる時にはどうすればいいか、怒りを感じたときの対処方法なども書かれています。

 

ただ全体の2/3以上が小説形式なので、それが苦手という方にはちょっとツラいかも・・・

 

個人的には、それまで漠然とやっていた瞑想というものについてもっと深く知ることができたし、何よりもちゃんと継続することができるようになったことと、それによって集中力が(少し)高まったり、未来や過去のネガティブな感情にとらわれることなく、イマココに集中できるようになったことが、この本で得られた一番の収穫でした。

 

最後に・・・

成長していくためには努力や頑張りだけではダメなんじゃ。

薪木を燃やし続けるためには、薪木のあいだの『空間』が欠かせん。

それこそが休息なんじゃとわしは考えとる。

 

休むのが下手な人っていますよね。

 

マジメな人ほど一生懸命に頑張ってしまう。

 

もちろん、一生懸命にやることは大切なんだけど、それと同じくらい休むことも大切・・・なんだと思う。

 

ゴロゴロしながら休日を過ごし、夕方、サザエさんを見ながら「明日、会社行きたくねぇ〜!」ではきっと、あまり休んだことにはならない・・・のだと思う。

 

この本に書いてあるコトが誰にとってもベスト!というわけではないかもしれないが、身体だけじゃなく、きちんと心も休ませてあげないといけない、そんなことを気付かせてくれる1冊だと感じました。 

 

信号待ちは儲けものじゃよ……空を見るにはうってつけの時間じゃからな

 

ちょっと心が疲れてきたなぁ、と思ったら空を見上げてみるのも私のオススメです!

(おしまい)

 

 ▼単行本

▼Kindle

タグ: 瞑想 脳科学
posted by penguin-oyaji at 21:30 | Comment(0) | 睡眠・健康・生活習慣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月20日

よその国を笑ってなんかいられない【「農協 月へ行く」筒井康隆】

農協月へ行く

「農協 月へ行く」

筒井康隆:著

角川文庫

 

ふと思い出して、昔々に読んだ筒井康隆の短編集「農協 月へ行く」を本棚から引っ張りだして読みなおしてみた。

 

Amazonの内容紹介

厚かましいバイタリティで外国の辞書にも載ったノーキョーさんが月を行く。無重力の宇宙船の中でドンチャン騒ぎ、酒や芸者を強要する土地成金ぶり。好奇心旺盛な彼らが月面で見たのは?

 

かつて農協の団体旅行が「ノーキョー」と呼ばれ、海外へ出掛けていっては傍若無人に振る舞い、世界から笑われていた・・・そんな時代があったんですよ。

 

この筒井康隆の短編「農協 月へ行く」はそんな恥ずかしい団体旅行の有り様をパロディにした作品なのです。

 

あくまでも小説であり、フィクションなのだけど描かれている団体旅行の様子が、さもありなんな感じなので、オカシイやら恥ずかしいやら。。

 

そもそも日本には昔から「旅の恥はかき捨て」という言葉があるくらいだから、旅先で他人の迷惑顧みず自分勝手に傍若無人に振る舞うという(とても恥ずかしい)文化が蔓延しているのかも知れない。。

 

ノーキョーと呼ばれて世界から笑われていたのは、1960年代から70年代の頃だと思うのだけど、それから十数年後のバブルに踊っていた1980年代から90年代。

 

その頃になると、ニューヨークやパリの有名ブランドショップに日本人が大挙して押し掛けバッグやらスカーフやらをまとめ買いしている様が、やはりヒンシュクをかい笑われていた。

 

◆◇◆◇◆◇

 

先月(2016年6月)、アジアで最大規模となる上海ディズニーランドが開演した。開園日の前後はテレビのニュースやワイドショーでも大きく報じられていた。

 

だけど

 

  • 園内に落書きをしている人がいる
  • パレードの沿道にゴミをポイ捨てする人がいる
  • 植え込みで子供に用を足させている親がいる
  • 偽物(模倣品)のキャラクターグッズが売られている
  • 通路上で勝手に弁当を拡げて食べている家族連れがいる

 

などなど、そのマナーの悪さをあげつらう報道が多かったように思う。

 

そして、そんなニュースを見る度に私は「こーいうのを目くそ鼻くそを笑うって言うんだろうなぁ」と思っていた。

 

ついでに書けば、こういう報道によって知らず知らずのうちに印象操作されてしまうんだろうなぁ〜、とも思った。

 

だって、たかが4、50年前にはノーキョーと笑われて、2、30年前には今でいう爆買いを世界中でやっていたのは私たち日本人ですからね。

 

よその国のことを笑っている場合ではない。

 

たぶん・・・

 

文化が発展していく段階で、どこの国でも同じような問題が起こり同じような恥ずかしいことをしでかすのだと思う。

 

◆◇◆◇◆◇

 

調べてみたら、この短編集が発売されたのは1973年というから今から40年以上前だ。

 

あれから40年!(←綾小路きみまろ風に)ブラックユーモアに彩られたこの短編を読んで素直に笑えないのは(むしろ、恥ずかしさを感じるのは)過去の自分たちの行いを棚上げにして、よその国を笑う。

 

そんな今の日本の文化を恥ずかしいと思うからだ。

 

【▼文庫本】

【▼キンドル版】

posted by penguin-oyaji at 21:29 | Comment(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月23日

豊かな人生ってなに?「世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉」


「世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉」


佐藤 美由紀:著


双葉社


 


ホセ・ムヒカ、正確にはホセ・アルベルト・ムヒカ・コルダノ。南米ウルグアイの前大統領。


 


2012年、国連の「持続可能な開発会議」でのスピーチで一躍、世界にその名を知られるようになったので、ご存知の方もいらっしゃるかも知れませんね。


 


先日、そのムヒカ氏が来日されテレビに出演されているのを見て、私は初めてムヒカ氏のことを知りました。


 


番組で対談されたジャーナリストの池上彰さんが「まるで高僧と話しをしているようだ」と感想を話されていました。確かに、ムヒカ氏の穏やかな顔つき、そして人生に対する深い洞察や示唆に富んだ彼の言葉は高僧そのものだと私も感じました。


 


世界でもっとも貧しい大統領



私は貧乏ではない。質素なだけです。(P16)




貧乏な人とは、少ししか物を持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ(P8)



 


ムヒカ氏というと「世界でもっとも貧しい大統領」というフレーズが付いてまわる。


 


大統領官邸に住むことを拒み、小さな農場で部屋が3つしかない家に住み、大統領としての給料の9割を慈善団体に寄付して本人は月に1000ドル(日本円だと10万円ちょっとくらいか)で生活をしている。


 


資産は友人から譲り受けたという愛車・フォルクスワーゲン・ビートルだけ。(ちなみに大統領専用車は使わず何処へ行くにもこのビートルを自分で運転して出掛けていたそうです)


 


ビートル


 


そんな慎ましいムヒカ氏のライフスタイルが世間に知れ渡りいつしか「世界でもっとも貧しい大統領」と呼ばれるようになったとか。


 


なぜ、ムヒカ氏がそのような慎ましい質素な生活を送っているのか?私が思うに、たぶん二つの理由があると思うのです。


 


その一つ目は大統領という国の政治のトップとして国民目線での政治を行うため。


 


ムヒカ氏の政治家としての矜恃



国民の多数派と同様の生活を続ける理由を、ムヒカは「代表民主制は、多数派の人が決定権を持つ世界だから」と考えている。「そうであるならば、各国の指導者たちは、少数派ではなく、多数派の暮らしをすべきではないか」と語る。(P70)



 


ここでいう「多数派」というのはお金持ちではない人々という意味であり、逆に「少数派」はお金持ちの特権階級ということです。


 


ムヒカ氏は政治家として庶民感覚を大事にしているだけでなく、自らもその庶民と同じ生活をおくっているということなんですね。


 


実際、ムヒカ氏は大統領であったときも街角の飲食店でフツーの庶民の人と一緒にランチを食べていたりしていたそうです。


 


ちょっと前に、国会で総理大臣がカップラーメンの値段を質問されて「400円くらい」と答弁してしまい「庶民感覚がない!」と批判されたことがありましたね。


 


私は個人的には政治家だから、総理大臣だからこそ一般庶民と同じ生活をしなければならない!・・・というふうには思っていません。


 


でも、政治家の先生になったり大臣や総理になるといつの間にか庶民の生活ぶりとかけ離れてしまうことってあるんじゃないかと思ったりはします。


 


会社の中でも出世してエラくなったりすると、いつか現場の肌感覚をなくしてしまうこともありますからね。。


 


政治家だけの問題じゃないと思います。


 


質素は”自由のための闘い”です



自由になるための闘いというのは、どれくらい自由な時間を確保できるかにかかっているのだ、と私は言いたいのです。物であふれることが自由なのではなく、時間であふれることこそ、自由なのです (P30)



 


ムヒカ氏が慎ましやかな質素な生活を続けている二つ目の理由がたぶん、これだと思う。


 


お金や物を得るためには当然ながら、時間を使って働かなければなりません。ムヒカ氏は言います。


 



「人がものを買うときは、お金で買ってはいない。そのお金を貯めるために割いた人生の時間で買っているのです」(P29)



 


そしてお金や物をたくさん持つようになると、それを守るために余計な心配や手間を掛けなければならなくなります。


 


お金を稼ぐための時間、それを守るための時間ムヒカ氏にとってはそんな時間は決して自由とは言えないし、人生の中で不必要な時間だ、ということなんでしょう。


 



ムヒカによれば、”自由な時間”=”生きる時間”。そこには、自分が好きなことに費やす時間ばかりではなく、人間関係を築き、愛や友情を育み、家族を慈しみ、冒険をし、そして、周囲と連携する、といった時間も含まれる。「人間のもっとも大事なものが”生きる時間”だとしたら、この消費主義社会は、そのもっとも大事なものを奪っているのですよ」(P34)



 


ちょっと大きな話しになりますが・・・『人生』って自分が生きた時間の積み重ねですよね。どのような時間を過ごしたかが、その人の人生になると思うんです。


 


その大切な時間を、お金を稼ぎ物を買うという消費に使うのか、それとも自分の好きなコトをしたり、友達や家族と一緒の時間を過ごすのか、ムヒカ氏の言葉は私たちにそのように問うているように思うのです。


 


『時間』は何よりも大切なリソース。そう思えば、「スーパーで追加の時間を買うことはできません」というムヒカ氏の言葉を当たり前!と受け流すことはできない。


 


ゲリラ活動、逮捕、独房での13年間、そして大統領



「敗北者とは、闘いを辞めた人のこと。人間は強い生き物であり、多くのことを乗り越えられます。悪いことは良いことを運んでくれるのです」(P55)




人生ではいろいろなことで何千回と転びます。愛で転び、仕事で転び、いま考えているその冒険でも転び、実現させようとしている夢でも転びます。でも、千と一回立ち上がり、一からやり直す力があなたにはあります」(P105)



 


ムヒカ氏は若い頃、ゲリラ活動に従事するも逮捕され、13年もの間、獄中生活を経験した後に大統領になった人です。


 


獄中での生活は想像を絶する過酷さだったようで、ムヒカ氏の人生に対する考え方もその経験から多くを学んだそうです。


 


「人間は強い生き物であり、多くのこと乗り越えられます」「千と一回立ち上がり、一からやり直す力があなたにはあります」


 


こうしたムヒカ氏の言葉は、そんな過酷な経験から出たものなのでしょう。


 


私が今回この本を読んで、いちばん力を感じたのはこうしたムヒカ氏の逆境を跳ね返すような言葉の数々でした。


 


「悪いことは良いことを運んでくれるのです」人生はあざなえる縄の如し、例え今がツラくてもいつか必ず良いことが起こる!(もちろん、本人の努力も必要でしょうけど)


 


13年もの間、過酷な獄中生活を乗り越えた人の言葉だからこそ説得力もあるし、信じられると思うのです。


 


最後に・・・


ムヒカ氏のお顔からは本当に好々爺のような雰囲気が滲み出ています。でも!単に人の良いおじいちゃまではなく、政治家として数々の業績を残してきているのです。


 


それに、自ら質素な生活を送っているのに金持ちの友人もたくさんいる。


 


時には、失言をして批判を受けたり国際問題を起こしたりもしてきた。


 


けっして聖人、偉人というワケではなく、とても人間臭い。でも、それが大きな魅力にもなっているように思うんですよね。


 


この本、100ページちょいで1時間もあれば読めてしまうような薄い本なのですが、中身はギュッと詰まっていて色々なコトを考えさせられました。私にとっては久々の☆5つ本です!おすすめ!


 

 

【▼単行本】


【▼kindle版】


posted by penguin-oyaji at 15:19 | Comment(0) | 自己啓発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする